ハロウィンの夜の惨劇

中の人用

切国@GM お部屋の仕様をチョイっと変えました。

切国@GM よろしくお願いします!

霧長 光忠 よろしくお願いします~

長谷部 切重 よろしくお願いしまーす!

長谷部 切重 まさか今日から始められるとは思わなんだ

切国@GM うん、なんか閃いたので、サクッとつくってみた。

霧長 光忠 すごい

霧長 光忠 ありがとうございます!

切国@GM いえいえ、今日はハロウィン尽くしですよ

長谷部 切重 お湯さんが今日お時間あくとも思ってなかったんだよう

長谷部 切重

切国@GM あ、でも、本題はいる前にはハロウィンは終わってるかな?今日はみっちゃんの誕生日です。

雑談

切国@GM こんにちは。
急遽集まってもらってすまない。今日もよろしく頼む。

中の人用

長谷部 切重 10/8じゃないっけ?

切国@GM そうだよ

霧長 光忠 まだだね!

雑談

長谷部 切重 急遽だったなあ

長谷部 切重 此方こそ、よろしく頼む

霧長 光忠 よろしくね!

中の人用

長谷部 切重 はろいんは10/31だよ

雑談

切国@GM 今日は霧長光忠の誕生日のシーン(幕間シーン)の演出をしてもらおうと思ってな。

中の人用

切国@GM そうだねえ。誕生日の日に、事件が起こるとは一言も言ってないからね?

雑談

切国@GM 準備が良ければ、さっそく始めたい。

中の人用

長谷部 切重 おっそういう意味か( ˘ω˘ )

雑談

霧長 光忠 準備OKです~

長谷部 切重 ああ、構わない。

切国@GM ではメインに移動しよう

メイン

切国@GM 2020/10/25
「ハロウィンの夜の惨劇」

切国@GM 今日、10月8日は霧長光忠の誕生日だ。そして、あの忌まわしい事件の日から、1年が経った。

マスターシーン
「幕間:誕生日」

シーンプレイヤーはふたり。好きなように演出してくれ。

中の人用

霧長 光忠 おお!?

霧長 光忠 何処から描写しようね

切国@GM (ちょっとオープニング付け足した。)

長谷部 切重 こういうこという~~~~

メイン

長谷部 切重 武官と言えども、日々の奉仕活動が免除される訳ではないが
大きな戦闘――業血鬼絡みの事件で重傷を負った所為か
此処暫くは仕事量も少なく調整されていた。

朝から少々落ち着かぬ心地で
何度も時計を確認してから、一人、出掛けて行って
矢鱈大荷物になって戻ってきたのが、いつも昼餉をとる一時間ほど前の事。

今日は何も用意しなくていい、と言った手前
手伝い等を断って、出来れば台所にも入るなと頼んで
奮闘――(オーブンの仕様説明書を読み込んだり、クッキングシートの在処を捜索したりを含む)を続けた結果
いつもの昼餉からは少し遅い時間に、漸くテーブルが完成する。

己一人では広々としていただろうダイニングテーブルは
光忠の料理が並べられる事が日常となっていて
清潔に保とうと手入れはしているものの、生活感が滲んでいる。
其処へ真っ白なテーブルクロスを新たにかけて、
生ハムとブロッコリーの色鮮やかなサラダ、フライドチキン、オーブンで焼いた際に少しだけ焼色が濃くなってしまったマルゲリータピザ、バースデー仕様のホールケーキが並んで犇めいている。
飲み物はシャンパン、に見せ掛けたシャンメリーだが構うまい。
 
其処迄用意を整えてから、部屋の前で呼びかけようとして
思い直して、キッチンへ戻り、端末のメッセージアプリを開く

『昼飯が出来たぞ』

今日はカソックもシャツも着ておらず
あれから少し増えた私服のカットソーとデニムといういで立ちで
着慣れぬエプロンを外して椅子の背に掛ける。

霧長 光忠 嫌でも迫ってくる、10/8。
どうしても『あの記憶』が蘇る。
彼と共に過ごして、愛を知って、
『僕』とも向き合えるようになった けれど
どうしても思い出してしまって、昨晩はあまり眠れなかった。

前日に、今日は何もしなくていい と彼から言われた。
日が日なだけに、何となく察してしまうが、
何かしてくれるのだろうかと期待して、部屋に引きこもっていた。


お昼前にがたがたと彼が何処かへ出かける音がする。

…ああ……、一年前の僕と同じ…。
ひとりで買い物に、出かけたんだろう。

そう瞬時に気付いた瞬間、どくどくと心臓が跳ねだす。
大丈夫…大丈夫…と言い聞かせ、
小さくなってベッドに丸まっていた。


帰宅した音に安堵し、出迎えようかと思ったが、
準備もあまり見られたくないのかな と寝ているふりをして、
ぐるぐると渦巻く感情の中、彼からの合図を待つ。

突然、スマホが鳴る。
驚いて画面を見れば、いつも通りの短い文章が通知されている。
何の飾り気のない、その文章がとても暖かくて嬉しくて、
ぎゅうっと抱きしめてしまった。

ベッドから出て、身なりを整え、
彼の待つダイニングへと脚を向けよう。
遠くからダイニングテーブルが見えれば、
既にいっぱいに並べられた料理と、可愛らしいホールケーキが垣間見える。
その傍に立つ彼に、微笑みながら声をかける。

「すごい…、このごちそう。
全部準備してくれたの?」

先ほどまでの不安も恐怖も、
全て彼の与えてくれた愛情で吹き飛んでしまったようで、
心からの笑顔を彼に向ける。

「ありがとう、長谷部くん…。」

長谷部 切重 過日の事を、忘れたことはない。
部屋前で声を掛ける事を取り止めたのは、
思い出していたら、という懸念と、
追悼の邪魔にならぬようにという気持ちからだった。

端末でメッセージを送った後、
落ち着かぬ心地でダイニングに佇んでいたが
部屋の扉が開く音に弾かれたように顔を上げる。

見えた微笑みに、自然と頬が緩んだ。

「ん、…自作はないが、
 それらしい、だろう?」

「祝いたくてな、
 ……誕生日おめでとう、光忠」

テーブルを回り込んで抱き締めたいのをぐ、っと耐えて
どれもこれも、冷めないうちに戴こうと
取り皿やカトラリーが並ぶ席につこう。

「……料理、が出来れば良かったんだろうが
 其れは来年に期待しててくれ」

何度か考えなかった訳ではないが
祝いの席なら、美味い物を食べて貰いたいと却下した案。
ナフキンを手に、シャンメリーの銀を剥がし、
ポン、と小気味よい音と溢れる泡を押さえながら開栓し、
其々のグラスにロゼを模した薄薔薇色を注いでいく。

霧長 光忠 笑いかけた顔がふわりと解れて、
僕に笑みを見せてくれた。
それだけでも僕にとっては最高の贈り物なのに…

「ありがとう…、キリエ…っ。本当に、うれしい……、
こんな幸せな気持ちで、今日を迎えるなんて…思っても、みなかった。」

今日という日は、何をしても、
あの光景に縛られてしまうのではないかと、
ずっとずっと、不安だった。

こうやって彼が僕の事を考えて、
一生懸命準備をして、お祝いしてくれることが、
こんなに うれしいなんて…。

今すぐ抱きしめて、キスをして、
とろとろに甘やかしたい。
そんな願望が湧くけど、彼の努力を無駄にしたくはなくて、
滲む涙を讃えた瞳を細めて、最高の笑みを送り、
彼に倣って僕も席へと着いた。

「来年…
うん…っ、楽しみにしてる。

僕は、キリエが僕の事想ってくれて、
一生懸命準備してくれただけで、すごく嬉しいよ。」

自然と彼から僕と生きる未来を語られる。
それだけなのに、じわじわと心が熱くなる。
自分の分のグラスを傾けながら、彼に笑いかける。

長谷部 切重 「……神父としては、祈りを捧げるべきなんだろうが」
「今はお前の恋人として、
 愛するものが、生まれた日を祝わせてくれるか。」
 
何もかもへ心からの感謝をする事は難しくとも
この男が生まれ落ちた奇跡その物には、深い感謝をしたい。

「食事の手伝いも、そろそろもう少し広げないとな
 つい、お前の料理が美味くて…任せてばかりだ。
 
 ……ふふ、…ありがとうな。」

彼是買ってきただけと言われればその通りなのに
準備を悦んでくれる事が、単純に嬉しい。
細いグラスに薄薔薇色を注いでから、
グラスの根元を持ち、軽く掲げて鳴らぬ程度に寄せる

「お前が生まれ落ちた奇跡に感謝する」

「改めて…
 おめでとう、光忠。」

甘い、酒精のない其れを一口二口飲んでから、
そうだ、と一度席に座る儘屈んで
己の椅子の下へと置いていた包みを手に取る。

「こういうのは、いつ渡せば良いのか迷うな、
 …食事の後でも今でも、好きな時にあけてくれ」

薄橙色の不織布に赤色のリボンで包まれたその中身は
ラブトの炉に属する職員へ相談し誂えて貰った黒の手袋
薄手のシンプルな革手袋めいた其れは
持ち主の血気、血奏法に応じて形を変えるため
爪を出そうが血を纏わせようが破綻なく使用できる品。
爛血の辺りで随分苦労させたようだが、
一度の使用で使い物にならなくなる、なんて事も無い筈で。

差し出し、受け取って貰えるなら、
己はピザを切り分け、皿にサーブなどする心算。

霧長 光忠 注ぎ終わったグラスを掲げて、僕も寄せよう。

「ありがとう、キリエ。
僕も、生まれてこれて、よかった。
君と出会えて、本当によかった」

生んでくれた両親はもちろん、
吸血鬼として生き返った運命に、今は感謝をしたい。
僕の事を考えてくれたであろう、
甘いシャンメリーを一口。
幼い頃、両親と竜伽と、こんな風にお祝いしたな…
と、淡い記憶が蘇る。
今は僕一人だけか と、心がささくれそうだけど、
目の前の彼が共に居てくれるだけで、それが薄れていく。
そんなことをぼんやりと考えていると、
目の前に差し出された赤いリボンの袋。
思わず受け取るけれど、驚きが勝って反応できない。

「……え?
こ、れ…僕へ…?」

見開いた瞳で彼を見詰め、
そのプレゼントへと、もう一度目線を落とす。

「……今、開ける…!」

いつでもいいなんて言われても、
こんなうれしいもの、我慢できそうにない。

丁寧に包装された包みを、
逸る気持ちを押さえて、ゆっくりと開けていく。
中から現れたのは黒い手袋。
見た目は普通のものだが、
複雑で手の込んだ術がかけれられて作られているのが伝わって…。

「…わ、ぁ……ッ!!
ありがとう…嬉しい…!」

ぱぁっと明るい弾けるような笑みを彼に向けて、笑いかける。
その薄手の黒い手袋が、
いつも彼のしている白い手袋と対になる様に思えて、
愛おし気にその手袋を撫でて、微笑んだ。

長谷部 切重 「……お前にそう言ってもらえると、俺も嬉しい。」

夏の頃から調べて準備して、
職員に武装の一環だと依頼して手にいれた其れが
間に合って、今こうして贈る事が出来て良かったと
受け取ってもらえた包みを見て、眼を細める。

「これから冷え込むのもあるが、
 武装としても使える物だ、…役立ててくれると嬉しい。
 お前の血奏術に反応するように誂えてある、
 其の血にも、ある程度は耐えうる筈だ」

包みを解き、取り出す様子をみながら説明を添えて
切り分けたピザを含め皿に取分けては、
はしゃぎ喜んでくれるその前へと置いて。

「靴と迷ったんだけどな、
 其れはまた何れ、お前自身で誂える方が良いだろう。」

自らの手足を武具とし戦う力強さを幾度も目にした。
特に断頭台のような蹴りは戦場でも見惚れる程だと
食事時にも関わらず思い出しては、ゆると笑みを深めて

「食事を終えたらケーキを切ろうか。
 今更だが、… 少し多かったな」

本当に、今更だ。
特に当の本人が余り胃に収められないのに
ついつい浮かれて用意していた事を思い知る。
肩を小さく揺らしわらって、少し気恥ずかしそうに零した。

霧長 光忠 「…すごく丁寧に術が練り込んであるのがわかるよ。
ありがとう、こんな素敵な物…。

黒と白と…お揃いみたい。」

ふふっと嬉しそうに手袋を見つめて、
これを身に着けて彼と並ぶ姿を想像して、
少しだけ頬を染めてしまう。

「靴…そうだね。
今度はふたりで選んで、僕が術を掛けようかな。
楽しみだなぁ」

彼に言われて、テーブルの上の料理を改めて見る。
嬉しすぎて失念していたが、
確かに少し二人には多すぎる。
でも、あれもこれもと、僕を喜ばせようとしてくれたのだろうと思うと、
気恥し気に笑う彼が可愛くて仕方がない。

「ふふ、冷蔵庫に入れて、夜も食べよう。
味に飽きたら、僕がアレンジしてみるから」

夜… ああそうだ…。と、思い出して、
少しだけ声を落として彼に告げよう。

「……あの、ね。
今日の午後、あの子たちのお墓参りに
行こうと思うんだけど、いいかな…?
いつものお花屋さんで綺麗なお花を買って。」

みんなが眠る、教会の隅の小さなお墓。
僕の誕生日は…あの子たちの命日だ。
今日こそ会いに行かなければいけないのはわかっているのに、
今日だからこそ勇気が要って…、当日の今日まで言い出せなかった。

長谷部 切重 「ああ、…解るものか。流石だな。
 公私の切り替えも、時には補助にもなる、
 最初は慣れないかもしれないが、きっと直ぐに馴染むさ。」

白い手袋を纏うようになったのは何時だっただろうか。
武官として就任してからは常に手に填めていた其れを、
仕事以外で纏わぬようになったのは、この男と添うようになってからだ。
最初は、素手こそが落ち着かずにいた事を思い出す。

「ああ、…専門機関へ依頼する事になるからな、
 本人が出向くならばそれが一番だ。
 今回も、本人を連れてこいと何度も言われてしまった」

まさか、
誕生日の贈り物とは打ち明け難く
データや彼是提出する事で如何にかなったものの
次があるなら本人必須と言われたのだと、
グラスを干して、ピザを切り分けながら 今だからと打ち明けた。

夜も、と提案には、そうだなと嬉し気に頷いて。
アレンジ、なんて言われてしまえば

「……飽きる事は無いと思うが、其れは気になるな。
 明日以降も残ったら、頼んでも良いか?」

結局、手料理が恋しくなる有様で。
ふと、落とされた声に視線を向ければ
ああ…と直ぐに思い当たった通りの内容で

「勿論だ、綺麗な花を携えていこう。
 ……カサブランカ、は時期ではないか」

思い描いた白百合は
祝いにも弔いにも相応しい、神へ捧ぐ花のひとつだ。

食事の手を止め、真直ぐに顔を見てから微笑む。

「共に選んで供えに行こう。
 食事を終えたら、支度をして出かけようか。」

個としてのものは、その後に改めて行うとして
其の時は、カソックを纏い手袋を填めて
聖印を下げ、祈りを捧ごう。

今はもう少しだけ、食事の時間を共に―――――。

雑談

長谷部 切重 マスターシーンが終わった処だったな

霧長 光忠 プレゼントうれしいなぁ

メイン

切国@GM 日が沈む前に命日を忍ぶために、教会へと赴き、月が昇るころには家路につくこともできるだろう。
些細で、穏やかな日常は不変のものだと知っていてなお、明日を願い、生きる強さを再認識して、ふたりの過ごす日々は過ぎていく。

マスターシーン:幕間 終幕

切国@GM ここからはシナリオ本編に入っていく。
まずはシナリオトレーラーを提示する。

切国@GM ぽつりと浮かぶのは命の灯
消えかけた小さなろうそくの灯り

今日はハロウィン
あちらとこちらの世界が繋がる日

彩とりどりのお菓子や料理に囲まれて
月が出るとともに始まる宴

聖者と魔との入り乱れた宴で
惨劇の幕が切って落とされる

人鬼血盟RPG [ブラッドパス]
「ハロウィンの夜の惨劇」
血の軛こそ汝らの宿命――――。

切国@GM 前回から成長したところと特筆すべきところがあれば、自己紹介をしてくれ。
長谷部から、頼む。

長谷部 切重 俺からか、承知した。

長谷部 切重 血盟の強度が上昇し、練度が5から6へ
それに伴い、今回は耐久値を選び+5にして47→52になった。

新たに取得した特技は『陣形再築』
ラウンドの終了時に、手札を交換できる。

…俺はよく赤札を引くからな…
タイミング終了時の特技が増えた分、選べる手数が増えた。
生き残り、二人で生きてゆくために油断なく行く心算だ。

長谷部 切重 こんなところか?

切国@GM そういえば、長谷部の引きははよく光忠を想っていたな。
ありがとう。次は光忠、頼む。

霧長 光忠 はい!

霧長 光忠 練度 5→6

成長は耐久値を伸ばすことにしたよ。
耐久値 63→68

獲得特技は 
【生への執着】
あなたは即座に[戦闘不能]を回復する。
またあなたは[耐久値]を5回復

彼との未来を絶対に諦めたくない。
まさに特技名の通りだね。

霧長 光忠 という感じです!

切国@GM ふたりともいい感じに伸ばしてきたな。生への執着、良いと思う。
ありがとう、光忠。

切国@GM 今回のハンドアウトだ。二人仕様になっている。

[ハンドアウト]
一年に一度のハロウィンの日。街は仮装した人々であふれかえり、あちらこちらで「トリック オア トリート」の掛け声が聞こえてくる。
夜が深まったころ、突如として悲鳴があがった。
駆け付けた先には吸血鬼が大勢の人間を襲っている光景だった。
事態を重く見た対鬼組織は殲滅戦へと赴くことを決めた。
そんな中、一通の招待状がふたりのもとへと届く。
[シナリオテーマ:惨劇の黒幕を救済する]

長谷部 切重 招待状…?

切国@GM 進めていけばわかる。

切国@GM さて、手札を3枚ずつ引いてくれ。

霧長 光忠 はい

切国@GM さっそく、ダイヤのAか

長谷部 切重 ほらみろ。<♦9/♥9/♦3

霧長 光忠 長谷部くん!?

切国@GM 何時だって、光忠のことを考えているな、長谷部は。

長谷部 切重 本当になァ!

切国@GM 真っ赤だ。

霧長 光忠 嬉しいんだけど…ね…

長谷部 切重 役立たずも良い所じゃないか…

切国@GM まあ、まずは日常からだ。手札回しがあるから、そこに期待、だな。

切国@GM [日常]
誕生日から数週間がたった、10月31日。今日は町が賑わうハロウィンの日だ。
教会では特に催し物は行われることはないが、週末とあって二人は休息日を貰っている。

この週末をどう過ごすかを演出してくれ。

雑談

切国@GM はろうぃんは基督教の催しではないんだな。

メイン

長谷部 切重 元々ケルトの催しだったか?
仮装した子供たちが俺の許を訪れる事は無いとは思うが、
少量菓子はあるかもしれないな。

雑談

長谷部 切重 ああ、ケルトが発祥だったように思う。

長谷部 切重 まあ、うちは基督教ではないんだが。

メイン

霧長 光忠 へえ~!そうなんだね。
僕がそのお菓子作ったんだろうか

切国@GM 日常表はハロウィンお出かけ仕様になっている。
演出の参考にしてくれ。

中の人用

霧長 光忠 ハロウィンかぁ…

長谷部 切重 みっちゃんにもふもふの狼耳をつけさせたい( ˘ω˘ )

切国@GM あえて。

メイン

長谷部 切重 引いてみるか?

中の人用

霧長 光忠 仮装行列?w

メイン

霧長 光忠 そうしよっか

長谷部 切重 クソ……

切国@GM 教会で、ミサ。

切国@GM 山札に戻されるカードだからな。

長谷部 切重 日曜の礼拝とは別に、平日もやるからな。

長谷部 切重 ああ、存じているとも。

中の人用

霧長 光忠 教会でミサで獣耳…

長谷部 切重 つけるのww

切国@GM 怒られそうではあるw

霧長 光忠 wwww

長谷部 切重 『異端』改宗室だからなあ…

長谷部 切重 異教の祭を、教会で行うと怒られる(ソフトな表現)んじゃないかと…

霧長 光忠 なるほど、確かに…

霧長 光忠 ハロウィン出来ないね!?

メイン

長谷部 切重 まあ、大っぴらに祝う事はないだろうが、
目くじら立てて片っ端から改宗させる事もないんじゃないか。

中の人用

切国@GM お祭として街で楽しむ分には文句言われない位には日本じゃ緩いみたいだけどね

メイン

切国@GM 異端改宗室だからな。街に出て遊ぶ分には文句は言われないと思うが、教会で堂々としていたら、目をつけられそうではあるな。

長谷部 切重 では、そうだな…
礼拝は日々行うものであるから、奉仕活動に携わっていたのかもしれない

長谷部 切重 光忠は贖罪者だからな、日々活動をしているだろうし。

長谷部 切重 否、休息日だったか…?
街に出掛けた帰りに、手伝いを要請された等でも良いが。

長谷部 切重 どうする?

霧長 光忠 どうしようか…
どうせだったらふたりで出かけたいね

長谷部 切重 では、カードの内容ではなく出掛けようか。

霧長 光忠 うん、そうしようか

長谷部 切重 何処へ行こうか。デパート、商店街、何か持って公園でもいいな。

長谷部 切重 弁当なり菓子なり。

霧長 光忠 ああ、いいね!
公園がいいかなぁ?
ハロウィン仕様のお弁当と、
偶然会った子どもたちに渡してもいいように、
お菓子は小袋にして分けて持っていこうか。

長谷部 切重 そうだな、偶然ならば仕方がないだろうからな。

長谷部 切重 という打算も込みで公園に…なんだ、ピクニックだなこれじゃ。

霧長 光忠 ふふ、いいじゃないか
ふたりでお出かけできるの楽しいもの

長谷部 切重 …まあ、そうだな。
秋晴れの日に、温かい格好で出掛けようか。

霧長 光忠 うん!そうしよう

霧長 光忠 ―――――

今日はハロウィン。
丁度週末という事もあって、
どうせならばと、お弁当とお菓子を持って、
少し大きな公園にピクニックに行くことにした。

「長谷部くん、一緒にお弁当とクッキー作ってみない?」

ウキウキとしながら準備をしていたが、
前日の彼の言葉を思い出して、声をかけてみた。

快く了承してくれた彼と共に、
ハロウィン仕様のお弁当を作る。
と言っても、初心者の彼に合わせて、
揚げ物は避けて、カボチャ型に切ったチーズを載せたり、
お化けの顔のおにぎりだったり、
楽しめるけど簡単なものを選ぼう。

長谷部くんに濾してもらったさつまいもとカボチャを、
僕が作った生地混ぜて焼いたクッキーも、
丁度焼けていい匂いを漂わせている。

「うん、上手だよ。
長谷部くんは器用だし、
物覚えもいいからすぐに上手になりそうだね。」

長谷部 切重 光忠の誕生日を祝ってからというもの
日頃の手伝いの中に、簡単な調理補助なども入れ始め
消費するばかりから作る事も手を出し始めた。
故に、申し出には勿論と頷いて

「……どこまでやればいいんだ……?」

潰して濾しての簡単な作業一つでも
加減を知らぬため、何度も光忠へ確認しながら
漸く、なんとか、オーブンから甘い匂いがし始めて
器具などの洗い物を片付けながら、息を吐く

「感覚がつかめるまでは、難しいな……
 食事に何かをつけて、顔を拵えるなども考えた事がなかった」

動くために食べる、から
随分と変われば変わるものだ。

常に乾いていたシンクも
今は様々な調理器具を洗う場所になっている。

洗い終わった物を水切り籠にいれ、
服が濡れるからとつけていたエプロンを外す。
あとは、詰め込んで支度をして、完了だろうか。

「いつも、手間をかけてくれているのが改めて判った。
 ありがとう、光忠。」

霧長 光忠 彼の言い方が…何と言うか…斬新で可愛くて、
思わずふっと吹き出してしまった。

「そうだね。
わざわざこんなことしなくても、
ご飯としては食べられるもの。」

きっと彼にも、この作業の意味は、
もう伝わっているだろう。
吸血鬼の僕よりも、無機質で人間味のなかった彼が、
今ではとても暖かい心を得てくれているのだろうと思うと、
とても幸せな気分になってしまう。

突然の彼からの感謝の言葉に、
え?と驚いてしまうけれど、
すぐに笑みを浮かべて

「どういたしまして!
君が喜んでくれるのが嬉しいし、僕も作っていて楽しいからね。
特に季節の行事は、作るのも、食べるもの、思い出になるから。」

焼き上がったクッキーを取り出して、ふうふうと冷まし、
出来たてのいい匂いの漂うそれを一枚摘まむ。

「はい、手伝ってくれたお礼。
出来たてのクッキーは、
作った人にしか味わえない美味しさだよ。」

さくっと割って半分こにしたそれを、
熱いから気を付けてね。 と声をかけて彼に渡そう。

受け取ってくれたなら、残った半分をぱくりとひと口。
ほろほろと蕩ける優しい甘さの出来たてクッキーに、
顔も解けて溶ける様に笑んでしまう。

長谷部 切重 「そうだな、……しかし、
 余り可愛らしくし過ぎるのも、なんだ、
 ……食べ辛くは、ならないのか……?」

特に顔をつけると、とか
今迄に無かった感覚のために躊躇も生まれて。
先程拵えたおにぎり等を思い出して薄く首を傾ぐ。

彩も盛り合わせも理解はしてきた、
だからこそ、そのひと手間を愛しいと思う。
作っていて楽しい、とわらう様子に目を細め

「そうか、…、そうだな
 季節をお前と感じられるのは、良いな。
 …なんだか、新鮮な気持ちだよ」

旬の味覚も、イベントも、何もかも
己一人では必要なく気にしなかったもの達が
愛おしい相手と共に行い触れるなら、
これ程鮮やかに見えるのだとは、初めて知ったものだ。

オーブンを開けた途端のふわりと良い匂いに顔が緩むのも。

「はは、甘い匂いで一杯だ。
 ……ん、良いのか? ……熱、…」

出来立て焼き立てのクッキー
シスターが拵える其れを幼い頃食べた事があっただろうか
皆に配る頃には、固くなっていた其の味はもう思い出せないけれど

さく、ほろ、と零れそうな半分を受け取って
慌てて口に運び、優しい甘さとバターの馨に、自然と顔が綻ぶ。
光忠を見れば、同じように蕩けて笑っているものだから
くすくすと音もなく笑い合って

「美味い」
「まずいな、持って行く前に何枚も無くしそうだ。」

霧長 光忠 食べ辛く…
彼からそんなことを言われた事が無くって、
その変化と、優しさに思わず頭を撫でたい衝動に駆られるけれど、
調理中の手なのを思い出して、そっと頬に口付ける。

「…優しいね、長谷部くんは。」

この優しくて愛しい彼を甘やかして蕩けさせて、
ずっとずっと捕らえてしまいたいなぁ
なんて、邪心に満ちた思いを持ってしまう。

新鮮か…
きっと彼には季節の移り変わりも、
ただの気温の変化くらいだったんだろうかと思うと、
出会えて、共に居れてよかったと心から思う。

「これからも、大事に過ごしていこうね。」

そう囁きながら小首を傾げ、笑いかけよう。

クッキーを頬張り、互いの緩んだ顔を見つめ合って笑う。
ただそれだけなのに、こんなに幸せな気持ちになれるなんて。

「ん、美味しい。
ふふふ、今日は初めてのお菓子作りだからね!特別だよ?」

なんてふざけながら彼にもう一枚薦めてしまうんだろう。
そんな彼の傍らで、器用に飾り付けたお弁当が完成する。

「うん、出来た。
温かい紅茶も淹れて、クッキーが冷めたら小分けにしようね。」

仮装した子どもたちに配れるように、
可愛らしく包装して一緒に持っていこう。

長谷部 切重 「ん、いや、……流石に食えるぞ?
 だが、なんだか…勿体無い、だろう」

手間暇かけて愛らしくされた食事なんて
口に入れる日が来るなど思ってもいなかった。
頬への口付けへ擽たげに肩を竦めてわらい、
ちゅ、と顎先に口付けを御返しして。

日々の移り変わりを感じながら、
こうして共に台所に立って何かを拵えて
味見するように摘まんで、わらって。

込み上げてくる幸福感に、眩みそうだ。

もう一枚頂戴したクッキーを口で受け取れば
上機嫌にさくさく、食べてしまおう。
食べ終わる頃にはほぼ支度が終わっていたのだから
手際が良いのか、己が堪能しすぎたのかは定かではない。

「……子供に菓子をやるのは、悪い事じゃあ、ないしな。
 丁度良い袋があったはずだ。」
「詰め込みもありがとう、
 持って行くものとは別に紅茶を淹れて一休み、するか?」

ハロウィーン、の単語を口に出すには
どうしたって、少し抵抗があるから言い訳めいた事を紡いでしまう。

紅茶を、と尋ねながら薬缶を火にかけて
甘い匂いがふわふわと漂うキッチンで、もう少しだけ一緒に――

霧長 光忠 彼の提案を受け入れて、
美味しい紅茶を飲んだんだろうなぁ。
数枚クッキーが消えてしまったかもしれないね。

公園でも出会った仮装した子供たちにお菓子を渡したり、
飾り付けられた公園を見て回ったりしつつ、
お昼時には秋晴れの芝生の上で、
可愛らしく飾り付けたお弁当を広げて食べて。

きっと楽しいハロウィンを過ごせたと思う。

切国@GM ふたりが公園で楽しく時を過ごし、日が沈んであたりが闇に包まれかけたとき、突如としてそれは起こった。

大通りに近い方の入り口あたりから、悲鳴が上がった。数瞬遅れて、光忠にはすぐに感じ取ることができたであろうその馨りは、血の匂い。
断続的に続く悲鳴と血の馨りに、ふたりは現場へと駆け出すだろう。
到着した現場には、血を流し、倒れている人々と、人を襲い今まさに血を啜っている吸血鬼と思しき者たちの姿。

中の人用

霧長 光忠 ああああああ

長谷部 切重 もおおおおおおお

雑談

切国@GM 演出戦闘だ。派手に演出していいぞ。

メイン

霧長 光忠 悲鳴の後に漂う血の匂いに、
蒼白の顔で長谷部くんを見よう。
すぐに彼の手を取り、駆け出して現場に向かうだろうね。

凄惨な現場に一瞬眉根を寄らせるものの、
血を啜る吸血鬼に即座に戦闘態勢に入ろう。

長谷部 切重 寄りによって武装をしていない時に…!

悲鳴に即座立ち上がって窺っていたが、
鉄錆の匂いに、余りにも慣れてしまった
即座に光忠と共に駆けだし、其処で見た光景に顔を顰める

「この、痴れ者が……!」

武装がなくとも手足は在る
高く振り上げた脚で今まさに吸血を行う鬼の頭を蹴り上げ
人間の許から離そうとする

「光忠!暫く頼む、俺は本部に連絡を入れる!」

端末を取り出し連絡を入れ乍
視線と意識は辺りを警戒する
単独ではなさそうだ、一体何人―――

霧長 光忠 彼の言葉に目線を投げて答え、
彼に貰った手袋をはめた手の爪を尖らせ、
未だ吸血を続ける鬼を切り裂こう。

「この下衆が…ッ、其の汚い手を離せ」

切国@GM 長谷部の視線の先には、何人かの吸血鬼と戦う同胞らしき姿と、他の対鬼組織の所属であろう者たちの姿だ。

吸血鬼たちは、食事の邪魔をするな、とばかりに襲い掛かってくる。
人を襲っていた者たちも、血盟を組んでいるお前たちのもとに寄ってくることだろう。

中の人用

霧長 光忠 結構沢山敵がいるんだね

切国@GM このシナリオは、ふたりが主人公のレイド戦なのです

霧長 光忠 わあ~

メイン

長谷部 切重 短く的確な連絡を入れた後は端末を収め、
武装をせずに丸腰である不利に舌打を一つ

「……光忠、お前の術で刀を一振り拵えられるか?」

みれば、他の組織の面々が見える
考えていたよりも被害は甚大のようだ
理性を失せた鬼を一体殴り飛ばしながら、傍らで戦う男に声を投げる。

中の人用

切国@GM [シナリオテーマ:惨劇の黒幕を救済する]

ね(´▽`*)

長谷部 切重 MMOですらようやらんやつ

霧長 光忠 わあ~~~~刀作るのおおおお

切国@GM おお、鍛刀…!

長谷部 切重 今迄備品の一つでしかなかった刀を使っていたけれど

長谷部 切重 血盟相手の血奏法で、血気で練り上げた一振りを手に戦うよ!

霧長 光忠 わああいい

メイン

霧長 光忠 彼の言葉に、はつりと瞬く。
僕の装甲としての血奏法しか使ってこなかった。
自信はない けれど

「うん、わかった!」

彼のイメージを、戦う彼の姿を、
己の血氣で練り上げて形にする。
具体的な爪や牙ではない、彼だけの刀を。

僕の上へと向けた両掌の上に、
淡く紅に染まった幅広で薄めの刀身が現れる。
真っ赤な柄が彼と僕の血で作られているのだと教えてくれる。

長谷部くんの目を見詰め、こくりと頷いて刀を差し出そう。

長谷部 切重 男の掌から湧き出るように顕現された一振りの刀
赤い朱い柄は、正しく命の色をしていた。

「―――ははッ、良いぞ、…貰い受ける!」

差し出された其れを握れば、
驚く程、此の手に馴染む

固く握りしめた刀を振り上げ、振り下ろせば
引く動作も要らぬ程の切れ味を見せる

「は、はは ……圧し当てるだけで何でも斬れそうだ!」

振るう度に、鬼共が地に伏せる
SID辺りが先導して一般人の退避がなされたか
邪魔をするものも少なく、血の雨が降ろうとも問題はなさそうだ。

「死ね!…主に歯向かう者共はすべて斬ってくれる……!」

霧長 光忠 彼の言葉を受けて、目を細め刀から手を離す。
僅かに刀を通じて彼の覇気や感情が伝わって、
心の奥から湧き上がる感覚に震えた。

「いいね、それでこそ長谷部くんだ。」

鋭く刀を振るい、全てを断ち切る。
爛々と輝く藤色を横目に、
口角を上げてギラリ光る紅を細めた。

彼に貰った手袋のまま、力を籠めれば、
僕の血奏法を吸収し、黒い鈎爪の形を成す。
愛おし気にそれを頬でなぞり、弾ける様に駆け出した。

「僕も、格好よく決めないと、ね!」

次々と切り伏せる彼の背に陣取り、
襲いくる悪鬼を爪で薙ぎ、脚で蹴り伏せよう。

長谷部 切重 握る手に馴染む一振りは
思う様に敵を斬ることがかなう素晴らしいもので
まるで己が一振りの刀と一体化したかのように、
手を伸ばす先、意識を向ける先、
鬼共の断末魔が路地へと響く間もなく崩し落とし続ける。

『神父様、危ない…!』
悲鳴染みた声は他組織の物か、それとも。
後方から殺意が己へ向けられようとも振り返る事はない
其処には、
黒いしなやかな獣の様に四肢を操る俺の刃が居るのだから。

背を任せる事に塵一つの躊躇いも無い。
断頭台の如き鋭さの蹴りを放たれ
血に伏せた鬼を一瞥もせずに嗤った

「生憎、俺の刃は是だけじゃあなくてなァ
 ――…はは!もう聞こえんか」

砂と血を纏う刀を一振りした後に、
左腕をぐ、と狭め刀身の汚れを腕の布地で挟み拭う

霧長 光忠 長谷部くんへ背後から不意打ちを仕掛けようとする鬼を、
身を下げ、脚を高く上げた側頭への回し蹴りを放ち沈める。

高らかに嗤う彼の背に添って、僅かに懐く様に触れる。
殺意に満ちた凶悪な笑みを一瞬だけ潜め、
振り返りながらふわりと笑って、また駆け出した。

「期待に応えないとね…、

どんなに防御しても 無駄だよ!」

剣を構え、盾とする鬼を、
増幅した血奏法を纏う漆黒の爪で、剣ごと切り裂いた。
その隙を突いて死角から伸びる刀を、
長い脚で蹴り落とし、体勢を低くしたまま腸を爪で貫いた。

「…決まった、かな?」

引き抜いた途端に吹き出す血を浴びながら、
首を傾げて薄く嗤った。

切国@GM 周囲の対鬼組織との連携、周辺住民の避難、吸血鬼の殲滅。
太陽はとうに沈み切り、月が街中を照らしている。
最後のひとりを斬り捨て、裂き捨て周りを見れば立ち上がっている敵対者はいないようだ。
まだ息のある吸血鬼を自組織、他組織の者たちが捕縛し、それぞれの本部へと連れ帰り、この事件の終息を計るのだろう。
血盟達も後処理に手を貸し、帰路につくことになる。今、本部へ行ったところで碌な情報は得られない。
翌朝、ふたりはシスター・ウェンディに呼び出しを受ける。

切国@GM ふたりが教会へ赴くといつものように、小さな礼拝堂で、シスター・ウェンディは跪き、祈りを捧げている。
ふたりに気付くと、立ち上がり、向き合ってから、「昨日はご苦労様でした」とねぎらいの言葉を向けてくることだろう。

シスター・ウェンディ 「昨日の集団吸血事件ですが、あのように集団で人間を襲う事態は稀で、裏で何者かが糸を引いているようだと推測されます。各組織と連携を取り、この事件を調べ、裏で手を引く鬼の殲滅をすると取り決められました」

雑談

霧長 光忠 連携…!すごいね

メイン

長谷部 切重 騒乱の夜が明けて――
呼び出しに応じた朝。
黒衣を身に纏い、教会を訪れた顔は何時も通りではあれど

「御待たせ致しました、シスター・ウェンディ
 長谷部切重、参りました」

シスターの言葉を受け、僅かに意外そうな色が滲んだ。

「……各組織と連携、ですか」

霧長 光忠 「霧長光忠も 共に」

彼の傍に控え、少し目線を伏せて告げた。
裏で手を引く…鬼
その言葉にひくっと肩が揺れた。

シスター・ウェンディ 「はい。ですが、連携には別の武装改宗官を派遣します。あなた方ふたりは別の方面から調査をしてください」

す、と一通の封筒を取り出し、長谷部神父へ手渡します。

長谷部 切重 言葉のみならず、封書を渡されるのは珍しい
連携ではなく、の言葉と共に向けられた其れを手に受ける。

「拝命致します。」

封がされておらぬならばその場で開こう

雑談

切国@GM 何かレスを出すか?

