チャットログ

中の人

長谷部国重 本日もよろしくお願いします!

KP よろしくお願いします~

メイン

KP 夜華 草村英雄様作
はじめて行こう。よろしくな

長谷部国重 ああ、よろしく頼む。

KP あなた達は仕事から帰る道中。
通いなれたその道に見慣れない提灯を目にし、
何気なく興味ひかれ、提灯の方へと向かう。
よく見ればそれはあちこちにそれは飾られており、
すれ違う人の中には浴衣を着た人もいるだろう。

奥からは賑やかな音楽も聴こえ、
あなたはこの先で祭りがあるのだなと理解する。
あなたは妙に興味をひかれ祭りの方へと足を進める。
奥へ進もうとすると突然男に肩をつかまれた。

「祭りは好きかい?もっと祭りを楽しめるように協力してあげよう」

気が付くと今まで周りにいたはずの大勢の人が、
声を掛けてきた男と共にパッと姿を消した。
この事に驚いたあなたは SANc(0/1)/

長谷部国重 CCB<=55【SAN値チェック】
Cthulhu : (1D100<=55) > 98 > 致命的失敗

KP wwwww

長谷部国重 えええ……

KP 出ファンは恒例行事なのか?

長谷部国重 俺が訊きたい

system [ 長谷部国重 ] SAN : 55 → 54

KP そしてどこからともなくあの男の声が聞こえてくる事だろう。

「ひとりぼっちで祭りを周るのは寂しいだろう?
遊び相手を見つけてあげたから一緒に楽しむといい」

すると目の前に燭台切が現れた。
ついでに言うとなぜか浴衣を着ている。
己を見てみれば、同じように浴衣を着ているのに気が付くぜ。

燭台切 光董 「え!?!?な、なにここ…?長谷部くん…?」
でも浴衣姿の彼を見れば、
すぐに顔を綻ばせてしまうだろうな。

「わ~…浴衣だ…、可愛いね長谷部くん。
良く似合ってるよ。」

雑談

長谷部国重 鶴…
導入の彼奴絶対お前だろう

KP そんなわけないだろ~~~

長谷部国重 口調がなあ…
これ、持ち物どうなってるんだ
通勤鞄とか。

KP 持ってるぞ

長谷部国重 浴衣に通勤鞄持ってるのか俺

KP なんなら後で返却でもいい
不要なものは邪神ロッカーにお預けください

長谷部国重 そうして貰うか…
うわあ…

メイン

長谷部国重 「……っは?」

仕事帰りに、
ああ、祭か、随分昔には行った事もあったなと
懐かしんでいただけの筈が どうしてこうなった。

不可思議な声に瞬いている内に、
眼の前には、過日散々な騒動を共にした男が、居て

「―――……燭台切さん」

思わず呻くように、名を呼んだ。
惑いと驚きの声に、嗚呼、巻き込まれたんだなと察する。

手にしていた通勤鞄も消え
身軽と思えば、己は単衣風に着付けた浴衣姿だ。
息を一つ逃す様について、改めて男を見遣る。
美丈夫は何を纏っても様になるのが何とも言えない。

「申し訳ない、
 ……妙な事象に巻き込まれたようで」
「先日の夢と同じように、……少々付き合っていただけますか」/

燭台切 光董 「うん、もちろん…、
また長谷部くんと一緒にいれるなんて
嬉しくてどうにかなってしまいそうだよ。」

そっと彼の傍に寄り、手を取ろうかな。

「君は腰も細いから、浴衣を着ても映えるね…。
すごく綺麗だよ。」/

長谷部国重 「結局まだ、弁当箱もお返し出来ていない儘だ
 次にお会いするときは返却の時だと思っていたんですが」

そっと取られた手に、
惑う一瞬の間を挟んで静かに引こうとする

「……其れは、どうも。
 貴方は、……日本人離れした体躯の癖に、似合いますね」

広い肩幅も、平均を悠に超える上背も
決して和装向きではないように思えるのに、
夏の夜より濃い色の其れを見て、眼を細めた。

「祭りを楽しめ、といった声を聞きましたから、
 危険が無いかも含めて、回ってみましょうか」/

KP 「あぁ、君たちがより祭りを楽しめるように
面白い催し事を考えておいたんだ」

「無事にここから帰りたければ『二人で一緒に楽しむ』事だ、
でも花火が上がるまでには帰ってこないと
戻ってこれなくなるからね、それじゃあごゆっくり」

そんな声が二人には聞こえた。/

燭台切 光董 「……だってさ、
今回はお祭りデートをしろって事かな。
前回のに比べると簡単そうだね。」

引かれていく手は阻止するよ。
恋人繋ぎしちゃおう。/

長谷部国重 また、響いた『声』に顔を上げる
楽し気な声が其の儘、穏やかじゃない事を紡ぐのを聞き届けて
小さく顔を顰める。

「簡単に、何処にでも閉じ込めやがって……」

小さく漏らす声は、今迄の彼是も全てこの声の主の所為じゃなかろうかと
思わず、考えかけての。
払拭するように首を横に振る。

「……刻限があるみたいですね、
 約束、……早速果たして貰う様な事に、ならなければ良いのですが」

そっと引こうとした手は、かなわず
繋がれる其れに指がびくりと惑ってから、ゆると力を抜く。
上背のある人と繋ぐと、手が少し浮く事を知って小さくわらった。/

燭台切 光董 「大丈夫だよ…、僕を信じて。
何があっても、君を守るから。」

手を繋ぐと次第と抜けていく力に満足げに笑んでから、
くいっと手を引いて彼を僕の方へ寄せよう。

「ね、デート…だからさ、
敬語はやめて、仲良く、しよ?」

近寄った彼の耳に、小さく擽る様に囁いて、
ね? と彼の顔を覗き込む。/

長谷部国重 「……約束、したでしょう。
 なにより、貴方の命を優先してくれと言った筈だ。」

彼是ひっくるめての言葉だろうと思いながらも
念押しのように、確認のように向けて
くん、と引かれる儘、踏鞴を踏みかけて
一歩の距離を削って留まる

「――…デートの心算は、無いですよ。
 大分年上でしょう、燭台切さん。」

デート、の単語に視線を少し彷徨わせて
柔く低い囁きを祓う様に首を横に振った。
覗きこんでくる、矢鱈と整った顔から逃げるように視線を逸らし
歩き出そうと踏み出して。/

燭台切 光董 「もちろんわかっているよ。」

僕の命を守ることが彼の救いになることも。

言葉の割に動揺を示す所作に、くすっと笑って、
歩み出そうとする彼を引き寄せて、こちらを向かせる。
余った手で腰裏に手を添え、抱き寄せる。

「僕は、デートのつもりだよ。
なんでも楽しんだものの勝ちって言うでしょ?

あと、僕を年上と言うのなら、
年上の言うことは聞くものだよ?長谷部くん。」

悪戯気に囁いてから、腰裏に回した手を外し、
寄せていた顔を離そう。/

長谷部国重 祭囃子、橙色の灯、屋台の匂い
この奥で繰り広げられているのだろう祭の気配

其方へ足を進ませようとしては、引き寄せられて
向かい合いの形となれば、困惑を隠せぬ儘上向いて
紡がれる言葉の数々に、
一々、何に惑っているのか己でもわからぬ儘、視線を揺らす。

「デート、なんて
 俺と貴方で、そんな気軽にして良いものじゃ、無いだろう」

俺を気に入りだと、好きだと言う人に
何も返せぬ俺が、そんな事。

続く言葉を受けて、落とし掛けていた視線を戻し眉尻を下げる。

「……俺も良い年ではあるが、
 狡い大人だな、… 貴方は。」

俺が動きやすいように、理由を与える様な
彼是全てに気付かぬ振りを決め込んで、
離れる顔に、体に無意識に詰めていた息をゆると吐いて

「……敬称くらいは良いだろう?
 俺が、どうにも落ち着かない。」

燭台切さん、と名を呼んで。繋がる手を淡く引く。
そうしてまた、会場方面へ足を向けようと緩々踏み出そう。/

燭台切 光董 敬語が取れただけで、一歩近付けた様な
そんな気がして繋いだ手をぎゅっと握る。

「ん、ありがとう、長谷部くん。
すごく、嬉しいよ。」

例え、彼が今僕を見てくれなくても、
少しずつ近寄っていければいいと、
焦る気持ちを諫めながら、彼の横に立って歩いて行こう。/

KP 貴方達がいるのは訪れた祭りと
同じ場所の様に感じるが所々違う所がある、
お互い以外誰もいない。

あなた達が今いる場所はライブでもやるかのような
小さな【ステージ】
そして屋台が【金魚すくい】【りんご飴】【お面】【人形焼き】
【光るおもちゃ】【射的】【わたあめ】【お化け屋敷】
【ペットくじ】【千本引き】【ヨーヨーすくい】【焼きそば】
【フランクフルト】【型抜き】【かき氷】【迷子センター】
とあるのが見える。/

情報

長谷部国重 ライブでもやるかのような小さな【ステージ】
そして屋台が【金魚すくい】【りんご飴】【お面】【人形焼き】
【光るおもちゃ】【射的】【わたあめ】【お化け屋敷】
【ペットくじ】【千本引き】【ヨーヨーすくい】【焼きそば】
【フランクフルト】【型抜き】【かき氷】【迷子センター】
とあるのが見える。

メイン

長谷部国重 大きくて温かい手と、夏でも冷えがちな己の其れ
ぎゅ、と握られた指を握り返す事は出来なかった。

少しでも歩みを進めれば、
抱いた違和感の正体が知れた

自分たち以外に、誰もいない。

「……、舞台装置、みたいだな。」

伽藍とするのに、祭の音も灯もある。
誰とも肩がぶつからない事が、ひたすら奇妙だ。

「何処から、回ってみましょうか」

傍らを見上げて、行きたい処があるかを問おう。/

燭台切 光董 「用意したって言ってたけど、本当みたい。
浮世離れ…ってこういうことを言うんだろうね。」

最後に敬語に戻ってしまった長谷部くんを、
瞳の笑ってない目で流し見る。

「…どこから回ってみようか?」

態と繰り返すように言ってから、
くすっと吹き出して、冗談だよ、と笑う。

「そうだね、最初はステージに行ってみようか。
中心にあるし、何かあるかも。」

ほらあっちだ、と手を引いて先導していこう。/

長谷部国重 自然と口からついて出た言葉遣いを、
声無く咎められた心地で、金色から視線を外す。

「……――意地の悪い大人は嫌われるぞ」

負け惜しみのようだと自覚しながら、ぼそと零し。
薄ら眉根を寄せながらも、提案の声には頷いて

中央に据えられている、伽藍としたステージに
手を引かれるが儘、向かってみよう。/

KP ステージには大きなディスプレイがあり、
そこには【現在時刻】16:00と【好感度】0という文字。
また、打ち上げ花火は【20:00】とも表示されている。

《目星》が振れるぜ。/

長谷部国重 好感度…??
此処は時刻が出るのか…

目星を振ってみよう。
CCB<=92【目星】
Cthulhu : (1D100<=92) > 54 > 成功

KP ではメモを見つける。

『お魚はお腹を空かせている、餌を持っていこう。お魚は歌が好き。
 魚天国にしよう。2MP』/

情報

長谷部国重 『お魚はお腹を空かせている、餌を持っていこう。お魚は歌が好き。
 魚天国にしよう。2MP』

メイン

長谷部国重 見付けたメモを手に取って読もう。

「魚…?と、餌…、歌……?」

頭の上に疑問符が湧く。
メモを、傍らの燭台切さんへ差し出して、眼を通して貰おう。

「こんな物があった」/

燭台切 光董 「ん?なになに?」

彼の手元を見る様に、背を屈めようか。

「へえ、なんだろうね。謎解き?
魚…となると金魚かなぁ?」

すぐ横にある彼の方を向いて笑おうかな。/

長谷部国重 「金魚すくいへ行くまでに…餌、
 …何か、食い物を持って行け、って事だろうか。」
「にしたって、歌は解らないな……」

もう一度見たメモから顔を上げて、
思いの外間近に在った顔に瞬いてからそっと少しばかり身を引く。
メモは折り畳んで袂に入れて仕舞おう。

「何処か、食べ物を出している屋台を…見てみよう」/

燭台切 光董 身を引かれるのを寂しげに見てから、顔を上げよう。

「それなら人形焼きはどうかな。
あれだと餌っぽいし…?」

金魚が食べるものと考えると、
小さく千切れそうなものなら良さそうだなぁ、なんて思いつつ。/

長谷部国重 「人形焼き、…そうか、確かに
 肉だの氷を喰わせる訳にもいかないな……」

確か魚は麩なども喰うと見たことがあるし、
喰えそうではあるのかと小さく頷いた。

ゆるりと見渡す屋台の群の中、
ステージから少し離れたところに、其れらしい文字を見付けて指差す

「彼処だろう、行ってみよう。
 ……そういえば、」

甘い物は喰えるのかと問おうとして、傍らを見上げる。
そういえばも何も、この男の事を何も知らない。
デート、の単語を思い浮かばせては、ふと表情を小さく緩め、

「…折角だ、
 貴方の好きな物があれば、其処にも寄ろうか」/

燭台切 光董 「あはは!お肉食べさせたら金魚が可哀そうだよね。」

くすくすと笑っていると、
しっかり者の長谷部くんが先に見つけてくれたようで、
うん、と頷いて向かおうとするが、

「え…。」

微笑んだまま告げられた彼からの提案に、
嬉しさがこみ上げて、満面の笑みで返そう。

「…ありがとう、僕はかき氷が好きだな。
夏らしくて、つい食べたくなるんだ。
長谷部くんの好きな物も教えて欲しい。
ふたりで回ろうよ。」/

長谷部国重 「氷か、良いな。こういう所でも無ければ食べない物だから。
 ……先に、寄って仕舞おう。」

色とりどりのシロップを思い浮かばせて、小さくわらう。
人形焼きの方面へ向けていた足先を、歩みを少し緩ませて

「俺は…どうだったかな、祭なんてもう十年近く振りだから。
 ああ、けど…こういう所での焼きそばは美味かった気がする」

美味しそうな匂いは其処彼処から流れてくる中で、
ソースの匂いもふわふわ漂ってくるような。近いのかもしれない。/

燭台切 光董 「そうなんだよね。
この雰囲気で食べるかき氷がいいんだよね~」

先に、との言葉に、ふわりと笑おう。

「焼きそば!いいね!
あ、すぐそこにあるよ。行ってみようか。」

焼きそばの屋台を見つけて、
こっち!っと彼の手を引いて行こう。/

KP -焼きそば-

屋台には何もない鉄板と
一台の箱状のディスプレイが添え付けられたロボットがある。

ロボットは「イラッシャイマセ!」と機械的な挨拶を繰り返していたが、
あなた達が近づくと今度は

「ヤキソバハイカガデスカ?」

と繰り返しはじめた。/

長谷部国重 遠くばかりを見渡していた中で、
思いの外近くにあった屋台に、本当だ、とわらって。

「じゃあ、言い出しておいて何だが先に寄っても良いか?
 余り量を喰えるか分からないから、…ひとつだけ。」

そういえば――代金等は普通の通過だよなと考えながら
手を引かれる儘に、屋台の前へ立ってみれば、

「……最先端なのかクラシカルなんだか分からんな……。」

最近は液晶画面のみの自販機があったりするけれど
ロボット型とはと思わずしげしげ見詰めてしまう。

「一つください」

タッチパネル式での注文かもしれないと
そう、口頭で言いながらディスプレイも確認しよう/

KP あなた達が肯定すると

「デハ、オ作リ下サイ、材料ヲドウゾ!」

と言うと、ディスプレイに材料が表示されている。
どうやらタッチパネルのようで
食材を選んでタッチパネルを押すと
ロボットから出てくるようだ。

【ディスプレイ】
ひとりずつ交代で対価をどうぞ

麺→あなたの唇
野菜→あなたの心
肉→あなたの性別
ソース→あなたの告白/

燭台切 光董 ディスプレイを見て、わぁ…と声が出た。

「僕は、どれでもいいよ…?
長谷部くんは、どれを支払う?」

そっと身体を屈め、彼の耳元に囁こう。/

長谷部国重 「……えっ」

お作り下さい、とは。
自力で作るのか??と戸惑いながらディスプレイを見た。

「カップ麺の物しか作った事なんてないんだが……」

学生時代ならば兎も角、
此処暫くはお湯を入れて3分の物しか喰った事も無い。

「ん、…代価、…ということは、取られる、という事か?」

交代で支払えと言う其れに、厭な汗が滲む。
体の一部を取られるんだろうか、其れともと項目を見て行って
傍らを見ようとして、近い場所からの囁きに身を跳ねさせる

「ッわ、… あ、いや、…
 これ、――……どういう意味、なんだろうな……」

俺が選んだばっかりに妙な事になってしまった。
指先を彷徨わせて、一番わからない『肉』の項目に触れる。/

中の人

KP 動揺してる長谷部が可愛い(*ノωノ)

長谷部国重 おろおろですよ!

メイン

KP 【性別】
見た目が異性化する、男なら女、女なら男。

ディスプレイのボタンを押した途端、
君は女性の姿になってしまった。/

中の人

長谷部国重 wwwwwwwwww
そういう事かwwwwwwwwwwww

メイン

長谷部国重 「……っへ……?」

燭台切 光董 「へ!?!?!?!?」
「あの……ええっと…?
長谷部くん…?なの??」

長谷部国重 視界が若干低くなり、
惑いに漏らした声が、何時もの其れではなく。

傍らの男が発した声に、視線を向ける

「……そうだが、
 どう、なってるんだ……?」/

燭台切 光董 か、かわいい……!!!

しゃがんで彼の目線に合うようにしよう。
小さな子にする様に肩を大きな手で掴んで、
諭す様にゆっくりと話しかけようかな。

「今ね、君は女の子になっちゃったみたい。
痛いところ、ないかい?」/

長谷部国重 大分上を向く事になった
そのため、子供にするようにしゃがみ込まれて
視線は随分楽になったが、何となく眉根を寄せる。

此奴の手はこんなに大きかったかなと
半ば以上に逃避の思考。

「おんな、に……
 いや、痛むところは特にないが……えっ……ぁ」

「『性別』……って、まさか」

気軽に押してしまったディスプレイ。
対価に、取られていったのはと
思わず蒼褪める。/

燭台切 光董 彼の言葉に眉根を寄せる。

「そうか、よかった。」

そうは言うけど確証はなく、
その小さな身体で青褪める彼が見ていられなくて、
包む様に抱きしめてしまった。

「大丈夫、僕がいるから、ね?」/

長谷部国重 彼是と不可思議な目には遭ってきたが
流石に、性別を違えるような事態になった事はなかった。

対価に支払ってしまったということは、
俺はこの先ずっとこの儘なのだろうかと、
血の気のひく思いで呆然としている中、抱き締められて。

大きな手もでかい体躯も、今ばかりは有難く
呆然とする儘、黙って腕の中に納まる儘、頷く。/

KP ピロン!とロボットから音がして、

「対価ヲイタダキマシタ。」

と機械的な声を発したかと思えば、
あなたの身体の異変も元に戻るだろう。

それと同時にロボットから肉が出てきた。/

長谷部国重 音に、薄く躰を跳ねさせるが
機械音声の後、目線の位置が戻り
視界の中に在る、己の手も、見慣れたものになって

そっと、己を抱き締める身体を押しやって、近い顔を見上げる。

「……戻ってる……か……?」/

燭台切 光董 音ともに、腕の中の彼が変化した様子が感じられて、
ほっとした心地を得た。少し体を離して、
見上げられる顔は元通りの長谷部くんだ。

「うん!…よかった。元通りだよ。」

ぱあっと明るく笑って、
彼の額に、ちうっとキスを落とす。

「ふふ、安心した…。
ずっと女の子だったら
どうしようかと思っちゃった。」

長谷部国重 元通り、の声に、今度こそ安堵の息を吐いた。
が、額に落とされるキスに、こら、と思わず小さく抗議の声を向ける。

「……ああ、俺も、
 対価と言うからにはもう二度と戻れないのかと……良かった。」

研究所に入れなくなるところだった…、とは
今一番に浮かんだ懸念事項だったものだから。
腕の中から逃れるべく身を離そうとして

「…続けて、みるか?
 それとも、止めて他へ行こうか。」/

燭台切 光董 抗議の声に、ごめんごめんと笑って返すけど、
内心反省はしていない。

「ここまでやったんだもの、
折角なら続けよう?」

手を繋ぎなおして、抱きしめた腕を解こう。

「じゃあ、僕は野菜にしようかな。」

心は…、彼の心は彼のものであってほしいからね。
奪われるのは僕のものだけで充分だ。

ディスプレイをタッチしよう。/

KP 燭台切の見た目には変化は無い。が…

燭台切 光董 長谷部くんに振り返り、
先程解いた腕で今一度彼を抱き締める。

「…可愛い…、可愛いなぁ、長谷部くん…!

こんなに小さいのに、沢山頑張って
辛い思いも全部背負って…
なんて愛おしいんだ…、全部僕のものにしたいよ。」

とろんと、彼を見つめながら囁こう。/

雑談

KP 心を長谷部に奪われたぞ^^
まあ、元からだから、理性が飛んだってことでな

長谷部国重 うわ
俺に支払ってどうする…!

メイン

長谷部国重 悪びれない調子に、眉根を寄せるが其れだけだ。
続ける、という声に少し迷ってディスプレイと交互に見るが
此処を出る為にも、何が必要なのか判らず結局頷いて

「危険な事が、なければ良いんだが……」

タッチする処を見て、思わず姿を注視する。
暫し見詰めても、外見の変化はないよなと思い始めた、ところで

「……っは?」

今一度、抱き締められ
其れだけではなく、常と異なる様子に、間抜けな声が漏れる。

「燭台切さん、…?
 どうした、いきなり、……確りしてくれ」

紡がれる言葉と、向けられる視線が落ち着かない
囁きの声に彷徨わせた視線が、ディスプレイを見て
―――『心』って是か、と今更の推察。

「……あんたも俺が苦しんでる所が好きなのか?」

そういえば彼奴にも、
頑張ったり苦しんだりする姿ごとと言われた事が、何度かあった
難癖だと理解しているのに、思わず、小さく漏らす。/

燭台切 光董 「しっかりしているよ、
僕はずっと君が好きなんだ。」

はぁ…と熱い吐息を吐きながら、囁こう。

「そんな、まさか!
苦しんでいる君は見たくない。

僕は君に笑っていて欲しい、
苦しみを取り除きたいだけだ。」

真剣さを増した口調で続けよう。

「人間は苦しみから逃げようとする。
…でも長谷部くんは立ち向かって、
自分を犠牲にしてでも、向き合おうとしたんだろう?」

だからこんなに、疲弊してしまったのだろう。

「その真摯さが…、優しさが愛おしんだよ。」/

長谷部国重 「向き合うも何も、……苦しい事の、原因が
 全部、自分の中から出ている物なら、逃げ出せる訳もない。」

「……誰かに苦しめられている訳じゃない。
 俺が、俺の中に湧く物を厭うていただけで、
 其れは、立ち向かう訳でも…犠牲と呼んで良い物ですら、ないんだ」

嗚呼、
彼奴に責任を転嫁してしまったなと、ぼんやり思う。
其処迄紡いで、ああとまた、我に返る心地だ。
この人が示しているのは其れじゃない。

「……誰彼を害する事も、俺がやっている事だからな。」
「誰に命じられて、強制された訳でも無い
 唆されようがせん妄だろうが、……だから」

そうだ、
言葉を紡ぎながら、漸く何処かの合点がいった。
目を逸らせば、彼奴が事故で死んだ事まで含めて
小さな彼奴の事だって、無垢な笑顔の彼奴だって
無かった事にするようで、どうしても出来なかった

「俺がやったことは、俺が認めないと。
 手に掛けた奴の事を、なくしたくない」

「これは、優しさとも…違うと思うから、 
 貴方が焦がれる様な事でも、無い。」

手を伸ばして、何処かへ触れようとしたその動きを自覚した途端、
其の手はひたりと半端な所で止まり、結局戻る。

「……注文を、続けようか。今度は、俺の番だ。」/

情報

長谷部国重 【焼きそば】
麺→あなたの唇
野菜→あなたの心 済
肉→あなたの性別 済
ソース→あなたの告白

メイン

燭台切 光董 彼の言葉を聞いて、僕が知ったように言うのは、
何か違う気がした。
僕は何処まで行っても部外者で、
彼の気持ちを心からわかってあげることはできないんだから。

「…きみが、乗り越えてきた全て、
……いいや、今乗り越えようとしている全てが、
君自身を作っているんだね。」

「僕はそれを否定も、肯定も出来ない…、
する資格はないけれど。

でも君が選んできた道の先に、
僕と出会ってくれたことを心から嬉しく思うし、
長谷部くんを愛している事実に変わりはないよ。」

ぎゅっと抱きしめる力を強める。

「君は、優しい。それは揺るがない事実だと思う。
自信を持ってほしい。」

彼の言葉に、ゆっくりと腕を離す。
その頃には靄がかかったように
なっていた頭もクリアになっているだろう。/

KP ピロン!とロボットから音がして、

「対価ヲイタダキマシタ。」

と機械的な声を発したかと思えば、
異変も元に戻るだろう。/

長谷部国重 考えてみれば、
小さな彼奴と過ごした日々は兎も角、
彼奴が作り出した世界での話も、花の列車も、
草花の化け物と化したあの日も、夢の世界と言えば夢の世界で
現とは言い難いものばかり。

其れでも、
一度夢を共にしたからか否定を紡がぬ人を見て、
眉尻を僅かに下げてわらう。

「俺と出逢った事で、
 …また、こんな不可思議な目に遭わせているのに。
 人が良くて、優しいのは、貴方の方だと俺は思うが」

抱き締める腕に力が込められて、
また互いの距離が無くなってゆく。
一度だけ目を閉じてから、身を離し
優しい、の言葉に曖昧に笑ってからディスプレイに向き直る。

少しだけ迷ってから、ソースの項目を指先で押そう。
『告白』の文字に、予想は出来そうで明瞭には出来なかった。/

KP 【告白】
あなたが隣にいる人にしてほしい事を告白をする。
どんなことでも構わない。/

長谷部国重 「これ、…そういえば材料が出てくるだけ、なんだよな」

お作り下さい、とアナウンスされたのを思い出す。
あとは麺だけだ。

傍らを見て、窺うように紡ぐ。

「…………作って貰っても、良いか?」
「貴方が料理するところが、見てみたい」/

燭台切 光董 「うん、もちろんだよ。

流石にこういう屋台の鉄板でやったことはないけど、
焼きそばは結構作るんだ!」

随分と、自然におねだりをしてくれたことに瞬くが、
すぐに上機嫌に答えよう。

「料理は、好き?
…ああ、君がする、んじゃなくて、
誰かに作ってもらうのが、ね。」

長谷部国重 「焼きそばっていうと、カップ麺しか喰わないからな、
 ……ちゃんと炒めて、焼かれるのは本当に久しぶりに喰う気がする。」

家庭用では考えられない程広い鉄板には
未だ何も――材料ばかりが並んでいるけれど
興味深そうにのぞき込んでから、視線を傍らへ戻す。

懐かしむように双眸を細めてから伏せて、

「そうだな、…俺は料理が出来ないから。
 自分の為に作って貰う料理は、何よりも贅沢なものだと思う。
 見ているのも、好きだ」/

燭台切 光董 「そ、っかぁ…」

つい、そのサラサラの髪に触れ、
ゆっくりと撫ででしまった。

「僕で良ければ、
毎日作ってあげたいくらいだよ。

君だけの為に作るなんて、
僕にとってはご褒美だもん。」

愛おしそうに笑いかけて、彼の頬に手を当て、
僕の方に向かせてしまおう。

「君の、美味しそうに食べる顔、
すごく、大好きなんだ。たくさん見たい。」/

長谷部国重 頭に手を伸ばされて一瞬見上げるも、
撫でる掌には、どうしたものかと眉尻を下げ

「……そんな事は、させられない。
 ああ、けど、…貴方の料理は確かに美味かったな。」

思い出せばどうしたって、
一寸ばかり渋い顔になってしまう過日の苦い思い出。
けれど、提供された食事がどれも美味かったのは覚えている。

大きな掌に、方向を変えられる儘、顔を見上げる形になった。

「――……じゃあ、美味い焼きそば作ってください。」

期待してるから、と小さくわらいを落としてから
温かな掌から頬を離す。/

燭台切 光董 「うん、もちろん。」

逃げるのではなく、
笑って離れていく頬に指先を
名残惜しそうに滑らせて離そう。

KP ピロン!とロボットから音がして、

「対価ヲイタダキマシタ。」

と機械的な声を発したかと思えば、
あなたの異変も元に戻るだろう。

同時にロボットからソースが出てくる。/

燭台切 光董 「じゃあ最後、麺かな。」

ディスプレイをタッチしよう。/
少し紅潮した頬のまま、
熱い吐息を漏らして眉根を寄せる。

「……あ、…長谷部くん…。」

彼の手を引いて、背中に手を回し、
抱き寄せては、顔を寄せる。

「唇…君の唇が欲しい…」

無意識に漏れ出た言葉に、
自分でも驚きで瞬くものの、
この衝動は止められそうにない。
ゆっくりと顔を寄せながら、熱に濡れた声で囁く。

「こんな、状況で…ごめん、
でも、耐えられ、無くて…」/

長谷部国重 ディスプレイを押す指先を、
その様子をつい、見守って仕舞う。
幾つか材料を選び、得る中で仕組みは流石に理解した。
己の中にない物は、支払えないだろうという事も、
支払う代価が、一時的な事である、事も。

―――しかし、

「……ッ、待ってくれ…」

唇とあった其れに、
全く予想を浮かばせていなかった訳では無いが、
余り詳しく思い描く事から逃げていたのが実情で。

熱を帯びた視線と息、
寄せられる顔に焦った声を漏らしてしまう。
咄嗟に潜り込ませた腕で阻もうとしながら、
もう片手で相手の口許を防ごうと伸ばす。

「判ってる、……この屋台の所為だ、其れは解るが、」

声に、視線に惑いを滲ませて間近な顔を直視せぬ儘
短くも思案の間を挟み、己から身を寄せて距離を削り、
 
相手の唇、ではなく口許へ己の唇を押し当てて離れようと

「……これ、じゃあ、駄目か……?」/

燭台切 光董 待って、と
言葉でも、行動でも拒まれて、
やっぱり僕の独りよがりなんだと…
最初から分かっていたけれど、突きつけられる心地で。

「屋台の、せいじゃなくても…、
君にキスしたかった、ずっと…

でも、我慢…してたんだ。
君の気持が追い付いてくれるまで…。」

熱に浮かされたままつらつらと言い募る。
ぎゅっと彼が離れない様に抱きしめながら見下ろしていると…

「…――――え」

口の端に、柔らかくて暖かい物が触れた。
間近にある彼の顔と、僅かに伏せられた目線が、
何が起こったのかを告げていた。

「嬉しい……、長谷部くん」
離れていく顔を追いかけて、
口の端にキスを返して、それでも足りないと、
ぺろりと舐めた。

「キス、したい…長谷部くんの…欲しいよ……」

はぁ、と小さく吐息を漏らし、
頬に、目元に、蟀谷にキスをする。

「……口…は…、君が、僕を好きになったら…、
してくれる…?また、我慢するから…」

切なそうな声で囁いて、彼を見つめる。/

長谷部国重 俺の事を好きだと、そう称してくれる人が
向ける真直ぐな彼是を受け止めきれずに居る。

顔を合わせたのが数度目だとか、
未だ俺は何も知らないとか、そういう理屈を素っ飛ばすように
思考がグラついて碌に回せなくなりそうなのが恐ろしい。

けれど、
同じ思いが返ってこない儘、応じられる事は
酷く、残酷な事だと知っている。

必死に塞いでから、身勝手な位置へ落とした其れは
其れも、きっと優しさとは程遠い物だとしても

「……是が、今の俺には、精一杯だ」

口端に押し当てた唇を離しただけの至近で絞り出すように囁いた。
顔を離した筈が、近付く顔へ、…触れる唇へ、軟体へ
びくりと肩口を揺らす。

「ん、ッ……」

押し当てられる厚みのある唇に、彼方此方へ降るキスに、
不思議と嫌悪は湧かなかった。

「……―――約束は、出来ない。」

切ない声で、希うように紡がれた其れに、
否定を被せる事が、酷く心苦しくとも

気安く何度も約束を重ねて何も出来なかった己に、
大事な、願いを安請け合いなんて、出来なくて。

「好きになる事への物じゃあ、ない。
 ……手を伸ばすのも、期待をするのも、 …怖いんだ」

俺がすきになったとして
俺が手を伸ばした途端、遠ざけられたら。
信じて欲しがった途端、困るようにわらわれたら

酷く身勝手な怯えを口にして、視線を伏せる。/

燭台切 光董 キスを落とす彼に、怯えや嫌悪は感じられなくて、
止まろうとする僕の意志が揺らぐ。
僕の言葉に返すつぶやきも、

手を伸ばせない、期待できないから、好きになれない

そう聞こえてしまって。

「そんな、こと言ったら…、
僕の良い様にされちゃうよ…?」

なら、奪ってしまえ。
拒まれないのなら、
欲しがれないなら、与えてしまえば…

そんな思いが頭を支配して、
ゆっくりと唇へと口付けた。

「――――ん…」

触るだけの口付けを、幾度も繰り返し、
ちろり、と舌を覗かせてその柔い唇を舐める。/

長谷部国重 欲しくて、欲しくて何度も手を伸ばして
其の度に酷い自己嫌悪に陥った事も、
求めて欲しいなんて、浅ましい欲のせいで
大事な人との関係を自らブチ壊した事だって、全部鮮明に覚えている。

纏う雰囲気も何もかも違う癖に、
彼奴と同じような色をした眼で、
俺を見る目も、囁きの声も、何もかも違うのに、

「……ッ、駄目だ、って
 さっきのが精一杯って、言った、だろう」

受け入れてしまっては駄目だと、頭に喚く己が居るのに
緩慢に重ねられる唇から逃げる事もせず、
言葉ばかりで否定を紡ぐような有様で視線を伏せた。

幾度も幾度も押し当てられる唇に
薄らと触れる軟体の濡れた感触に、僅かに肩を揺らし
伸ばした手で、そっと顎先へ触れて弱く押し返す

「我慢、……するんじゃなかったのか」/

燭台切 光董 「君からは……ていった。」

その言い方は、随分と幼くなってしまっただろうか。

顎先を弱く押され、
舌を出したまま引き離されて、あ、と声が出る。

「君が、あんなこと言うから…」

少し顎を引いてその指から逃れ、
顔を傾けては反対の口端に唇を落とす。

「――嫌なら、蹴飛ばして逃げて…?」/

長谷部国重 拗ねるようにも、甘く詰るようでもある言草に、わらう事もできない

指腹に当たる髭の感触に、薄く手を震わせて
離れた舌先から視線を外す

「……悪かった、……俺の言い方が拙い事は、わかった、から。
 我慢、……してくれ。
 此処で流されて、……是以上、自分を、……」

羞じたくはない、
嫌悪したくない、
失望したくない、
どれもこれも浮かんでは消えて、
どれもこれも言い訳でしかなくて

違う、と小さく零す。
反対の口端へ唇を受けながら、至近の距離で痛切に絞り出した。

「――……気持ちもわからない内から、期待なんて、させたくない」

ずっと、苦しかった物を
相手に味合わせる事は、どうしても。

蹴飛ばす事も出来ぬ儘、
先とは反対側の口端に淡く唇を返してから顔を引こうと。/

燭台切 光董 宥めるような口付けに、自分から顔を寄せる。

彼の切な言葉に、ぐっと唇を噛んで、
引き剥がす様に顔を離した。

「……わか、った…。」

顔を伏せて、抱きしめていた腕を解き、
彼の身体を離す。

唇に、キスは出来た。
これ以上は僕の我儘だ。

「困らせたね、ごめん。」

ふい、と顔を反らし、
屋台の方を見れば、食材が揃っていた。

「……焼きそば、作ろうか。」

無理にでも、笑い顔を作って、
彼に微笑みかけよう。/

長谷部国重 すまない、と謝罪を言いかけて、躊躇って
結局口を噤んだ。
手を伸ばした所で、苦しめる。
そんな事、解りきって身に沁みているから
腕が解かれても、離されても動かぬ儘に見送るしか出来ずにいた。

「……我慢、してくれたんだろう。」

御免、に、緩く首を横に振って
屋台の前に立ち、邪魔にならずに見る事が出来る位置を取る。

「貴方の気持ちは、…正直、まだ……何とも出来ないが、
 無碍にしたい訳でも、無い事にする心算も、ない」

「待たせる心算もない、…いつでも見限ってくれて良い」

祭の喧騒も無い中では、ぽつぽつ零す声でも届いて仕舞うだろう。
何を言ったところで
傲慢に、残酷に響く事も、知っているけれど

「……こんな、… 思考も何もぐちゃぐちゃになるなんて、
 思わなかったんだ、……ちゃんと、考えさせてくれ……」/

燭台切 光董 いつの間にか火が入った様子の鉄板に、
お肉を並べて焼き始める。

「うん、僕はそれだけで嬉しいよ。
君の本当の気持ちを知りたいんだ。」

へらでじゅうじゅうと音を立てる肉を集めて返して、
しっかりと焼き目が付いたら野菜を入れよう。

「沢山考えて、悩んで欲しい。君が納得するまで。

でも、こういうのは、
考えるより、身体で感じるものものの方が
自分の本当の気持ちだったりする。

自分に素直に、ね?」

彼に振り返って朗らかに笑おう。
麺を入れてしっかりと焼いて、
少し焼き目が付くくらいになったら…

「長谷部くん、ソース、掛けてくれるかな?」/

長谷部国重 じゅう、と熱された鉄板で肉が焼ける音がする。
手際よく調理を進める様子を眺めながらも、
思考は、どうしたって其方ばかりへ向けられない。

「……身体で感じて、見誤った事はないみたいな言い方だな」
「自分の心と欲が、釣り合うなら良いのかもしれないが、
 ……生憎どちらも、自分の物はあまり、信じられない。」