霧長 光忠 僕はいいかな

切国@GM わかった。少し待ってくれ。

メイン

切国@GM 封はされていない。開けば一枚の手紙が折りたたまれてはいっている。形状から察するに招待状のようだ。

中の人用

霧長 光忠 でた~~~

メイン

切国@GM 「敬愛なる血盟諸君

先日は大変な無礼をし申し訳ない。ハロウィンの祭りは楽しんで頂けただろうか。
春の祭りはお気に召さなかったようなので、今回は別の趣向を凝らしてみた。

○月×日0:00~
我が邸へと招待する。

御二方の参加を心よりお待ち申し上げる。

                バーニー伯爵」

霧長 光忠 ドクン と心臓が跳ねる。
冷たい汗が背筋を伝う。

春のあの悪夢が蘇ってくる。

彼を失うかと思ったあの日。

反省もして勉強して、必ず打ち倒すと決めたのに
後ろ手に握った手に爪が食い込んだ。

「……バーニー伯爵…」

小さくそう零し、傍らの彼を見遣る。

長谷部 切重 さっと文面に目を通して
青筋を立てる。
咄嗟に書面を握り潰さなかっただけ、理性が仕事をした。

「……我ら"兄弟"をご指名とは。」

「お任せください。
 主に仇なす尽くを救済して参りましょう」

薄い笑みを敷き、典雅なまでにこうべを垂れる。
シスター・ウェンディ、
そして
その向こう側に掲げられた御姿へ

霧長 光忠 彼に倣い、一礼した。
柔らかな笑みの下に冷えた殺意を感じて、
沸き立つ心を諫める。

「全ては主の御心のままに」

言いなれた一文も、酷く冷えた声になってしまった。

シスター・ウェンディ 「あなた方に神の導きがあることを。そして、哀れな鬼の救済が今度こそ為されることを祈っています」

「ブラザー・キリナガ。情けをかけることはありません。引導を渡していらっしゃい」

切国@GM 見えない目で、光忠を見据えると、シスター・ウェンディは微笑む。

霧長 光忠 名前を呼ばれ、一瞬目を見開くが、ふわりと笑う。

「もちろんです。シスター・ウェンディ。
今度こそ、終わらせて きます。」

確かめる様にしっかりと言葉にして、
彼女へと返した。

長谷部 切重 忌々しい文書を封筒に戻しておこう。
シスターと光忠の遣り取りに目を細める。
過日のような醜態も油断も赦されない。

「此度の任務、改めて我等で拝命致します。
 ―――それでは失礼を。」

一礼した後、礼拝堂を辞そう。

霧長 光忠 彼に続いて僕も出よう。

シスター・ウェンディ 「…主よ、どうか。あの若い二人をお導き下さい」

切国@GM ふたりを見送って、礼拝堂の扉が閉まったところで、事件への介入シーンの終了だ。

切国@GM 手札を一枚回すことができるぞ

霧長 光忠 交換しようかな!

霧長 光忠 あっ

切国@GM おお

長谷部 切重 もうおれはどれを何すればいいやらだな…

長谷部 切重 ……

霧長 光忠 ……!!!!

切国@GM おう…

切国@GM さて、捨て札を山札に戻してカードを切るぞ

長谷部 切重 俺人間だよな…?(♦9/♥9/♥3)

霧長 光忠 気を確かに…長谷部くん。

長谷部 切重 神は…俺を見棄てたもうたか……?

切国@GM 相変わらず二人は初手手札のスートが逆になるな

切国@GM こればかりは後半盛り返してくることを祈るしかないな。
調査フェイズに進むぞ

長谷部 切重 俺は何の役にも立たないから、すまないが、よろしく頼む……

霧長 光忠 うん……!!!!

霧長 光忠 もうA切っちゃっていいよね…?これ…
出し惜しみして、まったく成功しない可能性もあるよね

長谷部 切重 ♦Aで調査をしてくれると非常に助かる。

霧長 光忠 うん!そうしよ…!
僕から調査をするね

切国@GM 光忠のシーンから、だな。

切国@GM 情報項目名:ハロウィンの狂宴
開示値:3

切国@GM まずはターンテーマを決めてくれ。

霧長 光忠 ウェブ調査か返り討ち?

霧長 光忠 あ、ちがう

切国@GM ん?ターンテーマだぞ、光忠。

霧長 光忠 引いちゃったけど…『協力』いいね。
達成しやすそう

長谷部 切重 協力/頼りどき/トライアル/探し物 か

長谷部 切重 協力も頼りにするのも、日ごろからしているからな。良いんじゃないか?

切国@GM 協力
 この事件はパートナーと協力しなければ解決は難しそうだ。

切国@GM ターンテーマは【協力】でいいか?

長谷部 切重 異論はない。

霧長 光忠 うん!!

切国@GM では光忠の調査シーンだな。
シーンカードを一枚引いてくれ。

霧長 光忠 はい!!

切国@GM 専門家を訪問/力試し だな。
他のものでもいいぞ。

霧長 光忠 初めに動いちゃったからね…
専門家を訪問にしようかな

長谷部 切重 ラブトの炉もそうだが、
長年対鬼組織として在るからな、研究機関も擁しているだろう

霧長 光忠 そういう事なら…先に判定して、
お菓子でも作って差し入れしよう。

疲れたときには甘いものだよね。

切国@GM 専門家を訪問か。そうだな。それじゃあ、先に判定をするか。手札を切ってくれ。

霧長 光忠 はい!
ダイヤのAを出します!

霧長 光忠 5+11+2=18で成功?

雑談

霧長 光忠 くろいいいい

メイン

切国@GM そうだな。それで成功だ。

霧長 光忠 ハッ

雑談

切国@GM 見事に逆転しているな…

メイン

長谷部 切重 …なぜだ…!

霧長 光忠 ハートの7も使えるんだっけ?

切国@GM ああ、判定にはシーンカードも使える

中の人用

長谷部 切重 もうスクショとりたいくらいの見事さよ

メイン

長谷部 切重 ハート必要だろう

長谷部 切重 手札にいれておけ

切国@GM けど、光忠はハートを使うから、今の判断は間違いではないと思う

霧長 光忠 そうか、よかった

切国@GM では、専門家を訪問だな。教会の運営している専門施設、ということでいいのか?

霧長 光忠 では僕はお家でおやつにクッキーとフィナンシェを焼くね。
プレーンと紅茶を練り込んだもの。

もちろん長谷部くんに一番に食べてもらってから、
綺麗に包んで専門施設に行こう。

霧長 光忠 うん!

長谷部 切重 ふふ、では俺は焼き立てをいただけるのか。
同行はどうする、…じゃないか、共にいかねばならないのだった。

霧長 光忠 お出かけだからね

長谷部 切重 いや、今迄も個別に対応していたし、単独で大丈夫だな。
……どうする?

霧長 光忠 そうなんだ!
……そうだね、今回は僕ひとりで行ってみようかな。
少し成長した気がするし、しっかり調査してくるよ。

長谷部 切重 頼もしいな、では任せよう。

切国@GM 今回は霧長の単独調査か。

切国@GM 場面:調査
聖字教会所属調査団体

霧長 光忠 お手製のお菓子を手に、行き慣れない施設へと足を運ぶ。
吸血鬼の僕がひとりで出歩けるのは、
教会の施設内だからだけど、なんだか寂しく感じてしまう。

長谷部くんに教えられた場所に行きつき、
軽くドアをノックして扉を開けよう。

「失礼します。霧長光忠です。
今回の件の調査に参りました。」

一期博士 「ようこそお越しくださいました。お話は伺っております。私はこの研究所の所長を務めさせて頂いております、粟田口一期と申します」

ノックの音に反応し、扉を開けてにこやかにお出迎えを致しますぞ。
霧長殿に名刺をお渡しいたしましょう。
それから、所内の一室へとご案内いたしますぞ。

雑談

霧長 光忠 名刺……僕はないよね

長谷部 切重 営業周りするような職業でも立場でもないからな

長谷部 切重 多分俺もないぞ

メイン

霧長 光忠 まさか所長さんが出てくれると思わずに、
少しだけあわあわと動揺してしまう。
名刺をぎごちなく受け取って、案内されるまま部屋へと入ろう。

「…あの、わざわざありがとうございます。
これ、よろしければ皆さんでどうぞ。

手作りなので、お口に合うかわかりませんが、
なかなか上手にできたと思います。」

持参したお菓子を手渡そう。
長谷部くんも食べた瞬間、蕩けるような顔をしてくれたし、
きっと大丈夫だと思う。

一期博士 「これは、お気遣いいただきまして、ありがとうございます。皆、喜びます」

「どうぞ、おかけください」

受取ったお菓子は、秘書に持たせましょう。
席を勧めて暫くすればお茶と共にお菓子も出されることでしょうな。

「お持たせではありますが、どうぞ一緒にいただきましょう」

合掌して、お菓子を一口。フィナンシェのしっとりとした味わいと、練りこまれた紅茶の香が華やかに鼻を抜け、とても美味しいですな。思わず頬を押さえてしまいますぞ。

「これは、手作りとは信じられぬくらい、美味ですな。霧長殿はこの道のプロにも勝るとも劣らないのではありませんかな」

秘書のいれた紅茶にもよく合う、一口ごとにほろと崩れるクッキーも、口当たりよくいくらでも食べられそうですな。

霧長 光忠 少しどきどきしながら口に運ばれるのを見ていれば、
解れるような笑顔が浮かんでほっとする。

「ありがとうございます…!
そんなことありませんよ!

でも、喜んでいただけて何よりです。
僕の作ったもので
誰かが幸せな表情をしてくれるのは、
すごく、嬉しいですから。」

ふと、長谷部くんの顔が思い浮かんで、
思わず目を細めてしまう。
僕もひとつクッキーを口に運んで、
紅茶もいただこうかな。

芳醇なバターの香りと、甘いクッキーに
香り高い紅茶の僅かな苦みにがとても合う。

「この紅茶、とても美味しいです。
淹れ方もお上手ですね、見習いたいです。」

思わずもうひと口、紅茶を口にして、
ほう っと息をついて微笑んだ。

カップを置いて、本題に入ろう。

「この度訪れましたのは、先日の一件についてです。
調査の方はいかがでしょう?
何かわかったことがあれば教えていただけませんか?」

一期博士 「ありがとうございます。では後程、お菓子のお礼と行ってはなんですが、お茶の淹れ方をお教えいたしましょう」

褒められると嬉しいものですな。
本題に入る姿勢に、こちらも姿勢を正しましょう。

「はい、必要な資料はすでにそれっておりますよ。過去のデータもまとめておきましたので、そちらをご確認ください」

秘書の持っていたファイルを受け取り、そのファイルを手渡しますぞ。所外秘と書かれたファイルの中には過去のデータ含め、事件の概要もまとめた書類が入っております。
読み終えるのには時間を要するでしょうが、しっかりと裏付けされた資料となっておりますぞ。

切国@GM 読むなら、数時間を要するが、この部屋を貸してくれる。

霧長 光忠 既にまとめてあるとは思わずに、
差し出された資料を驚きつつ見てしまう。

「わぁ…ありがとうございます!!

では、お言葉に甘えて…」

時間がかかるだろうけど、しっかり見てみよう。

切国@GM 数時間後、膨大な知識が光忠の頭の中には入っていることだろう(調査成功)

雑談

霧長 光忠 頭叩いたら出ちゃいそう

メイン

切国@GM シーンカードを手札にできるぞ

霧長 光忠 はい!頂きます!

切国@GM ん、もっていけ

雑談

長谷部 切重 出すな。

メイン

長谷部 切重 では俺か?

切国@GM 長谷部も、手札を回せるな

雑談

霧長 光忠 身長にお家に帰るよ

メイン

長谷部 切重 漸く黒札がきたな…

霧長 光忠 よかった…僕とバランスとっててくれてるのかな

切国@GM 良い札が来てよかったな

切国@GM 次は長谷部の調査シーンだ。
シーンカードを一枚引いてくれ。

長谷部 切重 何故。

長谷部 切重 検死は俺の領分ではないからな、どうするか…

雑談

霧長 光忠 ハートばっかりなのが、本当……

長谷部 切重 考えすぎてるだろう是は…

メイン

切国@GM 他のを選んでも良いんだぞ?

長谷部 切重 招待状についての調べだからな、どうするか。
他を選ぼうにも…

霧長 光忠 関係ない事の証明も調査ではあるからね

中の人用

霧長 光忠 まだまだへし切光忠の試し切りしてもいいんですよ

長谷部 切重 一緒にいる時じゃないとね、それはね。
一緒に行く???w

霧長 光忠 お茶しちゃったからなぁ!ww

霧長 光忠 ああ、でも別に終わってから行ってもいいのか

霧長 光忠 なんでもいいですよぉ

メイン

長谷部 切重 ふむ

長谷部 切重 思い付かんから暴れるか。

雑談

切国@GM 長谷部も、存外脳筋だよな。

中の人用

長谷部 切重 昼に動いた感じですっけ、みっちゃんは

霧長 光忠 そうですねぇ

雑談

長谷部 切重 堀川派に言われたくないぞ

中の人用

長谷部 切重 じゃあ夜に一緒にいきましょうか!

霧長 光忠 わーーーい!!!

メイン

切国@GM 暴れるのか。返り討ちか?

長谷部 切重 そうだな、眷属共にでも絡まれるか。

長谷部 切重 夜、光忠と合流した後にしよう。

霧長 光忠 はーい!
僕は研究所帰りだね

雑談

長谷部 切重 研究所帰りの光忠か。

長谷部 切重 大丈夫か?、情報零さないか?

霧長 光忠 僕は見ているか…

メイン

切国@GM わかった、先に調査判定をしておくか?

雑談

霧長 光忠 蹴り飛ばしたと同時に記憶も飛んでいきそう

切国@GM ダイヤAで成功しているから、滅多なことでは取りこぼさない、はずだ。

メイン

長谷部 切重 そうだな、…失敗するぞ。

長谷部 切重 ♥3を使用、失敗で+1だ

長谷部 切重 よしよし、♠の3がきたか。

霧長 光忠 おお~~!

切国@GM ん、良い札が回ってきたな。

切国@GM 場面:調査
教会墓地での襲撃

長谷部 切重 はは、墓地に赴いてくるか。

切国@GM 襲い掛かってくるのは、かぼちゃ頭やかぶ頭の…所謂ジャック・オ・ランタンと呼ばれる仮装だな。

長谷部 切重 日暮れを過ぎて、夜の帳が降りる頃
俺は俺で資料室などへ赴いたが芳しくなく
調査帰りの光忠を伴い、教会の敷地内を歩きながら
成果や所感について話をしていたのだろう。

墓地へと差し掛かっていたのは
時期が時期故、
荒らされていないかを確認する目的もあったが――

「……ハロウィーンは終わっただろうに、冒涜者どもめ」

闇に紛れて距離を詰めようとする者共に目を細め
「光忠」と短く名を呼ばう。

新たなる一振りを、試す良い機会だ。

霧長 光忠 彼の言葉に、ふっと暗い中でも淡く輝く赤を細める。

一度作り上げた彼だけの刀。
今一度、己の血氣で練り上げて、
より鋭くより硬質な一振を。

「長谷部くん…」

そっと腰に手を当てて抱き寄せ、
近くなった彼の耳に囁くと同時に、
その掌から抜き身ではなく、金色の鞘に収まった其れが現れた。

彼の腰へと下げられた刀を満足げにそれを見下ろしてから身を離し、
行っておいでよ、と彼の背を押す。

長谷部 切重 腰を抱く男に自らも身を寄せて
指背で己の其れよりも少し高い位置にある顎裏を撫ぜる

「…ああ、元から共に生まれたようだ。」
「少し清掃活動に勤しむとするか」

腰元に収まるこがねの鞘から、
すらり、刀身を抜き、構える

背を押されるや地を蹴る足は、
魑魅魍魎と見紛う者共と瞬時に距離を詰め

「――――闇夜に隠れようが無駄だ!」

冴え冴えとした月明りを受け白く煌めく刃を
胴目掛けて横薙にすらば、其れだけで二ツへわかたれてゆく

切国@GM 襲撃者たちは一陣のもとに伏し、やがてピクリとも動かなくなる。
気が付けば辺りは襲撃者の血で溢れていることだろう(調査失敗)

長谷部 切重 切れ味に上機嫌だ。
…が、思惑も正体も調べる事は出来なかったな。切り刻み過ぎた。

切国@GM シーンカードを手札にできるぞ?

雑談

霧長 光忠 煽られてる

メイン

長谷部 切重 いや、うん…迷うが……

雑談

長谷部 切重 差し出す札になると思うと迷うんだよな

長谷部 切重 煽り屋め

メイン

長谷部 切重 光忠、欲しいか?

雑談

霧長 光忠 僕もハートあるし大丈夫だよ!

メイン

霧長 光忠 まだいいかなぁ
これから回ってくるだろうし

長谷部 切重 ん、では不要だ。捨札にする。

雑談

切国@GM 煽ったつもりはないんだがな

メイン

切国@GM 光忠は手札を回せるが、どうする?

霧長 光忠 回そうかな

霧長 光忠 すうじがおっきくなったよ!

長谷部 切重 そうだなァ

切国@GM そうだな。おっきくなったな

霧長 光忠 ……うう

切国@GM 調査シーンが終わったな。調査進行度は3、開示値も3だ。

切国@GM 情報項目名:ハロウィンの狂宴
招待状には具体的な開催場所は書かれてはいなかった。
前回の狂宴場所であった教会裏の墓地を探ってみたところ、手紙が一通落ちていることに気が付いた。
手紙には「開催地:街の灯りの見える丘」と書かれている。
丘の場所の候補地はいくつかある。調べて絞っていくのがいいだろう。

切国@GM 情報項目名:街の灯りの見える丘
開示値:6

霧長 光忠 丘かぁ…

長谷部 切重 幾つあるんだろうな…

霧長 光忠 ね…、次も頑張らないと

切国@GM 次は交流シーンだ。
シーンカードを2枚引いてくれ

長谷部 切重 漸くクラブがお目見えしたか。

切国@GM 現場か資料室で、下準備か不安なことだな。
他に演出したいことがあるなら、そちらを優先していいぞ

中の人用

霧長 光忠 どうしましょっか!!!!!!!!!!

長谷部 切重 悩むなあ

長谷部 切重 今ね、二人とも

長谷部 切重 結構前のめりになってるでしょうしね…

霧長 光忠 ですねぇ、めらめらしている

長谷部 切重 オフィス(施設内)で下準備か戦略会議…とか?

霧長 光忠 おお…いいね

メイン

長谷部 切重 資料室で下準備でどうだ
戦術というか、以前は敗退したのでな、会議をしたい。

切国@GM 場面:交流
資料室で戦術会議

長谷部 切重 資料室へ光忠を伴い、部屋の鍵を開けた。
過日、敗退した際の情報――相対した業血鬼の攻撃パターン、成り立ち、振舞い等を自らが纏めた書類をファイリングした物が、収められている書架から、バインダーを抜き出す。

「――…『伯爵』の資料を確認、対策を練ろう。
 今一度見詰め直し、…今度こそ、あのような事にならない為
 今度こそ、御許へ送らねばな」

ばさりと机上へ其れを置き、目を細める。

霧長 光忠 彼の言葉に頷いて、開かれた資料を見る。
僕たちが逃げ帰った際に得たものだ。

今度こそ 

その言葉がずしりと心に落ちると同時に、
彼と共に歩み、成長してきた実感も沸いてくる。

「……うん、しっかり考えて作戦を練らないとね。
僕が昼間得た資料の内容だけど…」

頭に叩き込んだ内容をつらつらと話し始める。
幾度と無く交わした戦略を今一度擦り合わせ、
お互いの認知を高めていく。

彼との討論は夜が更ける頃まで続けられただろう。

中の人用

長谷部 切重 最速の交流シーン

霧長 光忠 ぎっらぎらしてるから…

長谷部 切重 やるぞ
おう
みたいなやつw

メイン

切国@GM シーンカードをそれぞれ手札にできる

霧長 光忠 わぁ、じゃあ貰っておこうかな
これで次の調査も成功できるね

長谷部 切重 どうするかな…

長谷部 切重 ハートを手放すと光忠困る、だろう

長谷部 切重 こうしよう

霧長 光忠 ううん、今回はあまり使わないかもしれないからね
必要とするにしても一枚だけだから

霧長 光忠 あ、ありがとう…!

切国@GM ん、ではインタールードだ。

切国@GM ターンテーマは協力。
調査シーンなんかは良い演出だったと思う。

切国@GM 血盟強度を上げて手札を一枚追加してくれ

霧長 光忠 ありがとう!

霧長 光忠 絵札だ~~!…黒いけれど!!

長谷部 切重 黒ではあったな…

霧長 光忠 クローバーは使うから…うん!

長谷部 切重 自己回復するいとまがあればなァ

切国@GM 手札を1枚ずつ2回まで回せるぞ

霧長 光忠 わぁ…そうか…回そうかな…!

霧長 光忠 ひい…w

霧長 光忠 わ~~~~~すごいよ長谷部くん!

長谷部 切重 初絵札が此奴か。

長谷部 切重 いや、それよりお前

長谷部 切重 お前……w

切国@GM 黒絵札が光忠に3枚…w

霧長 光忠 使うから…うん…!

切国@GM あと一回の手札回しはどうする?

長谷部 切重 悩ましいな…

長谷部 切重 絵札は欲しいが、…否、まあ、光忠の許にはあるんだがな。

長谷部 切重 一度引いてみよう。

切国@GM

霧長 光忠 えええええええええええ

長谷部 切重 うん、…これで、お前に渡す札が出来たな。

長谷部 切重 悪くない。

霧長 光忠 あ、ありがとう…!

中の人用

霧長 光忠 すっごいwwwww

メイン

切国@GM 光忠はどうする?

中の人用

長谷部 切重 なんじゃこの引きww

メイン

霧長 光忠 僕は二回したよ!

中の人用

切国@GM 女神が味方しているんだかしていないんだか……w

メイン

霧長 光忠 ダイヤの10捨ててハートの5出て、また引いたら絵札が来たんだっけかな

切国@GM そうか、2回していたか。見逃していたな。すまない

霧長 光忠 いえいえ~!

切国@GM インタールードはこれでおしまいだな。
二回目のドラマターンに入ろう。

切国@GM ターンテーマを決めてくれ

長谷部 切重 ふむ

中の人用

長谷部 切重 もうね

長谷部 切重 なに見てもフラグに見える<ターンテーマ

霧長 光忠 この血盟で最後の調査シーンだ……

長谷部 切重 ふわ…

長谷部 切重 ほんまや…

切国@GM 今期最後のドラマターンだね

霧長 光忠 ぅぅ~~ん…

長谷部 切重 『終わったら…』

長谷部 切重 とかねもうね

霧長 光忠 フラグじゃないですか

長谷部 切重 みっちゃんてきには

長谷部 切重 悩み事とかどうなんでしょう

長谷部 切重 怨敵だし

霧長 光忠 いやでも…悩むことはもうないと思う
因縁の相手かつ、一度長谷部くんを失いそうになった訳だし

霧長 光忠 ただ、その先は見えていないと思います

長谷部 切重 ああー

長谷部 切重 おわったらじゃんww

長谷部 切重 先を考えよ

霧長 光忠 キリエといるのは当たり前だけど、それ以上は

霧長 光忠 具体的に考えられていないんじゃないかな

霧長 光忠 そうしましょうか

長谷部 切重 先を考えるような頭というより

長谷部 切重 世界が閉じてるんだよな、二人の

霧長 光忠 そうだね!この日常を繰り返す以外の選択肢がないから…

長谷部 切重 箱庭で幸せに暮らしてる感がね…

霧長 光忠 交流シーンで終わったら ってみっちゃんがキリエに話してみますか

長谷部 切重 みっちゃんから切り出せ…る…?

霧長 光忠 終わったら僕はどうなるんだろう みたいな疑問は抱きそう

長谷部 切重 それはありそうだなあ

メイン

長谷部 切重 『終わったら』にしようか。

長谷部 切重 伯爵を討つことが、終着ではないからな。

霧長 光忠 うん!

切国@GM 終ったら
 この戦いが終わったら一緒に何かしよう。約束だ

切国@GM ターンテーマが決まったところで、調査シーンはどちらからやる?

長谷部 切重 今度は俺から行くか。

霧長 光忠 うん、お願いするよ

切国@GM 長谷部からか。
シーンカードを一枚引いてくれ。

長谷部 切重 良い札がきたな
また返り討ちか…?

切国@GM みたいだな。他のを選んでも構わないぞ

長谷部 切重 …今回は、場所の特定を行いたいからな。

長谷部 切重 初心に戻ってウェブ調査など事務的な仕事が役に立つのではないか。

切国@GM ウェブ調査か

切国@GM 教会の情報管理室なんかを使う感じか?

長谷部 切重 資料室で良いさ、デスクに向かって
備え付けの端末と地図帳なども持ち出すか。

切国@GM ああ、資料室には地図も端末もありそうだな。最新とは言わないが、型落ちのパソコンくらいはあるだろう。

切国@GM 場面:調査
教会資料室

長谷部 切重 先に判定するか。

長谷部 切重 9+9で18、成功だ。

長谷部 切重 …ふふ、漸く回ってきたか。

切国@GM おお、よかったな

雑談

霧長 光忠 長谷部くんの手札完璧だ~!

切国@GM まったくだ。やはり後半に出てきたか

メイン

切国@GM 長谷部、演出は好きにして構わないぞ。光忠はどうするんだ?一緒か?

中の人用

長谷部 切重 みっちゃんにあげる予定だったハートの9、ハートの絵札に交換して良い?<シーンカードの

霧長 光忠 うん!!いいですよお!

メイン

長谷部 切重 ……そうだな。
俺のシーンではあるが、共に来てもらおうか。

中の人用

長谷部 切重 そしたら絵札をね、あげられるのでね

メイン

霧長 光忠 はーい!
仕事中でも一緒にいれるって楽し気にしながらついていくね。

長谷部 切重 資料室の鍵を借り受け、光忠と共に訪れる。
業血鬼の過去のデータ、事件の詳細などが収まる部屋は
任務で利用する事も多い場所だ。
地図帳を出してくるからと、光忠に着席しておくように告げ、
己は一旦書架の群に足を向けただろう。

霧長 光忠 何度も訪れた資料室。
でもひとりここに立っていると、どうしてもあの日。
孤児院襲撃事件についてを調べに訪れた日の事を思い出してしまう。

必死に資料を読んだあの机。
自然と足がそこへと向いて、椅子へと掛ける。
あの日触れた残虐さと彼の優しさが蘇ってきて…

目線を前へ向けたまま、ぼうっとしてしまった。

長谷部 切重 この街の最新版である地図帳を抜き取り、
光忠が居るであろう方に足を向けて――歩みが止まる。

あの、席は。


「――――其処までだ」

静かに、歩みを再開させては
後ろから其の目元を、資料持たぬ方の掌で覆う。
過日と異なり、其の声も手も柔く
さらりと額から髪を撫であげて外すところも、また。

「……懐かしい、席についたな」

顔を覗き込むようにしてわらうが、
少しだけ気づかわし気に眉尻が下がった

霧長 光忠 突然後ろから聞こえた声に、びくりと身体を震わせる。
でも、感じたのは不安でも恐怖でもない。

柔らかい声にじわりと心を震わせて、
撫でられる感覚に嬉しそうに目を細めて、
覗き込まれる顔に笑いかけた。

「ん、……ここで君に惹かれたんだな…って、
思い出していたんだ。」

頬に掌を当てて包み、
下がる眉尻を撫でる様に指先を這わせる。

「…君はいつも、僕に優しくしてくれる…。
僕を赦して、救ってくれる。

こんなにうれしい事なんて、ないなぁって。」

辛いことも思い出した、けれど、
一番に浮かんだのは、この事だった。

長谷部 切重 「――………そうだったのか?」

虚をつかれた様に目を瞠って、瞬いた。
覗き込むために屈んだ姿勢は、
頬を包まれる事で一層、身を寄せる形となる。
眉尻を撫でられ、擽たげなわらいを落とし、

「お前の事が大切だからだ。
 赦せるのも、お前だからだよ」

頬を包む掌へ己からもそっと押し当ててから離れ
手にしていた地図帳を机の上へと置いた。

霧長 光忠 素手で僕に触れる事すら拒んだ彼が、
僕の想いを疑いきっていた彼が

こんな風に己から身を寄せてくれて、
自然に笑んでくれるなんて。

「ありがとう、キリエ…。
僕もね、君の事が大好きで、愛おしくって…
この世で一番、大切な存在だよ。」

離れていく頬を最後まで名残惜しそうに指先で撫でて、
置かれた地図に目を落とそう。

長谷部 切重 「礼を言われるのは、不思議な気分だ。
 ……俺はただ、お前が欲しかっただけなのにな」
「ふふ、… ありがとう、光忠」

離れながらも、視線は温かな指先に注ぎ
最後の間際に、その先へ唇を押し当てて離れた
椅子を引いては横並びの席を拵え其処へ腰を下ろして

「お前には夕飯の買い物じゃなくて
 資料の洗い出しを手伝って貰う。地図と端末でな。」

戦力外と遠ざけた覚えはないが
過日は、とてもこの部屋に居させられなかった事を思い出す。
けれど、今は

「――頼りにしている。
 さ、……早い所特定してしまおう」

こんなに、頼りになる男もいないと
心の底から感じているのだから、己も変わったものだ。
席の端末も起動し、地図アプリやウェブも開きながら
暫く、デスクからは紙を捲る音が響いていただろう―――

切国@GM 紙をめくる音、端末のタップ音、マウスのクリック音が止んだ頃には程よく空腹にもなっているだろう。この辺りの丘の情報はふたりの頭の中に叩き込まれている(調査成功)

切国@GM シーンカードを手札にすることができるぞ

長谷部 切重 ああ、これで良い。

切国@GM 光忠は手札回しができるぞ

霧長 光忠 そうだね……

霧長 光忠 このままでいいかな!

切国@GM わかった。それじゃあ、光忠の調査シーンだな。

霧長 光忠 うん!

切国@GM シーンカードを一枚引いてくれ

切国@GM ダイヤの5 現場検証かチェイス だが、他の項目を選んでもいい

長谷部 切重 失敗でも良いぞ。

霧長 光忠 ああ、そっか!

霧長 光忠 じゃあチェイスにして、
資料室の帰り道にあのカボチャ頭に遭遇したけど逃げられた感じかな

長谷部 切重 這入り込んでるのか…?

霧長 光忠 そうか…!!!ここ教会内だった

長谷部 切重 大捕り物だな。今丁度皆殺気立っているだろう。

切国@GM 帰路でもいいんじゃないか…?

霧長 光忠 あ~じゃあ!僕もウェブ調査にしようかな

切国@GM ふむ。いいぞ。場所は引き続き資料室か?

霧長 光忠 もう夜も遅いからね、いったん家に帰って食事をして、
そのまま家で調べ物をしようかな。
地理情報は、スマホが最新だろうしね!

切国@GM 成程、家で調べ物の続きか。

切国@GM 先に調査判定をしておくか。

長谷部 切重 じゃあ俺も一緒にいるだろうな。
ダイヤ使うか?

霧長 光忠 うん、そうしようかな

切国@GM ダイヤの5と想の5で合計調査力は10で失敗だな。
演出は好きなようにしていい。

切国@GM 場面:調査
家で地図の確認

霧長 光忠 ふたりで夜遅くまで共に資料を調査し、
軽く食材を買って家へと帰る。
他の人には当たり前の様に感じる事も、
初めてであった頃の事を思えば僕たちにとっては奇跡の様で、
繋いだ手をきゅっと強く握った。

出来合いのものではない手作りの料理をふたりで作り、
一緒に食事をして、後片付けもふたりでする。
そんな普段通りの過ごし方……でも今日はちょっとだけ特別に感じる。

当初の殺風景な家は、ソファの前にぬくぬくのこたつが置かれている。
テレビの前の座布団の上には、
春にふたりで貰った可愛らしいウサギのぬいぐるみ。
食事の後のまったりとした時間をいつもの調子でこたつで過ごすけれど、
先程の地図の詳細を調べようと、スマホを取り出した。

長谷部 切重 二人で共に同じ家に帰ること一つとて
買い物をして談笑を交わす帰り道、
無意識に、いつもより身を寄せ合っていただろう。

食事の支度から共に行って、
今は資料室からコピーして持ち出した数枚の書類を手に
ソファに座り、足先だけを炬燵にいれる姿勢でいたが
資料のチェックも終えて、ふとみた光忠は
炬燵にあたりながら端末を弄っているように見えて
ソファの上、光忠の身体を挟む形に姿勢を変える。

「…今日はお疲れ様だったな」

結局あの後、すっかりと晩くまで付き合わせて仕舞ったが
有益な情報を得られたように思う。
手を伸ばし、後ろから髪へ指を差し入れるようにして撫でようと。

霧長 光忠 アプリを開き、見当を立てていた住所を打ち込んでいるときに、
後ろに座る長谷部くんの脚が僕を挟み込む感覚に、ひくんと肩が震えた。
もう、と笑いながら、後ろから差し入れられる指に目を細め、
こてんと彼の太ももの上に後頭部を埋め、

「ううん、長谷部くんこそ、お疲れ様。」

僕の真上にある彼の顔を見上げた。

「ふたりとも、頑張ったもんね。
あの刀も、まるで君の一部みたいに扱っていて、格好よかったよ。」

彼のイメージに合わせて作ったけれど、
あんなに見事に使ってくれて、内心とても嬉しかったのだ。
少しだけ頬を染めて、笑いかける。

長谷部 切重 ソファにいても足が温かいようにと近く設置したのが幸いして
後ろから男の身体を挟み込むような姿勢にしてしまえる。
太腿へ頭を預けて貰えれば、ふと擽たいような嬉しいような
息のわらいを零し。
見上げてくる額から、頭を撫でてゆく。

「ん、…有難う。
 ――ああ、…あの刀も、作ってくれてありがとうな。」

「驚く程手に馴染みが良くて、
 もうあれ以外は振るえないと感じる程だ、
 やはり…お前の血気で練って貰った甲斐があったな」

今は何も握らぬ右の掌を開閉し、感覚を思い出してわらう。
其の手も頭蓋へ伸ばし、両手でやわやわと撫でだして

「お前の血気で練り上げて、
 俺の手で振るう事が出来るなんて、是以上の武具はない」
「お前のように、最高の切れ味だ」

霧長 光忠 その言葉を聞いているうちに、
じわじわと頬が染まり、それを隠す様にじゃれる様に、
彼の太ももに頬を摺り寄せて甘える。
両手で撫でてくれる手が気持ちいい。

「……キリエのかっこいい姿を想像して、
こうしたら使いやすいかな…って考えて、僕が作ったものを、
君が使ってくれて…褒めてくれて……ね。」

じゃれるまま、目線だけ恥ずかし気に見上げる。

「…すっごく、嬉しい…、ありがとう…」

赤らんだままの顔で、少し眉尻を下げた情けない顔で笑った。
幸せで、温かくて、柔らかくって…
とろとろと瞼が落ちていきそうになってしまう。
うぅん…と首を柔く振るけれど、
その幸せな感覚に次第と微睡んでしまうかもしれないな。

長谷部 切重 内腿へ擦り寄って甘える様子が愛らしくて、
つい、掻き混ぜるように髪を撫で回して仕舞う。
乱した髪を整えるように、手櫛で梳く様にも撫でて

見上げてくる視線に、目を伏せる事で合わせ
ふ、と愛しげなわらいが小さく零れた

「礼を言うのは、俺の方だよ。
 ……しかし、…俺が振るう事を喜びと感じてくれるなら
 俺も、嬉しい。……ふふ、おねむになったか?」

声は徐々に柔く甘く、囁きにも似たひそやかさに変わる。
髪を乱すようだった手つきは
今、緩々と撫でつける様な動きとなって

「疲れているだろう、すこし、眠っても良いぞ。
 ……ありがとう、みつただ」

己へ頭蓋を預けて、眠る程の安心を示してくれるのだと
脚への重みが酷く愛おしくて、心地良い。

夜も更ける中、就寝前の微睡を暫し堪能してもらうべく
ずっと、男の頭を柔く撫でていただろうと――――

切国@GM 気が付けば朝。微睡みの中布団に横になっていたかどうかはふたり次第だが、ともあれ、調べよう、と思っていたことの1割くらいしか調べることは出来なかった(調査失敗)

長谷部 切重 大丈夫、抱き上げて連れていくさ。

切国@GM シーンカードを使ったから、光忠はこのままだな。
長谷部は手札回しどうする?

長谷部 切重 俺はこのままで良い。

切国@GM わかった。では調査シーンの終了だ。

雑談

切国@GM 2人のシーンが終了したところで、今回はここまでにしよう。

切国@GM 次回は、情報開示からさせてもらいたいが、良いか?

長谷部 切重 ああ、構わない。

霧長 光忠 うん、構わないよ~!

切国@GM 感謝する

切国@GM 今日は、お疲れ様。ゆっくり休んでくれ。

霧長 光忠 おつかれさまでした!

長谷部 切重 ああ、お疲れ様だ。また。

中の人用

切国@GM おはようございます。本日もよろしくお願いします。

雑談

切国@GM おはよう。本日もよろしく頼む。

中の人用

霧長 光忠 おはようございます~!よろしくお願いします!

長谷部 切重 よろしくお願いします!

雑談

長谷部 切重 ああ、本日もよろしく頼む。

霧長 光忠 うん、よろしくね!

中の人用

長谷部 切重 今日は交流シーンからですっけね

雑談

切国@GM さっそく始めよう。情報開示からだったな。

中の人用

長谷部 切重 その前に情報開示だ

雑談

長谷部 切重 ああ

メイン

切国@GM ふたりの調査シーンが終わって、調査進行度6。開示値も6だな。
情報項目2を開示する。

切国@GM 情報項目名:街の灯りの見える丘
聞き込みや文献調査で的を絞ることができた。東京の街並みを見下ろすその丘は下調べをしていくうちに、僅かな血の匂いと、血戒の気配を感じた。どうやらこの場所で間違いはないようだ。招待された日時まではまだ時間がある。しっかりと調子と装備を整えて、万全の態勢で赴くべきだろう。

霧長 光忠 招待された時間になれば屋敷があるのかな…?

切国@GM その時間帯に赴けば、わかる。

長谷部 切重 まだ時間があるのか、万全にしないとな。

長谷部 切重 悔いの無い様に。

切国@GM 交流シーンに入ろう。シーンカードを2枚引いてくれ。

切国@GM 場所はオフィスか病院、内容はひと休みか敵だな。
他に演出したい内容があればそちらを優先してくれ。昨晩の続きから演出したいのだったか?

霧長 光忠 うん、僕が寝ちゃった後だね

長谷部 切重 目覚める処からにするか。

切国@GM わかった。では好きなように演出してくれ。

切国@GM 場面:交流
自宅でのひと時

長谷部 切重 安らかな寝息を立てる男の頭を、暫く撫でていたが
流石に体が冷えてしまうと思えばそっと己の身を抜いて
男の身体を炬燵から引き出し、膝裏と背に手を入れて抱き上げる。

「……相変わらず軽い」

そも種が異なるのだから不可思議という程ではなくとも
やはり長身痩躯の一体何処からあの膂力がと思う。
あどけない顔をしている男を起こさぬよう、ベッドへ運んでは
其の手から落ちそうだった端末を抜いてベッドヘッドへ置き
充電を行って、序に己の物も並ばせて。

温かな毛布と上掛けを被せ、寝支度を簡単に整え隣に潜り込んでは
枕との隙間に腕を差し入れて、抱き込んで仕舞おう。

「……おやすみ、光忠」

額に唇を押し当てて目を閉じて、
安らかな寝息に、幸福を感じながら眠りを得た――――のが
昨晩の事だ。

幾度か寝返り位は打ったかもしれないが、
覚醒した際の姿勢は、男を緩く抱き込む儘だった。

未だ覚めきらぬ意識の中で、もぞ、と身を更に寄せて
腕の中に在る頭を改めて抱き締めに行く
枕めいて差し込んだ手の先で男の後頭部を撫でて
髪を弄ぶような緩い手遊びを暫し。

おはよう、と声を掛ける前に、端正な顔を好きなだけ眺める
この時間が最近、とても好きだ。

霧長 光忠 暖かい

ふわふわで…心地よい

そんな何かに包まれて、
ふあふあと浮遊しているような幸福感を感じていた。
とろとろと蕩けて、それを堪能していれば、
身近にある何かがもぞりと動く感覚に、
少しだけ眉根を寄せて、重い瞼を薄く開いた。

「………ん…? 」

ぼやける視界に一番に飛び込んできたのは綺麗な菫色。
その色を見ただけで、ふにゃりとした笑顔が零れた。
髪を弄られる感覚に身を顰め、擽ったそうな声で笑う。

「……おはよ、 キリエ」

未だ覚醒しない頭で挨拶をして、
彼の鼻先にちうっと口付けた。

長谷部 切重 規則正しい寝息が薄れて、ひくりと瞼が動いて、
ああ、起きるなとわかっても視線を外すことをせずに
薄らと開かれた目蓋の向こう 眠たげな紅色に目を細める。

「おはよう、光忠」

擽ったげなわらいに、わかっている癖、手指を止めず
じゃれあいのキスにわらいながら、目蓋に、額に唇を御返しする

髪を遊んでいた指を滑らせ、頭を撫でる動きに変えて

「良く眠っていたな、…もう起きれそうか?」

霧長 光忠 瞼に落ちる唇を嬉しそうに受けて、
瞳を閉じたまま額に触れる唇の感覚に酔いしれた。

ゆるゆると撫でられる感触に、
薄らと瞳を開いて笑いかける。

「…うん、……あれ…? 僕こたつに…いたのに…」

?が浮かぶ頭を回転させて、昨晩の記憶を呼び起こす。

「………、もしかして寝ちゃったの…?」

調べ物をしていたはず…、なのに、
かぁっと僅かに顔を赤らめて、恥ずかしそうに問いかける。

長谷部 切重 「思い出したか、…疲れていたようだったからな、
 起こさないで連れてきた。」

昨晩の彼是を漸く思い出したようで
顔を赤らめる様子に、くつくつ可笑し気にわらう。
端末はあそこな、と
何時も充電を行っているベッドヘッドを示し。

腕を抜こうかと考えた末、身を寄せ直しては
男の頭をぎゅう、と胸元に抱き込んでしまおうとして

「もう少ししたら、朝食の支度をしないとな……」

覚醒したなら起きなければとは思えども
幾度も過ごした筈の朝の時間が、愛おしくて、惜しい。
抱き込んだ頭蓋へ、頬を擦り寄せるように懐きながら
もう少しを望む色を零す。

霧長 光忠 「……ん~~…」

連れてこられた恥ずかしさがあれども、
起こさない様に気遣ってくれたその優しさが嬉しくて、
何も言えなかった。

むうっと少しだけ拗ねる声を出しながらも、
可笑しげに笑っているキリエを見ていたら、
こちもら釣られて笑ってしまう。

頭蓋を抱きしめられて、温かい彼の胸の中に招き入れられる。
トクンと響く心音と、喋る度に声帯が震えるのが伝わってくる。
頭にすり寄ってくれる彼を頭に感じて、
幸せで、愛しくて、僕からも腕を彼の背に回して、
きゅうっと力を籠めて甘く抱きしめた。

幸せすぎる、この時間がずっと続けばいいのに

昨日の事に記憶を巡らせれば、
この後に起こる血戦をどうしても想像してしまう。

「……もう、君を…離したくない…。
離れていかないで…ね…?」

どうしても…、彼を失うかもしれなかった戦いを思い出してしまって、
か細い声で呟いてしまった。

長谷部 切重 何時も通りの朝
腕の中に在る温もりが、五体満足でわらいあう幸福が
得難い奇跡だと知っている。

抱き合う温かさも、抱き締め返す腕の強さも
ひとつ任務を終える都度、失わずに済んだ安堵と
いつかの喪失に怯える心を、知って仕舞った。

役目を終えれば、次の役目を待ち
任務がおりれば、刃となって駆ける
当たり前で当然の繰り返しに疑問も恐れも抱かなかった身が
現の幸せを、望んでしまった

「ん、……」

離れていかないでと小さく零す声に
頭の天辺に唇を押し当ててから、顔を離し

「―――…夜が明けたら、何処へ行こうか。」

白々した朝の光が薄く差し込む寝室で
静かに問うた
血戦の夜を終えてからの未来。

霧長 光忠 「何 処…?」

髪に受ける唇に身を顰めながら、
向けられた言葉に一瞬戸惑ってしまった。

ここ以外の何処か?
そんな発想も、長らく空想でしかなかった日々の中で、
もし彼と何処か……いけたなら…

「……雪景色…とか、綺麗な魚が泳ぐ水族館とか…、
君と行きたい処なんて、たっくさんある。」

海に行ったのも、すごく楽しかった。
ふたりで思い出を作って、笑い合って…。

「……戦わなくていい…ところ…」

ぽろっと零れ落ちた口を咄嗟に紡ぐ。

幾ら楽しい思い出を作っても、
戦いの中でいつか彼を失ってしまうのなら、
いっそここから出て行ってしまいたい。

そんな思いが頭を掠め、
まだ寝ぼけている口が其の儘声に出してしまった。

長谷部 切重 「ああ、… そうだな」

この身一つ
この名一つとて、己の物ではないが

この心一つだけ、己の物として持って仕舞った。

「俺が、お前を喪わず
 お前が、俺を喪わぬ場所へ」
「共に生きて、…二人で暮らせる場所に」

ほろほろと柔い寝起きの遣り取りが儘に、
天辺に、額にと淡く唇を押し当てて

「夜を終えたら、…探しにいこうか」

唇へ、ちゅ、と淡い啄みに口付けを最後にひとつ落とし
頭蓋を緩く囲んでいた腕を解いた
朝食にするぞ、とベッドを抜け出して朝を始めよう

霧長 光忠 「 … 」

声も息も、一瞬止まる。
呆然としたままではあるが、
唇への口付けだけは無意識のうちに返していた。

いいの?

と口にしそうになるも、
今まで僕に彼が向けてくれた言葉が蘇ってきて、
寸ででその口を噤んだ。

仕方なく、僕を慰めるために
言ってくれている言葉などではないと、
彼の声色や仕草や雰囲気が伝えてくれる。

抱き込んだ腕を解いて、僕から離れていく彼に、
寂しさではない、温かい感情が生まれた気がした。

「………うん っ」

起き上がれば、カーテンの隙間から漏れる朝日が顔に当たった。
その温かい日差しは僕を導く光の様に、僕を包んでくれる。

目の前を淡く囲っていた檻が
ゆっくりと解き放たれるような、 そんな感覚が した。

切国@GM 交流シーンを終了しよう。
シーンカードをそれぞれ一枚ずつ手札にできるが、どうする?

長谷部 切重 俺は大丈夫だ。

霧長 光忠 僕もいらないかな

切国@GM では、捨て札にしてくれ

切国@GM インタールードに入ろう。ターンテーマは【終わったら】

切国@GM 交流シーンでその演出が出来ていたな。
血盟強度を1つ上げて、手札を一枚追加してくれ

霧長 光忠 ありがとう!

切国@GM 手札を一枚ずつ、2回まで回すことができるぞ

長谷部 切重 光忠はそれ手放す方がいいな

霧長 光忠 そうだね、回すよ

霧長 光忠 ああ~

長谷部 切重 良い札だな。

切国@GM おお、ハートのAか。いい札だ

霧長 光忠 ハートの7も一応取っておいた方がいいだろうし…
これでいいかなぁ…

長谷部 切重 俺は一応やっておくか

霧長 光忠 ああ~~~~

霧長 光忠 なら僕はハート回そうか

長谷部 切重 あ、いや

長谷部 切重 悩ましいな…

長谷部 切重 お前今回絵札以外あまり使わないかもしれないしな…?

霧長 光忠 うん、そうなんだよね
絵札ばかりを使う予定で、
ハート札は一枚あればいいかな

霧長 光忠 じゃあ、回してみる!せめて黒札!

霧長 光忠 あ、えっ、うん!!!よかった!!!!

長谷部 切重 良かったなw

切国@GM そうだな、よかったなw

霧長 光忠 これでふたりともジョーカー持てるね

長谷部 切重 ふふ、そうだな。

霧長 光忠 えへへ…

切国@GM 手札回しは以上だ。大分いい手札になっているな…。

切国@GM インタールード終了、少し休憩をはさんで、次は吸血シーンからだ。

中の人用

霧長 光忠 シュタ

長谷部 切重 (`・ω・´)

切国@GM (´▽`*)

メイン

切国@GM 吸血シーンの演出は任せるぞ。

長谷部 切重 では、自宅で続いた時間にしよう。

長谷部 切重 シャワールームを出て、
バスローブを羽織り、タオルで濡れた髪を適当に拭く
昨晩は入浴するタイミングを失っていた為に
食事を終えてからシャワーを浴びたが、
血戦迄には未だ時間があるなと考えながら脱衣所を出て、
自室へと戻るその途中
ダイニングにいる男を見て、ふと既視感へ足を止めた。

「……―――ついでに喰うか?」

軽い調子ではあるが、柔いわらいを含む声を投げる。

霧長 光忠 お風呂から上がる様子を鋭い耳で捉えながら、
いつも通り食後の後片付けに勤しんでいると

「…っ、」

掛けられた軽い声に、はっとする。

あの時も、こんな会話をした。
『食事』に戸惑って、お願いするように彼に返したんだったな。
と少し懐かしく思いながら、くるりと振り返る。
申し訳なさそうな顔ではなく、楽しそうに笑って、

「いただこうかな、僕のごはん。」

彼に出会ってから、何回も貰ってきた彼の血。
すっかりこの食事も、楽しめるようになっていた。

長谷部 切重 「昨日は喰えていなかっただろう、空腹じゃないか?」

普通の食事を共にして
必要な食事を後に回して仕舞ったと
少し申し訳なさそうな色を滲ませながら尋ね
髪を拭いていたタオルを洗濯物へと片付けて

「……何処でが良い?」

目を細めわらって、此処でも部屋でもと首を傾いで尋ねながら
過日には、場所の選択など委ねなかったなと懐かしく思い起こす

霧長 光忠 「ん…、寝ちゃったからね」

えへへ…と照れながら笑って、彼の元へと近付く。

「何処、かぁ」

あの日は彼に連れられて、部屋に行ったんだったなぁ
と懐かしく思いながら、あの日の事を思い出す。
どこか仄暗い思いを抱いていたあの日を払拭したくて、

「じゃ、今日はソファにしよ?
ポカポカして気持ちいいし」

リビングに降り注ぐ朝の光は、
全てを明るく照らしてくれるようだった。
普通の吸血鬼ならば嫌う太陽の光の下で、
それから僕を守ってくれる彼と共に居れる嬉しさも感じたかった。

彼の手を取り、ソファへと行こうとして

「……そういえば…」

触れた素手の感触に、あの日の彼との差異を見て、
途端に嬉しくなってしまって。
その手を引き上げて、手の甲に、掌に、
愛おし気に微笑んでから、唇を落とした。

長谷部 切重 照れ臭そうに此方へ歩みを寄せる男へ
何処か眩しいものを見る心地で目を細める。

柔らかな午前の日差しが満ちる部屋で
温かさにわらう姿が愛おしい。

「ん、ソファな。
 ――ん…… どうした?」

手を取られてソファへ移動する途中
何も覆わぬ素手を引き寄せられて、身をも寄せ
唇を落とされて、擽たげに身を揺らす

持たれぬ方の手を伸ばして、男の顔へ触れにいく
今は、其の膚へ、何も恐れずに触れる事が出来る
さら、と指腹で目許を、頬を撫でて音なくわらう

霧長 光忠 僕の手も、唇も受け入れてくれる。
あの時は信じられなかった事も、
ふたりで歩み寄って許し合って信頼し合って、
乗り越えてきたんだな、と実感した。

優しく撫でてくれる手に甘えて擦り寄って、
笑みを浮かべる顔に目を細めて見返そう。

「……幸せだなぁ って」

こんな日々が送れるようになるなんて
ちゅ っと顔に寄せられた手に口付けて、
ソファへと向かおう。

先に僕が腰かけて、横に座ろうとする彼に声を掛けた。

「キリエはね、こっち」

ぽんぽんっと僕の膝の上を手で叩いて、
繋いだ手を引いて誘おう。

長谷部 切重 赦してくれた、と此奴は言うが
素手で触れる事すら躊躇われた俺を
綺麗と泣いて、存在ごと赦された夜を覚えている。

「…そうだな、……とても。」

擦り寄る甘い仕草に、込上げる愛おしさが儘に
目許も頬も、するりと髪をも撫ぜて
口付けを与えられた手をそっと外す

ソファに腰掛ける様子に、隣へ落ち着こうとした際に
向けられた声と、手を引く動きに一瞬瞬いてから、ふとわらい

「良いが、…重いぞ?」

膂力を知らぬ訳ではないが、
どうしたって痩躯の男に乗り上げるのは不安になる。
腰を跨ぐ形で乗り上げて、ソファの座面へ膝を突く姿勢で
男の上に対面で座りながら、取られた手を一度外し
指先を絡めて繋ぎ直そうとも、して

霧長 光忠 「ふふ、軽いよ。
ふわふわして気持ちいい」

向かい合う様に座ってくれた彼に微笑んで、
絡めあう様に結ばれた手を指先で擦る。
もう片方の手で、彼の頬に手を当て、唇を親指で擦る。

「…綺麗だなぁ…キリエは。
その瞳も、唇も、身体も…大好きだ。」

朝日に包まれた彼が輝いてるように見えて、
眩しそうに眼を細めながら、口端に唇を寄せた。

長谷部 切重 拭いて、滴こそ膚にも髪にも残ってはいないが
未だどちらにも湿り気を残している
絡めた指先を確かめるように僅かばかり力を籠め
宛がわれた掌に頬を押し当てた。
唇を撫でてくる指腹に、薄く身を揺らし
ちゅ、と淡く唇を窄めて指腹に吸い付いてから離して

「……――俺には、お前がいっとう綺麗に見えるけどな。
 お前の全身まるごと、声も何処も、…好きだよ。」

濡れたような黒髪も、
鮮やかな紅色の目も、
骨の浮いた体だって、
甘く低く柔く響く声ひとつとっても、
あの日から知る全てを好ましく思う。

愛おし気に菫を細めて、
己もまた、口端へ唇を押し当てては
頬骨に、蟀谷にと柔い口付けを落としていって

「何処から、喰いたい?」

ちゅ、と耳へ唇を押し当ててから、ひそりと囁きで問わう。

霧長 光忠 口端に唇を落とし、僅かに離れた顔に、
お返しと返してくれる感覚に、擽ったそうに笑う。
耳へと落とされる囁きと濡れた唇の感触に、
ふるりと身を震わせてから、僕も彼の耳元に囁く。

「…今日はね…、首 から…吸ってみたいんだ。」

約束をしてまで避けてきた個所。
熱に浮かされてではあるが、
堪らずに項を噛めた夏の日を思い出す。

今ならば、明確な思考の中、
向かい合った状態でここから吸えるかもしれない。

耳から顔を下げて、首筋を這う様に口付けていけば、
あの惨劇の夜、彼と交わした盟約の際に牙を突き立てた場所に行きついた。

涙を流し、飢えと恐怖と満たされる安堵と絶望に震えていた。
でも今は、自ら唇を当ててちうっと甘い肌を吸い、
更に味わおうと赤い舌を伸ばして舐め上げている。

長谷部 切重 一瞬息を詰めたのは
低い甘い囁きの所為だけではなく
無意識にも意識的も避けてきただろう箇所の宣言による。

「っ、……ああ。
 何処からでも、…お前の、好きなところから」

構わない、と紡ぐ声は柔く
ローブの襟辺りを少しだけ寛げてみせ
露わとなっている首筋へ唇が這えば、その熱と感触に
男の上でひくりと身を揺らしてしまう
淡い吸い付きにも、ふと息を揺らしながら
繋いだ指先に、何度か力がこもる。

繋がぬ方の手を、男の首裏へと回し、
動作の邪魔にならぬよう、さらと黒髪を緩く撫でた。

霧長 光忠 唇が、舌が、彼の肌を刺激する度に、
ひくんと反応してくれる身体が愛おしい。

繋いだ指先から伝わる力を嬉しく感じ、
撫でられる感覚に無意識に力が入っていた肩から力が抜けた。
甘い膚を味わい、柔くなったそこに、
いよいよもって尖らせた牙を当てようと口が開く、が

「……」

触れる直前、身体がカタカタと僅かに震えだす。
思わず縋る様に彼の背に手が伸び、
ぴったりと密着するように抱き寄せた。

彼の身体の震えも、鼓動も、体温も、
事細かに感じる事が出来れば、
強張った身体も解れていくようで、
ふわりと笑いながら、ゆっくりと牙を彼の首に突き立てる。

「…んっ、――っ…」

ぶわっと溢れ出す熱く甘い血。
彼の味を感じれば、夢中になるのはすぐだった。

幾度と無く交わりあった血氣が、
馴染む様に溶け合って、ひとつになる。

一瞬でその感覚に酔いしれて、
もっともっと繋がりたくて、
牙を抜き、血に塗れる傷口をちゅっと甘く吸い上げた。

長谷部 切重 無意識なのだろう、強張る体を宥めるように
柔く、髪を、頭を撫でて
歯牙の硬質さを受ける間際、震えを感じるも
止めようかという声を飲み込んで、見守る。

抱き寄せられる儘身を寄せ、
頭蓋へ宛がっている手を滑らせて、男の背へと回す。
腰の厚み分の段差は有れども互いの首筋へ顔を埋め合うような
抱き合う姿勢で、男の背を緩と撫ぜる

「ン……ッ、……」

硬質な感触に、上擦った声が漏れる
痛みはない。
只、確かに這入ってくる感触が在る。

意識も感覚も融け合ってしまうような
奪われている側であるのに注がれてもいるような
不可思議な感覚に覚えは有れども慣れはしない

怯えや孤独ばかり抱えていた過日と異なり
愛おしさと喪失へ抱いた恐れをも伝わりそうで

詰めがちな息をゆるく逃す

「……も、…う、良い、のか……?」

埋め込まれた歯牙も、吸い付く唇も
終わりかと思えば、惜しむような問いを紡いでしまう。

霧長 光忠 確かな熱に浮かされて、
夢中で吸い上げて、傷口を通して彼に注いでしまう。

息を緩く吐いて、ゆるゆると囁く声に、
溺れていた意識がはっきりとする。
同時に繋がる個所を通して、
彼の切なげな想いも伝わってきたような気がした。

傷口を一舐めして塞ぎ、
愛おし気に口付けて開放する。
は、っと息をついてから、
物欲しげに歪めた顔で彼を見上げた。

「……もっと、ほし…い」

小さく囁いて、近しい顔に、あ と口を開けて、
赤い濡れた舌と、尖った牙を見せつける。

長谷部 切重 ちり、と痛みにもならぬ痛痒の刺激に
傷を塞がれたのだと知る。

見上げてくる紅色が薄濡れている。
もっと、と紡ぐ素直な口振りに、笑みを少しだけ深くさせ

「いくらでも、…お前の欲しい分だけ」

開いた口に覗く硬質な歯牙と、
赤く紅く濡れた軟体にいざなわれるが儘顔を寄せて
首を傾ぎ、鋭い歯牙へ唇を触れさせてから
開かれた唇の輪郭を辿るように、ちゅ、と唇で触れてゆく。
上唇を辿り終えてから、漸うと軟体を差し出し
其の先端を吸血でも触れ合いでもと、どうぞとばかりに潜り込ませた

「ん……」

霧長 光忠 顔を寄せられて、すぐに差し入れてくれると思ったが、
ちうっと牙に唇が触れた様な感覚にひくっと身体を震わせた。
唇に沿って当てられる感触に、
ふふっと口角を上げて笑い、それを楽しむ。

漸く差し入れられた軟体を迎える様に舌で包み、
絡め、擦り合わせた。

「…ン、……ふ、…ん……」

首から吸血する事が出来て嬉しい反面、
彼に甘えたくなってしまって、
きゅうっと抱きしめる力を強くして、甘い声を出してしまう。

熱くて、ぬるりと滑る軟体の感触を味わい、
きつく絡めて吸い上げ、彼の唾液をこくんと飲み込む。

尖った牙をちりっと這わせて傷を淡く付けて、
僅かな血を味わう様に舐めとって吸い上げた。

「…おいひ…、んっ♡」

大量に飲む食事とは違う、甘い触れ合いを含んだ吸血は
甘いデザートの様で、とろとろと僕を痺れさせる。

長谷部 切重 唇の感触を楽しんでから触合わせた軟体が、いつもよりも熱い
包まれ絡めて擦って味蕾のざらつきすら気持ち良くて
男の背に回す腕が、ひくりと震える

ん、ん、と零れる音が甘い

軟体を吸い上げられて、びくりと明確に腰が跳ねた。
硬質な感触を受け、跳ねたばかりの腰が震える

「ぁ、… ン♡」

血を吸われる酩酊と昂奮で顔にも、体にも熱が回る
未だ紅を滲ませているだろう軟体を、え、と口の外へ出し
唾液交じりの其れを男の口の中へ滴らせようとしながら
繋ぐ指先を解いて、其方の手も男の背へと回してしまおう。

霧長 光忠 抜き去られる舌を無意識に追ってしまう。
僅かに舌を覗かせながら彼を見れば、
唾液に混じった血が、彼の軟体を赤く染め上げていた。

うっとりとその姿に見惚れ、
与えられる雫を待ちわびる様に口を開けていれば、
ぽとん っと甘い雫が落ちた。
ふるっと身体を震わせて、それを受け止め、
耐えきれずにその軟体を咥え込んで、
纏った血をちゅぅ、っと吸い取った。

「…ん、――♡♡」

ちゅぷんっと陰圧を掛けたまま唇を外せば、
この小さな傷も塞がっているだろう。

えへへ っと悪戯っぽく笑って彼を見上げ、
ぐりぐりと胸元に額を擦りつけてじゃれつき始めた。

長谷部 切重 ほたりと薄紅の雫を落とし、
軟体にむしゃぶりつくように吸い付かれて
びり、と走る甘い刺激に腰が震えて跳ねる

「ん、ぁ…… は」

すっかりと赤く染まった顔と濡れた菫が昂じた熱を伝え
少しだけ荒くなり零す息が濡れている

見上げてくる無邪気な顔に、とろと笑い返し
胸元へ甘えてくる様子に、ふと息をつき
背に回していた手を擡げ、其の頭を撫で出して

「―――……もう、良いのか?」

食事、と囁きながら、撫でる手は其の侭に
頭蓋へ唇を押し当てる

霧長 光忠 「……うん…、
今日は夜にたくさん貰わないといけないから…」

血戦前はいつもよりも血を貰わないと、
全力を発揮できない、それに…

「…あと…、これ以上すると…
君を押し倒しちゃうから…、我慢する…」

一日をベッドの上で過ごしてしまう。
それも大好きだし、結構な頻度でそういう日もあるけれど

夜に控える血戦を思えば、彼といろんなことをしたい。

「君と過ごす…最後の一日かもしれない…から」

長谷部 切重 我慢する、と紡ぐ男に はつ、と瞬いて
菫をとろりと細め、わらう。

「なんだ、…膝に乗せたから、
 てっきり俺ごと喰うのかと、期待をしたのに。」

頭蓋へ、額の際へと唇を押し当てては離れ
光が満ちたリビングで、そういえばまだ朝なのだと今更の自覚

「なら、そうだな、…こんな早い時間だし
 折角なら何処か出掛けるか?」

頭蓋へ差し込んでいた指も手もする、と外しては
耳元まで移動した唇が、なァ、と色を籠めて囁く

「……夜迄お預けをするなら、
 その分、たっぷり可愛がってくれるだろ……?」

囁きを吹き込んでから、耳へ其の侭熱い唇を押し当て
ちゅ、と態と音を立てて口付けてから
男の膝上に乗り上げていた身体も退かして降りようと。

霧長 光忠 耳元による彼の綺麗な唇にドキリとするのに

「…~~ッ!……キリエッ…」

柔くて熱い唇の感覚と、
耳の奥に響くような囁きがずくんと腰に落ちる。
主張しようとする下半身を諫め、
我慢するって言ってるのに…と泣きそうになりながらも、

「…君がもう無理って言っても、やめないからね…ッ!」

と恨み言を漏らしてから、ぷはっと笑う。
降りようとするなら、
彼の腰を掴んで、持ち上げてしまおう。
ちょっとした仕返しだ。

長谷部 切重 己の言葉一つ、仕草一つで
熱を煽られてくれる様子が愛おしくて嬉しくて
上機嫌にふふ、と音も少なくわらいを零す。

「折角お前に抱かれて、求められるのに、
 無理なんて勿体ない事言わないし、言いたくも無い。」
「……楽しみに、してる」

純粋な熱欲だろうが、欲しがられるのは嬉しいと
降りる間際に、グ、と腰を前に出すように押し付けて
そうして、降りようとすれば

「ぁ…ッ!? な、に、……」

男の手に腰を強く掴まれて 
其れだけでぞく、と反応する身体を持っている。
持ち上げられて座面へ着いていた足も浮いた

子供を抱き上げる、ような姿勢なのに、
先程膝上に乗り上げていた時よりも
顔色が、欲の赤色へ染まり、菫がじわりと潤む

「ッ…莫迦、
 お前に、腰掴まれると…、からだ、が」
「勝手に、… なる、から、もう、離せ…!」

誤魔化したいのに誤魔化せない。
今迄散々、教え込まれて覚えて仕舞った快楽を思い出して
どうにかなる前にと、先程揶揄った余裕も失せて懇願を向けた。

霧長 光忠 その腰の細さも、身体の熱も、よく知っている。

「…もう本当……、可愛い…」

僕の手ひとつでとろっと蕩けた顔を見れば、
愛おしさと熱が同時に湧いてしまって。
うっとりと囁いて、すぐさまその手を離そう。
僕も彼も、耐えられなく なる。

「…夜…、楽しみだね」

床に足を着いた彼の添うように立ち上がり、
彼の赤い耳に囁きこんで、

「僕もシャワー、浴びてくる」

横目に彼を見て、そのまま浴室へ向かおう。

長谷部 切重 ソファの座面から浮く程に
抱き上げられる、よりは持ち上げられるという姿勢
足裏をソファではなく床へつけ、手を離して貰えれば
赤く染まり上がった顔で恨みがまし気な視線を向けてしまった

「……~~……莫迦」

身を添わせるように立ち上がった男へ手を伸ばし
其の頬をするりと熱い掌で撫ぜ、囁きに身を跳ねさせる

「出ない、って言われても離さない、からな。」

拗ねる色をたっぷり含ませた囁きと共に
熱濡れた菫が見上げて、口端に唇を押し当てようと。
するりと掌も身も離し、見送った後は
熱を帯びた膚を宥めながら、着替えを済ませて仕舞おうと部屋へと戻っていく。

霧長 光忠 返された言葉に一瞬瞬くも、
嬉しそうな、でも勝気な目線を送ろう。

吸血をして、唇だけの触れ合いのはずなのに、
簡単に昂ってしまう身体を冷たいシャワーで諫める。
着替えも髪のセットも済ませた頃には、
大分時間も経ってしまっていたかもしれない。

彼の待つ寝室へと戻り、ドアをノックする。

「お待たせキリエ、入っていい?」

親しき仲にも礼儀ありで、
何時もの調子で伺いを立ててから入ろう。

長谷部 切重 ローブを脱ぎ、脱衣籠へ入れて
今日も冷え込むだろうと取り出し、選んだのは
ニットと濃い色のデニムと、長い丈のカーディガン
私服の一枚もクローゼットに無かった頃を思い出せば
季節ものが数枚ずつ並ぶ今、随分増えたなと目を細めた。

ソックスガーターとソックス、下着から着付けて
ニット、デニムとカーディガンを羽織って着替えを完了させても
湯浴みが終わらぬらしい相手に、一度時計を見上げた。

「……放っておくなんて、酷いやつだ」

零す其れは冗談みたいに軽かったけれど
熱を燻らせながら、待つ時間は苦手で
二人分の外套を用意して、すっかり身支度を終えてから
ベッドの上に腰掛け、男の枕を抱き締めて身を丸める。

戸を叩く音に、顔を上げるが
枕からは腕を外さずに どうぞ、と拗ねた声を返す。

扉を開けば、支度を完了させた姿で
ベッドのふちへ腰掛け、枕を抱き込む拗ねた顔が見えるだろう。

「……遅い。」

霧長 光忠 返ってくるのは可愛らしい拗ねて声で、
眉尻を下げて笑ってしまった。

かちゃりとドアを開ければ、
僕の枕らしきものをぎゅうと抱き込んで
拗ねた顔でこちらを見上げる彼が見える。

「お待たせ」

彼の前まで歩み寄り、半分枕に埋まった彼の額へと
ちゅっと音を立ててキスをした。

顔を離してにっこりと微笑み、
中腰のまま、ほら、と手を広げて、
彼を迎え入れようとする。

長谷部 切重 扉から現れた姿に、拗ねた態度を維持し続けるのは難しかった
その顔が見れただけでも、顔が綻んでしまう始末で
隠す様に枕に顔を埋めていたが
額へのキスに、ふ、と呼気のわらいを零してしまう。

抱えていた枕を、定位置に戻して
両腕を伸ばし、首裏へと絡める形でその身体へと抱き付いて
すり、と頭蓋を摺り寄せて甘えにゆく

「……ん、お帰り。
 もう少し遅かったら、どうしてやろうかと思った」

ベッドから腰を上げて
頬に唇を押し当ててながら、詰る声は甘く柔い

霧長 光忠 腕を伸ばしてくれる彼に自分からも寄って、
抱き起す様に彼の背に腕を回そう。

「ごめんごめん、
折角のデートだから…格好つけたくってね。」

何時も情けない所ばかり見られているものだから、
せめてもと時間がかかってしまうのだった。
頬に寄せられる唇に、肩を擽った気に揺らし、
僕も彼の蟀谷に口付けを落とす。

「何処に行くか決めていなかったね。
お散歩がてら近くのお店で甘いもの買いに行かないかい?