欲ばかり肥大して害にしかならなかったり
心ばかり軋んだ挙句に、望むものになれなかったり

碌な覚えがない。

視線を逃す様に落とした先の鉄板で、
味付けはしないのだろうかと首を傾いだ頃、
ソースを、の声に慌てて手を伸ばした。

「全部一緒くたに炒めれば出来るものじゃあ、ないんだな」

料理が出来ない人間である事を表す口振りで零しながら
ソースの容器を傾けて、全部入れれば良いか?、と
辛うじてぶちまける前に確認を向ける。/

燭台切 光董 「見誤る事なんて、たくさんあるよ。
でも、心に嘘を付くのは容易だけど、
身体は求めてしまうことって…あると思う。

こういうのは正解なんてないし、
僕が年上だからってわかっているわけでもないよ」

慌てた彼の様子に、ははっと笑い、
焼きそばを炒め続ける。

「まんべんなくかかる様に回し入れてみて。
鉄板は熱いから気を付けてね。」/

長谷部国重 「心に、嘘を吐くのは……容易じゃなかった。」
「どんどん、浅ましくなるのに、…其れが一番不要な物だったら
 どうにか、棄てたいと思うのに、…出来なかった。」

じゅう、と炒める音に時折掻き消されそうな其れは
独白にも似て。

ソースの容器を傾ける前に、満遍なく、の指示を受けて
そろりと全体的に回すように掛ける。
じゅわ、と熱された鉄板で跳ねる其れを何とか避けて
元居た位置へと戻り、覗きこむ。

「良い匂いがしてきたな……」/

燭台切 光董 「……、消すことは、出来ないからね。
誤魔化しても嘘を付いても、無くせない…。」

それだけを呟いて、
もうそんな思いはしてほしくないな…と、心底思う。

「うんうん、上手だよ。」

ソースの余計な酸味を飛ばす様に、
焦げる直前までしっかりと炒めて完成だ。
横にあるパックに焼きそばを詰めよう。

「はい、出来上がりだ!
ふたりで作った焼きそば」

はい、どうぞ。と、長谷部くんに手渡そう。/

長谷部国重 「……抑えつけようとしても思い通りにならないもんだな。
 どうにかなると思っていたのに、服薬でも、消えなかった。」

沸き起こる欲求も恋情も、渇望も
得た知識で調べ漁っては服薬して、
それでも次々湧き起ってどうにもならなかったと
燭台切の言葉に、ぼんやりと頷く。

「ソースは最後に入れるものなのか。
 本当だな……、焼きそばになった……」

材料を並べられたとて、
本当に最終的にこうなるのか分からぬ程度の料理スキル持ち。
しっかり、パック詰めまでして貰えれば、自然と顔が小さく綻び

「美味そうだな、
 二人でって…俺はソースだけの参加だろう?
 貴方が作ってくれた事に、してほしい」

そっちの方が嬉しいと受け取りながら、
割り箸を二膳抜いて、ゆると座れそうな所を探す。/

燭台切 光董 服薬……って…

彼の囁いた言葉に、思った以上に彼は
必至で抗おうとしていたんだと感じた。
そして、それほどまでに相手を愛していた事も。

なにも、言うことが出来ない儘、
焼きそばを完成させ、
嬉しそうな笑みに、少し心が軽くなるようだった。

「ふふ、そうかい?
じゃあ、僕お手製の焼きそば、かな。

あ、ほら、そこベンチがあるよ。」

彼の手をまた恋人繋ぎで繋いで、
ベンチまで引いていく。
ぱしぱしと埃をはたいてから、

「長谷部くん、こっちに座って?」

と席を勧めよう。/

長谷部国重 手には、熱々の作り立ての焼きそばを持ち
見付けてくれたベンチに歩みを寄せる

「有難う、
 ……半分子、でも良いか?」

ああそうだ、と今更ながら言いそびれていた事を
ベンチに腰を下ろしながら向ける。
一つ丸々胃に収めてしまえば、きっと他を碌に喰えない確信があった。

そうして、埃を祓ってくれた事で
手を汚させてしまったと眉尻を下げ

「……ああ、手、汚れただろう。すまない。
 洗えるところがあれば良いんだが」/

燭台切 光董 「うん、もちろんだよ。
ああ、そうだね…

じゃあ、あーんしてもらおうかなぁ?」

なんてふざけながら言い、笑う。/

長谷部国重 一瞬固まるも、ベンチの座面と、相手の手と、
己の手の中に在るやきそばを見て

「……、大人しく、喰うなら」

致し方ない上に、
改めて考えなくてもこれは、己が誘導したに等しい。
ふんわりソースの匂いがたちこめるパックに、
口で咥えてパキリと割った割り箸を入れて解しては
一口分を取って、

「くち、」

開けて、とも言わぬ儘、口許へ寄せて仕舞おう。/

燭台切 光董 いろいろとわかってしまった様子に、
ふふっと少し悪い笑みを零してしまった。

「もちろんだよ。」

いただきますと言ってから、あ と口を開ける。

僕の方から、それに はく、と食らいついて、
伏せていた瞳を態と彼に向けてから、ゆっくりと離れた。

「……ん、おいし…」

焼き方も上手く行ったようで、
ふわっと馨る香ばしいソースの風味に顔を緩めた。
ぺろり、と唇に付いたソースを、
見せつける様に舐めてから笑う。

「長谷部くんも食べてみて。
すごく上手に出来てるよ。」/

長谷部国重 こ、の野郎…
もしや最初から、と思った其れを何とか捻じ伏せる。
口へ運ぼうとしたその途中で喰らい付く動きに、
思わず手を止めて其の顔を、見てしまった。

「……、性悪って言われるだろう。」

これだから
顔の良い男は。

堪能しながら、
自分の顔の良さを理解した上で動いているだろう相手から
糞、と視線を引き剥がして、パックの中にまた箸を突っ込んだ。

「元々、所望したのは俺だ。
 ……いただきます。」

手を合わせる事は出来ないから口だけだ。
一口取って、口に運んで。
こうばしいソースと、甘いキャベツ、タレが絡んだ肉と麺。
一口、二口と食べてから、ふと息を逃す。

唇を舐め掛けて思い直し、
親指の腹でぐいと口許を拭う。

「ん、……美味いな。」

「一口と言わず、喰うだろう?」/

燭台切 光董 彼の言葉には不敵に笑んで返そう。
持てる武器は遠慮なく使わせてもらわないとね。

「それはよかった。」

美味しそうに食べる彼を嬉しそうに見つめた後、
そっと顔を寄せようかな。

「…間接キスだ…、ふふ。」

その唇にちゅ、と薄く口付けて、
無意識であろうその行為を言葉にしてしまおう。

「うん、あーん。」

そう言って彼の顔を見ながら、
口を開いて、少しだけ軟体を覗かせた。/

長谷部国重 ……そういえば俺、割り箸は二膳取ったよなと
酷く今更の事を思うけれども
一々持ち替える事もきっとしなかっただろう。

「……何だ、今 ッ」

まだ箸で次の一口を掴む前から顔を寄せてくる様子へ
顔を上げた途端の口付けに思わず固まる。

「――…直接も間接も、しろなんて言ってないだろ……ッ
 もう、…自分で喰え、俺は知らないからな」

ああもう此奴本当にもう。
口を開いている状態で待ち受ける相手へ、
割り箸をさしたパックごと押し付けてやろうとする。/

燭台切 光董 「ごめんごめん!
嬉しくってつい…。

長谷部くんに食べさせてもらうなんて、
信じられない事だったから。」

眉尻を下げて、彼に謝ろう。
ただ、見守るだけしかできなかったのに、
この数日でこんなに近くに来れて、
どうしようもなく舞い上がっている。

「ごめんね、許して…?」/

長谷部国重 「俺で遊ぶのもほどほどにしてくれ、…本当に」

そういえば、前々から俺を知っていたと
そう聞いたのは夢であったか現だったか

今日だけで何度、口付けをしてしまったのか
改めて思い返すだけで頭を抱えたくなる

「……駄目だ。自分で喰え。」

パックを差し出す手は引かず、眉根は寄せる儘だが
口振りは先よりも幾分柔くなった。/

燭台切 光董 「遊んでなんかないよ!
君の事が大好きなだけなんだ。」

ね、ごめんね?
と謝り倒して、彼のご機嫌を伺う。

「ダメだよ、それだと汚してしまうから。」

ふわっと笑みを浮かべて続けよう。

「長谷部くん、
すごく美味しそうに食べてたでしょう?

もっと食べていいよ。
僕は余ったのを最後に食べるから。」/

長谷部国重 「……つついて、反応を愉しんでいるんじゃないか」

薄らと眉根を寄せる儘ではあれど、
詰る険は碌にない
気恥ずかしさを誤魔化したいような気持で己の眉間を揉んだ。

「じゃあ、… 先に半分、戴く。」

もうすっかり彼是と疲弊して、
文句を言う事も取り止め、パックを手元へ戻した。
焼きそばは少し冷めても、寧ろ美味しいのが不思議だ。
しんなりしたキャベツが甘い。

半分を残すまで、食べ進める時間は
然程、待たせる事もなかっただろう。

口許を拭い、ゆると満足気な息をついて。

「御馳走様、…貴方は、此な。」

結局使っていなかった、もう一膳の割り箸を添える。/

燭台切 光董 美味しそうに食べる長谷部くんを、
愛おしそうに見つめ、ひと口食べ進める毎に、
眉が下がっていく様子が可愛かった。

ご馳走様の声に笑いかけ、
差し出された箸を不満げに見る。

「………、長谷部くんとキス、したかったのに…。」

むっすりとして受け取りながら、
愚痴を零すけど、あれほど困らせてしまったから、
これで我慢しよう…。

「ん、冷めても美味しいね。」

焼き立てよりも、
しんなりと馴染んだ味が腔内に広がる。
嬉しそうに笑いながらぺろりと完食してしまった。

「ご馳走様でした。」

手を合わせてあいさつをしようかな。/

長谷部国重 「……散々しただろうが。」

したかった、の声には思わずじとりと見返した。
空いた手を合わせて、御馳走様を告げ

人が料理を食べている様子をまじまじ見詰めるのは
不躾だろうと思っていても、
大きな口に入ってゆく様をつい、見てしまって。

食べ終わるのを待ってから、
ベンチから腰を上げて軽く裾を払う。

「かき氷、行ってみるか?」/

KP では、二人はこんな場所でも協力しあう事で
少しだけ絆が深まった気がした、好感度プラス(1d20)だ。
振ってみてくれ。/

燭台切 光董 1d20
Cthulhu : (1D20) > 12

長谷部国重 1d20
Cthulhu : (1D20) > 3

燭台切 光董 かなしい…

長谷部国重 差が凄いな…

KP ではここで好感度ロールについての説明だ。
好感度ロールとは数値で相手への好感度を計るシステム。

10 以下は相手に興味が沸き、
11 以上で相手にとても好意的な感情を持つ。

というわけで、そういう感じの RP これから頼むぜ!/

長谷部国重 なる…ほど、な……?

中の人

長谷部国重 本日もよろしくお願いします!

KP おはようございます!!
よろしく~

メイン

KP ではかき氷だったな
-かき氷-

屋台というよりはそこそこ大きなテントになっており、
扉もしっかりとしたものが付けられており
外からは中の様子が解らない。
本当にかき氷屋なのか疑わしいが、
看板にはでかでかと【かき氷】と書かれている。

中に入ると暗く、足元はスケート場のように
氷が張られており誰もいないようだ。/
そしてパッと電気がついたかと思うと
そこには先程までいなかったはずの氷の塊が立っている。

それは人ぐらいの大きさで
かき氷と書かれたエプロンをかけており
自らを店主と名乗った上で、
手には明らかに銃と思わしきものを持っている。/

長谷部国重 銃…!?

KP 店主「いらっしゃいませ、お待ちしておりました!
さぁさぁかき氷をご所望ですね!
どうぞごゆっくりかき氷をご堪能下さい!!!」
表情らしきものはないが、
どこからか聞こえてくるその声はとても楽しそうだ。
店主「えぇ?かき氷のルールをご存知でない?!
大丈夫ですとも大丈夫ですとも、こちらをご覧ください!!!」
するとライトはテントの端にある机の上を照らし、
そこには店主と同じ形の銃と王冠、
そしてルールと書かれたメモが置かれている。/

長谷部国重 本当にここはかき氷なのか?、と
テントの内部へ入ってみれば異様ないで立ちに困惑を隠せず
其れは、店主らしき氷塊が出て来て喋った事で色味を増した。

「…ルール……?」

照らされた机にある物を見て、不安を露わに零す。
取敢えず、其方へ歩みを寄せて、メモを見てみよう。/

KP メモにはこう書かれている。

『【ルール】氷の上で店主と撃ち合いしよう!

弾は特殊なシロップ入り、当たっても痛くないよ!
まずは王様を決めよう、
店主と王様、先に3発撃たれた方の負け!
勝ったら豪華な景品がもらえるよ!がんばってね!
ズルをしたらダメ!正々堂々戦いましょう!』/
メモに対して《アイデア》が振れるぜ!

長谷部国重 CCB<=70【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) > 32 > 成功

KP かき氷の『かき』と『火器』をかけている事に気付く、
気付かなくても…よかった。気付きたくなんてなかった…。/

長谷部国重 額を抑えてげんなりする……

燭台切 光董 「へえ~楽しそうだね」

長谷部国重 銃に一瞬心臓の裏が冷えた心地がしたが、
シロップ弾の文字に安堵の息をつく。

「……そうだな。取敢えずやってみるか」/

燭台切 光董 「うん!そうしよう!」

KP では、パッとテント内が明るく照らされ店主とあなた達を氷の壁が囲み、
センターには同じく幾つかの防御壁が出来る。

情報

KP 基本的にはドッジボールの銃バージョンです、
店主と PC で DEX 順に撃ち合ってもらいます。
PC は DEX 順に

店主→PC1→店主→PC2→店主

と交互に撃ち合いして下さい。

銃はとても簡易的なオモチャのようなものとなっており、
簡単に扱う事ができる為技能値は 50 で振る事が出来ます。
また、氷の上なので《回避》は半減となります。

王様が狙われる為、
王様じゃない方は《DEX*3》でかばう事が出来ます。
かばう場合は同じターンに行動しても構いませんが、
同じターンで 2 人撃つのはルール違反となります。
また、王様は 3 回撃たれると負けですが、そ
うじゃない方は何回撃たれてもルール上問題ありません。/

メイン

KP ルールを情報タブに書いておいたぜ/

長谷部国重 成程、ありがとう。それで王冠か。
では机の上の王冠は俺が被ろう。

KP 了解!

燭台切 光董 「ふふ、格好いいよ、長谷部くん。」

てんしゅ 「では、はじめ~!」

長谷部国重 なんだか可愛いのが出たな

てんしゅ 「てんしゅです!」
S1D2
Cthulhu : (1D2) > 1
SCCB<=80 【銃】
Cthulhu : (1D100<=80) > 10 > スペシャル

KP では、パアン と可愛らしい発砲音と共に弾が繰り出された。
店主の弾丸は君の方に飛んでくるぜ!/

長谷部国重 CCB<=40【回避/2】
Cthulhu : (1D100<=40) > 29 > 成功

KP つよ

長谷部国重 どうにかなるもんだな

KP 楽々回避だな。
長谷部の番だ。/
技能値は 50 だぜ!

長谷部国重 有難う、では銃で氷塊を狙おう。
…喋る人型を撃つのは気が引けるな。
CCB<=50【ペイント銃】
Cthulhu : (1D100<=50) > 72 > 失敗

KP はは、弾は反れていってしまったか
燭台切の番だ

燭台切 光董 CCB<=50
Cthulhu : (1D100<=50) > 31 > 成功

てんしゅ SCCB<=30 【回避】
Cthulhu : (1D100<=30) > 6 > スペシャル

長谷部国重 お、凄いな

KP てんちょうは華麗なステップで避けるゥ~~~!!

てんしゅ 「ひゅんひゅん!」

長谷部国重 「其れ、構えてるの格好良いな」>燭台切

燭台切 光董 「え、そうかい?
ありがとう!銃なんて射的くらいしかした事ないけどね
様になっているなら嬉しいな。」

雑談

長谷部国重 銃スキルないんだな
ディレッタントなのに。

メイン

てんしゅ 「じゃあいきますよ~~」
SCCB<=80 【銃】
Cthulhu : (1D100<=80) > 15 > スペシャル

KP また長谷部に弾が飛んでくるぜ!

雑談

KP 空手に全振りした

メイン

長谷部国重 CCB<=40【回避/2】
Cthulhu : (1D100<=40) > 1 > 決定的成功/スペシャル

KP ええええええええ

長谷部国重 嘘だろwww

雑談

長谷部国重 つよい

メイン

KP 調子いいな!?今日

長谷部国重 今迄の分かな

KP じゃあ次長谷部の順に二回撃っていいぞ

長谷部国重 ああ、承知した
ん、じゃあ今俺の番か?

KP ああ!そうだな!撃ってくれ

長谷部国重 CCB<=50【ペイント銃】
Cthulhu : (1D100<=50) > 8 > スペシャル
CCB<=50【ペイント銃】
Cthulhu : (1D100<=50) > 53 > 失敗

KP おや一発か

長谷部国重 「下手な鉄砲も、だな」

てんしゅ SCCB<=30 【回避】
Cthulhu : (1D100<=30) > 50 > 失敗

KP だがてんしゅは避けられない!
ぺちゃっとその身体に色が付いた。/

長谷部国重 避けている動きの間にリロードして
すかさずに一発撃ち込んだ感じか。

燭台切 光董 「は、長谷部くん!!かっこいいよ~~!」

長谷部国重 「ありがとう、…二発目も当てたかったな」

燭台切 光董 「よおし!僕も負けれられないな」
CCB<=50
Cthulhu : (1D100<=50) > 76 > 失敗

KP ん~~燭台切の弾は反れたな

長谷部国重 「あんまり力むと滑るぞ」

燭台切 光董 「あッ」

彼の言ったとおりになって苦笑する。

「…えへへ…、情けないなぁ」/

長谷部国重 次は彼方からか。
「情けないものか、互いに初めてなんだから」/

燭台切 光董 「うん、ありがとう。長谷部くん。」

てんしゅ 「わたしも当てちゃいますよ!」
SCCB<=80 【銃】
Cthulhu : (1D100<=80) > 74 > 成功

雑談

長谷部国重 てんしゅ可愛いな

メイン

KP また長谷部に弾が飛んでくるぜ

長谷部国重 CCB<=40【回避/2】
Cthulhu : (1D100<=40) > 87 > 失敗

KP おや、当たっちまったな!