今日は、早めに帰って…楽しみたいでしょ?」

抱き寄せたままの距離で、彼への誘いを囁いて、
僅かに顔を離して、唇に触れるだけのキスをした。

長谷部 切重 「……普段から十分かっこいいだろう。 
 其れ以上になられても、困るぞ」

半ば抱き起されるようにしてベッドから離れ
触れ合いのキスに、嬉し気なわらいが零れる

「ん、そういえば…そうだな、
 じゃあドーナツでも買いに行くか?
 教会からも此処からも、そう遠くないだろう」

「う、ン……余り、煽るなよ……」

二人で出掛ける事を主体にし過ぎて
そういえば宛先を決めていなかった。
甘い物、で思い出すのは
いつか買って帰ってきたドーナツと、その店。

懐かしさに目を細めるも、
吹き込まれた囁きに籠る熱と、期待にびくりと肩を揺らし
触れるだけの唇が離れていってから
ゆっくりと舌先で己の唇を舐め、軟体を収めてみせる。

「……ドーナツより、お前を喰いたくなってるんだから。」

出掛けられなくなるだろ、と囁いて
首裏へ回していた腕をするりと解いた。

霧長 光忠 「ドーナツ…」

その言葉だけで、心が暖かくなる。
彼と僕の思い出の味。

啄む様なキスの後、
見せつける様に唇に軟体を這わせられれば、
ひくんと身体が揺れ、かぁっと顔が赤らむ。

「…~~っ、もぅ…!」

腕を解いて離れていく彼を困ったように見ながら、
少し頬を膨らませる。
僕にはまだまだ彼に敵わないなぁと思いつつ、
眉尻を下げて笑って、ハンガーにかけられている外套に手を伸ばす。

「用意してくれたんだね、ありがとう。」

彼の分に手を伸ばして、はいどうぞ と外套を広げよう。

長谷部 切重 一気に顔を染め上げる様子に、ふふ、とわらい
先程の御返しが出来た気がして、上機嫌に離れゆく。

「子供みたいに膨れても可愛いだけだぞ。」

「…ん、最近冷え込んできたからな。
 マフラーなどは未だ要らないかもしれないが…」

真冬並みの、なんて文句もちらほら聞くようになった
広げて貰った外套を見て、ありがとう、と礼を述べながら
袖を通し、トレンチコートを着込む。

黒いチェスターコートを広げ、ほら、と
お返しに着せてやろうとして

「……背が高いのもあるだろうが、
 そういうの、似合うな。」

テーラードやチェスター、
そういえば戦衣装もフォーマルに近い黒だ。
かっこいいな、と目を細めては、
互いの支度がすっかり整ったのを見て玄関へ移動しよう。

霧長 光忠 きっちりとトレンチコートを締め、
ベルトまで結ぶ彼に、も~と小さく笑いながら

「長谷部くん、また前締めちゃダメだよ。
折角のお洒落が見えなくなっちゃう。」

しゅるりとベルトを解き、
後ろを結んであげて出来上がりだ。

「ありがとう。
君の服もコートも、とてもよく似合ってる。」

いつかは私服と呼べるものが全くない程だったのに、
シンプルながらお洒落を楽しんでくれるようになった彼。
そっと寄り添い囁きこんでから手を結んで、
玄関まで出ようかな。

闇に溶けるような真っ黒な服も靴も、
元から好きだったけれど最近はより好きになった気がする。
今日も真っ黒な革靴を履いて出かけよう。

長谷部 切重 「ん、…しかし、
 服はきちっと着用しないと落ち着かないんだが……」

職務上は神父服を纏い、
職務を離れてもシャツのボタンを上迄締めるような
そんな服装が常だった身にお洒落は未だ少し難しい。

ベルトを解き、後ろで纏められて、前が空くのが心許無い。
少し落ち着かない心地で、囁きに視線を彷徨わせたのち
照れ臭そうに顔を薄ら赤らめて ありがとう、と礼を述べた。

繋いだ手を解き難くて
玄関先、ブーツを片手で履き終えて仕舞えば
相手の支度を待って、部屋を出る。
施錠も済ませ、寒さを理由に少しの距離だけ、手を繋ぐ儘。

霧長 光忠 玄関を出ても繋いだままでいてくれるのが嬉しくて、
コートの袖に隠れるのをいいことに、
恋人繋ぎに繋ぎなおして上機嫌で歩き出そう。

日向に出れば、直接肌に当たる日光が気持ちいい。
今の僕の身体では、本来ならば嫌うはずのものだと、後で知った。

「キリエと…こうしてぽかぽかの陽の光の中を歩いて、
ドーナツを買いに出かけるのも、この血盟のおかげ、だね。
……幸せ、だなぁ…。」

彼と出会っていなければ、昼を避け、他の人間の血を啜り、
生きていたかもしれないもう一つの未来を想像してしまって、
繋ぐ手に力が入ってしまった。

長谷部 切重 少し歩いた先で解こうと思っていた指先は
確りと絡め直されてしまって
気恥ずかしさに視線が少しだけ泳いだけれど、
結局、解く事はせぬ儘、並んで歩いている。

「……――なりたてのお前を、攫ったような物だからな。
 おかげ、と思えているなら何よりだ」

陽の光へ対する忌避感も恐怖心も育たぬ儘
こうして、穏やかな笑顔で歩いている男が
吸血鬼である事を忘れた事は、ないけれど

繋ぐ指先に、きゅと此方からも少しだけ力を籠めて

「夜が明ける前に、間に合って良かったと思ってしまう、
 …あの時のお前には要らぬ世話だったかもしれないが」

ころしてくれ、と縋り付いて噎び泣く姿を、覚えている。
あの時、あの儘に見捨てれば
慟哭と悔恨の儘、朝陽に灰燼と帰していただろうに

死なせなかったのは、我欲からだ。

霧長 光忠 繋ぎ返してくれる力が嬉しい。
眉尻を下げて、赤い瞳を細めながら、

「攫われたのが、君で…よかった。
僕の命を、拾ってくれて…よかった。」

あの頃の、僕。
闇の中月の光すらも赤く見えていた。
赤と黒の世界に現れた菫色に 救われた。

ひとりの人を愛する事も、
愛しい人を守る嬉しさも、
彼と見る世界の美しさも知らない儘、
幾度も倒してきた鬼のように灰となっていたかもしれない。

「…ずっと…、一緒にいようね。キリエ。」

朗らかに、彼に笑いかけよう。
繋いだ手から伝わる温かさを確かめながら、
すりすりと指腹で彼の手を撫でた。

長谷部 切重 「……今だから、聞ける言葉だな。
 あの夜を、後悔した事はないが、
 ずっと、…気になっては、いたんだ」

欲しくて求めて己の物にして
相手の気持ちなど慮る余地のない、我欲一つ。

想いを返して貰えるなど、思いもしていなかったのに
奇跡のような今の並びに、繋ぐ温かな指先に
如何仕様も無い程の安堵と幸福を得ている。

「そうだな、… ずっと、
 俺が、戦えなくなっても、傍に居て欲しい。」

使えなくなっても、
この鼓動が止まる迄、共に。

穏やかにわらいながら、少しだけ身を寄せて
賑やかな街中の、ドーナツショップまで、あと少し。

霧長 光忠 「どんな事になっても、君の傍にいるよ。

絶対に離れて何てやらないんだから。」

ふふっと笑いかけて、寄せてくれる身体に僕もすり寄ろう。
何時もよりも近しい距離で、ゆっくりと歩を進めて、
僅かに紅葉も始まった街並みを眺める。

そうしていれば、甘い匂いが漂ってきて

「……いい匂い…!」

はっとして口を紡ぐも、もう遅くて、
嬉し気な声は隣の彼にもはっきり聞こえてしまっただろう。
頬を染めて恥ずかしげに笑う。

長谷部 切重 「ああ、その為に楔を打ち込んだのだから。
 離れたくなったら、俺を殺すくらいで掛かってこい」

街のざわめきが増し
人通りも多くなるだろう路地の手前で、寄せていた身を離し
きゅ、と絡めた指先を解いて、放す。

嬉し気な声に、ふは、と
声にはならぬが明瞭なわらいを零して

「そうだな、良い匂いがする。
 …家に買って帰る心算だったが
 店内で食べていっても良いぞ?」

勿論、両方でも、と
目を細めて、傍らへとわらいかけ。
昨日まではハロウィンで飾り付けられていただろう店内は
さつまいも特集やら、四川とのコラボでにぎわっていた。

霧長 光忠 店内に入れば甘い香りと色とりどりのドーナツで溢れ、
わあ~~…と感嘆の声が漏れる。
食事系の商品もどれも美味しそう と瞳を輝かせて見る。

先程食事を済ませたばかりなのに、
吸血鬼の僕はこの『食事』は必要としていないはずなのに、
じゅるりと涎が溢れてくる。

「…ん?、ん~~……。
でも、…キリエとふたりだけで、食べたいし…
さっきとご飯食べたばっかりだし…!」

見惚れていた瞳を引きはがし、
ようし!とトレーとトングを持ってドーナツ選びに入ろう。

何時ものクリーム入りのドーナツと、
見ないうちにクリーム入りのマフィンが出ていて、
嬉々として全種類を二個ずつ取り分ける。

「キリエはどれがいい??」

嬉しそうな笑顔を彼に向けて、カチカチとトングを鳴らそう。

長谷部 切重 「余り量は入らないかもしれないが、
 一つずつ、もしくは半分ずつ位なら入るんじゃないか」

動けるだけのエネルギー摂取としか考えていなかった頃は
甘い物を、然も己の為に買うという発想そのものが無かった。
いそいそとトングを持つ男を微笑まし気に見遣り、声を掛けていたけれど
次々乗せてゆく様子に、はつと瞬いて

「……俺は、って
 お前、今載せたやつ全部喰うのか……?」

二つずつ載せてたよな?と思わずトレイと男を視線が往復する。

取敢えず何が、と見渡す中で
じゃああれ、と示したのはフルーツスティックと
ティラミスホイップなる
色々盛沢山にデコレーションされたもの。

「ティラミス、でも甘ければ食えるんだろう?」

霧長 光忠 半分こかぁ…と嬉し気に笑って

「じゃぁ、ちょっとだけ食べていこっか。」

と、彼の誘いに乗った。

上機嫌にドーナツを選んでいれば、
驚くような顔と声に小首を傾げて、

「へ?? うん!もちろんだよ。
これは今食べる分と、こっちは夜の夜食用。」

ちょんちょんとトングで示して、幸せそうに笑う。
それと示されたドーナツを運んで、
ティラミスを選んでくれるのには、
ちょっとだけ顔を綻ばせてしまった。

「ティラミスくらいなら全然平気だよ。
ここのドーナツは特に甘くておいしいし」

緩んだ顔の儘振り返り、にこやかに答えよう。

結果、こんもりと山のようになってしまった
ドーナツを会計まで運んでいこう。

長谷部 切重 「喰いきれる分というなら、止めはしないが…
 ……結局、此処では何を食べていくんだ?」

こっちは、と示される物を見て、眉尻を下げてわらう
別段甘い物が苦手な訳ではないが、
確り甘党、の男と一緒にいると偶に驚かされる。

ティラミスは、三種類ある中からチョコレートを選んで貰った
これは家用かなと、二人で食べる事を決めてレジへ並ぶ

「俺は珈琲にするが、お前はどうする?」

フルーツスティックと珈琲を選び
そういえば珈琲も紅茶も苦手だったよなと傍らを見た。
残りは持ち帰りで、と言いながら財布を出す。

霧長 光忠 「どれ……うーん…」

マフィンもドーナツもパイも…食べたい…
うんうんと悩んで、
結局ベリーの乗ったクリームマフィンと
クリーム入りのドーナツを選んだ。

「何にしようかな…。」

メニュー表を見ていれば、シェイクの文字に目を奪われて、

「この、チョコのシェイクにするよ」

粒々のチョコが入った写真が何ともおいしそうで、
これくださいと店員さんに声をかける。

キリエがお会計してくれている横で、
詰められたドーナツを2箱もって待っている。

長谷部 切重 「……残さない量にしろよ?」

どうしても、念を押して仕舞うが
選んだものを無下に却下する事はできず

「ん、チョコレートシェイクな。
 すまないが、適当に席を取っておいてくれるか」

直ぐに行くから、と声を掛けて
結局二箱に及んだドーナツを抱える男にお願いをして
己は珈琲を店内用にオーダーし、会計を済ませ
トレイを手に席へと移動しよう。

何だかやたらと衆目を浴びた気がするが、
席について仕舞えばそんな事もなくなるだろう。きっと。

霧長 光忠 「もちろんだよ!これでも我慢したんだからね」

にこにこ微笑んでお皿に移されるドーナッツを見守る。
キリエからお願いされれば、うんと嬉し気に微笑んで、
うきうきなまま奥の方のふたり席に座ろう。

彼も僕も背は高い方だから、
少し広々とした席に着く。

少しして現れる彼にこっちと手を振って笑いかける。

「わぁ、美味しそう…。
ありがとう、キリエ。重くなかった?」

少しの間だけなのに、離れているだけで愛しさが増す様で、
甘く彼に囁いて、トレーを離した手に己の手を重ねてしまう。

長谷部 切重 (彼奴見事に甘い物だけだな……)

日頃から甘い物が好きなのは知っている心算でいたが
甘い物と甘い物と甘い飲み物で構成されたトレイの上が凄い。

ごゆっくりどうぞ、の声を背にトレイを手に歩けば
隅の方に在る広い席で手を振る様子に目を細め

「お待たせ、…ああ、重さはないが
 甘い匂いを嗅ぎ続けて、喰いきれるか心配になってきてる。」

卓上にトレイを置けば、
一瞬、紅色と視線を絡めて、重なる手の指裏を薄く撫ぜてから
手をするりと抜き、
うっかり習慣で隣に座りそうになったのを思い直し、
向かい側の席を選んでは、
外套を脱ぎ、椅子の背に掛けてから腰を落ち着ける。

白い大き目の細長い皿の上には、ベリーマフィン、クリーム入りのドーナツ、フルーツスティックが並んで
トレイの上にはチョコレートシェイクとホットコーヒー

「俺のも、一口喰うか?」

ティラミスのドーナツは家用に箱詰めして貰った
余り甘さは強く無さそうなフルーツスティック・ハニーを示し尋ね。

霧長 光忠 彼の言葉に少しだけ申し訳なさそうに笑うけれど、
撫でてくれる指の感覚にすぐに嬉し気な顔に戻るだろう。

「うん、食べたい!」

いただきますと挨拶をしてから、
ちゅうっとシェイクを美味しそうに飲んでいるところに、
彼からの嬉しい提案を受けて、つい即答してしまった。

当然のように、あ、と口を開けて、
美味しそうなドーナツが口へと入るのを待っている。

長谷部 切重 いただきます、と小さく述べてから
己は鼻腔に残り続ける甘さを払拭するように、珈琲を一口。

「甘い飲み物の後だと、味が無くなるかもしれないが、良いか?」

優しい甘さ、と書いてあったスティックの先端を
一口大に千切りながら、甘い飲み物を楽しむ男へ問うて

当然の様に開いている口に、こちらも違和感など何もなく
指で摘まんだ其れを寄せ、ころん、と口に入れてやり。

「あとでシェイク一口貰って良いか?」

ドーナツよりも、と
普段己では買わない物のひとつを強請る。

霧長 光忠 口を開けたまま、? と顔を少しだけ傾げる。
放り込まれたドーナツを嬉しそうに噛みしめれば、
彼の言った意味がようやく分かった。

「ほんとだ、ふふ」

久しぶりの感覚に顔を綻ばせて笑う。
もくもくと咀嚼していれば、
じんわりと甘さを感じるようになってきた。

「……ん、ちゃんと味してきたよ。
これ、美味しいね」

どうしても生クリームとかチョコとか、
ダイレクトな甘さを求めてしまうことが多けど、
フルーツの酸味と甘みが程よくて、とても美味しい。

僕の飲むシェイクを強請る彼に、
うんと頷いて、持っていたカップを傾ける。
ストローの飲み口を差し出す形だ。

長谷部 切重 素朴とまではいかないが、優しい甘さの焼き菓子ひとくち
不可思議そうな顔が理解で綻ぶ様子を見て
ふ、と淡く噴き出すように呼気でわらう

「お前の口の中、砂糖同士で戦ってそうだな…
 偶には甘くない物を挟んだ方が際立ちそうだが」

それでも、
美味そうに甘い物を頬張って姿を見るのは嫌いじゃない。
返す声も表情も、柔い儘だ。

差し出される飲み口へ、
自然、卓上に身を乗り出す様にして口を寄せ
はら、と落ちてきた髪を片耳に掛けて
薄ら軟体を覗かせる形で口を開き、ストローを咥え

一般的なドリンクよりも強く吸い込まないと出てこない其れに
ん、と一瞬惑う音を零すも、すぐに少し強く吸い込んで
甘い、甘い中身を一口頂戴する。
こく、と咽喉に流してから小さく唇についた其れを舐め取って
口内でチョコレートの欠片を舌先で圧し潰し

「……ふふ、……甘い。」

ありがとう、と述べてから身を戻し、
珈琲を一口飲んでリセットをはかった。

霧長 光忠 菫色が伏せられ、視線がストローへと向気ながら、
その端正な顔を寄せられる。
いつも思うけれど、綺麗な顔だな…と見惚れていれば、
無意識に髪を耳にかける姿に、どくんと心臓が跳ねた。

彼の綺麗な唇が開かれて、赤い軟体が覗き、
どうしたって先ほどまで触れ合っていたことを思い出し、
かぁっと顔が赤くなる。

惑う声すらも妖艶に聞こえてしまって、うぅっと顔が歪ませてしまう。
ちう、と吸い上げる姿も、満足げに唇を舐めて腔内で其れを味わう仕草も、
全て既視感があって、それがどこでかも、脳が呼び起こしてしまって…

「…~~~ッ」

そんなことをこんな公衆の面前で考えてしまうことに、
とてもとても恥ずかしくなってしまって。
ふしゅ~っと茹蛸のようになりながら、
困った顔をして感謝を告げる彼を恨めしそうに見つめてしまった。

長谷部 切重 甘い、甘いシェイクを堪能してから
ふと視線を感じて其方を見れば
茹で上がったような顔色にはつりと瞬いて

どうした、と声に出し掛け、ふと気付くのは
羞恥と欲めいて薄ら濡れた紅色の目

恨めしそうな視線を受けて、
声に出さずに、あ、と口を開けて
チョコレートの欠片も見えぬ赤い口腔内を見せてから

「…ちゃあんと、飲んだぞ?」

ひそり
眼の前の男にだけ届くだろう囁きを一つ落としてわらう。

己の選んだフルーツスティックを手にして
千切れて途切れた先端を下にしては、丸い方の先を上向かせ、
齧りつこうとするも、考え直して手で千切り食べる事に。

「そういえばお前、菓子も造るよな
 ドーナツなんかは家では作れないのか?」

霧長 光忠 瞬いて驚きを見せる彼は、自覚が無かったようで、
無意識にあそこまで妖艶にふるまえる彼に危機感を覚えつつも、
じとりと見返していれば

「―――ッ! …な、…な……!!」

明確に情事を思い出させる言葉を発する彼に、
わなわなと身体を震わせて顔をさらに赤らめる。
欲と混乱に搔き乱される脳内から、すんなり言葉が降りてこずに、
口からは細切れの悲鳴みたいな音が出てしまった。

揶揄われたのだと理解する頃には
彼は澄ました顔をしているのだから腹立たしい。
むすむすとした顔をしながらも、
しっかりと反応してしまった僕の半身を諫めないとと、
必死に視線をそらし、やけくそ気味に大好きなドーナツに齧り付いた。

甘くて濃厚なクリームとドーナツの味に、
強張った顔が一瞬でとろんと蕩けてしまう。
うまうまと堪能していると、彼からの問いに、
ん?と自然と小首を傾げてしまう自分に気付かないでいた。

「ドーナツも作れるけど、やったことはないなぁ。
今度作ってみるかい?」

長谷部 切重 細切れに悲鳴じみた惑い声を漏らす様子には
ふふ、と愉し気なわらいを零すばかりか

その顔が、甘い甘いドーナツで拗ね色を収めた頃合いに
テーブルの下で
男の脛の骨をお行儀の悪い爪先が、つ、と
ボトム越しに短く辿り触れてから離れてゆく。

「ふうん、作れるものなんだな…
 クッキーなどの焼き菓子と違って難しそうだが」

悪戯を向けながらも、
テーブルの上では会話も、お茶も続けていて
指先についた砂糖をちら、と舐めてからナプキンで拭う。

視線を上げては、菫色を細め

「……早く、帰りたくなるな?」

菓子作りか、それとも。
明瞭に伝わるだろう色をひそませて、唇を撓らせる。

霧長 光忠 「…っ」

爪先で脛を撫ぜられる感覚に
彼に釣られて笑いを浮かべた顔が強張り、ひくんと肩が跳ねた。
僕と彼しか知らない触れ合いを、
こんなところでしているのだと自覚すれば、
脚同士のじゃれ合いですら、欲を掻き立てるものになってしまう。

「……ん、油で…揚げる、から……、……ぁ…」

彼の指を舐める仕草を潤んだ瞳で食い入る様に見入ってしまった。
とろとろと欲に染まった紅が菫色と絡まる。

「……はやく、かえろ…?」

欲に支配され始めた口がぽろりと零した言葉にはっとした。
その欲が色濃く滲む声に自分で恥ずかしくなって、
真っ赤な困り顔をしながら、咄嗟にドーナツを齧り出し、
それをごまかし始める。

長谷部 切重 観葉植物などにも微妙に遮られて
テーブル下の秘めやかな触れ合いは、
そうそう人目につかぬだろう、けれど

友人同士、カップル、家族連れなどでも賑わう店内で
二人だけの触れ合いをほんの僅かにも持ち出す背徳と
薄ら上擦った男の声に、食入るような視線に
上機嫌に笑みを深くさせて

「そうだな、
 ……はやく、喰いたい、だろ?」

椅子の上に置いてあるドーナツの甘い匂いをのぼらせる袋を
卓上に置き直しながら
口許の粉糖を拭う振りで、指腹で緩慢に己の唇を撫ぜてみせ

「……今キスをしたら、甘そうだよな」

そんな悪戯な小さな囁きを、ほつと零し
ドーナツを頬張る様子を
男の正面の席で頬杖をついて、機嫌よく見守っている。

霧長 光忠 誤魔化そうとした意識も、
彼の一言で呆気なく引き戻されてしまって、
困り顔の儘、少し瞳を切なげにさせて呟く。

「たべ たい……、今すぐにでも…」

目の前でその柔い唇を弄ばれて、
キスしたら なんて言葉を続けられたら、
ずくんと腰が疼いて、
ドーナツの味すらもよく分からなくなってくる。

そんな彼の顔を見ていられなくて、
泣きそうな顔で黙々と齧り始めた。
帰ったら許さないんだから…なんて恨めし気に思いつつも、
彼に弱い僕はきっと彼を甘やかしてしまうんだろうな、
と想像がついて、複雑な顔でドーナツを食べきった。

「ごちそうさまでした…」

コートを着ていてよかったと心底思いながら、
若干歩きにくい下半身を庇いつつ、トレーを手に立ち上がろう。

長谷部 切重 少しでも周りから遮られる席で良かった、とは内心の安堵。
整った顔を悲しげにも見えるように歪ませて
切なげに呟く様子が衆目に晒され過ぎるのは宜しくない。

言葉少なく、ついには黙々とドーナツを食べ始める様子に
遣り過ぎたかとちらり思うも
そんな様子ひとつすら愛おしいのだから
己も大概性悪だと薄い自覚はあった

「ん、美味かったな。
 片付けてくるから、
 ドーナツの箱持って、待っていてくれないか」

珈琲も、甘さ控えめのドーナツも食べ終えて
トレーを手に立つ男へ声を掛け、
ドーナツの箱とトレーを交換してしまえば、
返却口へ其れを返して、御馳走様でした、と中へ笑いかけ

「御待たせ、……帰ろうか?」

長居をしたような気がしていても未だ陽は高く
帰宅したところで時間はたっぷりあるだろう。
一瞬ばかり触合う程に身を添わせ
男へ、声を掛けてから、距離を戻して歩き出す。

霧長 光忠 力なく持っていたトレーとドーナツの箱を瞬くままに入れ替えられて、
ぱちぱちと驚いてから、へなりと笑い、
こくんと頷いて彼を待つ。
待っている間も何となく前で手を組んで、
腰を少しだけ引いてしまう姿が情けないが仕方がない。
この状態で店内にいるのも憚られる気がして、
彼に目配せしつつ店の外で待つことにした。

すぐに帰ってくる彼を嬉しそうに微笑みながら見詰め、
寄り添うように触れてくれた身体をほんの少しだけ押し返す様にする。

「…うん、かえろ…?」

甘ったるいドーナツのような甘え声で囁いた。
両手に持ったドーナツの袋を片手でまとめ、
先程は離されてしまった手に触れ、
じゃれる様に小指と小指を絡めようとする。

長谷部 切重 外套を着直して、隣へと立てば
少しのぼせたような眼をする顔を覗き込み

「……家に帰る迄我慢、な? ……お互いに。」

砂糖を塗した菓子よりも甘い声に
薄く、肩口を揺らがせてから息を逃す様に吐き
とろりと欲の滲む声で囁き返す。

掬う様に絡まる指に手が震えるも、払う事はせず
小指をきゅ、と絡め返して、指側面を薄く撫ぜながら
家へと向かう足取りは、常よりも少しだけ、早い。

不自然に黙る儘、人込みを抜けて 家の近く、
人の姿も余り無くなってから、我慢がきかぬように
小指だけではなく全ての指を絡めにいった。

霧長 光忠 返ってくる彼の声色と、お互いに の言葉に、
嬉し気に顔を綻ばせて、同時に湧き上がる欲を感じる。

無言のまま早足に歩き、流れていく喧騒の中、
彼の指と撫ぜられる感覚だけがはっきりと感じられた。

人気のなくなった道に入り、そわりと落ち着かない心の儘でいれば、
ふいに彼から手を絡められて、どくっと心臓が跳ねた。
甘い、というよりは早急に触れ合いたいという動きに、
頭も心もいっぱいになって…

鋭く冴える紅を周りに配らせて、
細い路地に繋ぐ艇を引いて彼を引っ張り込む。

その勢いの儘、壁へ彼を押し付けて、
困惑の色を滲ませる顔を覗き込み、
開きかけている唇へ、荒く唇を押し当てた。

「…… ん…」

甘い

砂糖の甘さか、彼の甘さか、分からぬほどの短い時間。
唇で下唇を食みつつ離れれば、
僕の余裕のない熱に染まった顔が晒されるだろう。

長谷部 切重 早く
早く家に帰りたい。
愛おしい男の熱も呼気も全て、己の物にしてしまいたくて
感触も熱も、
少しでも良いから感じたくて
未だ家に辿り着かぬ場所から、指先を絡めた 矢先

家路とは異なる方向へ手を引かれ、
散漫にしていた意識が引き戻される

「…っ? ……何、どうし  」

たとえ引き倒されても抵抗はしなかっただろう。
壁に圧し付けられ、惑う声の続きごと口付けられて菫を見開く

「……ぁ、 」

一瞬ばかりで離れた唇を、顔を惜しむ声を漏らして
追い駆けるように薄らと軟体を覗かせた

路地裏へと差し込む昼の陽を逆光に
欲を滲ませる男の顔にカァと顔を染め上げ
惑うよう、視線を辺りへと彷徨わせる時間も短く
一度唇を閉ざすも、小さく上目に男を見上げ

もっと、の言葉の代わりに唇を薄く開いて待つ。

霧長 光忠 彼を見ようと顔を離すが、
求める様に彼の切なげな声が漏れて、
すぐさま唇を合わせようとしてしまうのを必死で抑えた。

彼の反応を伺っていれば、真っ赤な顔に戸惑いが浮かび、
理性でもって今の状況を理解したようだった。
口を紡み、視線を彷徨わせる様に、身体を離そうとした時。

「……ッ」

見上げられる欲に熟れた瞳と、目元まで染まった顔、
物欲しげに開かれた唇に引き寄せられて

「――――ん… 、ぅ…」

欲と歓喜が浮かんだ顔を近付けて、
舌を差し出して、唇をつぅっと一瞬舐めた後、
迎えられる儘、口内に差し入れた。

熱くて甘くて、待ち焦がれた味と感触に、
昂る熱の儘、先ほどから主張を続ける僕の半身を
彼に押し付ける様に腰を寄せた。

長谷部 切重 人通りが少ないとはいえ
誰がどれほど通るかも判らぬ昼の路地裏で
一瞬の口付けに焦れて、言葉もなく強請った其れへ
嬉し気な顔を寄せられ、菫が蕩けた。

「ん、… ふ、 」

じらす様な一舐めに
軟体を差し出すのを堪えて迎え入れれば
己より厚みのある其れへしゃぶりつくように
窄めた唇で吸い上げて食んで、
口淫めいて吸い上げる儘顔を動かして
食んだ軟体を己の熱い其れでじゅぶじゅぶと舐めしゃぶる

甘くて蕩けて融け落ちて仕舞いそうで

ぐ、と寄せられる熱の存在に、咄嗟に手を伸ばし
男の背へ腕を回し抱き寄せては
壁に押し当てられる儘僅かに身をよじり、男の脚の間へ
己の腿を差し入れて仕舞おうとする試み

叶えば、すり、と熱を煽るように擦り付けながら
唇を離し、熱濡れた息を互いの間へと零し
欲塗れの顔を晒す儘、男の顔を見詰めようと

「みつ、ただ」

掠れ、上擦った強請る声が 甘く、男の名を呼んだ。

霧長 光忠 熱い腔内に差し入れた舌を吸い取られ、
美味しそうにしゃぶられれば、
明確な快感が腰へと直接落ちていく。
じゅぶじゅぶと狭い路地に水音が響き、
荒い息遣いと共に壁に反響して耳を犯す。

股の間に彼の柔い太ももが差し入れられ、
態と擦り上げられられる動きにひくっと腰が跳ねる。
仕返しの様に、己からも抱き寄せた細い腰から手を下ろし、
コート越しではあるがその割れ目に指を当てる。
何枚もの布に阻まれ、感触はわからないまでも、
彼の後孔の在処を覚えきっている指腹で其処を淡く擦った。

「……は、…はぁ…ッ」

息切れよりも興奮によって荒く湿った息を吐き出しながら、
彼の太ももに完全に勃ち上がった熱塊を痛いほど押し付る。

「…外で…、こんなに、なっちゃっ た……、
 ね、これ……早く、キリエに…」

息がかかるほどに近い距離で囁き、
更に耳に顔を近寄らせて、

いれたい

吐息じみた声を熱く吹きかけて、
壁と僕の間に閉じ込めた彼を抱き締めた。

長谷部 切重 じりじりと燻っていた熱が その焔を露わにしつつあった
しゃぶりついた軟体から啜り上げ咽喉へ流した唾液の味も
間近に聞こえる熱息も、全てが焚きつけに繋がって

「ぁ、…熱、……」

熱の具合を知りたいと差し入れた太腿に
思っていた以上の熱と硬度が伝わって
恍惚と漏らし、こく、と息を飲み込む。
腰から移動する手が外套越しに降りてゆけば
膚の先にも触れぬ遠い指先の動きに
骨張った指が粘膜を撫ぜる感触をたちまちに呼び起こされて
足から力が抜け腰が震え出す、始末。

「ぅ、あ ……、ん、…っは」

昂じている男の息が、熱が伝わって沁み込んで
昂奮が煽られるばかりで、
揺れる足腰の振動を熱塊へと伝えながら
男の背へ回した腕を首裏へと擡げて縋るように抱き着いた。
何処も彼処も震えて、ぞくぞくと走る快感を逃がしきれずにいる
耳元に吹き込まれた欲望に、ぁ、と掠れた声が零れてしまえば
もう止められず

「んッ、…胎、の奥……熱、い。
 ……疼く、……なァ、…みつただ……」
「ッッぁ、… ぁう、
 ほしい、…はやく、お前で満たしてほしい……っ」

路地裏、昼間、住宅街
そんな彼是がちらちら横切っては消えて
押し殺した囁き声は逼迫の色を隠しもしない。
首元へ縋るような姿勢で抱き付き返し、
がくがくと足腰が崩れそうになりながら
何も出さぬ儘、甘く達するような感覚に声が濡れてゆく

霧長 光忠 彼の敏感な割れ目に手を伸ばせば、
たちまち力が抜けて己の太ももに彼の体重が乗る。

抱き締める腕の中、
がくがくと震える彼を身体をその身の全てで受け止める。
震える振動も、熱に浮かされる吐息も、
焦れたように切羽詰まった甘い声も、
か細く掠れた嬌声も、
欲望を焚きつけて、今すぐ彼を犯してしまえと僕を誘う。

流石に此処で事を始めて、隠しきれるほどの術はない。
だからって歩いて帰れるほどの余裕もない。

それならばと、熱に浮かされる頭に鞭打ち、
本で読んだある血奏法を思い浮かべ、練り上げる。
僕の得意とする、血気を形にするものではない上に
彼ごと巻き込んで使用するなんてした事が無いけれど。

浅い呼吸の儘、発動直前まで練り上げた術を、
僕と彼を包む様に放出する。
同時に彼の後頭部を掌で捉えて引き寄せて、
切なげに震える彼の唇に食らいついた。

「…―――ンッ」

唇も脚も絡み合う様にぴったりとくっつけ離れない様にして、
空間を捻じ曲げ、湾曲させて僕らの家まで運ばせる。

「……はっ、あ…はぁ…」

息苦しさと、大量の血気を失った感覚に溜まらず口を離せば、
彼を押し付けていた壁は僕らの家の玄関ドアに変わっていた。
目の前の彼と共に、無事に辿り着いた安心感に顔を綻ばせた。

刹那、カツンと遠くで響く足音にびくっと身体が跳ねる。

長谷部 切重 盛りのついた獣のように
何処だって構わないと熱を強請るような声を出して
けれど此処では、どうしたって駄目なのだと
頭の片隅で潰されそうな理性が必死に喚いている

「みつ、…みつただ、…
 抱いてくれ、…ぎゅって、して…」

強く、強く抱き締めて貰えば
幾許かは心が満たされるからと
身を離す為に、密着を請う矛盾から目を逸らす。

己を強く抱き締める男が静かな事への違和よりも先、
ぞわり、体中の毛穴が開く様な
戦場で幾度も浴びた感覚に、毛が逆立つような感覚を得る。

血気の奔流。

「……んン…ッ、……」

なにごとかを音で問う前に塞がれた唇は
呼気のひとつも漏らさぬように、ぴたりと合わせ
絡めた脚も腕も男を離すまいと、半ば本能的に抱き締める。

熱を昂じる儘、頭蓋の中身が明瞭になる
その次の瞬間には空間が歪曲する中へ身を沈める様な
けれど殺気立つ事はなくいられるのは、
己ごと包み込むその気配が、愛しい男の物であると理解していた故の

「……っは、… ぁ……、……」

一瞬で変わる空気と景色、光の加減
空間転移と頭が理解するよりも先に、遠い跫を拾い上げ
男の首裏へ回した手の片方を外し、外套の内側から鍵を取り出して

「――――…閉じ込めて、奪ってくれるんだろう?」

囁きと共に、
扉の鍵を男の掌へ握らせた。

霧長 光忠 挑発的にも聞こえる彼の言葉に答える様に、
嬉しそうに安堵した顔を綻ばせて、頷いて返す。
抱き着いたまま握らされた鍵の感触を確かめて、
手探りの儘、鍵穴に差し込む。
唇に淡いキスを落としながら、近づいてくる足音を聞いていた。

カチャンと鍵の開く音と共にドアを開け、
するりと身体を滑り込ませる。

入った玄関内はは暗い。
ぱたん とドアが閉まると共に、外からの光も遮られ、
リビングから微かに漏れる外の光だけ。
電灯も付けぬまま、彼の唇を貪り始めた。

「…ん、ぅ…♡ ふぅ……、
んッ…、――キリエッ」

やっとふたりきり
待ち焦がれた誰にも邪魔されない空間

僅かに残っていた理性など吹き飛んで、
腕に彼を抱き込んで強く抱きしめながら、
押さえ込んでいた欲望を解放させた。

長谷部 切重 開錠の間にも、唇同士をくっつけるように
ちゅ、と触合いたがって離せずに
いっそ知れたとて、と思い掛けた頃合いに扉が開き
するりと拐されるように連れ込まれる、家の中。

手を伸ばし、かしゃん、と指先で施錠できたのは奇跡に近い

手を伸ばし、男の頬の稜線を辿り宛がう掌が熱い
首裏へ回し直した手で掻き抱くように頭蓋へ触れて

「ぅ、ン…っ、…、ん、ん、…ッ
 ぁ、みつ、… みつ、ただ…♡」

とさ、と乾いた音を立てたのは焼き菓子の箱だろうか、それとも
何れ意識も視線も其方へ向く事は難しく、向ける気も無く
甘く甘く愛しい男の名を呼ばわりながら、
唇を、軟体を触合わせて体を寄せて密着を請う。

「ッ、どう、しよ…う、何処にも、
 ……欲しく、って どうにか、なりそ、だ」

胎を満たして欲しいばかりではなく
触れて欲しい、愛してほしい欲求が昂じて菫が潤む

デニムの固い生地がじれったい。
腰を押し付けて、男の熱塊を感じたくて、
掌の熱を受けたくて、擦り寄って、それでも足りなくて

「撫でて、…触って、
 俺のこと、…お前で、満たしてほし、い」

なァ、と添えた声はどろりと甘い

霧長 光忠 何か、音がした
でも今は彼の声以外なにも受け付ける事無く、
貪るように彼を求めた。

「僕、も…、んっ……ぅ…、
はぁ…、あ……僕も…
キリエが、欲しくて触りたくて、おかしくなりそう」

どこもかしこも、全身で触れ合いたい
溶けてしまうほどに

押し付けられる腰を擦り合わせて、
熱を淡く感じるけれど、其れすらじれったくて

立ちながら抱き合っていた身体が
崩れ落ちる様に玄関へ沈む。
彼の腰は辛うじて玄関へ上がっているが、
靴を脱ぐのも億劫なほど追い詰められて、

「僕も、満たされたい…ッ
ごめ…、キリエ…、……僕ね、もう」

切なげに囁きながら、体重をかけ上半身を押し倒し、
彼のボトムに手を伸ばす。

長谷部 切重 「ん、ん、…触って、…どこでも、
 お前の手、も、くちも、ほしい」

欲が昂じて先行しすぎて舌が縺れる
とっくに力なぞ、碌に入らぬようになっていた足が
崩れるかに天地を反転させかける
手を、床へと突くのではなく
男の首裏へ回す儘、玄関の内へと倒れ込んで、

「う、ン、…
 俺の、なんでも お前に、なら、… ぁ」

何処かを打った感触が在るけれど
淡い痛みなど止める理由の欠片にもならない。

玄関の、上がり框の向こう側へ上体を倒して
脚は、沓脱へと投げ出された儘、
ボトムに手を伸ばす事を止めず、己の片手が首裏を外れ
外套の合わせから覗く、素肌の上に着ていたニットを捲り上げて
昂奮へ薄く粟立つ膚を晒し

未だボトムに隠れる下腹部をも含めて
己のはらを掌が撫で回したかと思えば、
胸元までを露わにする程たくしあげて

「お前の、はだ、頂戴 …みつただ……」

霧長 光忠 ジッとボトムのファスナーを下げたところで、
彼の掌がボトムごと撫でまわされる動きに目が奪われた。
白く微かに粟立つ柔らかそうな肌が晒され、
浅い呼吸のたびに上下に動いている。

片手で胸元まで晒されて、
ツンと勃ち上がる突起が顔を出し、僕を誘う。

「かわい…キリエ…ッ 沢山、あげるから…」

ぞわぞわと沸き立つ興奮のまま、
片手は彼の腰を撫でまわし、
もう一方は中途に開いたボトムの中へと差し入れて、
下腹から腰骨をゆっくりと擦る。

「…熱、……柔らかくて、おいしそ…」

は、はぁと浅く息をして、
興奮で目の前がチカチカし始める。
彼の投げ出された脚に己の熱を擦りつけながら、
震える唇が淡く色づいた胸へと引き寄せられた。
彼の心臓の上に唇を落としては、
ちうっとキツく吸い付いて赤い痕を残す。

「おいし……もっとぉ…」

舌を這わせ、甘い皮膚を堪能しながら、
ぷつんと勃った先端を咥え込んだ。

長谷部 切重 はっ、と昂奮に荒くなる息を何度も落として
霜月に入り冷え込んだ外気に触れても尚熱い膚は
男の掌が這う其の刺激だけでざわりと更に粟立ち
未だ下着の内に収まる竿は、芯をいれ切らぬ儘に、
先端からとろとろと淫液を溢れさせているのが、己でわかる

「ん、っ、ほし、…い、
 触って、…撫でて、… たくさん、食べて……」

ドーナツショップで
美味そうに齧りつかれる甘味にすら嫉妬しそうだった、なんて
口が裂けても白状する心算はないけれど
ずっと、ずっと、喰われたかった
選ばれて、欲されたかった

脚へ擦り付けられる熱塊の硬さが愛おしい。
触れられてもいない内から尖りきった胸の先端は敏感さを増し
近くに唇を落とされるだけで感じて仕舞い
んン、とむずがるような声を漏らす

「ん、ひぁ、ぁ、う…ッ♡ …っぁ♡」

軟体の濡れた感触に、ぞわりと甘く痺れ始める。
ぬめ、と熱い其れが胸の先端を捉えれば
甘い悲鳴と共に背を撓らせて悶え

「ぁー…っ…♡
 ん、ぁ、みつ、ただ……触って…っ」

腕を外して、ボトムを自ら寛げ切って下ろそうと
縁に手を掛けて伸ばすけれど、半端な位置へずり下げるのが精々で
せめて熱を直接感じたくて、男の纏うボトムを外しに掛かる。
ホックを外してファスナーを下ろしての一連の動きが
昂奮に震える指先ではうまくいかずに
ボトム表面の布地を指先が何度も何度も焦れた様に引掻く

霧長 光忠 キリエの血も、身体も、心さえも、
味わい尽くし食べつくしても、なお飢えて求める。

その度に僕を赦してくれる彼が嬉しくて愛おしくて、
もっともっとと、甘える様に求めてしまう。

咥え込んだ先端を舌先で転がして、
甘い甘い声を耳から味わう。
ちゅぷんと音を立てて唇を離して、
彼の手の伸びる方を見やると

過ぎる快感で上手く動かせないのか
かりかりと僕のボトムを引っ掻いていて
その拙い動きに庇護欲と興奮を感じてしまう。

「~~ッ♡
 …可愛い、かわい…キリエ…♡」

身体を少しだけ起こし、
下方へと下がりながら口付けを落とす。
ちゅっと愛おし気に下腹へと口付けをした後、
僅かに差し入れていた手をしっかりと入れて、
彼の下着ごとずり下げる。
もう片方の手でジーンズを掴んで、
ゆっくりと擦れない様に優しく抜き去ってしまおう。

「あぁ…♡ とろっとろだ…♡」

暗がりでもわかるほど
先走りを纏っててらてらと光る彼の可愛い中心を、
うっとりと見詰め、ちうっとその先端に口を寄せた。
その奥の窄まりに指を這わせ、指腹で撫でまわす。

長谷部 切重 「んぁ、ぅ♡ ぁ、ぁっ♡
 ひ、……ッ、ぁ、は………」

熱く濡れた軟体で敏感な尖りをなぶられて
その都度にびくびくと身体が小さく跳ねるように反応してしまう
下肢も、触れられぬ儘濡れてゆくのがわかって
羞恥と快楽に一層、熱が上がってゆくばかり

男の纏うボトムを外したいのにうまくいかずに
じれて、引掻いていた指先は
男が下へ下へと移動する事で届かなくなってしまった

「っぁ、…~~……んン
 やだ、…みつただ、…脱いで……っぁ、… 」

男の下で動き藻掻く内に、履いていた靴は脱げて転げていた
下腹へと落とされた唇に、ひく、とはらが震える
その更に奥が、きゅんと収縮するのがわかる
デニムも、下着もまるごと下ろされて、抜き取られて
外套にもニットにも袖を通し、ソックスガーターも靴下もその儘に
下半身だけが露わになる。
其れだけでも羞恥が込み上げる中、ほろ、と零された言葉に
暗がりでもわかる程、膚が染まり上がった

「ひゃ、ぁ♡ ぅ、あ、…ッ
 ぁン、ん、みつ、みつただっ、……ぁ…!」

勃ちあがりきらなくなってどれ程経っただろう
芯の入りきらぬ儘、甘勃ちした竿の先端に口付けられて、
びり、とした刺激に腰が跳ねる
とろとろと滴り落ちる淫液が会陰を伝わって、
最奥を目指す指を濡らし、其の表面を濡らしていって

「ひ♡ ぁ、ぁう…ぁ、あ♡
 ほ、し…ぃ、…そこ、…そこ、っ、ちょうだい、光忠…ッ♡」
「なで、て …なでてぇ…♡ ナカ、も…ッ」

上擦り零れていた声が、更にどろりと甘く融け落ちる

霧長 光忠 僕の零した言葉に反応するかのように
朱に染まっていく身体が可愛すぎる。
ビクンと跳ねる腰に気をよくして、
吸い付いた先端を咥え込み、
溢れ出る彼の味を全て味わってしまおうと吸い上げた。

「…ん~……♡ おいひ…♡」

咥えたまま口角を上げて囁いて、
同時になでなでと窄まりを撫で、
時折入れ込む様に指を押し込む。

彼の先走りだけで入り込みそうな其処に、
入り口だけでなく、奥の奥まで届く様に、
じわじわと沁み込ませるように血奏法をかけ始める。

くたっと力の入らない脚を割り、
己の身体を彼の脚の間に入れ込む。
余った手で下腹を撫でて蠢く感覚を外から感じていた。

長谷部 切重 「やッやぁっ♡♡ 
 や、やだ、やだ、それ、やッぁ♡
 ッッひ♡ ぁ、ぁ――~~~♡♡ 」

雄としての機能は殆ど為せていない性器を含まれて
たっぷりとろとろと溢れる淫液を吸い上げられて腰が痺れる
硬くなりきらぬ其処は、それでも快楽に弱い箇所で
身をくねらせるように悶えながら首を横に振りながら、
とぷ、と勢いのない精が口腔内へ注がれて仕舞うだろう

「ぁ、ぁ、う…♡
 ッぁ、んンっ ぁ、いれ、てっ、ぁ♡
 ―――ん、んふ、ぁ……ぁあ……♡♡」

指先で、指腹で窄まりを撫でられて力が抜けてゆく
ぬるぬると淫液を纏わせる指先が入りそうで入らなくて
焦れた様に挿入を強請るよう、腰を揺らしていたが
じわ、と注ぎ込まれる血気の気配に、ぞわりと背に震えが走る

撫で撫でと触れてくれる手が気持ち良くて
男を脚の間へと迎え、自らも更にと開いてみせながら
下腹部、はらの内側が熱を帯びて、増して、ひくつき始める
ん、と甘くくぐもった音が何度も咽喉から漏れ

「じゅん、びの… やつ、…か……?」

何を、入れ込まれたのだろう
不審はないが、疑問は浮かぶ
彼是触れて拓かれた事は、そういえば碌になかった
今回も、きっと、面倒な手順を省略する物かと
男を見上げてぼんやりと問わう

霧長 光忠 「…ん……~~♡」

いやいやとしながらも、快楽に悶えて、
とぷりと溢れ出した粘液を美味しそうに吸い上げた。
ぷちゅっと音を立てて口を離し、
もぐもぐと腔内で弄び、味わってからこくんと飲み干す。

腰を揺らして焦れる彼を、よしよしと撫でていれば、
準備の声に目を細めて頷く。

「そう、…でも解すのは、僕がする。
たくさん…撫でて、あげる ね?」

にまっと口角を上げて笑い、
彼の淫液を纏った指をつぷっと差し入れた。
今回は洗浄と、粘液を纏わせるだけ
未だキツい彼の胎は待ちわびたかのようにきゅうっと締め上げるけれど、
幾度と無く交わってきた其処は
ゆっくりと撫でてやればすぐにとろとろと蕩けだす。

「かわいい…、僕の指、おいし…?」

じゅぷっと指を抜き差ししつつ、
熱に浮かされた顔を晒して彼に問う。
同時に余った手で僕のボトムのベルトをカチャカチャと外し、
ホックに手をかけた。

長谷部 切重 「ぅ、そん、なの、飲むなぁ…ッ」

味わって飲み干される事など碌になかったのにと
朱色に染まった顔を泣きそうに歪めて訴える、けれど
視覚的な刺激も相俟って、口を離された後も、
窄まりは収縮を繰り返し、とろりと新たな蜜が溢れている、始末

「んッ、
 解す、の…しないため、のじゃなくて、か……?」

頭の上に疑問符を幾つも浮かばせるような声で問いながら
下腹部を撫でる手に、とろとろ、力が抜けてゆく
つぷ、と差し入れられる感触に身を竦めるも
窄まりは期待へ収縮を繰り返し、腰は震えて
粘膜も嬉し気に指へと絡みつく様な動きを示して仕舞う

「ぁ♡ ん、ん♡ っふ…、ぁ、みつ…♡
 ――ん、…うれ、し……触られ、るの 好き…っ♡」

触れて、撫でて、愛してほしいと
肉の欲をぶつけ合う以上の欲求が日に日に肥大して
随分と男の指にも声にも、其の目にも弱くなってしまった
熱欲も情欲も融け出した菫色を潤ませて、
名前も、好きも、縺れた舌で何度も紡ぐ

「みつ、…っ、みつ、ただぁ…♡
 っぁ、きも、ちぃ♡ゆび、指きもち い、っぁ♡
 おい、ひ…ぁあっ ぅ♡ …撫で、られ、…♡♡」

敏感な蕩けた粘膜を指腹が撫でる感触も
抜き差しの動きに指の関節が柔く内壁を引掛ける刺激も
何より、熱を露わに見下ろす顔と、掠れた声が堪らなくて
玄関である事も忘れて、腰を揺すって快楽を貪る姿勢

霧長 光忠 「キリエにたくさん触れるのに、
血奏法にさせちゃうなんてもったいないもん…」

僕の指先ひとつ、囁きひとつで
普段あんなに凛としたキリエがこんなにも妖艶に、
熱に浮かされ僕を求めてくれる。
それを少しでも感じていたい

正直に言えば、僕の半身は張りつめて痛いくらいだけど、
其れよりも彼を感じて甘やかして、
どろどろにさせたい気持ちが強かった。

「ぼくも、好き…♡ キリエに触るの、大好きだよ」

開かれた太ももの柔い内側に舌を這わせ、
唇を当てがい、吸って、甘く噛んで…
入れ込んだ指もすぐに増やして、
快楽を生む様に折り曲げ、キリエの好きな処を甘く擦ってあげる。
刺激になりすぎない様に焦らしながら、
ボトムを片手で膝まで擦り下ろした。

太腿から口を離し、腰を彼に近寄らせて、
丁度折り畳む様に立膝をしている彼の、
ソックスガーターが食い込む脹脛に
ぬりゅっとその先端を擦り付けた。

「……ッ♡ んッ、……あッ♡」

先走りがぴっちりと締め上げる彼のガーターを汚す。
硬い感覚にピリッとした痛みが走るけれど、
ぞわぞわと這い上がる背徳感に背筋は震えた。

長谷部 切重 「ん、ぅン♡ 触、って …ほしい…♡
 いつも、お前の手、ほしかった……」

触るのが好きと紡ぐ男の声を受け、
とろりと目を細めて嬉し気にわらう。
 
大きく開いた脚の間に迎え入れ
柔い箇所へと唇を宛がわれるだけで腰が震える。
唇も、柔い歯牙の刺激も、
ナカに埋め込まれて粘膜を擦り上げ、乱す指にも翻弄されて

「んぁ、ぁ♡ ぁう♡ ッ、ぁ
 なで、なで♡ きもち、ぃ♡ ッんン…♡ 
 も、っと、…もっとほしい、光忠ぁ……!」

粘膜を撫でる指先が気持ち良くて
でも、弱い個所を外す様な刺激がもどかしくて
腰を揺すりながら焦れた声を上げる

取り出された熱塊に、ぁ、と期待の声を漏らすのに
擦り付けられた先はソックスを深く履いた脛で

「ひぁ、熱♡ぁ、あ、なん、でぇ…♡
 みつ、…っ、みつた、だの、熱、ぃ…ッ…ぁぅ…♡」

手を伸ばし、熱く逞しい切先へ指先で触れようとして
ぬるぬると先走りを溢れさせる先端を、
いいこいいこと撫でたくて伸ばした手は
一撫でしたかどうかで止まり

「…ッん♡」

べとべとにぬれたガーターに指を滑らせ、引掛けて
伸びる素材の其れを伸ばして、熱塊を潜らせて仕舞おうとする、
一寸した、悪戯。

巧くゆけば屹立をガーターと脹脛の間に入れ込んで仕舞えるか。
素材もぐちゃぐちゃに濡れているのも相俟って、
余り痛みは与えぬだろうとの目論みではあるが、さて。

「ココ、も …つかって、良ィ、ぞ…?♡」

霧長 光忠 僕の手が欲しかった

彼からの言葉にきゅっと胸が締め上げられる。
欲の色をそのままに、嬉しそうに笑む顔に、
僕も心からの笑顔を向けた。

太腿と粘膜への愛撫に悶える彼をうっとりと見詰め、
かわいい、すき と囁き続ける。

熱塊を擦り付けられた彼の困惑の混じる声を聴けば、
腰を引こうとするものの、伸ばされた手に捕えられ、
ビクッと腰が跳ねる。

「ひッ、…んっ…♡」

すぐにその手が離れ、何だろうと目線を向ければ、
その指でガーターを引き延ばしその食い込む跡が見えた。
続けて 濡れて掠れ、甘ったるい囁き

ぶわり と、全身の毛穴が開くような戦慄きと、
脳が沸騰するかと思うほどの興奮が襲う。
どろっと蕩けた欲を灯した紅を向けて、

「…ほんと…?」

と掠れた声で零しては、誘われるまま
その先端をぐちゃぐちゃの其処に宛がった。

「キリエも、気持ちよく、なろ…?♡」

じゅぷん、と三本目の指を捻じ込んで、
ぐちゅぐちゅと荒く擦り出した。

長谷部 切重 先走りでどろどろに濡れそぼった先端を指先で一撫でして
甘く跳ねた低い声に、御満悦に笑みを深める

指先で引掛けて伸ばしたガーターに
屹立を潜らせて、囁いて、唆す。

「俺の、何処でも
 …気持ち良く、なって良ィ、から

 御出で、みつただ…♡」

擦り付けられてぐちゃぐちゃに濡れた脹脛に
改めて切先を宛がわれて、足が震える
淫らな液が靴下にも染みて色を変えているのが分かる

「っぁ♡
 っひぁ、ぅ♡っや はげ、し…ッ♡♡」

指を増やされたナカがきゅうきゅうと収縮し、
美味そうに男の指を舐めしゃぶり咥えて悦んでいる
荒々しい動きに、堪らず腰を振って快楽を貪りだす

「あッぁ、…ぁぅ♡ ひゃぁ、ンん♡♡
 ゆび、ゆびきもち、ぃ…ッぁ、…みつ、ただぁ…っ」

抜き差しも、掻き混ぜも
撫でられるのも気持ちいい、けれど

開き気味でいた膝を折り曲げて
ぐちゅぐちゅと当たる先端を膝裏で柔く挟んで仕舞おうと、して

「ココ、に出したい か…?」

恍惚と菫を細め、
放ちたい箇所を言わせたがる

霧長 光忠 「は、 …あ…♡」

ぴたりと張り付くガーターが僕の粘液を吸って更に密着し、
彼の鍛えられた白くて柔い筋肉の間に挟まれて、
その感覚と視覚からも快感を生んで僕を昂らせた。

増やした指を美味しそうに取り込み、
腰を振り嬌声を上げる彼を視線で犯しながら、
ゆっくりと腰を動かし始める。

「あ、ぁ…、んッ、…きも、ちい…♡」

竿が擦れる感覚と僕が動くたびにしなるガーターに、
続々と腰が震える。
彼がずっとつけているガーターに、
僕のものが…と考えるだけで爆発しそうだ。

そんな快感に酔いしれていると
敏感な先端を包み込んで締め上げる感覚が襲い、
強烈な快感に腰が大袈裟に跳ねた。

「ひゃッ!!♡」

ぶるぶると震えながら、その先を見れば
柔らかい彼の膝裏に先端部分が飲み込まれている。
声の方を向けば、妖艶に笑む菫と視線が絡まった。
熱に浮かされ、はぁはぁと乱れ、腰を振りながら、
僕の方を見下ろす彼を見てしまった。

「 出し、た い…♡
キリエの脚に、僕の、白い の出したい…よぉ♡♡」

欲に溺れ、どろどろに蕩け切った脳みそが、
淫猥な言葉を紡ぎ、本能のままに腰を動かし始める。
抜けない様に小刻みに、でも荒く叩きつける様に、
同時に指の荒さも増して、
抜き差しの際に彼の奥から溢れ出す淫液をまき散らすほど、
双方から、ぎゅちゅぐちゅっと濡れた音が響き出す。

長谷部 切重 利便性で着用を続け、愛用しているガーターに
愛おしい男の熱塊を潜り込ませて
脹脛の筋に擦り付けぐちゅぐちゅと淫らな音をたてて
腰を振り出す男を、恍惚と見詰める

「ン、… ふ、ふ…♡」

膝裏で敏感だろうぐちゃぐちゃの先端部を挟み込み
膝裏で食む儘、足を揺すぶる
呆然と熱に浮かされた紅色が此方を向けば
視線を絡める儘、唇を撓らせて、音も微かにわらう

「きもち、良ィ、な…? 
 ……ん、良いぞ、…いっぱい、俺のあし、濡らして…♡」

「けど、 こ、れは……駄目…っ、…ぁ…♡」

出したい、と腰を揺らしながら蕩けた声で紡ぐ男に赦しを与え
一方で、尚も激しく荒く抜き差しを繰り返そうとする指を
諫めるように、きゅう、と胎に力を籠めて絞ったが
ありありと骨張った指の稜線を思い知る事にも、なり
甘い声を零しながら、手を伸ばして、
其の指の動きを止めようと、男の手首を必死に抑えようと、して

「あし、に出した後、で
 俺のナカ、にもいれて、…ッほし…」
「撫で、られるの好き だけ、ど…、
 そ、っち で、イき、た…い…
 光忠に、だいて、ほしい……」

「だめ、か……?」

指で達したら、
互いに熱の果てを迎えて仕舞ったら、
そこで終わってしまうなんて、寂しくて
赦しと制止を紡いだ口で、懇願めいた強請りを紡いでは
そろりと窺う様な視線が向いた。

霧長 光忠 昇り詰める欲に溺れた耳に駄目の言葉と、
手首を淡く押さえる感覚に腰と手の動きを緩めた。

「ら、め…?」

熱に浮かされた限界に近い脳みそを
必死に巡らせて、彼の言葉を聞けば、
ぶわわっと顔が赤くなり、歓喜でわなわなと唇が震える。

「う、うぅ…キリエ…ッ♡♡
そんなこと 言われたら、僕、…ぅ♡」

彼の告白がそのまま快感へと変化する様で、
ぶるっと腰が震え、言葉が途切れる。

「ダメなんかじゃ、ない…っ、んっ♡
僕だって、キリエに、入れたくって、
仕方な、いのにッ♡ あッ! や、やっ♡」

僕も、キリエのナカで果てたい。
そう思うのに、一気に駆け上がってくる熱を感じ、
いやいやと必死に耐えようとするけれど、
なおも扱き上げる感覚に限界を迎えてしまった。

「や、だ、めッだめ…っ…、 ~~~ッ♡」

彼の膝裏の中で、びちゅっと弾けた白濁は、
ドロドロと垂れて脹脛もガーターも、
その下のトレンチコートまでも白く染め上げる。

はぁ、はぁと眉根を寄せて荒く息を吐きながら、
ずりゅっと抜き出す熱杭は、
ガマンしようと中途半端に欲を吐き出したせいか、
未だどくどくと波打ちさらに高度を増したようにも感じる。

「キリエの、ナカ、いれて、いいん でしょ…?」

高め切った興奮の儘、
ギラギラとした瞳を光らせて、
白い精液を纏ったままの先端を彼の後孔へと宛がった。

長谷部 切重 「ん、…ッ♡
 俺の、どこ、使っても良ィ、けど
 ……抱いて、ほし ぃ、…お前に、抱かれ、たい…から」
「ソコだけ、で満足しちゃ いやだ……」

気持ち良くなって欲しい
己で気持ち良くなって欲しい
己の何処でも使って昂じて欲しい
その気持にも願いにも嘘はないけれど

甘い声を上げながら、ガーターで竿と括れを
膝裏へ敏感な先端を擦らせて、果てる様子に菫を細め
己の装身具に熱を入れ込ませて腰を震わせる男を見て
湧き上がる愛おしさと充足と、ほんの少しの不安

ずるりと白濁の糸を引いて外される熱竿は
未だ硬度を保っていて、無意識にこくりと咽喉が鳴った。

「ん、ぁ… 熱……♡」

膝裏を擦られて、こんなにぞくりと熱が走るなんて知らなかった
べとべとの足を開き直して、
濡れるのも構わずに、膝裏から両腕を回し
先程迄3本、指を咥え込んでいた其処を、指先で自ら開いてみせ
ひくん、とわななく赤い紅い粘膜を晒す

組み敷かれて、貫かれたい
この男に、求められて、愛されて、抱かれたくて
濡れた先端を宛がわれ、おねがい、と吐息に近しい懇願が落ちる。

「……抱い、て…?」

霧長 光忠 未だ硬く反り返ったままの熱杭を
キリエの後孔に宛がおうと腰を落としていくと、
彼の手がそろりと下がってくるのが見え、視線が其方に映る。

今さっき吐き出した欲に濡れた膝裏を
上着を着たままの腕が通り、べちゃりと汚した。
あ、と思うけれど、手の先が僕を迎え入れる様に蜜穴を広げ、
粘膜を晒して震えている様を見せつけられて、
そんなことを気にかけている暇は僕には無かった。

「…はあ、ぁ…♡♡……キリエ…キリエ……♡」

とろ と蕩けた顔を晒し、彼の妖艶な色香に、
花に引き寄せられる蝶のように吸い寄せられる。
彼の指ごと白濁に濡れた先端を押し付け、
くちゅ、くちゅ…と摺り上げた。

「…ん♡ キリエのナカ、入りたい…♡」

は…と詰まる息を吐き、
先端をぐっと押しこめる動きを取る。
指がそれに合わせて離されるなら、攫うように両の手を握り、
絡め合わせて床へと縫い付けてしまおう。
腰を進めると共に、十分に解れた粘膜が、
達したばかりの熱塊に絡みつく様に纏い、途方もない快感が襲う。

「あッ、ぁ……ッ♡♡ なかぁッ♡キリエのッ♡♡ ん…っ♡♡」

快感にふるふると震えながらも、ゆっくりと挿入を続け、
次第と近くなる彼の顔に口を寄せ、顎下顎先とキスを落とし、
嬌声を上げるであろう、唇を塞いでしまおう。

長谷部 切重 はやく、はやく
中に愛しい熱が欲しい
白濁に濡れるのも構わずに脚裏へ回して
粘膜をみせつけるはしたない姿勢で、

「みつ、ただぁ……っ」

おねがい、頂戴、と欲濡れた声で繰り返して
孔を広げる指先に、濡れた屹立が触れれば
ぞく、と震えが走って、
己から迎えるように腰を押し付けたがって揺らぐ

「ん、ぁ、ぁぅ♡ お願、ッ ぁああ…!」

押し込める動きに漸く離した手指を絡め取られて、縫い付けられて
其れだけの動き一つにも、被虐交じりの快楽を得て仕舞う。
指とは比べ物にならぬ質量が、みぢりと柔く蕩けた粘膜を押し開いて
這入ってくる、のがわかる
待ち侘びた熱塊に腰の震えも、胎の蠢きも止まらずに
緩慢な挿入の動きに感じ入っていれば
柔く押し当てられる熱い唇に、己からも首を伸ばし
如何にか、押し当て返そうと試みて

「みつ、…光忠…っ、好 ッン…んぅ…ふ、…ッ」

込み上げる想いも聞き苦しい程甘く濁る声も、
口付けに途切れ、上も下も繋がって
絡めた手指にぎゅうと縋り付く様に力を籠め
軟体を差し出しては、粘膜の熱さにも、甘さにも夢中となり
厚みのある軟体を舐めて含んで吸い上げて、唾液を飲みたがる。

霧長 光忠 やっと、やっと繋がれた…
襲い来る快感よりも、その幸福感が勝っていて、
繋がった個所全てで彼を感じられる歓びに震える。

「んッ…好き、…ぅ…♡、 きり…え…、…ッ♡」

呼吸の合間に漏らす言葉に愛をのせて囁き、
その時間すらも惜しいとまた唇を重ね、
僕もまた彼の軟体を吸い、絡めあうように動かして。

ゆっくりと内壁を押し分けて進む熱杭が、
漸く彼の最奥へと届く頃には、長い口付に荒く息をして
力の入らない身体をすっかり彼へ投げ出してしまっているだろう。

「…ん、あっ、はぁ、はッ♡、んッ、奥……んぅ…♡」

酸欠と快感にがくがくと震え、
最奥に触れる先端をぐりゅりと擦る様に緩慢に動かした。

長谷部 切重 「ん、ふ、…ッ、みつ、…っすき、…光忠……♡」

焦れて欲しくて焦がれて堪らなかった愛おしい男と
指も唇も繋げられる所全てで繋がる幸福感に、
とろ、と喜色を滲ませた菫を細めて

床へ縫い留められた手をぎゅうと握り込む儘、
口付けの合間、合間に名を幾度も呼ばう。

じっくり、蕩けた肉を押し拓かれて
何度か達しそうになりながら、漸く、最奥迄迎え入れる事がかない
脚を折り曲げて潰されるような形で、長身痩躯を受け止め
濡れる事も構えずに、膝から下を男の腰へ絡めにいく

「ひぅ…ぁ、あ、ふか…い…♡
 ――ッァ゛♡ そ、こっ 、それッ…♡♡」

快楽からくる身体の震えがナカにまで伝わるような
小刻みに最奥をなぶられるような刺激だけでも高まって仕方がない
更に、ぐりゅ、と擦る動きを受け
濡れた声が甘く崩れ、内壁がきゅうぅと収縮を示し
ひッ、と悲鳴染みた嬌声が短く零れた。

「それ、…ッ、おく、すぐイ、く…ッから、ぁ……っ」

だから、其処ばかりはと
首を横に振りながら懇願に近い響きで訴える。

霧長 光忠 びたりと彼に凭れた身体に、
彼からも脚を絡められて快楽に溺れる声を聴けば、
蕩けた紅がつうっと細まる。

目の前の真っ赤な顔がいやいやと振るわれて、
サラサラの髪がその都度触れるのですら快感へと変化した。

絡めた手を握り返し、体重の載せて押さえる動き。
手も、腕も肩も胸も、ぴったりと付けたまま、
最奥に押し当てたままの先端を離すのすら寂しくて、
くりゅくりゅと甘えるように擦り付かせる。

懐く様に顔を寄せ、頬を合わせて口元が耳に近くなった体勢で
嬌声を垂れ流し、甘え切った声で強請った。

「…んッんッ♡…イっていい、よ♡
たくさん、イこ…?」

はぁ♡と熱い吐息を彼の耳に吹きかけて、
小刻みに最奥を擦り付け続けた。

長谷部 切重 「っぁ、ぁッ♡ っひ♡♡
 んん、ぁ、ゃだ、め、ってぇ…♡♡」

圧し潰されるような姿勢で、腰を揺する事も逃れる事も出来なくて
ちゅく、と先端部を酷く敏感な突き当りへ擦り付けられ続けて
只でさえ甘ったるい濡声がぐずぐずと崩れてゆく

蟀谷をぐりぐりと懐かせ、快楽に震える中で
耳朶を吐息が、鼓膜を、低く甘い声が揺らして
其れだけで胎がびくん、と強い収縮を繰り返す

「ッひ…♡
 や、ぁ、…ッい、いくッい、ぁ、ああッ
 やだぁ…っみつ、みつただの、そそ、いで欲し、のに…ッ♡♡」

脚だけじゃなくて、
胎にも、たっぷり注がれて達したいとむずがりながら
ゆすゆすと最奥の敏感な場所を刺激され続けて
腰に絡めた脚も、繋ぐ指も一際力を籠め、

「ひ、ぃあ゛♡ぁ゛♡ ――~~~…!♡♡」

堪えきれずに咽喉を仰け反らせながら、一足先に果てを迎えて仕舞った。
抱き付く代わりに足でしがみついて、びくびくと身を震わせて、
ずるりと絡ませていた足から力が抜ける。

霧長 光忠 耳に甘く毒の様に囁きこんだ瞬間に、
彼のナカが震え、切なげに締め付けられた。

あぁ…と彼の耳に埋めた顔をどろりと歪ませる。

厭だだめと耐えようとしても、僕に攻められて
どうしようもなく達してしまうキリエを見るのが
好きで好きで仕方がない。
…とても彼には言えないけれど。

はやく、はやく僕でイって

と最奥を甘く擦り続けていれば、
ぐっと力の入る彼に限界を悟った。

「んっ…あ、―――♡♡」

引き攣れるような濁った声と共に、
ビクビクと震える身体をしっかりと抱きしめるかのように押さえつけ、
その感覚を味わっては、熱い吐息を吐いて身体を震わせた。

「あぁ……♡、気持ちよかった…ぁ?♡
かわいい……可愛いね、キリエ…♡」

未だ震える彼のナカを虐める様に、
トントンと最奥を叩いて耳にねっとりと囁きこむ。

長谷部 切重 繋がれている嬉しさに、満たされた喜びに、
愛おしい男に抱かれている悦びに昂じるばっかりで

達するまいと思えども如何仕様も無く
どろりと甘い囁きにも追い立てられるように達しては
胎を痙攣して、波打たせる、なかで

「ひッ゛♡ぁ゛♡あぁッ♡♡
 いッ、いった、いまッ、い゛ッ♡♡ぁ゛ー…ッ♡」

イったのに、余韻どころか未だ達している最中であるのに、
尚もとんとんと過敏な口を叩かれて、
ぼろぼろ快楽の涙を零しながら、余りの刺激に首を横に振って
身を捩って逃れようとするのに、
全身で押さえ込まれていて、身動きも碌に取れない事を
改めて思い知って―――ゾク、と更なる快楽に襲われる

「…ぁ、あ♡ だ、め、だめぇ…っぁ、ぁぅ゛♡
 みつっ、…みつただぁ…!♡♡」

ぐち、ぬち、と屹立の先端と触合う都度に
突き当りの横、最奥の口が
じゅっ、と何度も何度も吸い付く様に先端を咥えたがっては
すっかり覚え込んだ快楽を欲しがって収縮を繰り返して、

「おね、 …がい、
 ぎゅってして、… っ」

縋るように握り込んでいた指先を離しては、
もっと全部で絡み合いたくて、震える声で懇願を向けた。

霧長 光忠 トン、と淡く突くたびに、濁った嬌声を垂れ流し、
僕の下で身に余る快感に悶え、
痙攣が治まらない内壁を締め上げる彼にゾクゾクと快感が走る。

「ふ、ッ♡、ん、かわ、いい…♡
キリエ…、あっ♡ ん…~~ッ♡」

幾度と無く犯してきた口が、
ちゅうっと吸いつくように先端を吸い上げる動きに、
ひくひくと腰が跳ね、声が上ずる。

と、小さな彼の懇願の声と共に
ぎゅっと握り締めていた指が離されて、
ハッと覗き込んだ彼の顔が切なげに歪められていて…

「……ッ!」

押さえつけていた手を彼の背に、頭蓋に入れ込み、
ぎゅぅっと早急な動きで抱き寄せた。
咄嗟に動いたせいで、ぐりゅっと熱塊が擦れ、
思いもよらぬ快感にびくっと跳ねる腰を諫める様に、
深く深く彼の奥へ押し付けて全身で抱き着く形となったろう。

「…ッ、 ぅッあ…♡ぁ…っ、んっ…♡」

長谷部 切重 己の上に沈み込むように身を重ねて
低く甘い声を上げながら、腰を振る男が愛おしくて
縋りたくて、抱き付きたくて、出来なくて
きゅうきゅうと胎を絞ってひっつきたがる

「ぁ、ぁう♡ ッお、く…おく…ッはい、っちゃ…♡♡
 ……ぁ♡ ……っ!」

背に、頭蓋の後ろに大きな手を差し込まれ
ぎゅう、と抱き寄せられて、夢中で抱き縋って
ぴったりと隙間を一層なくして密着する悦びに浸れたのは
ほんの、一瞬

ぐぶん、と先端が口を割拓く感覚を得て
必死に縋り付く姿勢の儘、 

「―――ひ、ぁあ……~~…ッッ ♡♡♡」

奥の更に先に与えられた刺激に、
再び快楽を駆けあがって、早々に達して仕舞い
がくがくと、震える身体でしがみつく形となった。

霧長 光忠 はいっちゃうという彼の甘く戸惑ったような声を聴いたと同時に。
ぐぷんと先端が甘く蕩け切っていた口を押し割った感覚と、
先端がぎゅうぎゅうと締め付けられて、びくっと身体が跳ねる。

其れだけでも打ちのめされるような快感が走るのに
わなわなと戦慄く彼の内壁と、悲鳴のような声に、
彼の限界を悟って、

「あ、ッや、だめ……今はッ  ~~~ッ♡♡ 」

言葉の途中でキリエの身体ががくがくと震え、
きつく締め上げる内壁に溜まらずぎゅううっと彼を抱き締めた。
先ほど出したばかりだというのに、
僕にしがみ付いて縋る彼と共に、絶頂を迎えてしまった。