長谷部国重 流石に何度もうまいこといかないな。

KP ピンクのシロップ
弾が当たるとピンクのシロップが弾けて 長谷部の体に飛び散る。
そしてその瞬間、あなたが好意的と感じるだろう甘い香り…
いや、爽やかな香り…それともスパイシーな香りだろうか。
その香りが弾け、当たった 長谷部の周りの空気が突然
変わったように感じる。
具体的に言うとちょっとムラムラする。

《POW*5》を振ってくれ。/

長谷部国重 CCB<=50【POW*5】
Cthulhu : (1D100<=50) > 34 > 成功

KP その場は何とか耐えれたようだが、
熱の燻ぶる様な感覚は抜けない。/

長谷部国重 なんてもの当てやがる
すん、と匂いを嗅いでしまった。
甘く痺れる様な馨に、怪訝そうに眉根を寄せるが
気を取り直して、銃を構え直すぞ。/

KP いけいけ~

長谷部国重 CCB<=50【ペイント銃】
Cthulhu : (1D100<=50) > 78 > 失敗
ッくそ、当たらなかったな。

KP あちゃ~

燭台切 光董 「ピンク色の長谷部くん可愛い」(大丈夫長谷部くん!)

長谷部国重 逆…!
「……後で洗い流すからな」

燭台切 光董 「そうしようね…。
長谷部くんの仇を取ろう!」
CCB<=50
Cthulhu : (1D100<=50) > 38 > 成功

KP

てんしゅ SCCB<=30 【回避】
Cthulhu : (1D100<=30) > 31 > 失敗

長谷部国重 てんしゅの番は抜かしてよかったのか?

KP てんしゅは燭台切の後だな
ではてんしゅの身体に弾が当たるぞ

長谷部国重 「お、やったな」

燭台切 光董 「ふふ、格好よく決まったね!」

てんしゅ 「えーん!」
「仕返しですよ~!」
SCCB<=80 【銃】
Cthulhu : (1D100<=80) > 58 > 成功

雑談

長谷部国重 てんしゅどんどん可愛くなってないか

メイン

KP てんしゅの弾が長谷部に飛んでくる

長谷部国重 CCB<=40【回避/2】
Cthulhu : (1D100<=40) > 76 > 失敗
っと、…当たったか。

KP 青のシロップ

弾が当たると青いシロップが弾けて 長谷部 の体に飛び散る。

その瞬間、長谷部 は異様な寒気に襲われる。
内からくるようなその寒気に思わず暖を求めるだろう。

しかしここにある暖といえば、燭台切 ぐらいしかいない、
あなたは人肌恋しく感じるだろう。/

長谷部国重 ふる、と身震いする

「――……ッ、寒」

ちらと其方を見るが…銃構えてるんだよな。
少し距離を詰めて隣に行くか。/
構えて撃つぞ。俺の番だよな?

KP ああ、
君の様子を見た燭台切は
後ろから邪魔にならない程度に抱きしめてくれるぜ/

燭台切 光董 「冷えちゃった…?
頑張って、長谷部くん。」

長谷部国重 CCB<=50【ペイント銃】
Cthulhu : (1D100<=50) > 15 > 成功

てんしゅ SCCB<=30 【回避】
Cthulhu : (1D100<=30) > 37 > 失敗

KP てんしゅは回避できない!
ぺちょっと弾が当たる。
これで合計3発だな!

長谷部国重 筋肉の塊みたいな躰してるから温かそうだよな……。
……ん、3発入れられてたか。

KP ついにあなた達は店主に三発撃ち込み、
あなた達がライトアップされると壁は
最初から無かったようにドロドロと溶けてなくなってしまう。

てんしゅ 「おめでとうございます!
いやぁ~二人共ファインプレイでしたね、素晴らしい!!
それでは優勝者には景品です!

そう、お待ちかねのかき氷です!!」

「優勝者のシロップは
特別製を使用しているので是非ご賞味あれ!!」/

KP そういうと机の上にいつの間にか
真っ白のかき氷が二つ置かれている。
その隣りにはシロップが置かれているようだ。

好きなシロップをかけて持っていっても構わないと
店主の声が聞こえて振り返ればそこにはもう店主はいなかった/

長谷部国重 銃と王冠を戻して、かき氷を見よう。
特別製のシロップについて尋ねようとして振り返っても誰もおらず
燭台切を見て、どうする?、とシロップを選んでもらうか。/
そうだ、寒さなんかの効果はもうなくなってるか?

KP お互いを確認するならば
先程までシロップでドロドロに汚れていたはずの服や肌は
いつの間にか綺麗になっていた。

同時に効果も無くなっていていいぞ/

燭台切 光董 「じゃあそうだな。
長谷部くんはイチゴ、僕はレモン。でどう?」/

長谷部国重 そうか、…諸々便利だな…。
「ああ、…じゃあそれにしようか。」

各々好きに掛けて良いんだったか?
適量が分からなくて、燭台切のを見てから自分のものに掛けるかな。/

KP イチゴのシロップだろうか、
鮮やかな赤色のシロップを氷にかけると
淡く広がりピンク色になるぜ。/

燭台切 光董 手元を見てくる長谷部くんが可愛らしいな。
ちょっと多めにかけちゃったかもしれない。/

長谷部国重 なんっか見覚えあるぞ。
思わず匂いを嗅ぐ。/

KP そして、先ほど嗅いだあなたが好意的と感じるだろう甘い香り。
あれが香ってくる。今は何も起きないぜ。/

長谷部国重 そうか、…じゃあ取敢えずは安心してかき氷のカップを持とう。

燭台切 光董 「この屋台の奥にね、小さな公園があったんだ。
あそこにベンチがあったからそこで食べようよ。

外なら暑いから、冷えないと思うし。」/

長谷部国重 「ああ、座れる場所があるなら其方が良いな。
 足元から冷えそうだ、外へ出ようか。
 ……中々、楽しかったな」

何かを傷付けないなら、純粋に遊べただろう。
楽しい物だったと小さくわらってテントを出よう。/

KP では外に出ると熱気が戻ってくる。

燭台切に促されるまま進むと、
遊具がある公園があった。もちろん人影はないな。

中の人

KP 温泉のBGMにしておきますね

長谷部国重 懐かしい…

メイン

燭台切 光董 手でベンチの埃を叩こう。
水道が近くにあるし、手を洗えるしね。

「はいどうぞ、長谷部くん。」/

長谷部国重 席を用意する其の行動に、
なんともいえない心地を得て眉尻を下げる。

「貴方が一々、手を汚す必要もないからな?
 ――…有難う。」/

燭台切 光董 「どういたしまして。
僕が好きでやってることだから気にしなくていいんだよ?」

そう言ってからすぐそばにあった水道で手を洗おう。
袂に入っていた僕のハンカチで拭いてから、
彼の隣に腰掛けようね。

「じゃあいただこうか」/

長谷部国重 「さっきも用意してくれていただろう?
 ……慣れなくて落ち着かないのもあるが、
 貴方の手が汚れる方が気になる」

酷く静かな事を除けば至って普通の、
むわりと暑い夏の夜
手に持つかき氷のカップが汗をかいている。

ベンチに腰を下ろして、隣へ並べば
ストローの先をひらいたスプーンをさくりと入れ

「……戦利品って感じだな。いただきます。」

イチゴのシロップで色付いた天辺を一口。/

KP イチゴのかき氷を口に含むと
さっぱりとした甘さとキンッと冷たさが頭に響く。

そして、先ほど嗅いだあなたが
好意的と感じるだろう甘い香りがする。

この香りだったかと思っていれば、
じわりと湧いてくるあの感覚を思い出すだろうが、
今すぐというわけではなく食べ進めてしまう。
身体に変化が訪れるのは、ほぼ食べ終わってからだろう。

じくじくと、身体が熱い。
これはおかしい。 媚薬 という言葉が頭を過るだろう。/

長谷部国重 何だと……
異変が起こっているのは俺のシロップだけか?

KP 隣を見れば、何か思い出したのか
ちょっとだけ気恥しそうな顔をした燭台切がいるが、
君のような症状ではないだろうと感じるな。/

長谷部国重 其れは其れで気になるんだが。
撃ち合いを終えて嗅いだ際には何もならなかった所為で
特に気にせず食べ進めただろう。
時折、キンと冷たい氷に蟀谷を抑えながら喰い終わって、
容器を空にしてから、異変に気付く

冷たい物を食べたのに、息が熱い。

首筋に手を宛がい、脈拍を測る。
心拍数も上がっている。嫌な単語が脳裏に浮かぶ。

「………何だ、……?」/

燭台切 光董 「…?どうしたの長谷部くん。」

彼の顔を覗き込もう。/

KP 君には彼の低い声ですら刺激となるだろう。
燻ぶっていた熱が煽られ一気に燃え上がる様に身体を襲い始める。/

長谷部国重 「ッ、……なんでも ない」

厭な汗が背を伝う
傍らからの声に平静を装う筈の声が酷く揺らいだ。

拙い。

何で、よりにもよって、こんな

金色から視線を逸らして
ベンチの上で、ざり、と隣と距離を取る。/

燭台切 光董 「なんでも、ないわけないじゃないか。
顔が赤いよ…?」

離された距離を詰め、彼の額に手を伸ばす。

「すこしだけ熱い…かな?
さっき寒いって言っていたものね…。
このかき氷食べたら…少し変な事を思い出したし…

どこか変なことろはない?」

彼の顔を覗き込もう。/

長谷部国重 「ッいま、触らないでくれ……!」

伸びてきた手を避けるように身を捩る
そんな動き一つで、己の体へ起こった異変を
中心に凝る熱を、ありありと感じてしまった。

「……かき氷、
 そうだ、シロップ……馨が、妙だと思ったんだ、」
「食ってる最中は何もなかったのに……」

言葉を吐き出す都度に、熱が昂じてゆくような
覗きこむ顔から逃げるように身をひこうとするのに
衣擦れひとつにも追い詰められるようで大きく動けずに居る

「からだ、が …あつい」/

燭台切 光董 逃げていこうとする彼の身体を押さえる様に、
彼の腰裏に手を通し、ぐっとこちらに引き寄せた。

「……ああ…そうか。」

身を寄せ、彼の耳元に囁いてから、
ひたりと身体を密着させる。
夏の熱気で汗ばんだ肌が布越しに触れる。
ちらりとあたりを見回しても、
人影も気配もない。ならば…

「長谷部くん、楽にしてあげるから、
僕に任せてくれないか?」

そっと彼の下肢、
僅かに主張を始めたそこに手を伸ばした。/

長谷部国重 逃げ出してしまいたい
何処にもいけなくとも、今直ぐに駆出したかった。

こんな、
こんな熱、こんなものは、駄目だ。

腰裏へ触れられ、そんな感触一つにも身体が跳ねる。

「ッ! 触、るな って
 ―――止めろ……ッ」

耳元の低い声一つが毒だ

聞こえた言葉に、首を横に振って
駄目も厭も同時に示しながら、密着した身体を離したくて
間に腕を入れて突っ張ろうとするが
布越しの触合い一つに力が抜けてゆく

「だ、めだ …何で、こんな、…」

押さえ込んでいた筈なのに、
捻じ伏せようと躍起になった其れが
滾々と湧いて体の隅々まで痺れてゆくような

幾重の布越しにもわかる熱へ触れられて
ひ、と咽喉を引き攣る様な音が漏れる /

燭台切 光董 「駄目じゃない…。
あのかき氷のせいだ、
きみが悪いわけじゃない。」

僕だからこんなに反応してくれている訳じゃない。
そう言い聞かせないと彼を襲ってしまいそうだ。

は、と熱の籠った吐息を漏らして、
冷静さを取り戻しながら、浴衣の裾をはだけさせた。

「……苦しいね…、力を抜いて?」

布ずれによってひくひくと震える其の屹立を、
大きな手で包み込もう。/

長谷部国重 熱が体の隅々へ巡って痺れて
頭蓋の内側迄、甘い毒に痺れるような

「こ、んな もの、
 ……ッ、俺、が… 」

是さえ失せれば
求められたいなんて
浅ましい欲求が失せると思い込んで

捻じ伏せて消して仕舞いたかった
彼奴を困らせる欲の根源

不用品の最たるものだと厭うたものに
感覚の大半を支配されている様で

「――……さ、わるな ッ
 お願い、だか ら、………っぁ…!」

俺に、想いを寄せてくれた奇特な人の
大きな手が浴衣を払い、屹立へ触れて、
唇を噛締めようとするのに、震えてうまくゆかない。

思わず伸ばした手が、黒い布地を握り込む。

触れられた途端、熱を増した其処が
既にだらだらと先走りを溢れさせて
感触を更にと強請る様に腰が揺らぐ /

燭台切 光董 「こんなもの…?」

彼の言い方が…欲情した自分への
嫌悪のように感じて、聞き返してしまった。

刺激しすぎない様に、
ゆっくりと掌の感覚に馴染んでもらうように動かして、
耳元に優しく囁く。

「僕には、どんな姿も見せてほしい。
お願いだから…ガマンしないで…?」

揺らぐ腰が、彼の求める欲を示しているようだ。
漏れ出た先走りで手が濡れ、くちゅ と水音が響いた。/

長谷部国重 「っ、…こん、な
 …… また、浅まし くな、る、のは」

苦しい、
厭だ、
消えたかった
消したかったのにと譫言みたいにぼろぼろ零しては
思考も視界すらも熱に暈けて滲むようだった

大きな熱い掌に包まれて、耳元に囁かれて
厭わしい感覚が肥大してゆく
厭々をするように首を振る動きですら徐々に弱くなり

「…ッぁ 、ひ、ぅ、
 ぁ、やめ …っ 」

嗚呼 早速失望される とは
頭の中、意識の遠くにぼんやりと浮かんだ物だったか。

暫く自ら触れる事も碌に無かった事も災いして、
忽ちに張り詰めた其処は放出を願って震える
蕩けそうな感覚に己の動きも知れぬ儘、
浴衣の布地をぎゅうと握り込み、
掌に擦り付けるようにベンチの上で腰を揺らがせる。/

燭台切 光董 「消したら、ダメだ、
もう…苦しまなくていいんだよ」

優しく、慈しむ様に囁いて、
腰を抱く手に力を籠め、ぎゅうっと覆う様に抱きしめる。

「そう、上手だよ…
僕に任せて、信じてくれ。」

次第と快楽に染まっていく様子に、
手の動きもそれを煽り出す。
揺れる腰の動きに合わせ、ぐちゅっと滑らせ、
先端を親指で優しく撫でた。

「……一回、出してしまおうね。」

耳に口を寄せて吹き込んで、
ちゅっと音を立ててキスを落とし、
同時に一際早く熱塊を擦り始めよう。/

長谷部国重 グ、と抱き寄せる掌に嫌悪どころか安堵を得て、
暴れ続ける熱にも、益々火がついて、
段々何も、考えられなくなってゆく

「ッぁ、…ぁ、ぅン…ッ、
 ん、…ん、っぁ、…ぁ……!」

吐き出す息が濡れて熱い
耳元で響く低い柔い声に、
ぞく、ぞくと痺れが走る

「ッひぁ、ぁ、や、…ッ ぁ」

敏感な先端を濡れた指腹で撫ぜられて
びくんと腰が跳ね、その拍子に益々強い刺激となって
其れだけでも堪らぬのに
耳朶に唇をつけ、吹き込まれ、口付けの感触 に

「――――ッぁあ……っ!」

がくがくと腰を揺らしながら、
大きな掌へ熱を放って仕舞った
放出の快楽へ腰をゆすゆすと揺らしながら
ん、ん、と鼻に掛かる音が幾つも漏れる。/

燭台切 光董 「可愛い声…」

はぁ…と熱いため息が漏れる。
彼の反応も、声も、吐息も、
全てが僕に伝播しておかしくなってしまいそうだ。

悲鳴の様な嬌声と共に、
大きく跳ねる腰がずり落ちない様しっかりと押さえ、
浴衣を汚さない様に先端を掌で包み、その白濁を浴びた。

「…いい子だ…長谷部くん。」

余韻に浸る様子をうっとりと見つめ、
彼の蟀谷にキスをして囁こう。

彼を扱いていた手を口元までもっていき、
どろりと濃いその白濁を美味しそうに嘗める。

「沢山出たね…、随分我慢していたのかな。」

美味しい、と小さく零しながら、
ぺろぺろと指に纏わりついたものまで
舐めて飲み込んだ。/

長谷部国重 放出した後も、思考の霞は直ぐに晴れる事なく、
じくじくとした疼きが何故か留まるようで

厭わしい事と忌んでいた事に
良い子と囁かれて背筋が震えた

頭蓋を短く擦りつけたのは無意識で
滲んだ視界の中、燭台切の動きをぼんやりと見詰めていたが
紡がれた言葉に、顔が一気に熱くなる

「…ッそん、な 汚い、もの
 手、…洗ってください、…駄目だ、よごれる」

俺のものなんて
吐き出した欲其の物なんて
洗って漱いで流して欲しくて、

羞恥と衝撃に幾分回り出した頭と口で
必死にその行為を止めようとする/

燭台切 光董 ぼうっとしたまま擦り付いてくる彼が可愛すぎて
そのまま襲い掛かってしまいそうになるのを必死に耐えた。
ああ…もう僕のものも
誤魔化しきれないほどになってしまったな…
とぼんやり思ってしまう。