彼の最奥を汚す様に、熱く滾る白濁を勢いよく吐き出し、
ぶるぶるっと身体を震わせて射精の快感に浸る。

「あ、あ……う、ぁ…ぁ‶ッ♡♡」

一度ナカに放ってしまえば、
其れの溺れるのは一瞬で、甘く腰を動かして震える熱竿を扱き上げる。

長谷部 切重 ぴったりと抱き合って抱き締め合って
愛おしい男へ縋るように腕を回す儘、
最奥の向こう、突き当りの先まで熱塊を迎えて仕舞って
達した余韻が収まらぬ内にまた、快楽を駆けあがって果てて仕舞った

「ぁ、ぁあー――~……♡」

がくがくと震えしがみ付く姿勢で、
己もまた力強く抱き締められる儘に胎の奥へ注がれ
悲鳴染みた声が恍惚と蕩けて尾を引いて

繋がって、満たされて、抱き締められて、注がれて
欲しいもの全てを与えられて、幸福そうにとろと菫がとける

「ん、んぁ、…ぅ…♡
 ……っぁ、…みつ、…ッみつ、ただ……」

吐精の後も、未だ痙攣を続ける柔肉へ擦り付けるように
緩々と腰を使われるだけでも、刺激が強くて
一滴も零すまいと搾り取るように内壁が収縮を繰り返す。
荒い息を繰り返しながら、すり、と頭蓋を摺り寄せたがり、

「す、き…
 好きだ、光忠……」

「なぁ、……もっと、欲し、ぃ……」

玄関先で、床の上で
服も何もかもぐちゃぐちゃの儘だけど
暴力的で衝動的な熱を越えても、欲しい気持ちは止まらなかった。
窺う様な視線が金色を覗き込む。

霧長 光忠 「は、ぁ……ぁあ……♡」

彼も同じように果て、共に快楽の余韻に浸っているのが、
深く深く繋がって蕩けて、抱き締め合っている幸せを更に助長する様で、
さらにきつく抱き着いて、寄せられる頭蓋を押し付け返す。

「…ぼく、も…すき…っ、
好きなんだ…、キリエ が…」

頭蓋が離れ、冷たい空気が蟀谷に当たり、
少しだけ浮かれた頭が冴える。
寂し気な視線を彷徨わせ、藤色が写れば嬉しそうに笑ったろう。

「……も、っと……」

その言葉を合図にしたかのように、ぐんっと質量を増す熱杭が、
先端を嵌め込んだままの彼の奥の口を広げた。

「――ッ♡♡」

どろっと溶けた蜂蜜色が、物欲しげに細められ見つめ返す。
すり、と擦った脚が布で遮られている事が嫌で、
身動ぎながら脱ごうとするも、上手く行かない。
何せ靴までしっかり履いたままなのだから、それはそうだ。

彼のどろどろに濡れた唇に噛みつくようにキスをし、
口内を犯す様に舌を割り入れて弄る。
同時に革靴にもう片方の爪先をひっかけて無理に脱ぎ、
ずり、ずりと彼の身体を押し上げる様に突き上げつつも
その摩擦でボトムをずり下げてしまおう。

長谷部 切重 「ん、すき…
 ずっと、…ずっと、お前が足りなかった……」

すり、と懐かせ合う頭蓋が、
さりさりと互いの髪が擦れ合い落ちる感触が心地良い
覗き込み、窺った先の金色を見詰め、
更にを強請った、途端の質量に 菫を瞠る

「ッぁ♡
 ん、ん、ぁ、ひろ、げら れ、……て……っ♡♡」

未だ過敏な口を、ぐぐ、とひろげられて
収縮が、ひくん、と強くなる。
欲色に濃さを増した金色を見て、菫が情欲にまた濡れ始め、
下に敷かれる姿勢では、身じろぐ事も難しくて
腰を揺すりたいのに、快楽へ思う様に力が入らずにいる。

「ぁ、ンむ…っ♡ ぅ、…ん、んぅ♡ 
 んッッ、んン…っ♡ ……ふ……ッ♡♡」

尚もと強請りそうになった口を塞がれて
夢中で軟体へしゃぶりついた。
軟体を絡め、緩く吸い付いて、唾液を啜り
口腔内の粘膜を蹂躙されたがって、唇を己からも押し付ける。
脱衣の身動ぎが、揺らぎが響く。

「ん゛ああ゛♡
 ぁ、ぁ、あ、これッ …っまた、す、ぐ……ッ♡♡」

押し上げる様な突き上げに、最奥へ填められる儘、
ずんずんと揺らされ、胎全体がぐずぐずと重たい快楽に蕩け
濁った甘い声ばかりが漏れる。
イって、イって、イったばかりなのに、
快楽の高みから降りきれないまま、胎が震えている。

霧長 光忠 入り込んだままの僕の変化を敏感に捕え、
快楽へと変換して締め上げる彼が愛おしくて、
もっともっと、狂ってしまうほどの快楽で彼を虐めたくなってしまう。

荒く口付けたのにもかかわらず、
夢中になって味わおうとする粘膜に、
ぶわりを湧き上がる弑逆心のまま、
大きな軟体で押しつぶす様に
強く押し付け、荒く擦り合わせその弾力を楽しみ始める。

「んッ♡ん……~~ッ♡♡
――ん、はぁッ、あ……」

離れてしまった口から切ない声が漏れるのを、
塞いで閉じ込める様に再び噛みつき、
奥へと差し入れた軟体で柔い口蓋を押し上げ、擦る。

ぐちゅぐちゅと、下からも上からも、
淫らな水音とくぐもった嬌声が玄関に響いていた。
次第と激しくなる腰の突き上げの動きによって、
ばちゅばちゅと肌がぶつかる湿った音も、大きくなっていくだろう。

思わず外れた口から濁った嬌声と荒い息だけが漏れる。

「ッ♡ ~ッ♡  あ、ッ♡、は、あ‶ッ♡ キリエッ きり、えッ!」

長谷部 切重 上でも下でも粘膜同士繋げてくっつけて
余すことなく愛しい人を感じられるのが堪らなく嬉しい。

「は、ん…む…、ッ♡
 ――…ッぅ、……~~…♡♡」

強く擦り付けられる熱く濡れた軟体を
ぐちゅぐちゅと擦り合せて、唾液を飲み込んで、
快楽が過ぎて一度外した唇も、直ぐにまた塞がれ
甘たるくはしたない声が男の口腔内へと消えてゆく

上口蓋の弱い粘膜をこそぐように舐められて
ぞく、ぞくん、と腰が震え、内壁の蠢きに直結するような。

「…ッ♡ ――~~…ッ♡♡
 ふ、……っ、♡ ……ッ…♡」

口を離せば屹度また、濡れた声が漏れて仕舞う
はふ、と息を時折零しながら口を塞いで貰うような口付けを続け
声を堪える分、体に変に力が入って仕舞うのは、如何仕様もなくて
胎の痙攣が、びくびくと増し、熱塊を一層締上げて仕舞う

離れたくない、放したくない、ずっと、居て欲しい。
何度か放たれてぐじゅぐじゅに濡れた蜜孔が、
突き上げの都度、きゅうと根元を締め
最奥の口が、先端部の括れを離したがらずに吸い付く様な、
全身で求め、ひっつきたがる。

唇が外れて仕舞えば、ぁ゛♡、と濁った甘たるい声が零れて仕舞って
慌てて抱き付く姿勢の儘、男の肩口に顔を埋め、
布越しに噛み付く事で、声を殺そうとする。

「ふ……ッ♡
 ん、んン…、――――~~~…ッ♡」

尖らぬ人の歯牙が、きり、と膚に食い込むか
何れ快楽で力の入りづらい中では、薄い歯型の可能性よりも
唾液で濡らして仕舞うだろう事は間違いなく。

霧長 光忠 突き上げる度に離したくないと縋る様に締め上げる内壁に、
ぶるっと腰を震わせて、もっと欲しいと更に突き上げる。
快楽に溺れた身体が無心でその快感を貪ろうと動くのに、
腕は彼をきつく抱きしめ、密着するように身体を倒し腰だけを動かす形で、
必死に彼にくっついて甘える事もやめれないでいた。

「あッ、あ…♡…キリエ……っ……」

漸く外した口からキリエの甘い濁った嬌声が聞こえて歓喜が湧くのに、
直に口を肩に押し当てられてしまって、しゅんとしてしまった。

彼が嬌声を零し、熱い息がかかる度に、
其処からじわじわと痺れる様で気持ちがいいが…

甘く噛んだまま揺さぶられ、肩口に食らいつく彼に

「…ぅぁッ、ンっ……きりえっ、
……みつ、ただっ て…、よんで ぇ…、…っ」

僕の名前を呼んでくれないことが、寂しくて悲しくて。
快楽で鈍った声帯が震え、
泣き出しそうな子供の様に情けない声で強請った。

長谷部 切重 逞しい腕に閉じ込められるように抱き締められた儘、
ぐつぐつと最奥に潜り込んだ熱塊に揺すぶられ
胎を、痙攣が止まらぬ儘、ぐちゃぐちゃにされて
頭が眩々する。

「ん、く…っ…♡
 ……ふ、……、… ッ ♡ …――~…」

息が苦しい
声を殺そうと愛おしい男の肩に唇も歯も押し当てて
漏れる濡声も、熱息も、押し留めようとするも、
息も胸もじわじわ苦しくて、
耳元で響いた、泣きそうな声に、は、と顔を上げる

「ぁ、
 み、つただ……、ッん゛ぅ…ッ♡
 …っふ、ぁ、…ッ♡ みつ、…みつただぁ…っ♡♡」

すり、と頭蓋を擦り付かせながら、
愛おしい男の名を幾度も呼んで
その間にも、ぐずぐずと快楽に蕩け、上擦った声が零れるのを
出来るだけ、押し留めようとするけれど

「みつ、…ッ みつ、ただぁ、っ♡♡」

好きも気持ちいいも込める様な蕩けた声で
名を呼びながら、胎がきゅう、としまる
ぼろぼろと涙を零し、ぎゅうと一層抱き付いて

「ッぁ、…ぅ、
 ……っこえ、……出ちゃ ……ッ」

霧長 光忠 顔を上げ、肩から口が解き放たれた途端に聞こえる、愛しい人が僕を呼ぶ声
それが耳に入れば、脳が湧くような興奮が襲い、
それを伝える様に、突き上げへと変える。

「あぁ‶ッ、キリエ、キリエ…っ♡」

嬉しくて、愛しくて、気持ちよくって…とろとろと蕩ける儘に腰を振っていれば、
堪えるような、でも甘く蕩けるような声で耐えている様子に腰の動きを緩めた。

ちう、と抱き込んだ彼の耳へ吸い付いて、
抱き着かれた背を大きな手で支え、僕も力を籠めた。

「もっと、たくさん、ッ…こえ、聞かせて……っ」

ぐち、ぐちと最奥を殴る動きに変え、

「ンっ♡ ん…ッ、これ、気持ちい…?
教えて、キリエ……」

甘く低い声で、彼の耳に吹き込んで、
甘い声を引きずり出そうと誘う声で囁いた。

長谷部 切重 「……っひ…♡♡」

ずぐん、と突き上げられて
胎が、肉壁がわななく
ずんずんと突き上げられて、何度も何度も震えて
しがみつく腕に、指先にも力を籠めて縋り付くなかで
ふと、緩やかになった律動に顔を上げ、ようとして

「――ひぁ゛…ッ♡」

弱い、耳に吸い付かれて
堪えていた筈の声が零れて仕舞った。
大きな手で、ぎゅうと抱き締められるまま
耳元で、低く、熱に掠れた甘い声を吹き込まれ

「ンっぁ゛ぅ♡ ぁ、ぁ、あぁッ♡
 っや耳、ッぁ、だ、だめ…♡♡ 」

もっと、と声を赦し、請うような言葉に
ほろほろと甘ったるい濡れた声が零れてゆく

「ひ、ン♡ っぁ、あぁ゛♡きも、きもち、ぃ♡
 お、く…ッ…ずんずん、って、… っぁ♡♡
 ッそこ、いっぱい、ぶってぇ……ッ♡♡♡」

一度決壊してしまえば
今一度と堪える事は出来なくなってしまって
耳元で響く、低い甘い、一番弱い声を受けながら
胎を痙攣じみて収縮させ、

「っも、もぉだめ…ッ♡♡
 イく、イ…ッ♡♡ っぁ、みつ… ッあぁあ……!!♡♡」

ぎゅうう、としがみつく儘、
もう幾度目かもわからぬ熱の果てを迎えて仕舞う。

霧長 光忠 ほろっと解ける様に紡がれた口が開き、
待ち望んだ砂糖より甘ったるい声が零れる事に、
満足げに笑みを零し、ふっと寄せていた耳に息がかかる。

ダメと漏らす口は、囁けば囁くほどに開き、
上ずった甘くて美味しい声が溢れてくる。

「…ッ♡♡ そぅ、奥……、
きもち、いい、ね… ♡」

ずく、ずくと突き上げながら、
彼の言葉を反芻し、教え込む様に吹き込んだ。

被虐的な懇願に小さく返事を返し、
低い嬌声を耳に浴びせながら腰を荒く打ち付け始める。

「んッ、あ、は、ぁ‶ッ、っ♡、
あぁ‶ッ、きり、え、…僕……もッ♡」

痙攣の増す内壁に彼の限界を悟り、
共に果てたいと更に腰を振り攻め立てて

「イ、く…ッ、キリエッきりえぇっ ―――ッ♡♡」

一際大きい弾けるような彼の嬌声と共に、
ばちゅッ!っと突き込んだ熱杭が最奥を貫いて深く抉る。
ぎゅっとしがみ付く彼の身体は、
ナカの僕ごときつく締め上げた。
一気に襲う快感に、堪らず腰を震わせて、
彼の最奥に白濁を注ぎ込んだ。

長谷部 切重 力強く己を抱き締めながら、
荒々しく腰を使いだす男の、何もかもに翻弄されて
駆け上がった熱の果て
ぎゅん、と熱杭を締め上げて、絞り上げて
愛おしい男の熱に焼かれたような悦楽の声を聞きながら
愛おしい男の名を呼びながら、果てた先、

「んッぁ、ぁぅ゛……♡」

がつんと一際強く撲られて、貫かれて、
白濁を注ぎ込まれる事が堪らなく気持ち良くて
法悦に蕩かせた顔を晒しながら、快楽の濡声が尾を引く。

ぎゅう、と抱き付く腕から、力が抜けていって
其れでも放し難くて、五指で布地を掴んで縋る
荒い息を繰り返す中、さわ、と膚が粟立ち

「……さむい、……」

其れもそうだ、
玄関先で何度も何度も求め合って睦み合って
何度も果てを迎えて―――漸く、気温に五感が向いたのだろう

足先を投げ出した先の、玄関扉はきちりと閉じているけれど
11月の外気がじわじわ爪先を冷やす様な其れに
ふる、と震えては思わず小さく零す。
合わせた膚が未だ熱を帯びて心地良く、
すり、と頭蓋を、体を摺り寄せる。

霧長 光忠 はぁはぁと荒く息をし、欲を吐き出した後の余韻に浸る中でも、
彼の甘い嬌声が響き、未だ小さく痙攣する内壁に欲を煽られている。

崩れ落ちてしまいそうな彼を察して、
抱き寄せる腕に力を入れて密着させて抱き寄せたままでいると

「……!……ふふ…」

彼の呟きと、僕の熱を求め擦り寄ってくる様に、
愛おしさと可愛さで笑みが零れた。

「…夢中になっちゃってたね…、部屋に入ろうか」

最奥まで入り込んだ熱杭を抜き去りたくはないけれど、
足元にぐしゃぐしゃになったボトムのまま立ち上がるのは難しそうだ。

「…ごめん、一旦…抜くね…」

震える身体をぎゅうっと抱きしめ、
顔中にキスをしながら、切なげに告げてから、
ゆっくりゆっくり、名残惜しそうに腰を引こう。

長谷部 切重 板張りの床の冷たさも、硬さも
何も気にせず――気を回す事も出来ない程、欲しくて
ただ欲しくて、貪り合って 

何度も何度も果てを迎えて漸く、
彼是を気にする事が出来るようになったのだろうか。

それでも、離れ難くて
未だ温もりも熱も欲も欲しくて擦り付いていたが
部屋に、との言葉に異論はなく。

「ん、… 
 ふふ、……明るい内から、沢山シたな……?」

今更
本当に、今更な事を口に出して、
本当に今更、気恥ずかしそうに小さくわらう。

一旦、と抜く宣言を受け、
へなりと眉尻を下げて切なげに顔が歪む
きゅ、と唇を噤んで頷く、けれど
未だ芯の入りきっている雄杭を、最奥から引き抜かれる感覚に
腰も、胎も震えてしまう。

「…ぁ……ッ」

萎え切らぬ太さと、硬さを持つ熱塊が、
最奥から出てゆく感覚に、ぞくぞく震え、
ぬぷん、と最奥の口を出た衝撃と刺激に、びくりと腰が跳ねる

「んぁ゛ぅ…っ♡」

ゆっくりゆっくり、腰を引かれて
はらが、ひく、ひくと痙攣じみて震え出して
内壁が嫌がって絡みつくのが、己でわかる。

「ぁ、ぅ、……めく、れ……、ゃ… ッ♡」

ぬぷ、と白濁を纏う竿が襞を引掛けながら、出て往く感覚に
柔く蕩けきった孔の縁が、ずろりと捲れる感覚に
無意識に厭々と首を横に振りながら、
ずろ、と抜けきる最後まで、むずがるような反応を返してしまった

抜き取られた後も、直ぐには閉じ切らず
ひく、はく、何かを咥えたがるように蜜孔が震え

―――は…、と泣きそうに濡れた息をついて
立ち上がろうとする、のではなく
脚を、大きく開いては
白い太腿の内側をゆるりと撫ぜてみせ

「……喰う、か?」

此処から、血を。
喪失感の淋しさから、上目にそんな誘いをかける。

霧長 光忠 少し恥ずかしがって紡ぐ様に、
改めて現状を把握してかぁっと顔が赤くなる。
むっとなりつつキスで返事をして僕も笑おう。

彼の最奥にすっかり先端を嵌め込んでいる状態から
ゆっくりと腰を引けば、どうしても最奥の窄まりにつっかえて、
ぐっと力を入れて引けば、ぐりゅっと先端を抉られて、
それと同時に彼の腰が揺れ内壁が絞られて、ビクッと腰が跳ねる。

「…ッ!、や……だめ、……んン…ッ♡♡」

切なげに震え、引き留めようと絡みつく粘膜が、
抜き去る刺激に堪らずに揺れる腰が、
無意識なのか、小さくふるふると顔を振り、
甘く嬌声を上げる愛しい人が、
全力で僕の意志を圧し折りに来るのを必死に耐えて、
ずるり、と何とか熱杭を抜き去った。

「は、ぁ……はぁ…、…ッ」

欲に虚脱感に霞んだ瞳で虚ろに見下ろせば、
抜き去った後だというのに、腹に着くほどに反り返り、
ビクビクと震えている半身を見て、思わず目を反らす。

欲情に理性を砕かれる前に、部屋に行かないと…
そう考えた瞬間に、彼が妖艶に零す誘いがその考えを打ち砕いた。

喰う…くう……、食う…?

無理に使った慣れない血奏法で大量に消費した血気を欲して、
ずくんっとその衝動が沸き立つ。

ハッハッと息を荒らげ、牙が伸びるのが止められない。
紅の瞳がどろりと欲に染まり、口角が上がって、
たらり、と涎が糸を引いて垂れた。

誘うように開かれた太ももに顔を寄せ、
血管の浮いた白く透き通った太ももを赤い舌がずろ、と這った。

長谷部 切重 だらだら、とろとろ、
塞ぐものが無くなった、閉じ切らぬ蜜孔から、
何度も何度もたっぷりと注がれた白濁が零れだそうとして

「ぁ、ゃ……」

一滴も零したくないのにと、はらへ力を籠めて絞ろうとするけれど
はくり、と収縮するばかりでまた開いて仕舞う。

見上げた先、
反り返る程に逞しい雄竿を視界に入れて仕舞えば、
ひくん、と、胎も、蜜孔も物欲しげに震えるのを止められない。

「みつ、ただ……」

とろりと紡いだ声が、酷く甘い。
なぁ、と添えた甘える音も。

大きく開いた脚へと顔を寄せる様子を見て、
手を伸ばし、黒い髪を愛おし気に撫ぜる

「……お前が、でてくの、さみしい」

歯牙を、杭を、

「俺の、ナカ
 はいってきて……」

全てをとろかせ合うような、血気の交換を。

熱い紅い軟体を受け ン、と吐息も声も震える。
其の唇を、柔い内腿へと押し当てさせようと
愛おし気に撫でる指先が、男の頭蓋を僅かに押した。

霧長 光忠 顔を寄せた太ももを目の前にして、
ふと髪を撫ぜられる感覚に目を細める。
上から落とされる甘ったるく、
でも切なげに求めるその声にぎゅっと胸が締め付けられる。

舌を這わせた太ももが跳ね、
ぷるっと美味しそうに震える皮膚。
撫でられていた指先に押されるがまま、
その魅力的すぎる白に口付けた。

「…ん、  あ、……んふ…」

ちうっと淡く吸い、口を開くも、
牙はまだ当てずに、唇だけで甘く食み、
その柔い感覚を味わい、吸い上げて舌で弄ぶ。
はぁ…と熱い吐息を掛けながら口を離し、
今一度食らいつく様に唇で攻めあげる。

視界の端に映るヒクヒクと戦慄く蜜孔から、
己のはなった白濁が漏れ出ようとしているのを見れば、
それが気に食わなくて、栓をする様に指を当てた。

ぴちゅっと宛がったそれを押し込んで、
白濁を塗り込む様に二本の指でじくじくと擦り込んでいく。

白濁に塗れ、熱く痙攣する彼の粘膜を指で感じて、
どろどろと濁った笑顔を浮かべた。
にいっと口角を上げて鋭い牙を晒し、あ、と大きく口を開き…

ぶちり、と柔く薄い蕩けた皮膚に先端を突き刺し、
溢れ出てくる紅をきつく吸い上げた。

長谷部 切重 うつくしい形をした唇が、熱濡れて、押し当てられる。
ちり、と淡い感触に、また脚を震わせて
ちゅ、と吸い付く僅かな音ひとつにも、ぞくぞくと震えが走る

濡れた息を、ほうと零し
歯牙を待ち侘びている中で、
今先程、熱杭を抜かれたばかりの物欲しげな蜜孔へ
指先を宛がわれて、びくんと腰が跳ねる
たったそれだけの刺激に、蜜孔が指へ吸い付こうとするのがわかる

「ッぁ…!
 ――ぁ、あ、ぅ…♡ っや、…ぁぁッ♡」

柔く蕩けた儘の入口は
指の二本などいとも容易く飲み込み、しゃぶりだし
指腹が蕩けた儘の媚肉を撫で回すように擦る動きへ
胎の震えが増して、内壁全体が収縮を始めてしまう

ぬちゅ、ぐちゅ、
たっぷり濡れた、喪失に切なくなっていたナカを撫でられ、
もっと塞いでほしくて、与えて欲しくて、貪りたがって腰が揺らぐ。
濡れた瞳で、脚の間に居る男へ視線を向けた瞬間、
鋭い歯牙を、喰らい付かんと口を開くさまを見て、仕舞って

「――――~~~っぁああ……ッッ♡♡♡」

喰らわれている悦び、
与えられている快楽、
全てが綯交ぜの幸福が血流に乗じて全身へ巡るようで
指をきつく締め上げ、がくがくと震えながら

あられもない声を響かせ、
仰け反り、胎を震わせて、唐突な果てを迎えた。

霧長 光忠 歯牙を埋め込み、吸い上げた瞬間に弾ける様に震える身体と
高く上ずった嬌声を響かせて
背を仰け反らせる彼に、絶頂を迎えたのだと悟り、
食らいついていた口が外れ、牙が抜けれしまった。

あ、と零し、再度吸い上げようと口を寄せた時、
目の前の光景に目を奪われた。

ヒクヒクと震える太腿に浮かぶ、自分の歯形と、
其処から伝い漏れる紅い紅い血の筋。
彼の口から漏れる快感に塗れた声と、荒い吐息。

ゾクッと這う何かに身体を震わせて、恍惚な笑みの儘、
少しだけ顔を下に下げ、未だ白い太ももに食らいついた。

「ンっ♡………あ、……はぁ…♡」

溢れた血を少しだけ舐めただけで離した其処が、
先程と同じように浮かぶ歯形と伝う赤に、感嘆の吐息が漏れる。

僕の……、彼は僕のもの だという証

うっとりとその様を見た後、
未だ埋めたままの指の動きを再開させよう。
ナカにいる己の欲の残滓の感触と、
指を締め上げ、悦ぶび震える粘膜に、
僕の所有欲が掻き立てられた。

床に垂れそうになる血を舐めとる様に舌を這わせ、
歯形にたどり着くと、乳を飲む赤子の様にちうちうと吸い始めた。

長谷部 切重 「ぁ、ぁ……ッ、……」

果てを迎え、胎はきゅうきゅうと指を締め上げて
全身の震えが止まらない中で、荒い呼吸を繰り返し
熱の余韻を必死に宥めていれば
先程、喰らい付かれた箇所と異なる其処への刺激に
ひ、と腰を小さく跳ねさせる

「ゃあ、ぅ…ッ♡」

喰らい付かれて、喰らわれて
舐められて流れ出す分己にも流れ込むような
愛おしい人と混じり合う様な、また別の恍惚

ふいに再開された指の動きに、びくりと腰を揺らす。
未だ痙攣も震えも収まらない胎を突き混ぜられて
惑う声は直ぐに濡声へと変わった

「っひ、ぁ、ぁッ 
 ぁ、ッぁン…ッ♡ や、まだ、イって♡ …ッぁ♡」

蕩けた儘の肉が蠢いて、指に絡み付くのが己でわかる
腰をくねらせたくも
内腿へ喰らい付く其の邪魔をしたくなくて、グ、と堪え
伸ばした手で、堪らぬ様に黒髪を指が掻き回して
押しのける力は加わらぬ儘、ただ触れたがる

「みつ、…ッ
 ん、ん、…ぁ、…っ♡
 いま、ゆび…だめ、…ッ、ひ、ぁ…♡♡」

霧長 光忠 血を介し、お互いが交じり合う様な感覚を味わおう。

吸い上げるだけではなく、じっとりと舌を当て、
ザラザラの凹凸で柔い太ももを刺激したり、
脚の付け根をさわさわと撫でて快楽を与えたがる。

細やかな嬌声を上げ、耐える様に震える身体に笑みを零し、
指だけで達してしまわない様に少しだけ動きを緩め、
焦らす様に動かし続けた。

髪を掻き混ぜられるように動かされる指の感覚が気持ちよくって、
自分からも少し頭を動かし、じゃれる様にしながらも、
太ももを舐め吸い、新たな噛み痕を付けるのをやめない。

「……おい、し……い…、んッぅ…」

大きく開かれた脚が冷え、身体の震えが快感によるものから変わる頃、
漸く僕も満足して、れろ と傷口を塞ぎにかかる。

けれどあの紅い噛み痕は消さずに其の儘残し、
痛々しい見た目の内太ももをとろとろと蕩けた蜜色で見て、
ゆっくりと顔を上げよう。
僕の動きを察して外れるだろう手に
己から懐く様に頬を当て、ちうっとキスをする。

長谷部 切重 普段あまり触られる事の無い、脚の内側
皮膚の薄い柔い場所をじっくりと触れられて、
付け根にまで指を這わされて、
都度、腰へ落ちてゆく痺れが、甘い。

「――ん、…ん、ッぁ、…
 ぁ、あ、みつただぁ…♡ …、ぅ……」

濡声を咎める様に指の動きが穏やかになれば
物足りなさに、強請る色で名を呼んでしまう
もっと、
もっと、撫でて欲しい

愛おしい男の頭蓋を撫で回し、擦り寄るような動きに
五指を髪へ差し入れ尚も撫で、愛でながら
流れ溢れる赤を飲んでいる様子を見るだけでも、
何処も彼処も快楽へ疼いて

男が脚から顔を上げる頃には、全身を淡く染め上げて
くたりと、すっかり力の入らぬようになった身体を投げ出していた

「……――は、……ぁ……」

傷口を塞ぐような軟体の動きと、
頭蓋が動いた事を掌で知れば、最早添えるだけに近かった掌を外し
キスひとつにも、ひくん、と震えて
じわりじわり、煮込まれたような熱を持て余して
濡れた菫色が蜜色を見上げて、ほたりと雫を零す

「……ベッド、……いきたい」
「お前の、いつも、寝てるほう……」

食事が終わったことを察すれば
是以上を強請って良いのか、ふとわからなくなって
せめて、愛おしい人の匂いがする場所へと移動を願った。

霧長 光忠 ぐつぐつとした快楽を身に溜めたキリエは
熱に浮かされ、全身が色づいて、とても、美味しそうで…

力の入らないであろう身体を投げ出したまま、
潤んだ宝石の様な菫色で見上げる彼に
本能のままに襲い掛かってしまいたかった、けれど。

「…―――っ、……ん、行こ」

ふるふると震え、少し戸惑いの滲む声で強請られれば、
ほろりと優しく微笑んで、彼の言葉を頷きと共に返した。

「キリエは…歩けない、よね。
僕が運ぶから、任せて。」

眉尻を下げて、やりすぎちゃったかな、なんて零すけど、
後悔なんて全くしていない自分に、ひどいやつだなぁと思ってしまう。

散々擦り上げ続けた指をちゅぷ…っと外して、
栓が外れたことで伝い落ちてこない様にと、
すぐに足を閉じさせ、そのまま膝裏に腕を入れる。
力の入らないであろう身体を支えながら肩を抱き、
ゆっくりと抱き起して持ち上げてしまおうね。

近づいた顔の涙で濡れる頬に舌を這わせ、
その跡を舐めとってから目尻に吸い付くようにキスをしよう。

「…僕の匂い……すき?」

ゆっくりと寝室へ歩きながら、
腕の中に閉じ込めた彼に甘く囁きかける。

長谷部 切重 移動を優しく了承して貰ったのに
終わって仕舞うのだろうかとの懸念から、顔色を晴らせない

「ん、……すまない、
 運んで、くれるか……」

独白みたいな、やりすぎた、の声を拾って
少しだけ血の気が引く。
先程まで、内壁を撫でていた指も抜かれて、
むずがるような音を零して仕舞いそうになって懸命に口を噤んだ
ンッ、と鼻に掛かる音だけは、如何仕様も無かったけれど。

其れなりに重量のある己を、ゆっくり抱き上げてくれる腕に委ね
頬へ、目尻へ口付けを受け
己からも未だ熱濡れた唇を頬へと押し当てて息を逃す
手を伸ばし、縋るように絡みつく様に首元へ抱き付いて
すん、と匂いを嗅いだのは無意識のものだった

「……すき。
 みつただが、好きだ
 お前のにおい、くらくら、するけど安心する……」

愛しい男に愛されて、
胎でばかり達する事を覚えて
何もかもを明け渡して果てを迎える事は堪らなく満たされる反面
達した後は、思考が一層ぐずぐずと脆くなりがちだ。

そんな状態で嗅ぐ愛おしい男の匂いに、
矢張り体は熱を帯びるし、煮詰められた欲がふつふつ沸くけれど
淋しさや身勝手な不安が和らぐようで
運ばれる最中、何度もすりすりと首筋に懐いて仕舞った。

霧長 光忠 顔を寄せ、慰める様に這わせた唇に返してくれるのが嬉しくて、
絡みつく様に抱き着かれた身体を僕もぎゅっと抱き寄せる。

好き、安心すると言われた僕の匂いを嗅ぐ素振りに頬を緩めた。
返す様に彼の首元に顔を埋め、
すぅっと大きく息を吸い、ほうっと吐息を漏らす。

「…甘くて、…あったかい…、…キリエも、いいにおい…」

ふふっと嬉しそうに笑って、くんくんと鼻を鳴らす。

リビングの扉を開け、そのまま寝室へと入る間にも、
すりすりと擦り寄る彼に頭蓋を寄せ、
そのサラサラの煤色に甘える様にキスをしよう。

「キリエ、着いたよ…」

僕の寝ている右側の布団を捲って彼を降ろして、
未だコートを羽織ったままのの彼を見て、

「ふふ、しわしわになっちゃったね。
……ほら、脱ごっか…?」

ふたりの汗と、僕の漏らした白濁に塗れ、
下敷きにされてぐちゃぐちゃの其れに手を掛ける。

長谷部 切重 時間を掛けて選んでいたシャンプーやボディソープ、
ふわりと薄い、柔軟剤のにおいも
己一人で生きていた時には無かった匂いばかりだ。

抱き付いた先の首筋から馨る、此奴自身の匂いを吸い込みながら
一人じゃない事を実感するような
二人で生きている事を感じられるような、
しあわせな匂いに眉尻を下げて、光忠の言葉に、わらう音に
ふ、と息のわらいを重ねる。

頭蓋を摺り寄せて、
蟀谷に口付けて、頬へと唇を押し当てる頃には涙も止まり
上半身と、足先ばかり服をぐちゃぐちゃに纏う身体を下ろされ
名残惜しそうに腕を外した。

「ん、…ありがとう、
 ――ああ……流石にクリーニング、だなこれは……」

汗も精液も淫液も沁み込んで、
ぐちゃぐちゃになっている服を見下ろして苦くわらう。
己で脱ごうとする素振りも見せぬ儘、
腕を伸ばして、背を浮かせてと脱がせてもらうための動き。

「……夜まで、まだ時間がある、が……」

己の服を取り払う男の手をみて、小さく零す。
未だ陽は高く、
血戦の時まで、時間はたっぷりとあるけれど
穏やかな時間を壊して仕舞うだろうかと、少しの懸念で
どうする、の言葉も、強請る其れも紡げない儘、
指先が敷布を小さく握り込む。

霧長 光忠 服に手を掛ければ、僕に委ねてくれるのが当たり前のように
腕を伸ばしてくれる彼に嬉しそうに微笑みながら、
慈しむ様に丁寧に脱がせていく。
もうクリーニングに出すんだからいいや、
とベッド脇にポイッと放ってしまおう。

すぐさま彼のニットに手を伸ばそうとして、
掛けられた声に目を瞠る。
彼の表情に仕草に、そして途切れた言葉に。
いろいろと察してしまって、

「……する、んでしょう…?」

薄手のぴったりとしたニットの中に手を僅かに入れて、
その柔肌を弄り撫で始める。
共に乗り上げたベッドを軋ませながら彼に寄り、
露わになっているその脚に
未だ萎えることない屹立の存在を示す様に擦り付ける。

「…たくさん、ガマンしたんだよ……、コレ…。
また、……熱くって絡みついて気持ちいい…君のナカに入りたい…」

もう耐えられないと、ビクっと震えるそれを宛がいつつ、
僕のコートを片手で脱いでいく。

長谷部 切重 外套を抜き取られれば既に下半身の服は無い状態で、
ソックスガーターと、ニットばかりの姿になる
是も脱いでしまって、ベッドに潜り込んで
穏やかに仮眠をとれる気には、とてもなれなくて

そっと落とされた言葉に、伏せて仕舞った視線を引上げ
欲色を喪わぬ儘の金色をみとめて
歓喜と安堵と、新たな熱まで生じた心地で、さわりと膚が粟立つ

「んッ、… する、…
 したい、…お前に、抱かれたい…… っぁ、…」

ニットの内側に入る指先が、膚へ直に触れるだけで
ぞく、ぞくと背筋に、腰に震えが走る
己でニットの裾を腹の上まで捲りあげて、
もっと触れてと無言で強請った

「ッぁ、…すご、い、……熱……♡」

噛み痕を赤々と残す足が、いつもより敏感で
すり、と擦り付けられる雄竿の熱さに、硬さに震え
己からも足を動かして擦って仕舞う

「ッ我慢、しない、で
 俺のなか、…戻って来て……?」
「みつただが、いなくって、淋しい……ッ」

指すら引き抜かれて切ない其処は未だ熱く蕩けた儘だ
宛がわれた切先を早く、はやく飲み込みたくて
仰臥の姿勢で、腰を押し付けて迎え入れたがる

「いち、ばん おく、まで……はやく…っ」

霧長 光忠 彼から返される欲を滲ませた懇願と、
触れただけで可愛らしく震える腰を認め、
薄く目を細めて笑った。

自らニットを捲り、強請る様な視線に答える様に、
大きな掌を上へと上げつつ、指先で敏感な肌を回す様に擦る。

「あ、ッ♡、もう…っ♡」

悪戯に動かされる脚にひくっと腰が震え、
駄目、と諫める様に脚に乗り上げて押さえてしまおう。
屹立を押し付けていた脚から腰を寄せ、
彼の蜜孔に先端を宛がいながら、
ばさりと己のセーターも脱ぐ。

漸く肌と肌を合わせられる幸せに、
覆い被さる様になりながら、
胸まで上がっていたニットを脱がせてしまおうね。

淋しいと声で、身体で伝えてくれる彼に、
眉尻を下げて、切なげな笑みを浮かべよう。

「うん、淋しかった……、待たせてごめんね…」

裸の彼を愛おし気にぎゅうっと抱きしめて、
その隙間が埋まるのと同時に、
押し当てられる腰に僕の熱杭を挿し入れた。

「あ……、あぁ…♡ やっと……、んッ♡」

奥へ、彼の奥へ早く。

既に蕩け切ったままの其処は
僕に嬉しそうに絡みついて来て腰が跳ねる。
それでも止まることなく、
焦る様に押し付けて最奥を目指し続けよう。

長谷部 切重 大きくて、熱い手が膚の上を滑るだけで、
ひく、と容易く反応してしまう
指腹が撫でる感触が心地良くて、とろ、と目を細め

「んっぁ…ぅ…♡
 ――ん、ン……ぁ、これ、ぇ…♡」

折り曲げた身体の上、圧し掛かるような姿勢で乗り上げられて
男の重みを感じて声がとろけた
圧し潰して、征服される姿勢が、欲を煽る。
脱いで脱がされて、そんな僅かな間でも
熱塊の切先を宛がわれた儘で、焦れて堪らずに腰を揺する

「ぁ、…ぁ、…きもち、良ぃ…
 すき、…好きだ、光忠……ッ ぁ、あ…ッ♡」

膚同士の触合いが酷く久し振りに思えて
夢中で抱き付いて、隙間をなくしたがって
ずぶ、と然したる抵抗もなく熱杭を埋め込まれる感覚に
ぞくぞくと震えを走らせながら、
腕も、内壁も、蜜孔の口も全身でしがみ付く

「ひ、ぁ゛♡ ぁ、…ッぁあ…♡♡」

何時もならある程度で一度止まる動きが、
其の儘、奥へ奥へと目指し進められてゆくのが堪らない

とん、と突き当りへ切先が届けば
ぶわ、と毛穴が開くような刺激が、快楽が胎の奥から生じて

「っぁ、お、く… 奥ぅ…ッ
 ……の、まま、……おかし、て… ♡♡」

濡れ切ってぐちゃぐちゃの胎の中を、
熱く逞しい雄竿で思う様、搔き乱して欲しいと
蟀谷に唇を押し当てながら 甘ったるい声で強請る。

霧長 光忠 宛がったままの先端に焦れて、
嬌声を零しながら腰を振り出す彼に笑いかける。

「ふふ、かわい……♡
僕もね、だいすき、だよ…♡」

好きを返して、身を寄せれば、
縋る様に抱き着かれて、とろっと笑みが溶けた。

抵抗なく飲み込まていく熱杭がトンっと突き当り、
は、と嬉し気に熱い息を吐き、先端に当たる刺激に、
ぶるりと身体が震え、腰が淡く跳ねた。
それと同時に抱き込んだ彼の身体中が震え、
歓びを露わにする。

蟀谷に感じる濡れた吐息と、甘く震える声に、
容易に雄の本能が焚きつけられた。

「…あ、はッ♡、……ッ、
お望み、どおりに…♡」

くんっと腰を軽く引き、はぁ♡っと、
堪らないとでも言う様な熱い吐息を彼の耳に吹きかける

「犯して、あげる、ねっ!」

最後の言葉と共に、
ばちゅッ!っと最奥の口に向かって腰を叩き付ける。

反動で浮かない様にしっかりと抱きしめ、
逃げられない様に囲う様は、まるで猛獣のようだっただろうか。

長谷部 切重 「ぁ゛…♡ すき、…ッ、…光忠…
 ん、ッ、おれ、も だいす、き…」

密着して愛を伝えあって、深く迄迎え入れて
幸福に浸る余裕が無くとも、感じ合う事は出来る

突き当りの先、奥深くの口が戦慄いて
熱を、雄竿に蹂躙されるのを、待ち侘びている
吐き出す息も、間近に感じる息も濡れて熱くて
荒い呼吸の音ひとつにも、
じりじり煽られて焚きつけられる心地。

僅かに腰引く動きに、
内壁が引き留めるようにへばりつきたがるのを振り切って
獣が、飛び掛かる際の一吼えにも似た宣言の声と共に、
どちゅんッと重たい一突きを叩き込まれ

ぐぷん!、と衝撃と共に最奥迄填まりこんで仕舞った。

「ッッぁあ゛…!!♡♡ 
 ――っひ、ぁ゛♡♡ ぁ、ぁ…ッ♡♡」

衝撃と、快楽の強さに背を跳ねさせる反応すら封じ込められて
びくびくと腕の中でのた打ち回るような動きになる

胎が痙攣して、達した事は判るのに、降りれる気配がなくて
身動きを赦されないまま、只自由な身体の中ばかりが
熱竿を歓待してきゅうきゅうと収縮し、
ぐずぐずに煽動する動きが止まらない。

「っぁ゛、ぁう゛…♡♡
 お、くっ……い、きも、ちぃ…ッ♡♡も、っと…っ」

霧長 光忠 僕の腕の中で悲鳴のような嬌声を上げ、
反応すらも押さえつけられて悶える彼に、
どうしようもなく興奮してしまう。

くつくつと音にならない笑いを零し、
跳ねる身体を締め上げる様に抱きしめ、
彼のナカの反応を愉しんで…。

しばらくじっと動きを止め、
その感覚に浸っていれば、
もっともっとと吸いあげる内壁と
掠れた強請り声に腰が自然と前後し始める。

「…ふふッ♡ きもちい…ねぇ…♡」

あは、っと声に出して笑い、
抱き締めていた彼をベッドへと預け、
彼の脇に手をついて、乗り上げた身体を降ろす。

拘束を解いて開放するも、しっかりと挿り込み、
貫いた口に嵌めたまま、ぐつぐつと犯し始める。

「あ、はッ、ん♡、ん…~ッ♡
ほ、ら……♡、キリエも、動いて、ごらん…?」

ギシギシと小さく軋むベッドの上、
揺さぶられる彼に誘うように囁いた。

長谷部 切重 達した儘、中々高みから降りれずに
熱がぐつぐつ、沸騰した儘のように昂じている。
熱杭を喰い締め、身を震わせていたが
音にならぬ笑いが降り落ちてきて、ぼやりと濡れた菫を向ける

「みつ、ただ……?
 っぁ、…ン…ぁ♡ …う、…ぁ♡
 んっ、…ん、きも、…きもちい…ッ♡♡ っぁ…?」

抱き締められた儘、抱かれる悦びに浸っていれば
笑いながら、離れてゆくのを呆と見送る事になる
快楽へ蕩け、惚けて焦点があわぬ菫がじわりと濡れて

「ん、ん、や、ッ…ぁ、みつ、…ただ…ッ?
 ぁ、ぁう…っ… 
 っひ…ぁ゛♡ ッぅ、や、やぁッ 」

ひとつに重ねていた膚が離れて、
腕も足も、自重が儘に落ちていく
己のすぐ上から、快楽に掠れた低く甘い声が落ちるのに、
やけに遠ざかった所から聞こえた

「んッ…んぅ…ぁ…っ、 ひぁ……ん、ぅ
 みつ、…っ、も ……ッぅ、……!」

もっと、と言いかけて辛うじて噤む
自分も動けと向ける声に、こくこくと幾度か頷いて
くっ付きたくて、是以上離れていかないでほしくて
奥の、奥でも足りないと必死に腰を押し付け、揺らし出す

「……ッ、みつ、ただぁ…」

落ちた儘の手指は敷布を握り込んで
腹を意識して狭めて絞って、胎全体で扱きあげるようにし
快楽を、感じて欲しくてその儘、腰を揺らがせる
名前を呼ぶ声がぐずぐずと濡れて小さく落ちた

霧長 光忠 抱き合った手を解いた途端に、
切なげに変わる声と、濡れた瞳に
ゾクっと這う様な快感と、少しの罪悪感が襲う。

「…ん、そう…、いい子だね…」

漏れる声は快楽に染まっているのに、
何かを必死に耐え、それでも僕の懇願に答えようと
健気に腰を押し付け、揺らがせる彼に、
きゅうっと胸が締め付けられた。

「ん、ッ♡、あぁ……かわい…、キリエ…♡」

彼の煽情的な姿と共に、
きゅうきゅうと扱き上げようとする内壁の刺激に、
ビクビクと熱塊が跳ね、甘い嬌声が漏れる。

布地を握りこんだ手に僕の手も重ねて、
彼の腰の動きに合わせて腰を突き立てる。
離した身体も、彼の健気な愛おしさに
己から触れたがって懐く様に甘えだす。

「キリエ……、あ、んっ♡、ん、ぅ……~♡♡」

じくじくと最奥を虐め、熟していく様な快楽を貪る。

長谷部 切重 自分ばかりが、気持ち良くてはいけない
必死に腹を絞りながら腰を揺らせば、
良い子、と褒める声が落ちて来て、小さな安堵を得る

「っぁ、… きも、…ち、良……?
 ぅ、ン…っぁ……!」

快楽へ甘く融ける声を聞いて、
腹から力を抜いて、また籠めてと繰り返し、繰り返し
胎を波打たせるような動きで、内壁を蠢かせて
愛おしい男に、快楽を与えるべく腰を振りながら

先ほどまでぐずぐずに蕩けていた頭の中では、
過日、男の上で腰を振っていた光景を思い出す
あの時よりは距離が近いのに

「…ッ、ぁ、…みつ、…っ…ひ、ぁ…ッ
 んッんン…!…ぁ、ぁ、ぅ…ッあ…!」

敷布を握り込む指先が冷たい。
重ねてくれた手が温かくて、力が抜けそうになるのを
グ、と堪えてきつく握り込む事でささえにした。
突き立てる腰の動きに、熱杭の硬さに、
快楽を、確かに感じてくれていると判って

「ん、ッ、…だし、て
 おれの、おく、…で、イって、みつた、だぁ…っ」

深い深いところまで繋がった儘、
熱の果ての証が欲しくて、腰を振りながら懇願を紡ぐ

霧長 光忠 「ん、ん…♡ きもちい…よ♡」

はぁ、と熱い吐息を漏らし、
小さな嬌声を漏らして腰を振う。

合わせた手に握り返してくれないのが悲しくって、
きつく握りしめた冷えた手に絡めようと指を這わす。

「ん…♡、…イく、なら……、
キリエ と、一緒が、い、い…♡」

限界が近づき、荒くなる息のまま、
とろっと熱を持った囁きを零し、
顔を寄せて頬を擦り寄らせる。

「きもち、い…♡、キリエの、ナカ♡
暖か くて、とろ、とろで…♡」

耳に垂れ流す様に零し、
ぐちっぐちと腰を打ち付け続ける。

「ぼくのも、きもちい い…?♡」

長谷部 切重 俺の、なかで、俺で、気持ち良くなってほしい
もっと腰を振らないと
また、イけないって泣かせたくないのに
何が、なにが足りなかったんだったか

「みつ、… ただ、
 みつただ、おれで、…おれ、でイって…っ」

上気した膚、熱く色を増して蕩けた金色
快楽の証ひとつひとつをちゃんと確認したいのに
視界がぼやけてうまく見れず、焦り色で声が上擦る

荒い呼吸、熱濡れた息、囁きの掠れ具合
寄せられた頬の熱さに震えるほどの安堵を得て
絡めようと這わされた手に、恐々と指先を伸ばして仕舞う

「ん、…ッ、ん、おねがい、
 おれの、なかに、だして……」

胎の中は酷く熱くて
熱杭を歓待してひっつきたがる儘に絡み付いて
ぐちゃぐちゃと粘り気のある水音が響く中で
末端と肺の辺りばかりが寒くて、鼻の奥がつきんと痛む

一番奥まで、与えて貰っているのに
身体は確かに、胎は歓待しているのに

「……っ さび、し ぃ」

ほろ、と零してしまい
我に返って慌てて口を噤む。

霧長 光忠 焦った様な声で懇願する愛しい人に、
快楽に染まった顔の眉根を寄せて伺う様な視線で見るが、
何かに必死になっているかのようで彼の真意が読み取れない。

寄せた頬に感じる皮膚がふるりと震え、
厭だっただろうかと一瞬思うも、
絡めた手におずおずと返されて心から安堵した。

「…ん…♡ すき…好きだよ…、キリエ…♡」

息を荒らげ、腰を振って彼のナカを堪能していれば、
寄せた耳に零れた声に、ビクッと身体が跳ねた。

「……ッ」

胸の奥がズンと重くなるような自分に対する怒りと、
そこまで愛してくれる彼が愛おしい気持ちが同時に湧いて、
荒々しい動きで彼をきつく抱き締めた。

「ごめ……、キリエ…ッ」

耳に囁きこんで、ぐりぐりと彼の蟀谷に懐く。
身体中で彼に引っ付き、
咥え込まれた僕の屹立で彼の奥を撫でる様に動かす。

「…これで、さみしくない…?」

僅かに笑みを含んだ囁きを零し、
これでも足りないと、尖らせた歯牙を耳たぶに淡く当て、
ぷつんと開いた皮膚から甘い彼の血を吸い上げた。
とろとろと身体の中で溶け合う血気に、
硬く強張った身体の力が少し抜けた。

長谷部 切重 「んッ、すき…すき、だ…みつただ……っ」

絡めた指を握り込んで、
頭蓋を蟀谷同士を擦り付けて
胎以外でも、愛おしい男を感じたがる

「ぁ、ごめ …、ッ……ぁ、あ、」

閨で言うべき言葉では無かったと
ほろりと零して仕舞った其れへ
咄嗟に謝罪を紡ごうとした震え声は
抱き締める腕の強さに安堵と恍惚を得てとろりと崩れた

敷布を握り込んでいた手も、
重ねて絡め合っていた手も男の背へ回して
縋るかに強く抱き締め、ふる、と身体を震わせる
分断されていた回路が繋がったような、
ぞくぞく、と身体の底から這い上がるような快楽が
脳髄に辿り着いては蕩かしてゆくような心地を得て、

「み、つ… みつただぁ……」

情けない声で名を幾度も呼んだ。
その声もすぐ濡れて揺らいで、
深い、深い場所を撫で回す刺激に
今度は無意識で腰が揺らぎ、胎が波打つ

「ッぁ、う、
 ―――ひッッ♡ ひ、ぁ、あ…っぅ♡」

つぷん、と歯牙を敏感な耳朶へ埋め込まれて
びくん!と大きく胎が収縮する
繋がった儘、血気が雑じり合う感覚に眩む儘、
揺らがせる腰の動きが止まらなくなる

「っぁ、イ… イく…ッ♡
 み、つ…ッ♡♡ みつた、だ…お願い…ッぁ、…
 おく、に……おれのなか、に注いでぇ……!」

ぎゅうう、と抱き付く姿勢で
胎の奥、さらにその先まで満たして欲しいと
濡れて、甘えた声で男の耳元に懇願する

霧長 光忠 その全身で僕を受け入れ、赦してくれる彼に答えたい。
強く強く抱きしめて、彼の名前を何度も呼んだ。

淋しさに染まっていた声が恍惚へと変わるのが嬉しくて、
抱き着いたまま腰を突きこんで最奥を虐め、
じゃれる様に抱き締める手を震える身体に這わせ、
さらなる快感を呼び起こそうとする。

ぴちゃと耳から滴る赤を舐めとりながら、
限界を訴える彼に笑いかける。

「…ん、ん♡ あ、ッ♡
ぼ、くも…イく……、ッ♡
…っ♡ キリエの、ナカ、に、奥にッ、出でちゃ、あッ♡」

ガクガクと揺れる身体が、最果てへを求めて動き、
細切れになる嬌声交じりの声を彼の耳元で垂れ流す。
ぎゅうぎゅうと搾り取る様に蠕動する彼の内壁が、
縋る様に抱き着く彼の甘い声が僕を追い詰める。

腰の奥がズクンと戦慄き、
駆け上がってくる感覚にゾクゾクと身体を震わせた。
共に溶け合って掻き抱いて、頭が真っ白になった瞬間、
鼻腔に馨る血生臭い匂いに身体が支配された。

顔を傾け、大きく開いた口を歪ませて、
本能のままに目の前の首筋に ガブリ、と噛みつきながら、
腰を痙攣させて、彼の最奥に僕の熱を放った。

「―――――ん‶ンッ!!…ン~ッ♡ ん、ん……♡」

脳天まで快感に支配され、ビクビクと身体が跳ねる。
それでもなお噛みついた首筋から離れずに、
痺れる身体で溢れ出る甘美な血を吸い取っていた。

長谷部 切重 「ひ、ぁ゛♡ ッぁ、ぁあっ
 んッみ、耳っ、ぁ♡♡ ――ひぅ♡」

ただでさえ弱い耳朶を噛み付かれて、舐められて
其れだけでも胎がわななくのに、
融けあって混じり合って
血気を流し込みながら流し込まれる感覚に昂揚が止まらない。

奥深くまで付き込まれて愛されて
重たく甘い快楽に全身を支配される

「みつっ、みつただぁ…っ♡ っも、イ、く…ッ♡
 ん、ッぁ、あぁっ
 ……ッッぁ、――― ! ~~~~……!!」

胎を震わせながら絶頂を迎える正にその瞬間、だった

熱濡れた吐息を感じた次には首筋へ硬質な歯牙を埋め込まれ
衝撃と痛みに全身がびくんと跳ね上がる。
人体の急所へ喰らい付かれている本能的な恐怖と
其れを上回る 強烈な酩酊にも似た混じり合う感覚にぐらぐらする

悲鳴は音とならず、全身が強張った後に弛緩する
胎が、酷く熱かった
絶頂を迎えた後だというのに、降りきれず、胎を、体を震わせて
ずるり、男の背に回した腕が落ちてゆく

いつもはとろとろと淫液を垂れ流すだけの自身からは、
透明な液体が溢れて腹を、敷布を濡らしていた

「――――……ぁ…♡ ……っは…ぁ…… 」

霧長 光忠 首筋へと牙を突き刺した瞬間に大きく跳ねる身体を感じて、
それすらも歓びと感じ、心からの笑みを零しただろう。

溢れ出る血を愉しみ、快楽に溺れていれば、
背中に感じた彼の腕が落ちる感覚に頭が覚醒した。
それと同時に、今の現状が一気に頭に叩き込まれ、
さぁっと血の気が引く。

痛みを取る血奏法すらかけぬまま、
衝動的に食らいついて、更に一気に血を貪ったのだ。
気絶してしまってもおかしくはない。

「……ッ、ん、あっ……、キリエ!?」

咄嗟に傷だけを塞いで口を離し、
彼を確認しようと急いで顔を上げれば、
虚ろな顔の愛しい人が目に入る。
けれど、その顔は恍惚に塗れ、紅潮した頬と震える身体が
未だ絶頂の最中にいるというのを示していた。

青ざめて強張った顔が一気に緩み、
安堵の吐息と共に、ふわりと微笑んで、

「……キリエ…」

優しく、包む様な声で彼の名を呼び、
未だに抱き締める腕の力を、
愛しさを伝える様に少しだけ強めた。

長谷部 切重 快楽と其れ以上の歓喜に震える身体に、うまく力が入らない
溢れる赤を貪っているさまを、もっと間近で見たかった

首を巡らせることひとつも難儀な中で、
慌てた声が降り落ちてくるのを受け、
朦朧に近く呆けている意識の中で、微笑みを返す

「……――つ……た、だ」

掠れた声ではうまく名前を紡げずに
ん、とむずがる様な音を零す

「…みつただ、……」

未だ、腕も足も何処も彼処も怠さを残して
力は上手く入らぬけれど、何とか、腕を擡げ
まだ男の背へ回す事は出来なくとも、ひたりと添えて
其の痩躯を愛おしむように緩々と撫ぜる

「……愛してる。」

強く抱き締められ、男の腕に込められた力と、想いを感じて
昂じて降りてこれなかった体にじわりとよろこびが沁みる心地
すり、と頭を摺り寄せては、とろとろと力の無い声で愛を紡ぎ

「愛してる、… 
 お前が、いてくれて、……嬉しい」

果てを迎えた後の脱力と、少しの疲労と
愛おしさに満ちた心で、愛おしい男を抱く儘に
忍び寄るまどろみの気配を拒めずに、とろりと意識が濁り出す。

霧長 光忠 掠れて小さな声で僕の名を呼ばれて
ふにゃ、と崩れる様に笑みを零す。
むずがった様な声には、額を合わせ、
じゃれる様に擦りつけて微笑んだ。

背中に感じる彼の熱い手に、
身体も心も解れて行って、次第と彼に体重を預けていく。
顔を肩口に埋めて、ぎゅう…と抱きしめた耳元に、
小さく零された愛の言葉がじわじわと沁みていく。
すり寄る彼の頭蓋に僕の蟀谷を押し付けた。

彼の耳に甘く、低く囁く。

「僕も…愛してるよ。
キリエと一緒にいられる今が、一番、幸せだ…。」

こみ上げる涙に喉を締めつけられるけれど、
懸命に喉を震わせて、上ずり掠れた声で告げ、
力の抜けていく彼の背を大きく撫で、
包み込む様に抱いたまま、ふふっと笑った。

「…おやすみ、キリエ。
今は、ゆっくり、休もう…」

とろとろと小さく囁き、
ちうっと蟀谷にキスをしよう。
これから待ち受ける血戦の前の、
この幸せで穏やかな時間を、少しでも多く堪能して欲しいと、
彼が眠りに落ちるまで、大切に抱きしめていただろうか。

切国@GM 吸血シーンの最後に、手札を交換してくれ。

切国@GM ん、いい具合になったな。

中の人用

長谷部 切重 :;(∩´﹏`∩);:

霧長 光忠 :;(∩´﹏`∩);:

霧長 光忠 がんばろうね!

メイン

切国@GM 情報にあった通りに招待状を持って、日時通りに、丘へと赴く。
丘の頂上に足を踏み入れた途端に、ぐらり、と身体が傾ぎ、目の回るような感覚に襲われた。

気が付けば、どこかの屋敷のホールへと足を踏み入れていたようだ。
玄関ホールでは、たくさんの使用人らしき吸血鬼たちが、腰を折って出迎えていた。

「ようこそお越しくださいました、キリナガ・ミツタダ様、ハセベ・キリエ様。当主が奥の間でお待ちになってございます」

老執事、といった風貌の男が、ふたりに声をかけてくる。

中の人用

長谷部 切重 がんばろうね・・・!

メイン

霧長 光忠 丘の頂上で襲われた感覚に、
身を固め、臨戦態勢となるだろうね。
一瞬で変わったその現状を把握しようと目線を回すが、
ずらりと並んだ吸血鬼たち、目の前の老執事に、
緊張は解かないまでも、構えた体制は解こう。

「……招待、か…、なるほど」

ちらりと奥、と示された方を見る。
昂り切った脳を落ち着かせるために、
ひとつ息を吐いて、キリエを見よう。

長谷部 切重 足裏へ感じる、柔土の感触が硬質な物へと変化を遂げる。

聖職者の黒衣に身を包み
カツリと靴音を確かめるようにひとつ、響かせ
周囲へと投げた視線を執事へと向けて、目を眇めた

「―――随分な歓迎をいただくようだ。」

殺意を抑えながらも、声は冷え込む。
豪奢な屋敷も並ぶしもべ達も全て何もかも――敵だ。
唯一人の例外である傍らへ向ける時ばかり、
菫を僅かに緩ませて 浅い頷きを一つ。

「……行こう。」

霧長 光忠 目線が合えばふと笑みを灯してしまう。

「うん、…いよいよだね。」

そう言い切ると、目線を先に戻し、
ゆっくりと歩き始めようかな。

切国@GM 招待状はいつの間にか、執事の手に渡っている。
それを持ちながら、ふたりを案内して歩く。ふたりの後からは、静かに女中たちがついてくる。

歩いている途中のホールにはキャンディやチョコレートが山積みにされたバスケットがあったり、燭台に刺さる紫やオレンジ色に光るろうそくの炎が揺らめいていたり、と、ハロウィン一色に染められている。

中の人用

切国@GM 何かRPしますか?このまま描写進めます?

霧長 光忠 みっちゃんはしなくて大丈夫ですね!

長谷部 切重 このまま進めて大丈夫!
ごめんね、こっちも待ってたわ

雑談

長谷部 切重 ハロウィンはもう終わったはず…だよな…この時間軸でも

メイン

切国@GM 老執事が奥の間の扉を開くと、ハロウィンパーティの最中の幼い異形の子供たちや、談笑する吸血鬼など仮装を愉しむ者たちの中に、彼はいた。

「旦那様、お客様がお見えでございます」

そう声をかけられた男性が、ゆっくりと二人を振り向く。

雑談

霧長 光忠 数日あとだった気がするね

メイン

バーニー伯爵 「ようこそ、招待状は無事に届いたようで、何よりだ」

笑顔で二人を迎え入れよう。

「今夜は我々の祭りを大いに楽しんでいってくれ」

雑談

切国@GM 外界のハロウィンはとっくに終わっているな。

メイン

長谷部 切重 嗚呼、何奴も此奴も
全く、何処も彼処も!

異形の者共が催しに興じる其の只中に通される
刀も何も持たぬ儘、丸腰で、聖字教の、神父たる己が
その事実だけで殺意は滾ろうというもの

けれど
臓腑も脳髄も不可思議な程、未だ冷えていた。

「斯様な宴にご招待いただき、痛み入る。
 ―――異形が異形の仮装をするとは、中々趣旨が理解し難いが。」


「最期の晩餐でも、愉しむ心算か?」

バーニー伯爵 周囲をくうるり、と見渡して、ふむ。と頷く

「なに、外界ではこのように仮装をして楽しむ、と聞いていたのでな。ハロウィーンには我々と同じ装束を纏いう人の子があるのだから、我々もひとつ、宴に興じようと思ってね。お気に召さないかな?」

切国@GM 仮装をするものの中には、神父やシスターの服を纏うものもいるんだろうな。
大体が中世の貴族服のような恰好だったり、動物の恰好だったりするんだろう。

雑談

長谷部 切重 焼き払いたい

切国@GM 火の類は燭台に飾られた蝋燭くらいだな

長谷部 切重 やきうちするか?

切国@GM ふふ、好きにしたらいい

メイン

長谷部 切重 「人間の真似事に興じる其の物は如何でも良いが、
 ……我が主を冒涜する姿は、些か癇に障るな。」

街中で見かける仮装の中に、幾ら見掛けたとて
何ひとつ気にならぬ其れが
今、この場で、異形共がと思えばこそ腹立たしい。

「さて、…生憎俺は、気の長い方でもなくてな。
 真意をお聞かせ願おうか、業血鬼よ」

「俺達を招いたのは、餐の為など 言わぬだろう?」

バーニー伯爵 「ふむ、只々宴を催したのだ。君たちを贄とするつもりはないが――…」

会話している長谷部から視線を同胞であるミツタダに移す。

「前回の宴は趣が些かご不満だったようで、今回は満足頂けるように、このような宴を企画したのだ」

両腕を大きく広げてさらに続ける

「この時期は我々にとっても社交シーズンでね。新たなる同胞の誕生を祝した祝賀会も、兼ねているのだ」

気に入ったかな?と片目を閉じて茶目っ気を出しておこう。

雑談

長谷部 切重 新たなる同胞の誕生を祝した祝賀会

メイン

霧長 光忠 目の前の仇でもある、憎き吸血鬼を睨みつけていれば、
掛けられた言葉に、は?と顔を歪める。

「新たなる…、同胞?」

意味も分からず呟いてから、
この一年で得た知識がその意味を教えてくれた。

途端、ガクガクと身体が震え出す。
己に流れる血の根源を
蘇った意味を、理解してしまった。

「……ふ、ざけるなっ!!
僕は……、僕は、…ッ!!!

あんたの同胞なんかじゃ、ない…!」

弾ける様に言い募るけれど、その声は次第と弱く消えゆくだろう。

言えば言うほど現状を理解していしまう頭を、
掻きむしる様にその手で覆い、顔を塞いだ。

中の人用

霧長 光忠 SANC失敗、アイディア成功しました。発狂です。

長谷部 切重 はやいはやいはやい

霧長 光忠 だってえええええ

メイン

バーニー伯爵 「幼い君にはまだわからぬのかもしれないな。弱き身を捨て、強き身を得たのだ。我らは歓迎する、君も、君のいとし子も」

頭を抱え込み、己が身を守ろうとするその様子を肩を一瞬すくめて、だが、うっすらと笑みさえ浮かべて眺めていよう。

生まれ落ちる苦しみとは、人もあやかしも変わらぬものだ、ミツタダ

長谷部 切重 ”新たなる同胞の誕生”
その言葉に、片眉が跳ね上がった

孤児院を襲った業血鬼
蘇りを果たした青年
人の生に終止符を打った男は、――嗚呼。

「――――ッハ、」

せせら嗤う音がひとつ
クツクツと咽喉を鳴らし、込上げる其れが唇から零れ出す

「ッはははは!
 そうか、そうだな、――貴様が、此奴を喰らったのだ」
「人の子としての生を終わらせ、
 鬼の子として生み落とし、”誕生させた”だと?」

「―――笑わせる」

長谷部 切重 カツリ、
硬質な床へ跫を響かせ、震える光忠の頭へ手を伸ばし
其の頭蓋を抱き寄せる動きで側頭に掌を宛がい、己へと添わせよう 

「貴様は無作為に食い散らかし腹を膨れさせただけだろう?
 儀式も祝福も与えぬ儘、
 いわば、種を巻き散らす豚と相違ない」

「こいつは"蘇り"だ。 
 ……その意味が解らぬ貴様ではあるまい?」

添わせた掌を、頭蓋の丸みに沿うて愛おし気にゆるりと動かす

「お前が無計画に生み落としてくれた御蔭で
 俺が此奴を見付け出せた事に限っては、感謝をしよう。」
「お前より何よりも先に見付けた僥倖にも、主へ感謝を」



「この男は、俺の物だ」


顔を覆い頭を掻き抱き、
絶望に塗れている男の頭蓋――蟀谷へ、唇を触れさせる。
祝福も、認知も、所有も誰にとてさせるものか。

一瞬ばかりで掌も唇も、するりと外し
業血鬼を不遜な笑みを以て相対する形に戻る。

長谷部 切重 「俺の刀を鍛て、光忠。」
「――――出来るな? 」

雑談

切国@GM 光忠の反応を待っている。

霧長 光忠 はい!!

メイン

霧長 光忠 続けて響いたキリエの紡ぐ言葉を、ただ震えて聞いていた。
潤む瞳を懸命に閉じて、涙が零れ落ちないように耐える。

カツリ と響いた靴音に、ビクッと身体が跳ねる。
触れた掌は、蘇ってから幾度と無く感じてきたそれで。
手の力が抜けると同時に、愛おし気に撫でられた感覚を得て、
ひくんと肩を震わせる。

――この男は、俺の物だ――

愛しい人のその言葉と共に、ふわりと温かい腕で包まれ、
柔らかい唇の感触に、はっと顔を上げた。
涙が溜まったままの紅色で、
彼の凛とした藤色を見つめ、
その表情を見れば、自然と笑みが零れた。

ああ、そうだ、僕は…

相対するように振り向いた彼に倣い、
僕も腕を降ろし、しっかりと前を向く。

どんな僕でも、赦してくれる。愛してくれる。認めてくれる。
彼の為なら、キリエの為ならば…。

「…うん、もちろんだよ!」

彼の為だけの刀剣を血気を練り、己の掌に顕現させよう。
前を見据えた彼の腰へ、そっとその刀剣を差そう。

「……僕を、使って。キリエ。」

そう、耳元に囁いてから、
ふっと笑みを零し、彼の隣に立ち直ろう。
赤い瞳で憎い業血鬼を見据え、睨みつける。

バーニー伯爵 愉しそうに、愛を紡ぐ二人の様子を見て取って、顔を上げた光忠を満足そうに眺めている。

「ふふ、そう、そうやって前を見据えた表情だ、ミツタダ。おいで、胸を貸してあげよう」

切国@GM ぶわり、と男の纏う血気が膨れ上がる。
血戒となって張られたその場には、伯爵と二人の姿しかない。
血戒の外は観客のように、宴に参加していた者たちが囲っている。

伯爵はその姿を筋肉質な兎のものへと変える。

バーニー伯爵 「せっかくの挨拶だ。邪魔をされたくはないだろう?まずは前回と同じ布陣で楽しもうじゃないか」

切国@GM 指を鳴らすと、ふたりの吸血鬼が、血戒の中へ現れる。

血戦前準備を行うので、少し待ってくれ

切国@GM すまない、待たせた。

長谷部 切重 ああ、いよいよだな。
光忠から受け取った刀を引き抜こう。

霧長 光忠 僕もキリエからもらった手袋を鈎爪と化して構えよう。

切国@GM 血戦[開始]
使用する特技があれば宣言してくれ。

長谷部 切重 では、
光忠が拵えた刀を構えるぞ。
疾く、強く。

<クロックワーク>

タイミング:開始
対象:自身
コスト:スペード一枚  スペードK

条件:なし

効果:
【先制値】+2
破壊できる[生命カード]+2

system [ 長谷部 切重 ] 破壊可 : 8 → 10

バーニー伯爵 <根源解放>

タイミング:開始
対象:自身

条件:血戦1回

効果:[PC人数]枚カードを引き[選択した1枚+8]点全PCへダメージ。残りをスタックする。

system [ 長谷部 切重 ] HP : 52 → 42

切国@GM 2+11+8→21点 長谷部
2+19+8→29点 光忠

system [ 長谷部 切重 ] HP : 42 → 31

バーニー伯爵 <血化粧>×2

対象:自身
条件:なし 

効果:攻撃によって、相手に1ダメージでも入った場合、[血戦]終了までダメージ+2。5回まで重複。複数PCにダメージを与えた場合は都度使用可。


ふたりの血に染まって、真っ赤になったうさぎの毛色に、気分が高揚してくるのを感じる。
まずは、小手調べ、といったところだろう。

system [ バーニー伯爵 ] 血化粧 : 0 → 4

切国@GM 他に[開始]特技がなければ、ラウンドの[先手]行動に移る。

長谷部 切重 向ける切先の様に鋭敏に感覚を研ぎ澄ませる。

「柔い部分を刺してやろう」

---

<闇明視>
 
タイミング:いつでも
対象:解説参照
コスト:黒絵札一枚 ---クラブJ

効果:
裏向きの[生命カード]2枚を表にする。

長谷部 切重 スタックの札から左二枚を表に返してくれ。

切国@GM ああ、わかった。

切国@GM クラブKとハート10だ

system [ 長谷部 切重 ] 闇明視 : 1 → 0

長谷部 切重 ああ。

切国@GM 他にすることはあるか?

長谷部 切重 いや、大丈夫だ。

切国@GM 光忠もないか?

霧長 光忠 今は大丈夫だよ!

切国@GM 承知した。では先手番は長谷部だ。行動を宣言してくれ。

長谷部 切重 研ぎ澄ませた刃で、地を蹴り伯爵へ斬り掛かろう。
柔い毛皮の一か所(ハート10)を狙って刺突を繰り出す。

-------------
<武器攻撃>

タイミング:攻撃
対象:単体
コスト:手札一枚 ---ダイヤ3

条件:なし

効果:10以下の[生命カード]1枚を破壊する。

吸血鬼A <狂信の壁> 単体 なし [攻撃かつ単体]への<特技>の対象を自身に変更する。

私が主を御守いたしましょう。

長谷部 切重 糞、邪魔だ!

霧長 光忠 「キリエ、そのまま、行こう。」

己の血気を練り、彼の刀剣に紅い刃を纏わせる。


<絶命共撃>

タイミング:いつでも

対象:ボスエネミーのスタックされたカード

コスト:ダイヤのJ

効果:パートナーと1枚ずつ手札を捨て、
[カードの合計以下]の[生命カード]1枚を破壊する。


僕からはハートのAを出そう。

長谷部 切重 「ッ、ああ…ゆくぞ!」

刀身が紅へと輝き、鋭さを増す。
返す刃で斬り掛かる!


俺からは、クラブA、―――合計22点だ

system [ 霧長 光忠 ] 絶命共撃 : 1 → 0

切国@GM スタックは14で、撃破だ。

切国@GM 他にすることがなければ、手番は伯爵に移る。良いか?