彼の吐き出した白濁を美味しそうに舐めとっていれば、
漸く頭が冴えてきたのか止めようとする彼に微笑む。

「汚くなんてない。
すごく綺麗で、可愛くって、美味しいよ。」

じゅっと音を立てて指腹に付いたそれを吸い上げ、
舌を出して掌を舐め上げる。
すっかり綺麗になった手を見せて、
あ、と口を開けて笑う。

「もう飲んじゃった。」/

長谷部国重 「……手も、口も、
 汚れるから、… 駄目だ、――綺麗な訳、ない」

駄目だ、駄目だと思う俺の眼の前で
厭う素振り一つなく、吐き出した欲を舐め取られて
頭の中身がまた眩むようだった

嗚呼、と力無く漏らしては
羞恥と困惑と後悔に眉尻を下げて
兎に角も服を直さないとと落とした視線の先、

「……燭台切さん、」

暗い公園の中、黒い浴衣という視認性の悪さで
おまけに俯く儘ではあるが直ぐに視線を逸らしてしまったから
確証は持てずにいるが、

「其れ……」

言いかけて、如何言ったものかと
今更に口を噤む。/

燭台切 光董 小さく困惑の声を上げた彼にふわっと微笑んで、
彼の伏せた視線の先に僕のモノがあるのに気付いた。

「……ッ」

名前を呼ばれてビクッと震えたのが己で分かり、
マズいな…と内心思っていれば…

それ、と
彼から声を掛けられて驚いた。
当然嫌悪されると、怖がられるものだと思っていたのに…

「…ん……、
情けないな…この年になっても…、
やっぱり好きな人が乱れているの
こんなに近くで見ちゃうと、反応してしまう。」

彼から、指摘されるなら…
言い淀んだ雰囲気から、淡い期待が滲む。
屈みこみ、彼の耳に近い場所で囁きながら、
裾を払い、己の其れを取り出した。

「……君の…、そんな姿を見て…
こんなになっちゃったんだ…。」

夜店の光を受け、てらてらと光るそれを、
先走りを纏った手がくちゅ、と音を立てて滑った。/

長谷部国重 「……触っても、氷蜜の所為でも、ないのに。
 俺の、… だけで?」

確認する声が、震えた
夏夜の暑さに茹ったように
冷静な思考が戻り切らずに煮えている

そんな筈は無いと
冷静になれと頭で響く声が酷く遠い
好きな人、という燭台切の声ばかりが近くて
ぐらり、眩むようだ

耳の近くで、低く囁かれて
ぶわりと
先程の刺激が呼び起こされる様な錯覚に
薄く肩を竦めてしまう

「ッ、 ……嘘、だ……」

嘘だ
俺に、そんな
俺は、そんな、欲しがられる人間じゃ、ないのに

何かの間違いなのではと落ち着かぬ視線を彷徨わせる中、
取り出される様子を察して、視線が其処で止まってしまった

「ッぁ……」

誤魔化し切れない欲の形を見せられて
思わず、手を伸ばす
本当に、其処にある事を確かめるように
伸ばした指先で触れようとする/

燭台切 光董 まさか、手を伸ばしてくれるなんて思わず、
驚きと、奥底から湧いてくる汚い欲が顔を歪ませた。

「…触って、くれるの…?」

嬉しそうに、切なげに、
しっかりとよく濡れた声を低く響かせて。

「…長谷部くん…、長谷部くんが、好きだ…」

毒を、注ぎ込む様に、
僕に縛り付ける呪いでも吹き込む様に
彼の耳に囁いて、

「…あッ……あ…」

押さえる事もない嬌声を、
小さく彼の耳に吹きかけた。/

長谷部国重 伸ばした手に触れた、確かな熱の感触に
一瞬ばかりびくりを身を揺らすが
僅かな逡巡を経て、手を、戻る事は結局せぬ儘
熱杭とも呼べそうな硬い其れに指を滑らせる

「……本当に、… 熱い」

彼是紡がれる言葉を
冗談とは思わぬ迄も、何処か信じてはいなかった
耳障りの良い言葉で、勘違いするのは、厭だった

好きだと囁き込まれる言葉より
濡れる声の熱さ、切なげな色に、
心臓が震えてしまいそうで

「……――俺の、出してくれた、でしょう。」
「だから、 」

言い訳にもならぬような言葉を
掠れた声で小さく零しては、
太く逞しい其れをそろりと握り込む

人の熱を握り込んだ事も乏しければ
ましてや、扱く事など
どう動かしたものか分からぬ儘、
拙い動きで上下に扱き出す。

は、と零す息が
つられたように濡れていた。/

燭台切 光董 「……ンッ、…シて……。
君の…好きなように、触ってほしい…」

きゅっと握りこまれただけで、
ズクンっと腰が疼いて、
少し熱い手が上下しては吐息が漏れる。

「は、…ぁ…ッ、ん……。
…コレ、……すご…ッ、んンっ!」

長年、見る事だけしか叶わなかった彼が、
あれほど僕を警戒し、分厚い壁を張っていた彼が、
僕のモノを扱いて、熱い吐息を漏らしている。

その事実だけで、すぐにイってしまいそうだ。

「長谷部くん、もっと…
動かしていい、からね…?♡」

はあ、はあ、と荒い吐息の中、
熱に浮かされた声で強請る。/

長谷部国重 「……ッ俺、…人の、なんて…したこと、なくて
 痛かったら、…教えてください、……」

大きくて熱くて
片手で握り込むのが難しい程の其れを両手で包むように触れ
ぐちゅ、と濡れる事も厭わぬ儘、上下に扱き出す

濡れた息と声を零す様子に
己の手が、確かに刺激を与えて
……其れを、拒まずにいられているのだと。

「ん、……」

そう、感じた途端に
じくじくとした疼きが再び生じて
腰を重たくさせてしまう

時折びくびくと震えて跳ねる熱塊を
どろどろに指を濡らしながら扱きあげながら
もっと、の声に惑う。

そうだ、確か、と
余り回らぬ頭で思い当たった敏感な場所
鈴口を指腹で緩く擦り上げてから
刺激がつらくは無かっただろうかと、
熱息を降らせる顔を窺うように見上げた。/

燭台切 光董 この綺麗な手は僕のだけしか触った事が無い と、
とんでもない告白をされてしまって、
一気にこみ上げた射精感をぐっと腹筋に力を入れて耐えた。

「……ッ!!

い、たくなんて、ない…、
すごく、気持ちいいよ……。おかしくなる…ッ」

はぁッ と詰めていた息を何とか逃がして、
腰を抱いていた手を彼の頭に持っていき、
いい子、と撫でよう。

「……ッぅあ」

竿を擦られるだけかと思っていれば、
敏感な先を指で捏ねられ、情けない声が出た。

とてつもない快感に眉根を寄せて彼を見れば、
赤い目許に濡れそぼった瞳を湛え、
不安そうに伺う顔には欲情が滲んでいて…

「…――――ッ長谷部、くっ…ぅ、あぁッ…! 」

無理だ…こんなの耐えられる訳が無い。
彼の顔が近い事も、こんなにすぐイってしまう情けなさも、
そんなのストッパーにもならなくて。
くぐもった嬌声と共に、彼の顔に、髪に
僕の欲をぶちまけてしまった。/

長谷部国重 薄く跳ねる身体も、一瞬詰まる息も
嫌悪からではないと反応に知れるから
気持ち良いと、紡ぐ声の掠れ具合に安堵を得る

「……っ、…」

いけない事をしている意識が払拭しきれぬ儘、
頭に触れた掌が、褒める様な動きで撫でるのを
何処か呆然と受け止めては、
じわり込上げる熱とは異なる何かで目が濡れた

敏感な箇所を指で擦った途端、
呻く様な声が降ってきて、慌てて指腹をずらすが
急いで行ったために却って強く擦る事となる

窺うように仰ぎ見た先で、
快楽に濡れた金色と視線を合わせて仕舞い、
ぎくりと身体が強張るのを感じた。

「しょく、―――…っぁ……?」

手の内でびくびくと跳ねる熱塊に視線を戻せば
その瞬間、先端からは白濁が放出されて…
勢いの良いそれが己の手ばかりではなく顔を濡らすのに
寸時、呆然としてしまう。

顔に、受けてしまったのだと数瞬の後に判じれば
途端、如何仕様も無い羞恥が込み上げる。

「……ッ、俺…… っ」/

燭台切 光董 「は、…あ……ぁッ」

目の前がチカチカするほど、
強烈な快感に襲われ、腰を跳ねさせながら
最後の一滴まで放ち続けた。
彼の声にハッとして、ぼんやりとしていた頭が覚醒する。

「……ごめッ!」

反射的に出た謝罪は、
目の前の毒すぎる光景の前にかき消えた。
真っ赤な顔のまま、涙目で
僕の精液を顔中に浴びせられた彼の、顔が…

脳みそが一瞬で沸いて、もう何も考えられない。

「長谷部くん」

酷く低い声がした。

「 キス…―――キスしたい」

顔を寄せ、泣きそうなほど切なげに、
瞳にはどろどろに沸いた欲を湛えて、
触れる直前まで彼の唇に己の其れを近付けた。/

長谷部国重 頭蓋の芯が熱い
甘い氷蜜を嗅いだ時以上に、身体が熱い

どろりと膚を伝い落ちる白濁から上る、
生々しい精の匂いが鼻腔を突き抜けて
零す息の湿度も熱も、増すばかりなのは

「……っぁ」

低い声で名を呼ばれて、びくりと揺れる
呆然と揺らがせていた視線が、
焦点も結べぬほど至近の顔を見詰めて

駄目だと
必死に叫ぶ理性の声が
もう碌に届かないような

欲を露呈しても、
浅ましさを晒して仕舞っても
受け入れてくれる大きな人の唇が間近に在って
彼是と考える事も出来ぬ儘、口を開いて

つ、と伝い落ちて口腔内へ滲んだ白濁を
無意識に舌先で舐め取った。/

燭台切 光董 答えはなかった

けど、彼の瞳も、視線も、
迎え入れる様に開いた唇も、
僕の精液を舐めとる軟体も…
全てが僕を受けて入れてくれているように感じた。

「……ン……ッ」

その濡れた舌を追う様に
己の軟体を彼の腔内に滑り込ませる。
同時に自分自身の吐き出した其れの味が
腔内に広がるのですら快感に感じた。

唇を押し付け、差し入れた舌で絡め取り、
ぐちゅっと擦り合わせよう。
己の味を、唾液を、舌の感触を教え込んで、
じゅうっと吸っては彼の味を味わった。

「……は、…ッ……♡」

呼吸の度に漏れる声は熱に濡れ、
彼の顔に熱い吐息がかかる。

頭を撫でていた手はすっかりと彼の小さな頭蓋を包み、
引き寄せて、もう片方の手で彼を抱き締めた。/

長谷部国重 声にせぬ儘、言葉にもせぬ儘、口をひらいて
酷く狡い応じ方をしている事に考えが及ばぬ儘

「ん、…ん……ッ」

白濁の苦さを口腔内に広げて塗り付ける中で
塞がれた唇と這入り込む軟体の濡れた感触に、肩が跳ねる

「ぁ、… 」

深く繋がる唇と軟体同士の口付けに眩々する
軟体の表面同士を擦り合せる刺激に、腰が震えて力が抜けてゆく
精液も、唾液も綯交ぜになって咽喉へ滑り落ちてゆくのに
嫌悪は矢張り、湧かなかった。

淫液で濡れた手指を伸ばして、
浴衣の黒い布地を再び握り込んでしまう。

は、と口付けの合間に零れる息がすっかりと濡れて
無意識に身を寄せ、じくじく熱を孕む腰を押し当てて
漸く、其処で、ぁ、と小さな声を零し

「だめ、… 」

駄目だ、こんなの、と
理性の一片が戻ったような音を紡ぐのに
抱き締める腕の中から抜け出そうと思えない
己の唇を舐め拭う様に舌を這わせれば、また白濁の味がして
唾液と雑じらせ、薄く咽喉を鳴らして飲み込む。/

燭台切 光董 押し付けてくれる腰の中心が、
再び硬さを取り戻していることに気付く。

「ダメ……どうして?」

未だ近い距離に抱きすくめた彼に尋ね、
顔から垂れた白濁諸共唇を舐める様子にゾクゾクとする。

いい子、とする様に、
離された唇をぺろりと舐めた。

「もういっかい…シよ…?」

何を とは言わず、
再び腕の中で戸惑う彼に口付けて、
同時に抱き合った間にある彼のモノを握りこんだ。

「…ん……♡ は、……ッ♡」

彼が夢中になってくれるのも、
駄目だと言うのに、拒否はしないのも、
どんどんと僕を煽り続ける。

絡めて吸い上げて、痺れそうな舌を、
口蓋の柔いところを押し上げる様に擦って、
内側から歯列を嬲る様になぞっては、
明確に欲を焚き付けに行く。/

長谷部国重 「だめ、だ …こんな、……」
「こん、なこと は」

恋人とするものだと、頭に浮かんだ其れに
恋人とも、した事が無いと思い当たってしまった

「……欲しがっては …駄目、だから」

肉の欲ばかりで欲した訳では無いが
根源は確かに己の欲だったのだと、
楔のように思考へ呪いのように打込まれている

駄目なんだ
駄目なのに、

布地を握り込む指を解く所か、一層強くしてしまって。
唇を舐める軟体に、己から唇を寄せてしまって。

「んぁ、… ぁ…ッ」

重ねる唇に、自ら押し当て返してしまう
再び芯を入れて起き上がった其れを握り込まれて
びくりと腰を揺らすけれど、引き剥がせずに

「ぁ、… っン、ん」

口腔内を探る様な口付けにも、慣れていない。
上口蓋の粘膜が腰に痺れを落とし、
歯列の奥を舐められて嘘のように力が抜ける

大きな手に包まれる熱竿がびくりと跳ねて
口付けに夢中になればなる程、亦濡れてゆく。
ベンチの上でもどかし気に腰を揺らし、
布地を掴まぬ手が、熱を確かめたくて、腰元へ這う。/

燭台切 光董 何が、彼を戒めているのか。
僕にはわからないけど…でも、

「…お願い…、
欲しがって…、僕を…。

ふたりで気持ちよくなることを、
欲しがってよ…」

否定され続けるのは辛い。
我慢されるのも、耐えられるのも、
偽られるのも、苦しい。

それだけはわかる。
彼にはもうそんな思いはさせたくない。

僕の手も、唇も受けれてくれる様子に、
ふ、と笑みを零しては、背に回した手で撫でた。

「……ンッ」

腰を這う手が僕の屹立に触れて、
思わず声が漏れ出る。
ひくんと跳ねた其れは、すっかりと勃ち上がり、
彼の手が触れたことで更に先走りを零すだろう。

「…ん、…は……、
もっと、触ってよ、ね…?」

舌を抜き去った口から、掠れた声で強請り、
下唇を食んで、ちうっと吸った。/

長谷部国重 「ふた、りで ……」

不可思議そうな響で零す
濡れた眼でぼんやりと金色を見返して、
其れが緩く細まるのを見た。

背を撫でる手の大きさと温かさと、
欲しがって、と紡ぐ声の柔さに目の奥が痛み出す

そろ、と
確かめるように伸ばした手の先、
確かに熱を持ち硬く起き上がり切った其れを薄撫ぜて

顔を上向けては
甘く低く、強請るように求める言葉を紡いでは
唇を食んで、甘えた様に吸い付くその厚い唇に
己から、唇を押し当てる。

握り込まれた熱竿を擦り付けるように、
無意識ではなく明瞭に腰を掌へ押し当てて

「…… 放り出さないで くれますか、」

口付けの合間に零す、熱息雑じりの あえかな囁き。

布地ごと、震える程きつく握り込んだ指をぎこちなく解いて
けれど、背にも首にも回せぬ儘に落とす。/

燭台切 光董 さわ、っと熱塊を撫ぜる焦れったい接触に、
肩を揺らし、ぅ…と苦し気に呻いた。

彼から、唇を押し当てられて、
掌に熱を擦り付けられる様に、
ふわりと笑みを零す。

「もちろん…。離したりしない。
信じて、くれるかい?」

ちう っと吸い付いて、
穏やかな笑みを向けた。

すとん、と落ちてしまった手を、
背に回した手で攫いに行こう。

絡めあい、熱を伝え合いながら握った手。
ずっと離したくはないと伝わればいい。/

長谷部国重 「わからない、…
 信じるのも、待つのも、我慢も出来なかった、から……」

心を預ける事が出来るかも分からぬ中で
己の単純さにも浅ましさにも、後から頭を抱えるのだろう

けれど、
落ちた、未だべとべとした手指を構わずに握って攫ってくれる
この手に、絡め取られて仕舞いたいと、一瞬でも願ってしまった

ちゅ、ともう一度押し当てて
真似するように淡く吸い付いて

「同じだけの、…想いを返せるかもまだ、わからない
 ……其れでも、俺をねがってくれますか」

熱に煽られた譫言と、取られても仕方がない状況下で
金色を覗き込むようにして、言葉を紡いだ。

握られた手を、遅れて握り返す。

「言葉だけじゃあ、もう怖いんだ……」 /

燭台切 光董 信じられなかった
待てなかった
我慢できなかった

そう苦し気に言う彼に、
それを強要することは出来なくて、
こくりと頷いてそれを聞いた。

淡く返してくれる口付けだけが、
精一杯の彼の答えなのかもしれない。

覗き込まれる藤色をしっかりと見つめて、
優しく笑みを返そう。

「ああ、構わない。
同じだけ、じゃなくても、いいよ。
少しずつでも返してくれるのなら。」

握り返された手を引いて、今一度口付ける。
ゆっくりと触れ合って、味わい合う様な、
そんなキスをしながら、
手の動きを再開させていく。

一度落ちた熱を、ゆっくりゆっくり、
焚き付けて、煽って、大きくさせていこう。
控えめな水音が、淫猥な響きへと変わる。

「……ん、…ッ♡ 長谷部、くん…♡」

吐息に乗せて、彼の名前を漏らし、
 君が欲しい、と、掠れた声で囁いた。/

長谷部国重 金色を見詰める視線が揺らぎそうになるのを堪えて
柔くわらう人の声を聞いた。

「……返したいと、思ったから。
どれだけずつかは、分からないが、…」

手を、握りたいと思った。
唇同士を触合わせる口付けと、
熱を煽る手の動きが不釣り合いで
薄く開いた口から、ぁ、と熱へ惑う声が漏れる。

「ん、ッ ……ぁ、…っ」

意思を、心のひとひらを伝えた途端
氷蜜の所為にも出来なくなった熱が羞恥を煽る
刺激の強さに、震えて止まりがちな手を
先端の部分ばかり、指で掌で触れて擦ってと動かしてゆく。

名を呼ばれて、びくりと腰が跳ねた
欲しい、の声に
何も考えられぬくらい、頷きを重ねては
近しい、広い肩口へ頭蓋を預けにゆく。

「ッぁ、… 燭台切、さ …ッぁ、ぁ、…ッ」

名を呼び合うだけなのに、
熱がぐんと肥大して込上げる様に逼迫の加減が増す。
強請るように腰を押し付けて、出る、もう、と掠れた声で
耳元に熱息と共に訴えを吹き込んだ。/

燭台切 光董 控えめで可愛らしい彼の嬌声と、
敏感な先端を懸命に返そうとしてくれる手が擦るのが、
今まで味わったことがない程の昂奮を煽る。

怯えて、縮こまっていた彼が、
一時でも心を預け、僕に向き合おうとしてくれている。

本当に、もう、嬉しすぎて
…理性が飛んでしまいそうだ。

預けられた頭蓋にすり寄り、懐く様に蟀谷を当て、
自分の名前を呼ばれるのを間近に聞いた。
熱く濡れた吐息と共に、限界を告げる妖艶な声に、
ズクンと痛いほどの快感が走った。


「…んッッ♡ うん…、一緒にイこう…」

彼の耳にだけ聞こえる様に、
小さく低い声を響かせて、握る手に力を籠めた。

「…ッ、……可愛い…、長谷部くんッ」

荒い息が彼の耳にかかる。
ぐちゅ、ぎちゅっと上下する掌から漏れる水音と、
お互いの嬌声が交じり合った。

「………ッッ!! ―――イく…ッ」

限界を悟った瞬間、
彼を包む手で一際強く扱き上げ、
鈴口をくりッと指で擦り上げたと同時に、
彼の掌に熱く滾る欲を、ビュクビュクと吐き出した。/

長谷部国重 肩口に頭蓋を預けて、甘えたように擦り付けて
蟀谷と頭蓋を擦り合わせるような触れ合いが心地良くて
ン、と鼻に掛かった声を漏らしてしまう

手を伸ばした先の熱杭を撫で回すように触れて
震える竿の先端、窪みを指腹で撫ぜて、段差に引掛けてと
思い付く動きを試してみるけれど思う様には動かせず

「っひ、ぁ… ぅ、っん……んン…ッ」

大きな掌で扱き上げられて余裕などない中、
一緒に、の囁きに頷いて、震える指で扱き続ける。
熱くて、硬くて、触れているだけで熱が煽られる様で
もうだめ、と限界を訴える言葉を幾つ重ねただろうか

「……ッァ…ッっぁ…―――!」

咄嗟に、目の前の肩口へ唇を押し当てるようにして声を殺し
びくびくと腰を跳ねさせながら、また掌へ放って仕舞った。
ほぼ同時に、己の掌へも熱く勢いのある白濁を放たれて、
ぞく、と背が震えた事も、伝わって仕舞うだろうか。

「……ぁ、… 」

緩慢に手をひいて、
白濁でどろりと濡れた掌を寄せ、舌を出して
そろりと薄く舐めてみるのは
先程、己の放ったものを舐めている姿を見たゆえの。

未だ顔にも白濁を付着させる儘、
雄特有の、己とは異なる匂いを小さく舐めて、こく、と飲んだ。/

燭台切 光董 達する瞬間も、一時も目を離したくないと、
彼を見つめながら限界を迎えた。
僕の吐き出したそれに、
怯えではない震えを感じて、
腰にゾクゾクとした痺れが落ちる。

「気持ちよかった…、……?」

虚ろな瞳が彼の掌に向けられて、
開かれた手の中にある僕の白濁を見つめている。
どうしたんだろうか、と言葉が途切れた瞬間、

「……は、はせべく…っ」

思わず小さく困惑の声で彼の名を呼んだ。
まさか、そんな、 と
頭の中が混乱しながらも、
その煽情的な光景から目を離せない。

舌先を付け、舐めとって小さく嚥下する彼に、
引き寄せられるかのように口を寄せた。

「……ッ!」

己の青臭い精液の味がする。
それ以上に彼の熱い腔内の感触と熱、その味に、
くらくらと眩暈のするようだ。

「……は、ッ♡、……んぅ…ッ!」

食らい付く獣の様に彼の腔内を
滅茶苦茶に掻き混ぜて、必死に彼を求める。

欲しくて、欲しくて…仕方が無かった。/

長谷部国重 何処か恐々と寄せたのは最初だけで、
一度舐め取って唾液に混ぜて飲みこんで仕舞う迄には
躊躇いも薄くなりもう一度、と口を寄せようとした、時の、

「ッぅ……んン…  」

驚きに瞬いて、間近な金色を見た。
直ぐに深くなる口付けに、唇を開くも
未だ飲み込み綺麗にしきれていない口内を弄られて
粘膜を擦る熱い、熱い軟体の感触に
二度も放った癖に、ぞく、ぞくと痺れが走る

「ん、ぅ… っぁ、待っ ……」

待て、という言葉を紡ぐ事に無意識の躊躇いが生じて
口腔内をまさぐる軟体を食む様に捕えて止めようとする
咥えて、緩く吸い上げて ちゅぷ、と引き抜いては
唇に淡く吸い付くだけの口付けをひとつ

「……燭台切さん、……」

は、と零す息の熱が削がれない。
何度も出した癖に収まらない熱の置き場所がわからずに
濡れた儘、惑う色も露わに間近の男を見上げた。/

燭台切 光董 「……!?……んッ」

差し入れた軟体を腔内が狭まれて食まれ、
吸い上げられてから離されてしまって、
追いかけようとした唇を口づけで阻まれた。

「長谷部くん…っ、……ね、もっと…。」

明らかに戸惑いを滲ませた瞳に強請る様に囁いて、
熱に染まり切った金色を向けて…いると。

KP え~~~……君たちはどこからともなく聞こえる
あの男の声をまた耳にするだろう。
『実に面白いものを見せてもらえたよ。
こんな短時間で絆を深める事が出来るなんてね』

『さぁて。約束だからね、ここから出してあげよう』

長谷部国重 声にビクゥッとするぞ。

KP それを聞き届けるや否や視界がぐにゃりと歪むと
一瞬にして周りの景色が一変する。
自分を包んでいた衣類も、粘液すらも、全て消え失せて、
瞬いた頃にはふわりとお互いを何か温かいものが包んでいた。/
ヒュルルルルル~、ドン!ドン!ドン!
遠くで花火の音がする。
夏の終わりの、夜空に大輪の華が咲き誇っているのだろうと、
頭のどこかで感じるだろう。/

長谷部国重 まて、何で、服まで…!
一瞬で変わった景色に目を見開いて、辺りを見るぞ。何処だ??

KP 見ると、そこはどこかのベッドルームだ。
燭台切も横で同じように瞬いて
寝転がっている身体を起こしたところのようだな。

長谷部国重 上掛けを引き寄せるぞ。

燭台切 光董 「えッ!?!?何……、って…
僕の…しんしつ……??」

月明かりの差し込む暗い寝室は、
確かに僕の家のものだった。

ベッドサイドのランプを灯し、
すぐそばに横たわる彼を見れば、
同じように裸で、かぁっと頬が染まった。

「…は、長谷部くんも、一緒に来れたんだね。
よか、った…!」

一瞬で戻ってきた理性が、羞恥を呼び起こして、
頬を染めるものの、安堵からふわりと緩んだ笑顔を見せた。/

長谷部国重 「は、え……此処、……」

何も纏っていない事に気付いた途端、手近な上掛けを引き寄せて
つまり、ベッドに、横になっていると
理解してもしきれぬ状況に視線を巡らせ――燭台切の姿に強張る。

僕の寝室

その言葉と、灯をともす行動の内に
カァと同じく顔を染め上げて

身を起こし、体育座りめいて膝を寄せて
立てた膝へ顔を埋めるようにして丸くなる

「……また、貴方の家か……!」

部屋着でソファに転送された過日といい
全裸に剥かれてベッドに転がされた本日といい
――後者は思い当たる様な行為をしていただけに、
非常に居た堪れない心地。/

燭台切 光董 顔を染めて、上掛けに包まって小さく座り込む彼が
妖精の様に可愛らしすぎて、
顔を押さえて悶絶したくなった。しないけど…

裸のまま、四つん這いで彼に近寄って、
その顔を覗き込む様にしよう。

「…そうみたい。
ね…なんで隠れちゃうの?」

顔を埋めてしまった彼の額にキスをして、
正面から抱え込む様に座ってしまおう。/

長谷部国重 ベッドの上、距離を削ってくる相手も
一糸纏わぬ姿で、到底直視出来ずに

覗きこむ金色を困惑も露わに見返す。

「なんで、ッて
 ……あんな、… あんな事、していたのに、
 見られて、…聞かれて、ッ挙句こんな……」

挙句こんな
服も纏わぬ姿でベッドに移動していた現状を
何で、そんなに平然と受け止められるのだと
恨めし気な視線を向けながら、
額にキスを受けた事で、少しだけ顔を上げる。/

燭台切 光董 恨めしそうに見つめる瞳に笑って返して、
目許にちうっと吸いつこう。

「あんな事…しちゃったね…。
すごく幸せだったよ、僕は。

もっともっと、君が欲しいなって、すごく思ってた…。」

抱えた脚ごと彼を抱き締めよう。

「…長谷部くんは…?もう、いらない…?」/

長谷部国重 顔を上げた目許にキスを落とされて、
一人大騒ぎの状態を宥められた気分だ。
羞恥に落ち着かぬ鼓動も思考も、緩く息を吐き己でも宥めにかかる。

「……でも、あの、
 散々…手で、したでしょう。」
「ベッドで、…改めてって事、ですか」

男同士の作法は、実の所あまり仔細を知らぬ儘だ。
己には関係の無い事だろうと最近は遠ざけてすらいた。

俺の足ごと抱え込める相手に身を委ねるかに力を抜き、
訊ねられた言葉に、少しの間を置いて、
結局首を横に振る。/

燭台切 光董 ああ、そっか

心の中で、彼の言っている意味が何となく分かった。
首を振る彼の様子を微笑んで見つめ、
強張りの取れた様子の身体をぎゅっと抱く。

「じゃあ…もう一度、キスしよ。」

よいしょ、と抱きしめたまま、ごろん、横になる。
質の良いマットレスはその衝撃すらも吸収して、
ふたりを包んでくれるだろう。

驚いて開いてしまうであろう口を、
笑いながら塞いで、くちゅ っと舌を差し入れた。

「………ん……、…♡」

ゆるゆると舌を絡ませて、腔内をじっとりと舐め上げて、
とろとろ、甘い口付けをしながら、
彼の細い身体を大きな裸体で抱き寄せる。/

長谷部国重 もう一度、には顔を上げて、その儘寄せようとするも、

「……ッ! な、… ぅン……ッ」

天地がまた動いた事に驚きの声を漏らし、
その口を塞ぐような口付けを受けて、くぐもった声に変わる。
ん、と一度眉根を寄せるも、大人しく開く儘の口から
軟体を素直に差し出し、
厚みのある舌を受け入れては、表面を擦り合せにゆく。

「っ、ふ…… んン…」

大きな手で引き寄せられる儘、距離を埋めて
躊躇いがちに伸ばし掛けては彷徨う手は、
結局、そろりと燭台切の首裏へと回った。

布地に隔てられぬ膚同士の触合いが心地良く、
思わず己から一層と身を寄せる。/

燭台切 光董 不満げな声が、次第と快楽に染まっていく。
その声を聴くだけで、すぐに熱を持ち始めるモノを、
彼に示す様に寄せられた身に当てた。

首裏に回された手に満足げに笑んで、
代わりにと、腰裏に手を入れ、大きく撫でまわす。

「…腰、……細いね…。折れちゃ、いそう…」

口付けの合間に、囁いては、
また唇を貪って、滾る熱塊を擦り付け始める。/

長谷部国重 「ッぁ……」

二度、放出を経たというのに、
また熱を持ち芯が入った雄竿の存在を示されて
惑いと羞恥が綯交ぜになった声を落とす

大きな手が潜り込んで来て腰を撫で回す感触が
心地良さと、さわりとした刺激を両方与えるものだから
落ち着かずについ、少しだけ身を捩る。
ふ、とわらいともつかぬ息を幾つか零し、

「……貴方が、大きいだけだ」

手も、何もかもと小さくわらう。
幾度も唇を重ね、密着をする中で、
疾うに熱の具合は伝わって仕舞っているだろう。
うず、と熱をこごらせ始めた腰を己からも寄せて、
熱同士が触れた瞬間 大仰な程、腰をびくりと跳ねさせた

「……ッン……!」/

燭台切 光董 腰を撫でれば、むずがる様に身を捩る彼が可愛らしくて、
つい腰から引き締まったお尻へと手を伸ばして、
吸い付くような肌の感覚を確かめる様に大きな手で撫でてしまう。

互いに滾った中心同士が触れ合った瞬間に、
ビクン、と大きく身体を跳ねさせて、
小さな嬌声を上げた彼をにんまりと見詰め、
口を離して笑いかける。

「……ん…、びっくりした…?
ほら…、もっと、くっつこ…?」

さらに腰を引き寄せ、先走りで濡れた先端が擦れて、
ヒクヒクと戦慄く腰を押し付ける。
くちゅ、と控えめな水音が響けば、
一気に欲に灯がともるようで、はァ…ッと熱い吐息が漏れる。

ゆっくりと腰を前後し、抱き合ったまま、
お互いの欲を高め合っていく。

「…ッ、……は、…きもちい……っ」/

長谷部国重 するりと降りた手の位置にびくりと身を竦ませて
大きな掌に撫ぜられる感触に、ぞく、と震えが生じる
嫌悪ではないのに膚が泡立つ

其れは、熱をこごらせ始めたばかりの其処が
熱さも硬さも増した雄と触合ったことでぞくぞくと、更に増して

「ッぁ、…―――ん、ン…っ
 それ、は、……ッ ぁぁ、ぁ…ッ」

引き寄せられるが儘密着した腰の間、
既に先走りが溢れて濡れているのを実感してしまう音と、感触と
惑い色交じりに快楽へ震える声を漏らし、
逃げようとだか擦りつけようとだかわからぬ腰の動きで
一層、刺激を生じさせてしまって

「っひ、…ぁ、ぅ…」

首裏へ回していた手を下げて、背に回す
身丈の差もあり、ちぢこまるように俯けば、
丁度鎖骨や肩口に額が合わさり、ああ、大きな人だとぼんやり思う

温かい膚
誰かと素肌で触合う事がこんなに心地良いなんて
ずっと知らずに居た。
無意識に額を肩辺りへと擦り付け、逃がそうとしていた腰も押し当てて
ん、ん、と鼻に掛かった声を漏らすばかりになってゆく。/

燭台切 光董 抱き着いていた腕が落ちて、僕の背に回った。
すっかりと僕の腕の中に納まってしまう小さな身体を、
包み込む様に抱きしめた。
懐く様に擦り付いてくる長谷部くんは、
以前よりも素直に欲に溺れてくれている様子で、
肩口にある彼の頭蓋を包んで撫でよう。

「…そうだよ……、
…ぁッ……は、ァ……上手…」

顔を捩り、彼の耳に低く囁いて、
頭も、腰も、ゆっくりと撫でながら、
押し付け返してくれる腰に己の熱塊を擦り付ける。

与え合う熱が、ぐつぐつと煮えて、
どんどんと腰の動きを早めていく。
控えめだった水音も、
次第と淫猥な音色を奏で、耳からも犯していくようだ。

「ッ……、ァッ…ンっ…長谷部く……ッ♡」/

長谷部国重 俺も男なのに、大きな体にすっぽりと包まれる様な
抱き締めてくれる腕の力強さに安堵してしまう
大きな掌に頭蓋を撫でられて、背を震わせながら力を、抜いてしまう

「っぁ、…!
 ひ、…ッ、だめ、…だめだ、声…っ」

熱息と、快楽へ掠れる低い声に、ぞく、ぞく、と震えが止まらない
濡れて震える竿が跳ねる程感じて仕舞って
ぐちゅぐちゅ、逞しい熱竿に擦られて腰が動いてしまって

「ぁ、ぁ…、っも、また、……出る… 出るから…ッ」

二度も吐き出したのに、せり上がる感覚に
厭をするように首を横に振るが、擦り付ける動きにしかならない。
扱いている訳でも無いのに、昂奮が酷くて、
容易く何もかもが熱に換算されて
背へ回した腕に、力が籠る。

「ぁ、ぁあ、も、 …ッしょくだ、いき …ッぁ―――!」

でる、と喘ぐように紡いだはずの其れは碌に声にならず、
震えながら、勢いも濃さも薄れた其れを互いの間へ吐き出した。/

燭台切 光董 力が抜けて、すっかりと僕へ任せてくれる中で、
だめ、と震える身体で、昂奮を伝える彼に、
さらに耳を寄せて、とろりと蕩けた声を吹きかける。

「……僕の声…、すき…?」

出る、といやいやする彼を撫で、
逃げられれない様に押さえる腰に
己の昂るものを擦り付けて、

「……ン、僕も、一緒に……ッ」

昂る彼を抱き締めるだけで、
疾うに果ててしまいそうだった。
押さえつけていた理性を手放し、
本能のままに腰を振う。

「はッ!、あぁッ……長谷部、くん!長谷部くん…
  …―――~~ッッ!!」

熱い彼の欲が吐き出されたと同時に、
ビクンと腰を跳ねさせて、
彼の下腹へと叩きつける様に白濁を吐き出した。

「…ぁ……♡……はせべ、くん…♡」

ヒクヒクと余韻で震える彼に囁いて、
そのサラサラとした髪をキスをした。/

長谷部国重 声が駄目だと言った途端、
更に吹き込まれて、囁かれて、押さえ付けられて
訳も分からない程昂奮しながら滅茶苦茶に熱を擦り付け合って

「…っぁ、…ぁ、……っは……」

放出した筈なのに、
もう薄くなっている程なのに、昂奮が鎮まらずにいる。
何度も名を呼ばれて、ほぼ同時に放出し合って下半身はべとべとだ。

汗の滲んだ額を、肩口に擦り寄せながら、
甘くて低い声に、薄く肩が揺らぐ。
髪を撫でる手が心地良くて、とろと目を細め
少しだけ顔を上げたのは、顔が見たいと思っての動き。

「っも、…… 出ない……」

情けない響きとなってしまったが
自然、甘えるような声が出た事に自分で驚く。/

燭台切 光董 額を擦り付けるまま、僕の声にふるっと震える様子に、
ゾクゾクと内から湧いてくる愛おしさと欲を感じる。

顔を上げた彼はいつもの凛々しさは姿を消し、
快楽に染まってとろんと甘く、妖艶な色気を纏っていた。
それに吸い寄せられるように屈みこみ、
顔を寄せて、甘く吸い付く様に口付ける。

「……ん…。たくさん、出したね…
でも、もっと欲しい…。君が…もっと……」

上気した顔で、ふっと笑みを浮かべ、
腰裏に這わせた手を滑らせて、
尾骨から指を双丘の間に滑らせよう。

「…こわい…?」

きっと、何をするのも初めてだろう彼に、
ここまで求めてしまっていいのか、
という僅かながらの理性がそう尋ねた。/

長谷部国重 顔を上げた先、見下ろす端正な顔が寄せられて
自然と己からも唇を押し当てていた
啄むような淡さの後に、押し当てるだけの口付けを返し
は、と未だに熱がこもる息を落とす

「俺、が……?
 ――……っぁ、…?」

何度も扱き合って触合って
熱を吐き出して、尚も求めてくれるのは何故だろうと
不可思議さと惑いを滲ませて金色を見詰めるも
するりと双丘のあわいへ降りた指に、惑色の声が上がる