長谷部 切重 ああ

バーニー伯爵 ぐっと一瞬呻くものの、歪な笑みは変わらない。己が血に濡れた毛皮は、血気で修復されていく。

「良い斬撃だ。今度は、こちらから行こう」


<殺劇舞踏> 

タイミング:準備

効果:手番終了まで<特技>で与えるダメージ+8する。後手PCにはさらに+5(合計+13)

バーニー伯爵 <強者の一閃>

タイミング:攻撃 
対象:長谷部 

条件:なし 

効果:対象に[山札+8]点ダメージを与える。

切国@GM 10+11+4+8+8→41点 長谷部

バーニー伯爵 うさぎの前足部分から、鋭い爪を出し、ハセベの刀を持つ腕を押さえて、腹を抉ろう。

system [ 長谷部 切重 ] HP : 31 → 0

長谷部 切重 「……―――ッァ……!」

速く、重たい一撃が襲い掛かる。
鋭い爪が、聖衣を、膚を突き破り臓腑へ届く感覚が在った

口から夥しい赤色を吐き出して、
その場に崩れ落ち きる、其の刹那に
閉じた筈の天蓋をも貫いて、白い光へと包まれる。

弛緩した筈の脚には力が入り
破けた筈の腹が綴じられ
流れ落ちるばかりかと思われた血が、止まる

くつ、と咽喉を鳴らす音
深く、深く、息を吐き出す音は 最早死人の其れではない


「嗚呼、 主よ、感謝いたします 」

未だ此の僕は あなたのものだ

-----------
<忠の歯車>
 
タイミング:戦闘不能
対象:自身
コスト:黒絵札一枚 ---クラブQ

効果:
あなたは即座に[戦闘不能]を回復する。
また、あなたは【耐久値】を最大値まで回復する。

system [ 長谷部 切重 ] HP : 0 → 52

system [ 長谷部 切重 ] 忠の歯車 : 1 → 0

長谷部 切重 「ッはは!
 良い一撃じゃァないか、業血鬼……」

胸元の聖印を握りしめ、哄笑を響かせて
腹を庇う様に抑えていた手が、刀を握り直す



「殺す」


"救済"など

赦すものか

バーニー伯爵 「ああ、その目だ。その目が私はとても愛しい。好い、目をしている」

陶酔するように、立ち上がるその様を見つめている。さらに狂おしく、踊ってくれ、と、刺し貫いたハセベの血気を纏って、構える。


<血化粧>

対象:自身
条件:なし

効果:攻撃によって、相手に1ダメージでも入った場合、[血戦]終了までダメージ+2。5回まで重複。複数PCにダメージを与えた場合は都度使用可。

system [ バーニー伯爵 ] 血化粧 : 4 → 6

バーニー伯爵 <隠し刃>

タイミング:手番終了
対象:自身 
条件:血戦1回

効果:即座に『未行動』となり、モブの手番でもう一度行動する。

切国@GM ボス手番は終了だ。次は後手、光忠の手番だ。行動宣言を頼む。

霧長 光忠 「キリエ…!!」

一度息絶えたとて、彼なら大丈夫。
そう思っていても、苦痛に歪む顔や断末魔が脳を掻き回す。

くつ、と咽喉を鳴らす音に安堵が溢れる。

キリエの血気を吸い、
悍ましいことを口走る醜い化け物をぎっと睨みつけよう。

「……殺して、やる…!」

増幅させた血気でもって、
全身を纏う血を脚へと集めて刃を形作る。


<武器攻撃>
タイミング:攻撃
対象:耐久値3のモブエネミー
コスト:クローバーの8
条件:なし

効果:7以下の[生命カード]1枚を破壊する。(P.176)

同時に

<蹴撃断頭>
タイミング:常時
対象:自身
コスト:なし
条件:なし

効果:あなたが[モブエネミー]に[タイミング:攻撃]かつ
[カードを破壊する]効果の〈特技〉を使用した際に、
その[モブエネミー]を即座に[戦闘不能]とする


「まずは、君だよ。」

一瞬で詰めた間合いから鳩尾へと蹴りを入れて叩き伏せよう。
高く振り上げた脚を振り下ろし、その首を跳ねる。

切国@GM ふむ。

切国@GM では、吸血鬼Bは光忠の一撃で血の海に沈んだな

system [ 吸血鬼B ] 生命力 : 3 → 0

長谷部 切重 流石の蹴りだ。

切国@GM モブの手番だな。

吸血鬼A <全力の一打>

タイミング:攻撃
対象:光忠 
条件:なし 

効果:対象に10点のダメージを与える。

吸血鬼A 脚で戦うあなたに敬意を表して。
重い一蹴りを腰に入れましょう。

霧長 光忠 蹴り落とした後に背後から襲撃されたのかな。
突然の衝撃に体制を崩すも、微々たるダメージだろうね。

「…このくらいは……想定内、かな。
あいにく鍛えているんでね」

牽制の蹴りを放ち、相手と距離を取りながら、
涼しい顔で告げよう。

切国@GM そうでなくては面白くない、とにっこり笑みを深めて対峙している吸血鬼の後から、バーニー伯が襲い掛かるぞ

バーニー伯爵 崩れた体勢に躍るように、抱きしめ慈しむように、腕を振るおう


<殺劇舞踏> 

タイミング:準備 
条件:なし

効果:手番終了まで<特技>で与えるダメージ+8する。後手PCにはさらに+5(合計+13)

<強者の一閃>

タイミング:攻撃 
対象:光忠 
条件:なし 

効果:対象に[山札+8]点ダメージを与える。

切国@GM ダイやQ 10+8+8+19+6→51点 光忠

バーニー伯爵 大きく広げた腕はミツタダの崩れた肢体に絡みつき、抱擁する。力強く抱きしめてやろう。

system [ 霧長 光忠 ] 耐久値 : 29 → 0

霧長 光忠 抱き締められた身体は、
ぼきりぐしゃりと音を立てて崩れる。

解き放たれた身体はぐらりと揺らぐ。
血が滴り、目の前が暗くなる、けれど…

「ぼくは、まだ、……倒れる訳には、いかない…!」


<生への執着>

タイミング:戦闘不能
対象:自身
コスト:ダイヤの7
条件:血戦一回

効果:あなたは即座に[戦闘不能]を回復する。
またあなたは[耐久値]を5回復する。

息も絶え絶えで、腕を引き摺っているだろうけれど、
脚は、まだ 動くよ。

system [ 霧長 光忠 ] 耐久値 : 0 → 5

バーニー伯爵 そっと力の籠った身体から、腕を解こう。

「きみの実力はこんなものじゃあないだろう。このように傷だらけではなかったはずだ。新たな力を、手に入れたのかい?」

くつくつ、と愉しそうに笑って溢れたミツタダの血で毛皮を染めよう。

<血化粧> 

対象:自身 
条件:なし 

効果:攻撃によって、相手に1ダメージでも入った場合、[血戦]終了までダメージ+2。5回まで重複。複数PCにダメージを与えた場合は都度使用可。

system [ バーニー伯爵 ] 血化粧 : 6 → 8

長谷部 切重 命が一度、途切れ、落ちる感触

血盟故にか、其れが手に取るように判るこの一瞬は
何時まで経っても、慣れる事はない

「光忠……ッ」

踏み出しそうになる足を留め
錯乱したくなる気を落ち着け、
ギリ、と奥歯を噛締める

「――――…動けるな!?」

己のやるべき事を為す
号令を飛ばし――機を知らせる事が己の仕事だ。


----

<必勝の令>

タイミング:いつでも
対象:単体(血盟)
コスト:黒絵札一枚 ---スペードA(血盟)

条件:シナリオ一回

効果:
対象の【血威】ひとつを選択し、使用可能回数を1回増やす。
(使用回数を増やす血威を除く)自身不可。

対象は『絶命共撃』だ

system [ 長谷部 切重 ] 必勝の令 : 1 → 0

system [ 霧長 光忠 ] 絶命共撃 : 0 → 1

霧長 光忠 ぼやける頭を振って、力の入る脚で床を蹴る。

「うる、さい……!」

その勢いのまま、未だ無事な脚の爪先に血気を集め、
槍の様な刃を形作り、その心臓目掛けて突き刺す様に蹴り込むよ。

<絶命共撃>

タイミング:いつでも
対象:ボスエネミーの伏せられたカード
コスト:ハートのK(血盟)

効果:パートナーと1枚ずつ手札を捨て、
[カードの合計以下]の[生命カード]1枚を破壊する。

僕からはスベード3を出すね。

system [ 霧長 光忠 ] 絶命共撃 : 1 → 0

長谷部 切重 俺からはスペードの7、そして人間兵器の+1が乗るから
3+7+1で11だ!

斬撃を兎の後ろから放ち、挟撃を決めよう。

切国@GM ハートの8で、撃破成功だ

切国@GM 傷つけられた皮膚は血気を纏って徐々に再生されていく。歪に歪んだ疵口が伯爵が一度絶命したことを物語っているようだ。

切国@GM モブ手番が終了し、ラウンド[終了]だ。
特技があれば宣言してくれ。

長谷部 切重 「まだだ」

臓腑を抉る蹴りを放った後も尚、
檄の様に号令を飛ばす
体勢を立て直す暇を与えずに、もう一度、もう一撃

「―――障害を排除しろ!」

---

<機を見るに敏>

タイミング:終了
対象:単体(血盟)
コスト:黒絵札一枚 ---Joker

条件:シナリオ一回

効果:
対象は[未行動]となり、もう一度[手番]を行う。自身不可。

system [ 長谷部 切重 ] 機を見るに敏 : 1 → 0

霧長 光忠 キリエの叫びに頷いて、『障害』へと駆け出す。

<武器攻撃>
タイミング:攻撃
対象:モブエネミー
コスト:ハートの2
条件:なし

効果:7以下の[生命カード]1枚を破壊する。(P.176)

同時に

<蹴撃断頭>
タイミング:常時
対象:自身
コスト:なし
条件:なし

効果:あなたが[モブエネミー]に[タイミング:攻撃]かつ
[カードを破壊する]効果の〈特技〉を使用した際に、
その[モブエネミー]を即座に[戦闘不能]とする

咄嗟に身構える吸血鬼に
その腕ごと首を薙ぎ払う様な蹴りを放つ。

「どんなに防御しても無駄だよ!」

system [ 吸血鬼A ] 生命力 : 2 → 0

バーニー伯爵 「ああ、その強さだ。ミツタダ。さあ、みなで祝おう、寿ごう、踊ろう」

寸分の狂いもなく与えられるダメージで吹き飛ぶ同胞に、その攻撃の強さに、胸が沸き立つのを止むことはない。

<血火炎上> 
タイミング:終了 
対象:場面(選択) 
条件:血戦一回 

効果:【先制値】が「カードの数字+5」以下のキャラクターに8点ダメージを与える。

切国@GM スペードJ 先制値15以下の対象→光忠
8+19+8→35点ダメージ

system [ 霧長 光忠 ] 耐久値 : 5 → 0

霧長 光忠 霞む視界の中、衝撃を受ける。
痛みすら感じなかったそれが脚を打ち砕いたのだけがわかった。

糸の切れたマリオネットのように、
重力に従って崩れ落ちる中、
最後に映ったのは愛しい愛しい恋人の姿。

「……―――キリエ…」

思わず彼に手を伸ばすも、その腕は折れて力が入らずに、
ただひくりと震えただけだろう。

長谷部 切重 「みつただ、」

崩れ落ちる其の胸倉を掴んで無理矢理にでも引き寄せよう。
未だ口許を染める赤色を其の侭、口付けて
血気を、血を、流し込む。

事切れた亡骸へ語り掛ける声も
口付けも、毒のように甘やかに

「……起きて御出で」
「俺の、光忠」

未だ、寝るには早い。

俺の隣に、居て貰わなくては 困る。

-----
血威のコストを代わりに支払おう――ハートのQだ

霧長 光忠 真っ暗な暗闇で、柔い唇の暖かい感触と、
其処から流れ込んでくる甘い血の味を感じた。

起きる
そう、起きないと…

甘い甘い囁きに瞼を開ければ、
引き寄せたかった愛しい人が目の前にある。
ほろりと笑みを浮かべ、
力の入る身体でしっかりと立ち上がろう。

「…ただいま、キリエ。」

system [ 霧長 光忠 ] 此岸回帰 : 1 → 0

system [ 霧長 光忠 ] 耐久値 : 0 → 68

長谷部 切重 ふ、と
一瞬だけ、顔を緩ませた。

「……お帰り、光忠」

バーニー伯爵 「ふふふ、ああ、お帰り、光忠。強き子よ」

愛らしい二人の睦合は見ていてとても癒されるものだな。その血を浴びて、私もより強くならねば。

<血化粧> 

対象:自身 
条件:なし 

効果:攻撃によって、相手に1ダメージでも入った場合、[血戦]終了までダメージ+2。5回まで重複。複数PCにダメージを与えた場合は都度使用可。

system [ バーニー伯爵 ] 血化粧 : 8 → 10

切国@GM 他に使用する特技があれば宣言してくれ

長谷部 切重 俺はないな。

切国@GM 光忠はどうだ?

霧長 光忠 ないです

切国@GM わかった。では第2ラウンド開始だ。
開始特技があれば宣言してくれ

長谷部 切重 光忠が拵えた刀を構え直そう。
未だ、脚に力は入る。

--------
<クロックワーク>

タイミング:開始
対象:自身
コスト:スペード一枚---スペード2

条件:なし

効果:
【先制値】+2
破壊できる[生命カード]+2

霧長 光忠 僕は開始が無いからなにもしないよ

バーニー伯爵 <異形技:殺戮> 

タイミング:開始 
対象:場面(選択) 
条件:血戦1回 

効果:<根源解放>と同時使用不可。対象に[山札1枚+3]のダメージを与える。《血威》以外での軽減不可。

切国@GM びょんびょん、と跳ねる動きてキックを繰り出す伯爵。

5+3+11+10→29点 長谷部
5+3+19+10→37点 光忠

system [ 長谷部 切重 ] HP : 52 → 23

切国@GM 開始行動終了時点で行動駒を、テーブルに配置してくれ。

切国@GM 先手番、長谷部の行動からだ

長谷部 切重 跳ねる動きは軽やかなれど、
繰り出される一撃は酷く重たい

本気の一打でない事も、知っている。

新たな赤色で口許を汚し、刀の血汚れを内肘で拭う。

「――――くたばれ!」

大振りな一撃が、兎の首を狙う。

----------
<武器攻撃>

タイミング:攻撃
対象:単体
コスト:手札一枚 ---ダイヤ6

条件:なし

効果:10以下の[生命カード]1枚を破壊する。

ハートの10を狙うぞ

バーニー伯爵 首を狙った一撃に、楽しい笑みを浮かべて、放られた頭を両腕で取り、首へと戻す。

「っふ、弱き者の太刀筋にしては、良いものを持っている。其方も、強くなれる」

じわじわと、首の皮が繋がり、歪な疵口が痕に残る。

system [ バーニー伯爵 ] 生命力 : 2 → 1

切国@GM 他に行動するか?

長谷部 切重 いや、無い。

切国@GM わかった

バーニー伯爵 「次はこちらから行こうか」

<殺劇舞踏> 
タイミング:準備 

効果:手番終了まで<特技>で与えるダメージ+8する。後手PCにはさらに+5(合計+13)

<強者の一閃> 
タイミング:攻撃 
対象:長谷部 
条件:なし 

効果:対象に[山札+8]点ダメージを与える。

切国@GM 3+21+16→40点 長谷部

system [ 長谷部 切重 ] HP : 23 → 0

長谷部 切重 「         」

速い一撃の前に、声も無く事切れる
一瞬見開いた眼は力無く閉じて、亡骸は地へ伏した

霧長 光忠 「キリエ!!!!!」

はやく、はやくたすけないと

あの時と、同じ…あの時と同じだ

はやくにげないと、また…

目の前の自分の死への恐怖よりなによりも、
彼を永遠に失う怖さに支配される。
震える脚を彼の方へと向くのを必死にこらえ、
憎い業血鬼をしっかりと睨みつける。

バーニー伯爵 「さあ、次は其方の番だ、ミツタダ」

悠然と構えていよう

切国@GM 後手、光忠の行動だ。宣言を頼む

霧長 光忠 もう少し、もう少しのはず…
恐怖に沈みゆく思考を必死に呼び起こす。

数多くの子どもたちの血を吸い、
業血鬼と化した目の前の化け物に駆け出す。
あの子たちの、竜伽の仇…
そして、キリエを傷つけ、その血を吸い、
生命の危機に二度まで追い込んだ、彼奴を、殺すため。

「これが……ッ、僕とキリエの、力だよ!!」

<絶牙絶爪>

タイミング:絶牙絶爪
対象:単体
コスト:ジョーカー
条件:なし

効果:対象の[生命カード]1枚を数字とスートを無視して破壊する。


キリエに貰った手袋にすべての血気を集め、
大きな鈎爪を生み出そう。
掛けた勢いのまま、その強靭な身体へと突き刺し、
返り血を浴びながらも、その鈎爪で身体を引き裂くよ。

「……この力は…僕の、僕だけものだ!」

そして、この力は、

…いや、

この身体も、この血も、僕の生きる意味すらも、
その全ては、彼の……キリエのものだ。



真っ二つに割れた身体を蹴飛ばして間合いを取るよ!

バーニー伯爵 「ぐっ…」

引き裂かれたからだから、大量の意が溢れる。これを戻すには、血を流しすぎてしまったようだ。

「―――、ああ。強くなったな。ミツタダ。其方は私の誇りだ」

切国@GM バーニーの身体は2つに割かれて、転がる。同時に、血戒が崩れ、周りにいた観客たちは方々へと散っていく。

早くこの場を去らなければ、館の下敷きとなってしまうだろう。

霧長 光忠 呆然とその様を見送るけれど、
崩れそうな血戒を見てすぐにキリエの元に駆け寄って、
横抱きにして抱き上げよう。

「キリエ……お待たせ、淋しかったね。」

優しく抱きしめてから、急いで駆け出すよ!

system [ 長谷部 切重 ] HP : 0 → 1

system [ 霧長 光忠 ] 絶牙絶爪 : 1 → 0

切国@GM 館を出るころには朝日が昇り丘を照らしていた。
周囲には事後処理班として教会の改宗官が集まっている。
救護班がすぐさま二人を救急車に乗せ、病院へ搬送していく。
ふたりはしばらくの入院を余儀なくされる。

切国@GM 長谷部が退院できるのは、2か月後くらいかもしれないな。

切国@GM そういうわけで、終幕フェイズだな。
クリスマスや新年は、恐らく病院で迎えることになるだろう。
そのあたりを演出しても良いし、新年あけた退院後を演出しても良いぞ。

長谷部 切重 ふむ、…如何するかな。
一か月以上入院する訳だ、聖誕祭であれば一か月半以上だろう?
退院したがりそうだな、俺。

霧長 光忠 聖誕祭かぁ、ふたりでまともに過ごしてないから、
僕も一時退院できるようにお願いしていそうだね。

中の人用

長谷部 切重 おなかすいたので 一時間休憩したい

メイン

切国@GM 聖誕祭の一時退院位なら許可が出そうだな。

中の人用

霧長 光忠 ね!

長谷部 切重 昼だけはなんとか

長谷部 切重 心の準備休憩いれたけれども

長谷部 切重 そっからずーーーっとだものww

霧長 光忠 すごいw

長谷部 切重 22時再開!散!!

霧長 光忠 散!!!

霧長 光忠 シュタ

長谷部 切重 シュタ

メイン

切国@GM 場面:終幕
~一時帰宅の聖誕祭~

長谷部 切重 すっかりと腹の傷も塞がって
一時と言わずもう退院できるのではないかと思う程には
快癒している心算が、
あくまでも一時的なものだと何度も念を押されて仕舞った。

「―――……もう俺は十分元気なんだがなあ」

先程もひそりと進めていた書類仕事を
キッチンに行っていたはずの光忠に取り上げられたばかりで
手持ち無沙汰にこたつでミカンを手に取り、剥きもせずにころころと
手の中で玩んでいるという暇人加減だ。

霧長 光忠 「気持ちは元気でも、身体はまだ回復しきってないんだよ?」

そっと後ろから近寄って、キリエの後ろのソファに座り、
両手で彼のほっぺをぎゅっと挟んで上を向かせちゃおう。
むにゅっとタコみたいになった唇に、
ちゅっとキスをして笑いかける。

「今は休むことが仕事、なんだからね。」

ぱっと手を開放して、ソファとキリエの間に滑り込む。
ちょっとぎゅうぎゅうになっちゃうけど、
今はいくらでも彼とくっついていたいから、いいよね。

長谷部 切重 「気力が十分なら、…その内回復するだろう?」

根性論を提唱する訳ではないがと
暇と気力を持て余している元気な怪我人は
手のなかでころころと転がしていたミカンを卓上に置いて
近寄る男を見上げ、ると同時に上向かせられもして
んン、とむずがる声を漏らす

「……――わかってるさ。
 しかし、出来る範囲の事もしないのは怠慢だろう……」

大人しく、何もしないで、じっとしている
身動きが取れない内は兎も角
もう手も足も動くし頭も回るのだと不服そうな色は消えず
もぞりとソファと背の間に入り込もうとする動きに、
もそもそと炬燵に入り直してから、座椅子よろしく男に凭れ直す動き。

「狭いだろ、…痛くないか?」

ふは、と緩くわらいながら、後ろを振り向いて。

霧長 光忠 凭れ掛ってくれる彼が嬉しくて、
もっと密着したいと後ろから腕を回して、
彼のお臍の辺りで手を緩く組んでしまおう。

振り返って笑う彼が愛おしくて、
失わなくて、よかったと心の底から思う。

「痛くなんかないよ、むしろ心地いい…。
キリエとずっと一緒にいたいもん。」

ちゅっと頬にキスをして、
こつんと頭を彼の蟀谷辺りに当てる。

「何もしなくてもいいから…
僕とずっと一緒に、いて?
ずっと、くっついていて欲しい…」

駄々をこねる子どもの様に、
ぐりぐりと頭蓋を擦り付けた。

長谷部 切重 前に手を回して組まれてしまえば、
すっかりと囲われる姿勢となって小さくわらう

「じゃあ、遠慮なく凭れさせて貰うぞ
 苦しくなったりしたら、ちゃんと言えよ?」

軽く身を捻るように振り向く儘、手を伸ばして
男の頬をゆると撫ぜ、眼を細める
首を伸ばし、何とか頬へ唇を押し当ててから戻り
己からも頭を触れさせる儘、緩く押し付ける

「ん、……
 ――――本当に、帰ってこれたんだな……」

この温もりも感触も全て、
未だ己の傍らにある事が奇跡なのだと
幾度も戦いに身を投じて、終える度に思い知る。
病院で目を覚ました時、
白い天井もカーテンの色も目に馴染んでいる景色も
全て彼岸の景色かと一瞬呆けた事も、未だ記憶に新しい。

伸ばした手でゆると後頭部を撫ぜながら、しみじみと零す。

「お前が無事で、良かった」

霧長 光忠 彼から与えられる唇も、その掌も、
血に塗れず、温かい体温を感じられる事実に、
じわじわと瞳が潤む。

「……うん……帰ってきた…。
一緒に帰ってこれたんだよ。」

少しだけ震える声で囁いて、
頭を撫でられる感覚にうっとりしていると、
彼からとんでもないことを告げられてがばっと顔をおこす。

「それは、僕のセリフだよ!!

キリエが死んじゃうんじゃないかって…、
怖くて、心配で……」

しょぼっと眉尻を下げて視線を落とすも、
ふつふつと湧いてくる怒りにむっと頬を膨らませる。

「………もぅ、ダメ!キリエは戦っちゃ、ダメ!!」

そんなの無理だとわかっていても、
いつも彼の方が入院は長いし、瀕死の重傷を負うのも彼で…
冗談交じりで半分本音を乗せて言い募る。

長谷部 切重 「負けて、帰ってきた事を思い出すなあ…
 ――あの時も、お前を残して俺が倒れたんだったか」

視線を伏して、ほつりと零す
頭蓋の丸みを、黒髪の感触を楽しむように撫でていた手が
男の勢いに、びくりと止まり、視線が其方へ向く

「そうだな、…
 すまなかった、お前を置いて逝くところだった」

「けどなあ、
 ……俺は、戦う事しか出来ないんだよ、光忠。」

この身は、主へ預けられ
この名は、主へ託された
剣を持ち、闇を燃やし、悪鬼を切り裂き主の御許へ送る
それこそ、それこそが、生きる事を赦される所以である

そう育てられて、此処まで来たのだ。

身体を捻り、少しだけ炬燵から出て
男の腿上へと横合いに座り直しては、
両の手を伸ばし其の頬を挟み込んで
眉尻を下げて、柔く、苦く、わらう

「お前の望みならば、聞いてやりたい
 けれど、……戦わなければ、お前と居られない」

すり、と親指の腹で頬を撫で
額へと触れるだけの口付けを落とす

霧長 光忠 膨れた頬がすぐさま萎れ、
今一度眉尻を下げた情けない顔で彼を見る。

「戦う…こと」

彼の育った環境も、今現在もよく知っている。
だからこそ、僕たちは出会えたのだけれど…

座り直してくれた彼の顔がよく見えるようになって、
笑っているのに、泣いているような、
そんな顔にきゅうっと心が締め付けられる。

「…………ん…」

現状、ここで生きていくならば
避けられないのは、わかっている。

僕みたいな人を増やしたくはないし、
困っている人、傷ついている人がいたら、助けたい。

でも

頬を撫でてくれる手の手首を掴んで、
確りと彼の瞳を見つめる。

「…キリエは、戦う事しか出来ない、訳じゃない。
今はまだ、それしかできなくても、
僕と過ごして、共に生きて、
たくさんの事が出来るようになったじゃないか。」

そうだ、彼は戦う事しか知らないだけだ。
こんなに優しくて、有能な彼が
出来ない事なんて、きっとない。

「……今は、まだ他に何もできなくても、
たくさん知って、学んで、見つけていこうよ。
戦う以外の事、も。」

ふっと頬を緩め、ね?と笑いかけよう。
掴んでいた手を外して、彼の手と絡めあい、
どうかな…と伺うように彼の顔を覗き込む。

長谷部 切重 男の頬を包むように触れ、指腹で撫でながら
赤の瞳を見下ろした
感情豊かで、優しくて強い、綺麗な赤色。

「――……お前が、俺に色々、教えてくれたんだ。
 人は一人では生きられない、…主の教えにもあるのにな。
 自分には関係のない事だと、思っていたから……」

食事に楽しみを見出す事も、
他愛ない挨拶を交わすしあわせも
背を預ける事ができるよろこびも、
全て、一人で剣を振るう時分には知らずにいた事ばかりだ。

誰かを、己の命よりも、なによりも愛おしく大事と思う事も。

さらりと前髪を搔き上げるように撫でて
露わとなった額に今一度、唇を落とす

「……、病院で療養している間に、
 特区の話があってな。
 南太平洋上の、人工的な区域なのだが、聖字教会があって、
 新しい街で、後進を育てながら過ごしてみないかと…」

それは、都市伝説にも満たぬ
限られた人の口にしか上がらぬ洋上特区の話。
吸血鬼と人が"共存"する街に、内々に打診が在った事を打ち明ける

「第一線を退いて、主の為の仕事をしながら、
 ……お前と、何も隠さずに生きていけたらと
 そんな、ことを……思ってしまって」

後進を育てる身分となれども、
戦いと無縁になれる訳ではない
けれど、"新天地"の響に、夢を見てしまった。

「もう二度と、お前をおいて行きたくは、ないんだ」
 
先程、男にされたように
頬を包む手で緩く上向かせては、視線を合わせて申し出る。

「…新たな地で、
 俺と、二人で生きてはくれないか。」

霧長 光忠 そんなことないのに、と紡ごうとしたところで、
前髪を上げる様に撫でられて額に唇を受け、
気持ち良さそうに瞳を閉じてしまう。

少しの沈黙に不思議そうに瞳を開けて、
続けられた言葉に、瞬く。

「…そ、んな…、そんな場所が…?」

共存…、人と吸血鬼が…?
夜叉の僕には、素性を隠さないで
この世の中を生きる事など、
二度と出来ないのだと思っていたのに。

頬を温かい掌で包まれて、
上を向けば視界には彼ひとりしか見えなくって。

「……新たな地で…二人で……」

大事そうに告げられた言葉が頭をめぐって、
理解が追い付いた瞬間、ぼっと顔が赤くなる。

「…ぅえ…、あの…その…」

一瞬目が狼狽えるも、すぐに瞳を合わせて、

「はい…、喜んで…っ」

なぜか敬語になってしまった事に、
羞恥で更に顔が赤くなる。
けど、なんだか楽しくなってきてしまって、
ふにゃっと笑ってしまった。

「…すごい、かっこいいや…。
ドラマで見た、プロポーズみたいだね。」

長谷部 切重 何処であっても、
この男と生きていけるのであれば、怖くはなかった。

急激に朱色へ染め上げる様子に、柔く目を細めて
音なく、おかしげに肩を揺らしわらう

「……莫迦だな」

膝上で、少しだけ身を屈めるようにまた顔を寄せて。
額へ、鼻先へ、唇を落として行く

「プロポーズ、してるんだよ。
 法で縛れなくても、血で縛っていても、
 改めて、……お前と生きていきたい、って」

ちゅ、と最後は唇に口付けて、
照れ臭そうに柔く破願する。

じわじわ、赤く染まる顔を埋めるように
首元に抱き付いて、

「愛してる、…ずっと、お前と生きていきたいし
 死ぬ時だって、お前と一緒がいいんだ」

霧長 光忠 額に、鼻先に落とされるキスに、
くすくすと笑って瞳を閉じる。

続けられた彼の言葉に、思わず瞼を上げれば、
照れくさそうに笑う藤色を目が合った。

「…ッ、キリエ……、…ぁ」

口を開こうとするも、顔を隠す様に抱き着かれてしまって、
ふっと笑って、こちらも答える様にしっかりと抱きしめる。

「―――僕も、愛してるよ…。
君の事、誰よりも大好きで、
ずっと一緒に…共に生きたい。」

肩口にある頭蓋に顎を摺り寄せ、
首を捩りサラサラの髪にキスをしよう。

「『死がふたりを別つまで』……か…。

僕は、死んでからだって、一緒がいい。
キリエの傍を絶対に離れない。
君が逃げたって、絶対に追いかけて捕まえるからね。」

くすくすと笑いながらも、
声は低く、真剣さを滲ませて、
言い終われば逃がさないと言わんばかりに、
ぎゅうっと抱きしめてしまおう。

長谷部 切重 顔が緩んでいる上に照れ臭くって
とても顔を上げられずに、
けれど、想いに嘘は一つもないから
伝わるようにぎゅうと抱き締める腕に少しだけ力を籠める

間近に響く、低く甘い声に幸福を噛締めながら
頭蓋を摺り寄せ返して、
結局埋め続けてなどいられない顔を上げて、頬へ、
口端へと唇を押し当てるようにしてから離れて

「……死んで終わり、なんて
 その程度の関係になんか、してやらないさ。
 お前を見染めた時から、俺の物にするって決めたんだ」

「―――……お前の事は、主にも渡せない」

御許へ送る事も出来そうにないと
泣きそうにわらった

俺の、俺だけの、愛おしいひと
赦されなくとも、もう手放せない

少しだけ離して金色を見詰めた菫は
主への裏切りを紡いでいるのに酷く幸福色に満ちていて
額へ唇を落としてから、改めて強く抱き締め返しに身を沈めた。

「好きだよ、光忠。
 ……愛してる、…俺の、唯一。」

腕が痺れて、体が冷え込むまで、もしかしたらそれでも尚。

少なくとも今暫くは、
強く抱き締め合う幸福なひとときを続けたがっただろう――

切国@GM 2020/12/01
人鬼血盟RPG ブラッドパス
「ハロウィンの夜の惨劇」
           終幕

中の人用

霧長 光忠 ;;

メイン

切国@GM 【マスターシーン】
崩れ落ちた古城の周囲には多くの吸血鬼が集まっている。
主人の崩御を悲しんでいるようには見えない彼らは、瓦礫を一つ一つ丁寧に片付けているようだ。
奥の間のあたりを掘り返し、主人の遺体を丁寧に扱い、柔らかな草の上に置くと、そっと距離を取る。

瞬く星が、煌々と降り注ぐ月の灯りが、伯爵身体を照らし血気を纏い、裂かれた傷が癒えていく。
柔らかな月の灯りが薄雲に隠れたとき、むくり、と肢体が起き上がる。

「ああ、おはよう。待たせたね。新たな居城を目指そうか」

四肢を動かし、笑みを浮かべ、伯爵は従者を引き連れて大空へ舞う。

中の人用

長谷部 切重 なんかはじまったぞ

霧長 光忠 !?

メイン

切国@GM お疲れ様、シナリオ終了だ。
クローズを行おうか。

霧長 光忠 いやあの…えっと…???

長谷部 切重 ……………………は??????

中の人用

長谷部 切重 あッッ

長谷部 切重 傷号特技、是に使いやがったな!!!!??

霧長 光忠 なるほど!?

メイン

切国@GM まずは、キャラクターシートを用意し、練度を7にあげてくれ

霧長 光忠 はい…!

切国@GM 練度をあげたら、体力+5 もしくは 先制値+2 をしてくれ。

霧長 光忠 僕は耐久値かなぁ…

長谷部 切重 俺も体力+5かな…速さは今の所十分な気がする

切国@GM それぞれのファクター、もしくは共通技能から、特技を一つ取得してくれ。
もし、職能や流儀を変えたい場合は、この時点で変更できる。

雑談

霧長 光忠 変更かぁ!

切国@GM 大分今の流儀にも染まってきているだろうから、取りたい技能がなければ、になるがな

メイン

長谷部 切重 傀儡から『テストケース』をとろう。
速さ+2、体力も更に+5だ

霧長 光忠 じゃあ僕は火華に変更して、
バレットダンスを取ることにするよ。

長谷部 切重 ……懐かしいな。

切国@GM 火華。光忠の一番最初の流儀だったな

霧長 光忠 うん…、なんだかちょっと恥ずかしい気分だけど

切国@GM そうなのか?

霧長 光忠 昔のお洋服を着るみたいな?

長谷部 切重 今のお前なら、昔よりも着こなせるんじゃないか?

切国@GM 自分にできることはなんだろう、と考えた光忠が、以前使用していた武器、流儀に立ち戻ってみる、というのは何ともらしいと思う

切国@GM 光忠、能力値と血威の書換、特技の追加をしてくれ

霧長 光忠 わかったよ

長谷部 切重 俺が何かになるとしたら、なんだろうな

長谷部 切重 狩人かな…

長谷部 切重 いや、

長谷部 切重 光忠の鍛ってくれた刀があるから、変えないな。

切国@GM 特技を取ったら痕印や約束の変更がこのタイミングで出来るが、変わるところはあるか?

長谷部 切重 あー…

長谷部 切重 痕印を、書き換えたい

切国@GM ほう

長谷部 切重 首の鎖、から
…胸の鍵、へ。

切国@GM 互いに胸の鍵、になるのか

霧長 光忠 えへへ……

切国@GM あんたたちが幸せそうで何よりだ

切国@GM 各々書き換えたら、HP、血威、特技の値をリセットして、クローズはおしまいだ

霧長 光忠 終わりました!ついでに変えておいたよ

切国@GM 光忠…耐久直が70になって、先制値も上がったな

霧長 光忠 うん…
僕HPしか増やしてないから、先制値初期値だったんだね…

長谷部 切重 変えておいた

長谷部 切重 先制値は…、すまない、一度ちゃんと見直して確認するが
おそらく、テストケースを取ったことで27→29だ

切国@GM ん、承知した。
ふたりともまた一つ強くなったな

霧長 光忠 はやい……!

霧長 光忠 うん、ありがとう

長谷部 切重 …クローズ処理も、終了か?

切国@GM ああ、これでクローズも終了だ

長谷部 切重 そうか、
…お疲れ様

ありがとう、切国。
光忠も、お疲れ様。

霧長 光忠 うん、お疲れさま。

すごくすごく、楽しかった…!

切国@GM ああ、お疲れ様。ふたりとも、ありがとう

切国@GM では、本当に、これで最後だ。

切国@GM あの日、幸せな日々が崩壊した
満月の灯りの下で得難い宝をこの手にした

ふたりで日々を駆け抜けた
その背を追って、傷ついて、慰めて、隣で手を繋いで、愛し合った

互いの居場所を見つけた二人は
新天地でまた忙しく楽しく愛おしい幸せな日々をすごしていく―――

人鬼血盟RPG ブラッドパス
 「幸せな日々」 終幕

中の人用

長谷部 切重 お疲れさまでした!!!!

霧長 光忠 うあああああ

霧長 光忠 お疲れさまでした!!!!

長谷部 切重 文章……

長谷部 切重 もう…もうなにもうこれぇええええ