薄々と、勘付き始めてはいるけれど
無知で未知の領域に、今一つ実感が伴わない。
不安はあれど、恐怖が乏しいのは
温かな腕が、手がずっと包んでくれているからか
求めて、くれたから、だろうか。

「……貴方は、何が欲しいんだ……?」

恐怖への問いは、小さく首を横に振ってから
快楽なのか、それともと
改めて相手の意図を知りたがる。/

燭台切 光董 顔を寄せただけでも、彼から押し当ててくれることに、
心から嬉しさと幸せが湧いてくる。

都合のいい夢じゃないかと疑ってしまうが、
抱きしめた彼の身体も吐息も、焼ける様に熱くて、
それが現実であると、示してくれているようだ。

戸惑う声こそあれど、恐怖が滲むこともなく、
首を振ってくれたことに安堵していると

「なに…? 何、か…」

でも彼の聞きたいことはそうじゃないんだろうと、
熱で霞んだ頭を冴えさせて。
身体も、欲しいと言えば欲しいけど…
それよりももっと欲しいもの

「長谷部くんの 心…かな。
もっと僕に見せて、蕩けて、欲しがってくれればいいな…って」

尻すぼみになる声と共に、
眉根を寄せて情けない顔を見せてしまうだろう。

はいどうぞ、と差し出せるものでもないもを知っている。
それでも、欲しがってしまう僕に彼は呆れてしまうだろうか。/

長谷部国重 「心……」

ほつりと、落として噛締める。
心を寄せて、晒して、欲しがって
其処迄考えて、蕩けて熱が滲んだはずの手足が
指先が冷えてゆくような心地

「きっと、まだ、……気持ち……心、は
 寄せきれていない……。
 なのに、……先に、こんな」

自覚をすればするほど、すうと心臓の裏が冷えるような
唇が不安に震えるのを抑えて、声を出す

「浅ましい、ところばかり、…見せて
 其れでも、」

「貴方の、手を欲しいと……」

そう、思ってしまった。

俺を撫でてくれる大きな、温かい掌。
欲しいと触れてくれる事が、こんな心が揺れるなんて
思ってもいない儘で、身を委ねてしまった。

「……失望、しているんじゃないか。
 ……こんな、
 貴方に、……易々と、委ねて、
 貴方の手を、強請る様な事を、して」 
 
求めてくれた人の背に回す腕を解けない儘、
言葉を紡げば紡ぐほど、こわさは込上げた。/

燭台切 光董 先に、と震える声で紡ぐ彼の言葉を、
嬉しそうに聞いてしまうのは意地が悪いんだろうけど、
でも止める事は出来なくて、なるべく表情に出さない様に必死だった。

一度引いた手を腰に当てて抱きしめ、
頭を撫でる指先を髪へと挿し込んで、
ゆっくりと梳く様に動かそう。

「そんなこと、してないよ、全然。
むしろ…欲しがってくれる事が嬉しすぎて、
どうにかなってしまいそうだ…。」

腕の中に納まる彼に、優しく諭す様に囁いて、
未だに抱き返してくれている手に、
じわりと心が熱くなる。

「……それに…、そう 仕向けているのは、
 僕だから、――ね?」

くす、とからかうような笑い声と共に、
困った様な顔をして彼を覗き込もうかな。

「どんな手段を選んでも、長谷部くんが欲しい…って
そう思っちゃったんだ…君の方こそ失望したかな…?」/

長谷部国重 言い募れば募る程に
不安も恐怖も肥大していくようで

未だ、欲しがる事が
こんなにもおそろしい。

頭蓋を包むような手から指が深く差し入れられて
改めて抱き締められて、視線が揺らぐ

「……仕向けて、… なんて、
 其れでも、……応じているのは、俺だ……」

覗きこまれれば、
惑いも不安も滲む顔で眉尻を下げ、金色を見返した。
紡がれた言葉を受け、藤色を小さく瞠り
数拍の後に、首を横に振る。

「失望、なんて、
 ……其れに、そんな事が出来る程、貴方を知らない……」
「―――……まだ、欲しいなら、
 欲しがって、くれるなら……」

浅ましさに自己嫌悪しながら、
此方へ伸びる手を、嬉しいと思ってしまう
こんな俺を、求めてくれる事に
じわりと安堵と喜びを、得てしまう。

「俺が、……
 応じた途端、……手を
 放さないで、くれるか……?」

欲しがったら
冗談だよ、なんてわらわずに
疑って、手を戻さずに、いてくれるだろうか。

思わず零したおそれは、小さく、揺らぐ声だった。/

燭台切 光董 小さく頼りなさげに漏れた声に、
笑みと共に微笑んで、ぎゅうっと彼を抱き締める。
腕の中に閉じ込めた彼に、優しく囁こう。

「ああ、もちろん。
たくさん愛して、可愛がってあげたいもの。
離すわけ、ないじゃないか。」

抱え込んだ彼の頭蓋に、
愛おしそうに頬擦りをする。

「焦らなくていい、ゆっくりでいいから、
これから、僕を知ってほしい。」

そこまで言ってから、少しだけ腕を緩め、
彼の顔を覗き込んで笑いかけよう。

「もちろん、長谷部くんの事も、もっと知りたい。
僕と一緒に、居てくれるかい?」/

長谷部国重 大きな体に包み込まれる様な
優しく閉じ込められるような、
降り注ぐ囁きの声ひとつも、今は柔い。

「ん……
 そうして、ほしい。
 勿論、貴方が厭になったなら
 放したって離れたって良いから。」

愛おし気な頬擦りの動きに、
ああ、この人は、もしかして、
こんな俺へ、本当に、想いを向けてくれているのだと
じわりと目の奥が痛むような心地と共に実感の欠片を得る。

「何処からでも、どんな事からでも良い」
「――……沢山、貴方を教えてください」

覗きこむ金色に、視線を合わせる顔は
矢張り情けない色をしているだろうけれど
背に回している腕に、少しだけ力を籠めて身を寄せて
小さく、頷きを返す。

落ち着いた筈の心音が少しせわしなくて
不安に冷えた膚が合わせたところから温まる様で
肩口にまた顔を埋める形に寄せては、緩く息を吐いた。/

燭台切 光董 健気な言葉に、くしゃりと笑って、
もう…と少しだけ呆れ声で囁こう。

「そんな事しないよ…
って言われても信用できないよね。
証明してみせるから、見てて欲しい。」

まだ、彼は僕の事を何も知らない。
気軽に誓いを立てても彼には届かないのだろうと、
うかがい知るだけの彼の傷が言っているような気がした。

「うん……ありがとう、長谷部くん…。」

抱きしめ返す彼の腕の力が、
精一杯の彼の心を示していた。
何処か、不安そうな様子も失せたが、
幾分冷えてしまったような彼の体温が切なくて…

「…夏と言っても、空調の効いている部屋は冷えるね。
お風呂、張ってあるんだけど、一緒にはいらないかい?」

すっかりドロドロになった身体も、
汗ばんだ皮膚も、彼の心の彼此も
洗い流して、温めてあげたい。
そう思ってしまった。/

長谷部国重 愛からだろうと、誤魔化しからだろうと
耳障りの良い言葉は、どれ程だって紡げるかを知っている。
だからこそ、
言葉だけで終わらせようとしない姿勢が嬉しかった。

「……すみません、
 貴方の気持ちを、疑ってばかりだ」

心其の物を、疑う様な事をしたい訳ではないのに
どうしたって素直に頷けずに、せめて間近な肌へ寄せ
唇を鎖骨へそっと押し当てる。

「風呂……
 ああ、そういえば、……」

脳裏に一瞬浮かんでは痛む光景を遣り過ごして
伏せた視線の先、寄り添う身体で見えぬ下肢は
どろどろに濡れて互いを汚している。

そっと、背へ回していた手を外し、体を剥がして
申し訳なさと、込上げる羞恥で顔が熱くなるのを感じながら
間近の金色を見上げ

「……俺と一緒で、貴方が良いなら。
 もう少し、……近くに居たい。」

一人で風呂が入れぬような歳でもない
けれど、手も身体も、離すのを惜しんでしまう。
一緒に、と短く了承を告げては 風呂場への案内を委ねる心算で/

燭台切 光董 「いいんだよ、
僕たち出会ったばかりだしね。」

彼の傷には触れずに、そう返すけど、
僕としては鎖骨に淡く口付けを受けてただけで、
簡単に嬉しくなってしまうのだから、
彼が申し訳ない気持ちになることもないんだけどな…
なんて思ってしまう。

顔を赤らめて可愛らしいおねだりを聞けば、
さらに顔を綻ばせて、彼の目元にちゅっと吸い付いた。

「喜んで…!…あぁ…もう、可愛すぎる…」

離された身体をまたぎゅうっと抱きしめて、
漏れ出てしまった心の声はすっかりと情けないものになっているだろう。

「そうと決まれば…!
もうお風呂は準備できてるからね!行こう行こう。」

よいしょ、っと彼を抱いたまま抱き起して、
横抱きにして抱えてしまおう。
驚いている顔に、ふふっと笑って口付けをして、
衝撃が無い様にゆっくりと歩く。

「少し、お酒も飲んじゃおうか。
長谷部くんと初めてのお風呂記念だね。」

寝室を出てからキッチンに立ち寄って、
行儀悪いけど冷えたシャンパンとグラスを持ち出しちゃおう。
彼是言う彼を諫めながら、お風呂場に向かおう。
脱衣所は通り越して、ガラス戸を片腕で開けて、
半外になっているお風呂へと入ってしまう。

「さ、着いたよ。」

滑らない様に慎重に、彼を湯船へと降ろし、
手に持っていたシャンパンとグラスを置いてから、
僕も一緒に入ってしまおうかな。/

長谷部国重 想いも、触れ合いも惜しみなく向けてくれる人だ。
気付けば唇を寄せられる事に、慣れつつある。

「……可愛くない、だろう。
 良い年した、男ですよ……」

素直に受け止められず、つい反論するが
酷く嬉しそうな様子に、言い募る事も出来ずに
抱き締める腕に、一度、己からも身を寄せてから離れようと

「――ええ、場所を…… ッ
 っん、……歩けるから、下ろしてくれ……!」

離れようとしたのに、いとも容易く抱えあげられた。
本当に、この人の腕力は如何なっているのか
また落とされた口付けに一瞬力を抜きそうになるが
靴も無い儘、外へ行ったあの日とは違うのだからと
説得しようと試みるが、

「……聞いてないだろう!」

風呂場とは違う、見覚えのある場所に寄った物だから
何処かで降ろされるかと思いきや、飲み物を取っただけだった。
お風呂記念ってなんだ。
如何したって下ろす気が無いんだなと諦めたのは、
風呂場らしき扉を開けるのを見る頃で、些かぐたりと力が抜けた。

「ん、…… え、…うわ、
 ――凄い風呂だな……?」

其れも、風呂を見れば驚きに彼是が飛んで
思わず呆けたまま、湯船に降ろされる
シャワーも浴びていないのにと一瞬焦るが、
本人が直ぐに入ってきたのをみて、なら良いかと思い直しては
丸く広い浴槽の中で手足を伸ばし、
ちらと、浴槽の縁へ置かれたシャンパンを見る

「いつも、こんな事してるのか?」/

燭台切 光董 ぎゃあぎゃあと反論する彼に嬉しそうに微笑んで、
次第と抵抗も無くなって行く様子ににんまりとしてしまう。

自分も湯船につかってから寄り添うように傍によって
いつも、の言葉にむっとする。

「……なに、それ…。
いつもこうやっていい雰囲気を作って口説いてるのか?
って言いたいの…?」

眉根を寄せて顔を寄せるけど、
声色はお道化た様子を含んでいる。

「君の事が、ずっと気になってたって言ったじゃないか。
ここに誰かを招いて、一緒に入ったことなんてないよ。」

もう、と呆れたように笑ってから、
シャンパンに手を伸ばして、ポンっと蓋を開けよう。

「君に僕がどう映ってるのか分からないけど、
結構一途なんだよ…?」

弾ける黄金色のシャンパンは、
ライトの光を受けて、光輝いて見える。
はい、と彼に一つを渡して、グラスを掲げよう。/

長谷部国重 暑い時期とはいえど、色々あり過ぎて緊張状態ではあったらしい
温かな湯船に、身の強張りが解けてゆくようで、
湯につかる儘、ゆると息を零す。

「……いや、そう思うだろ……、こんな……」

顔と立場と設備を考えろよと
不機嫌顔を拵える様子に眉尻を下げる。

「その顔と、物腰で説得力あると思うか…?
 ……貴方が、違うというならそう、思っておくが」
 
ぽん、と小気味良い音を立てて抜栓されたシャンパンの黄金
一途なのだという男からグラスを受け取って、緩く首を傾ぐ
掲げられたグラス、触合わせる事はせずに己も小さく掲げ

「はじめてに、だったか?」/

燭台切 光董 彼から返ってくる言葉に、
まだまだ教え込まないとだめだなぁ…なんて思いつつ、
でも信じてくれようとする姿勢に少し安堵する。

「……まあ、ちょっと贅沢かなぁとは思うけどね。
でもお風呂って癒されるし、
こうやって好きな人と一緒に入れるのは、すごく嬉しい。」

小さく傾げる仕草が可愛らしすぎて、
ふにゃっと蕩けた顔を向けてしまう。

「うん、お風呂と…
…君のいろんなはじめてに」

ちりんと小さな音を立てて合わせたグラスを口に運ぶ。
よく冷えたシャンパンが喉を通り抜けて、
しゅわっとした炭酸が心地よい。

「ん…美味しい。」

ふふっと、彼に微笑んだ。/

長谷部国重 「……ん、
 この広い風呂は正直羨ましいが、…寝てしまいそうだな。」

余り湯船をつかわぬ生活をしているせいか、
一人でゆっくり湯につかると、どうも意識を飛ばしがちだ。
好きな人、の言葉に気恥ずかしさから視線を湯へ落とし

「―――……乾杯、するような事じゃあ、ないだろう」

思えば、
彼是と可成り気恥ずかしいでは済まない事をしたのだと
今更、色々込み上げて来て顔を熱くさせながらグラスに口をつける。
咽喉に流れる木目細かい泡が心地良くて、
ふわ、と馨る酒精にも良い物だと判った。

「……美味しい。」

一息に飲み干す事はせぬように、一度グラスを置いて
隣でグラスを傾ける姿を見る。
直ぐ隣に並んで座る程、広い浴槽の中で、
逡巡を挟んでから、傍らへ小さく身を預けてしまおうとする。

「……邪魔なら、退く」

先程迄散々身を寄せ合って居た所為か、
直ぐ隣の並びも距離に思えてしまう有様で。
そろと窺うように視線を向けて言い添えてから、ふいと外した。/

燭台切 光董 「寝ちゃっても構わないよ…。
気を張って疲れただろう?」

彼にとってすごく勇気のいる事を強いて、
それでも答えてくれたのだから。

身を寄せてくれる彼を愛おし気に眺め、
僕もグラスを置いて、肩を抱いて引き寄せる。
外されてしまった視線が惜しいな…と
しっかりと凭れる様にさせた頭蓋にキスをしよう。

「もっと、寄りかかっていいよ。」

ね?と小さく囁いて、笑いかけようか。
身も、心も、こうやって少しずつ
近寄ってきてくれればいいなぁ。/

長谷部国重 「いや…、
 ……疲れていないわけではないが、
 眠りたくは、ないから」

寄り添い、身を預けて
少しでも難色を感じれば、直ぐに身を戻す心算が
引き寄せる動きを受けて安堵したように身の力を抜いた。
頭蓋へ落ちた口付けに、視線を引上げ
首を巡らせては、目の前の肩へと唇を押し当てた。

「温かいな……」

小さくわらう音も、抱き寄せる腕も
じわと込上げるものは何だろう。

「……俺の事を、知りたいと言ってくれた。
 何から、…伝えられるかわからないんだ」

手を伸ばし、湯から出した指先で顎先へ触れにゆく。
向きを変えてやろうとか、下げてやろうという意図もなく
只触れに行く其れは直ぐに戻す心算で。

「何を話したら良い? …知りたい事を、教えてくれないか」/

燭台切 光董 「…うん、そうだね…。あったかい」

身体を僕に預け、小さく返される口付けに、
ほっとする心地が伝わってくる。
彼がぽつりと零した言葉を見守って、
伸ばされた指がざり、と顎先をすれば、
嬉しそうに目を細めよう。
離れていきそうな指に、
唇を押し当てるだけのキスをして、彼を覗き込む。

「……知りたい事…そうだねぇ…。
たくさん、あるけれど…」

彼の言葉の、仕草の端々に感じる、
擦り切れた様な心と、大きな傷。
察することはできるけど、真相はわからない。

「…ん…、君が、最近ずっと…
生気のない顔をしていただろう?
それが心配で、どうにか元気付けてあげたいって…
すごく思ってたんだ。」

心配そうな目線を送りながら、微笑もう。

「無理に、じゃなくていい。
君が言いたい事だけでいいから、
話してくれると嬉しいな。」/

長谷部国重 伸ばした指先で、さり、と薄く顎先を撫ぜる
戻る前に唇を受ければ、薄く肩口を揺らして

何から話せば良いのか迷って、
結局委ねてしまった其れを待つ。

案じてくれていたと、何度か言ってくれた
ここ最近の事を示されれば、
はつりと瞬いてから小さく頷き、少し考えるように湯面を見た。

「……そういえば、心配をしてくれていたと……、
 貴方が言う最近が、いつくらいからかはわからないが」

「ちょっと最近、…夏の初めくらいか、
 失恋を、してしまって」

考えこみながら、ゆっくりと紡ぐ言葉を一旦切った
想いを寄せてくれる人へ、聞かせて良い話なのだろうかと
湯面に落としていた視線を、傍らへと向ける

「――…あまり、貴方には聞きたくない話であると思う。
 話しても、……大丈夫か?」/

燭台切 光董 夏の初め……?
と少しだけ疑問に思うものの、こくりと頷こう。
より一層生気が抜けてしまったのはその頃だったけれど、
随分と前から晴れない顔をしていたような…?
とは思うけど、まずは話を聞かないと…と真剣な様子で彼を見る。
いい淀んだ彼に、ああ…まだ辛いかな…と、
心配になっていれば…

「…へ?」

と、間抜けな声が出てしまった。

「僕の心配なんてしなくていいよ…。
まったく君は…」

くす、と堪え切れずに零した笑みと共に、
彼を抱き寄せて膝に乗せてしまおう。
顔を伏せても、視界に僕が入る様に、
向かい合って抱き合う形を取る。

「生憎、僕は君より年上なんだよね。
それなりに心は強くなったつもりだよ。
だから、心配しなくて大丈夫。話して…?」

覗き込んで彼に先を促そう。/

長谷部国重 己へ思いを寄せてくれている事を知った上で、
己の、心を寄せた話をするのもと言い淀んだ上で問うてみれば

「……大事なことだろう。
 貴方の心を蔑ろにしたい訳じゃあ、無い …ッ、」

わらう様子に、薄らと眉根を寄せて言葉を重ねる中で抱き寄せられ
身を任せていれば、また、容易く抱き上げるように持たれてしまった。

逞しい身体の上を跨いで座り込む形で落ち着く事となって
足の厚みの分、視線が上になる。
じわ、と 湯とは別の熱が顔を染めてゆく。

「……ッ、こんな、……姿勢は、流石に恥ずかしい、んだが」

羞恥をぼそぼそ訴えるも、
相手の言葉を聞く内に、少しだけ、落ち着きを戻す。
背に回す事は難しく、少し彷徨った手は肩口へと躊躇いがちに乗せ

「……聞きたくないと思ったら、言ってほしい。
 あと、……幾つか、信じられない話もあると思う。」
「貴方と、…顔を合わせたあの夢のように、
 俺は、夢と現が雑じる様な事を今迄幾つか経験してきた。」

「……学生時代から、そんな経験を共にした、
 大事な友人に、恋情を抱いて仕舞って」

嗚呼、と、無意識に視線が落ちる。
思えば、其れ一つが本当に余計だったのだ。

「いつだったか…、本当にこの1、2年だと思うが、
 梅雨時期辺りには、自覚をしていたように思う。
 思いを打ち明けて、…恋人関係を結ぶ事が出来て、」

仔細に思い出そうとすれば何処か暈けてしまう。
肩口に置いた指先を軽く握り込んだ。

「暫く付き合う中で、わかったのは、
 互いに抱く思いの違いだったんだ」/

燭台切 光董 恥じらう様子には微笑みだけを返して、
肩口に置かれた手に首を傾げ懐く様に擦り寄ってから、
彼を見上げて零される言葉を拾う。

恋情…そうか…
とわかっていたけど、改めて言われると、
少しだけ心が軋んだ。
おくびにも出さずにうん、と小さく相槌を打とう。

恋人、の言葉に目を瞠った。
まさか、付き合っていたなんて。
それも、数年単位…で…?
伺う程度でも痛いほどに伝わってきた、
彼が押さえ込んでいた欲や気持ち。
その衝撃に唖然とした表情が漏れてしまった。

「……そう、か…。」

失恋 の意味の、
重さに、その辛さに、返す言葉が浮かばなくて、
回した腕で、そっと彼を抱き寄せた。/

長谷部国重 肩口の手へ擦り寄るような動きを受けては、
湯に濡れた手ではあるけれど、指腹で端正な頬を薄く撫ぜる。

「……幾つも不思議な体験を共にして、
 俺は、いくつも命を手にかけた」
「親友を刺して、……大事に想った子を殺して、
 人を作っては焼いて、親友から恋人になった奴の首を絞めて、

 ……とびきりの悪夢といえば、其れだけなのに、
 俺にだけじゃなくて、恋人のそいつにも記憶はあるんだ」
「先日の、俺と、貴方の夢のように」

金色を見下ろす藤を細めやる
殺さなくて良かった、と呟いたのは 小さな安堵だ。
 
「俺もそいつも、互いに酷く執着をしたよ
 笑っていて欲しい、…生きていて欲しい。
 ……きっと其れだけで良かったのに、
 俺が、恋情までをも抱いて仕舞ったから、恋人になった」

抱き寄せる腕が温かい。
酷い事を聞かせているという自覚がある癖に、
口に出してしまえば、中々、止める事も出来なかった。

「愛してくれたんだ、大事にもされていた、
 ずっと一緒に居たいと何度も言われた。」
「けれど、俺は、俺ごと何もかもを必要とされたくて
 ……求めて欲しい、なんて、……要らない欲が、湧いて」

思い起こすたびにすうと心臓が熱を失せるような
湯の中ですら、冷え込んでゆくような心地を
淋しいと、言う物なのだと 知ったのは極最近だったか。

「そんな欲をぶつけて、困らせて
 無理をさせて、待てと言われても結局待てなくて。
 ほんの少しでも、その気になってくれたとみれば手を伸ばして」
「何度も何度も
 浅ましくも無様にも手を伸ばして期待して
 困らせてばかりだった。」


「でも、……俺は、求められてはいなかった」

眉尻を下げて、視線を落とす。
こればかりは、もう、どうしようもない事だと身に沁みている。
詰めがちな息を意図して吐き出しては、努めて体の力を抜いた。/

燭台切 光董 彼から続けて出てくる言葉は、
どれも衝撃的で、僕が合間に口を挟んでいいものでなくて…
ただただ彼を抱いて、彼の辛さを思って、
僕まで辛い顔になってしまっていた。

殺さなくて良かった と呟いた言葉が、
実感を伴った本心からの、素直な彼の想いなのだと感じた。

「……はせべ、くん…っ」

求めてはいけない
こんな欲は隠さないといけないと
必死に零していたあの時の、彼の様子に、
僕の方が心が締め付けられて、千切れてしまいそうだ。

「…そんな、事が…」

ぽと、っと涙が零れ落ちた。
なんで僕が、と思っても、止められない。
こんなの、彼の言葉を聞いた僕の勝手な想像で、
本当に泣きたいのは彼なのに。

膝に乗せていた彼を股の間に下ろして、
抱え込む様にぎゅうっと抱きしめた。

「そう、だったんだね…」

報われない想いを抱え続ける事も、
答えられない虚しさも悲しさも、
少しでも薄れてくれないか、と。
そう願いながら彼を包み込もう。/

長谷部国重 「自分が気持ち悪くて厭わしくて、
 色々試したけれど、… だめだった」
「ほしいほしいばかりで、嫌気がさして
 夢で散々目にしたまじないにも手を出そうとして、
 医薬に頼ろうともして、それでも」

「結局消せなくて、無理を悟って、
 ……別れて、きたんだ。」
「それが、……この夏の事だった」

何でもない顔を繕ってくれていたんだろう人が、
徐々に辛そうに顔を歪ませている事に気付いて口を閉じる。

ゆるともうひとつ息を逃す様について、
指腹で、また頬を薄く撫ぜる

「……すみません、面白くも無い話を、延々と。
 ああ、… 貴方を、傷付けてしまったか……?」

ほと、と
涙を溢れさせる様子に眉尻を下げて、指で滴を拭う。
すれば、膝上から間へ下ろされて瞬き、
ぎゅうと抱き締める姿勢に わ、と少し慌てた声を上げて
顔へ添えていた手は背へと回し、其の儘、柔く何度か叩く。

「すまない、… 聞いてくれてありがとう。」/

燭台切 光董 ぶんぶんと首を振って、
抱きしめた彼の耳元に、控えめに囁こう。

「傷付いたのは君の方だ。
僕は…話を聞いて、勝手に哀しくなっちゃっただけで…」

こんな辛い話をしてくれた後でも、
僕の事なんかを心配してくれる彼に、
そんな思いはもうさせたくはないと強く思う。
とん、と背中を叩いてくれる彼の手が
暖かくて、でも切なくてきゅうっと心が苦しくなる。

「こちらこそ…話してくれて、ありがとう。
まだ、話すのも…思い出すのも
苦しかったんじゃないのかい?」

少しだけ笑んで彼を覗き込もう。/

長谷部国重 「……俺も、散々身勝手な欲で傷付けた側だ。
 こんな想いがなければ、……良かっただけで」

たらればの仮定をつい繰り返す。
ぎこちなくも笑みを敷いて、首を横に振る。

「俺の身勝手な話に、心を寄せてくれたんだろう
 ……嬉しくはあるが、貴方が傷つく必要は、ないんだ」

柔く叩いて、宥めるように撫でて。
其の動きを止めれば、広い背中に掌をひたりとつけるように置いた。

「うん、… 思い出すたび、寒くなる。
 けれど今日は、… 今は、貴方がこうしていてくれるから」
「―――貴方の想いへ胡坐をかく形で、酷いとは思うが、
 落ち着いて、話せたと思う。……貴方の、御蔭だ。」/

燭台切 光董 「欲も、想いも…
止められるものじゃ、ないから…」

小さく紡ぐけれど、
きっと彼が一番よく知っているのだろう。
優しく宥める彼の言葉にこく、と頷いて返した。

僕の言葉に返す様にぴったりと掌を背に付けて、
僕のおかげだと笑う彼に、くしゃりと微笑んだ。

「そ、っか…そうか…。
すごく嬉しいよ…ありがとう。

それに僕が聞きたいって言ったんだ。
どんどん僕の好意に付け込んで、
甘えてくれていいんだから。」

ふふ、と嬉しそうに笑おう。/

長谷部国重 逞しい背に宛がう掌は其の侭、
身を伸ばす様に寄せ、顎先へ唇を押し当てる。
触れるだけの淡い口付けは直ぐに離して、
くしゃと笑う儘細められる金色を覗き込む。

「……つけこまれて、嬉しいなんて言わないでくれ。
 なじられたって、良いくらいなんだ」

「こんな、引き摺った儘、
 貴方に甘えて、……手を、取ろうとしている」/

燭台切 光董 甘い口付けに擽ったそうに笑って、
覗き込む藤色を見つめ返そう。

「だって…君の心が軽くなったのなら、
僕はそれが嬉しいんだ…。」

愛おしそうに彼の額にキスを落とそう。

「大歓迎だ。
何年も、何年も、想ってきたんだろう?
その想い人の事を…。

なら、吹っ切れることだって、時間がかかる。」

濡れた手で、彼の頬に手を当てよう。

「たくさん甘えて、頼ってくれ。
そうして、少しずつ乗り越えていこうよ。」/

長谷部国重 「人が良すぎるだろう、……俺に甘いのか、わからないが……」

呆れたような声音を出すが、
言葉と共に、愛おしいと目線で、唇で
与えてくれる事が嬉しくて、顔が小さく緩む。

「貴方の心を、蔑ろにしたい訳じゃない、
 ……言葉を、そのまま信じられない俺が、
 信じてくれ、なんていう心算もないから」

濡れても温かな掌に頬を己からも淡く押し当てて
緩く息をひとつ、逃す。

「貴方が求めてくれるもので、
 俺が、差し出せるものなら、差し出したいんだ」/

燭台切 光董 「僕は誰にだって優しいわけじゃないよ。
君が好きだから、特別だ。」

押し当て返してくれる彼に、
嬉しそうに笑って、もう一度優しく抱きしめる。

「ありがとう…長谷部くん。

う~ん…そうだなぁ、たくさんあるけど…」

より取り見取りのご褒美を選ぶような気分で、
くすくすと笑おう。

「君が…こうやって笑ってくれて、
美味しい僕のごはんを食べて、一緒にテレビ見て笑ったり、
時々ケーキ食べてお茶したり、一緒に同じ布団で寝たり…?
それがずっと、続いてくれたら、すごく嬉しいなぁって思うな。」

あ、と気付いた様に瞬いて、顔を覗き込む様に向けよう。

「キスも、えっちなことももちろんしたいよ!
もっともっと気持ちよくしてあげたいし、
君が欲しがることは何でもしてあげたいなぁ。」

慌てて言ったせい、色気なんて吹っ飛んだ。
失敗したなぁと気付くけど、
ふは、と堪え切れないといった様子で吹き出してしまった。/

長谷部国重 「他の人と過ごしている貴方を知る訳じゃないからな、
 ……ああ、でも、優しいばかりじゃない処は、見たか」

強引な所も、頑固な所も
この長いとは言えない時間の中で知った事だと
小さくわらいを交らせて零し

続いて並べ立てられる内容には、
虚をつかれたように瞬くが、直ぐにゆると藤色を細めた。

「……良いな、
 貴方と食事は、もっとしてみたいと思っていたから。」

食事をして、一緒にわらって
共に時間を、共有するだけの、

とても優しく満ちた時間に思えるのに、
それが、それだけ、ずっと、繰り返して
そういう穏やかな時間に、俺の

気付けば無意識に指を握り込んで聞いていた。
覗きこまれた顔は、幾分白くなっていたかもしれない。

「……――してあげたい、なら、要らないから。
 貴方が、したい事を、してくれれば、それで」

俺本位の、させているような行為は、空しいだけだ
してもらう、ばかりの罪悪感と自己嫌悪を繰り返すのも。
欲しがって、して、もらう のは、
やっぱり、
 
「……、湯あたり、する前に でないと」

楽しげに笑う顔を見ていられなくなって、
足の間から身を反転させ、広い浴槽の中から出て行こうと膝を突く。/

燭台切 光董 覗き込んだ先の顔が、蒼白でぎょっとする。
どうしたの、と口を開こうとすれば、
口を開いた彼から引き攣れた声が漏れる。

「…え?」

出ていこうとする彼を必死で引き留める。

「待って!」

反転させた身体を抱き締めて、
絶対に離さないとばかりに引き寄せる。

「言い方が悪かったなら謝るよ…、
だから、離れていかないでくれ。」/

長谷部国重 そうだ、
彼奴が望んでいた日常だって、
ずっと穏やかに二人居られれば良かっただけで

俺の、欲一つ余分だったんだ。

「 ッ、」

まだ駄目だ
また駄目なんだと居た堪れなくて
逃げるように浴槽から出ようとした体を抱き締められて身が竦んだ。

「すみません、ちがうんだ、
 違う、貴方が悪いんじゃなくて、
 俺が、」

俺が、

「……求められる、ものを、さしだせない」
「ッ、また …また、俺が、俺だけ、」

ざば、と藻掻く都度に水音が響く
口から出る言葉が纏まらない
震える咽喉から、息を吐き出して、
落ち着か、なければ

「……すみません、……」

腕の中で動きを止めて、絞り出す。/

燭台切 光董 「長谷部くん…」

ああ、彼は…
未だその柵に捕えられている

「長谷部くん 落ち着いて」

低く、冷静な声で囁いた。
落ち着くのを待って、口を開く。

「大丈夫、いいんだよ。全部見せてって言っただろう?」

抱き締めた腕は緩めないまま、声色だけは柔くしよう。

「君が、可愛らしいから…
つい無神経に 『そういう言葉』を使ってしまった。
本当にごめんね。」

「僕のしたい事…
キスも、えっちな事も…全部僕のしたい事だ。

つい…さっきまでも、そうだっただろう?
僕が襲ったみたいになってたじゃないか。
それに君が必死に返してくれたのも、僕は知っているよ。」

ゆっくりと囁いて、彼の瞳をじっと見つめる/

長谷部国重 呼吸を深く、幾度も繰り返して
嗚呼、と呻くように漏らした
名を呼ぶ声に肩を揺らしてしまうも、浅い頷きを辛うじて返す。

「すみ、ません
 ……見苦しい、ところを」

眼の前が昏くなるような感覚はもう、遠ざかっている、気がして
強く抱き締めてくれている腕に、体の力を抜こうと努める
謝罪の言葉には、首を横に振ってから、顔を上げて
眉尻の下がる情けない顔を晒し、言葉を探しては
はく、と口を開閉してから、
結局、また「すみません」と謝罪を紡ぐ。

「貴方の、せいじゃない……」
「……大丈夫です、……、
 俺が、… 浅ましく、貴方の手を、取ろうと、しただけで」

まだ吹っ切れてもいない癖に、
優しく伸べられた手を、容易く掴もうとして
また繰り返しそうになったのだと、血の気が幾分失せた儘。

ゆったりとした柔い声に、徐々にではあるが強張りを解いてゆくが、
視線は真直ぐ返せずにゆると双眸を伏せた。

「俺の、望む事、なんでも
 ……おれが、望まない、と 、って」
「言掛りだ、… こんなの、……すみません……」/

燭台切 光董 「僕はそれでいいって、言ったじゃないか。」

困ったように笑って、彼の頭を撫でよう。

「言いがかりでもなんでも、言ってくれて構わない。
言ってくれないとわからない事がたくさんあるんだから…」

抱き締めたまま、反らされたとしても、
彼の瞳を覗き込もう。僕に出来ることは、彼を求める事。

「僕は、長谷部くんが欲しい。
君の身体も心も全部。苦しい事もね。

でもそんなの、すぐには無理なのもわかってる。
焦らなくていいし、気に病むこともない。
ただ、僕のしたい事に付き合ってやる、くらいでいいんだよ。」

ね?と囁いて、彼の蟀谷に唇を落とそう。/

長谷部国重 「……もう、大丈夫です。
 すみません、……いきなり、困ったでしょう。」

頭を撫でてくれる大きな手は、
俺を赦すばかりで。
抱き締める腕の強さに、今度こそ体から力を抜く。
落としていた視線を引上げて、金色を見返せば
思っていたよりずっと優しい眼があった。

「貴方が、したい事……は、わからない。
 けど、… 求めるのばかりも、辛いでしょう。
 俺、其れは良く分ります、から」

「俺が、貴方を傷付けすぎる前に、
 苦しくなったら、手放してください。
 ……俺も、そうやって逃げたから」

蟀谷への柔い口付けに、目の奥がじわりと痛む。 
顔を寄せて、顎先へ淡く唇を触れさせて、顔を戻した。/

燭台切 光董 「もう、謝らなくていいってば」

力が抜けた身体と、見返してくれる瞳に、
嬉しそうに微笑んだ。
顎先への口付けに、にこにことした笑みを崩さない儘、
彼をくるりとこちらを向かせて引き寄せる。

「そうだなぁ…
僕はね、君が思ってるより
もっと執着しいで、強欲なんだよ。

なんせ、君があの部屋に住んでから、
ずっと片思いしてきたんだから。」

彼の頭蓋に手を這わせ、しっかりと掴み込む。

「手放すわけ、ないじゃないか」

崩さなかった微笑みを口角を上げて嗤って、
ぐっと彼のを引き寄せて、少し強引に唇を合わせた。/

長谷部国重 引き寄せられる儘、反転させた筈の身が
向かい合わせへと戻り、座高差分だけ見上げる形になる。

「……、執着、なんて
 貴方の強欲なんて、…まだ、見たことも無い物を、

 ッん……」

信じられない、と口に出すのを躊躇う中で
掴み引き寄せられる儘、唇を重ねて

一瞬だけ、僅かに目を見開く
けれど、己から顔を寄せて、唇を押し当て返してから離れようと/

燭台切 光董 引き戻した彼が可愛らしい事を言うものだから、
笑んだ顔が少しだけ歪んでしまったかもしれない。

初めてだろうからって…思ったのになぁ…

彼から押し当てて寄せてくれたのに、
離れていく顔を大きな手で留めよう。
ほんの僅か、唇が離れただけの距離で囁く。

「見たいと言うのなら、
泣いてもやめてあげないからね」

とろ、と甘く低く囁いて、
彼にしたい事、この先を考えるだけで、
勃ち上がり始めた屹立を押し当てながら、
もう一度口を付け、唇を割って舌を入れ込んだ。

「……ッ…、はせ、べくん…っ♡」/

長谷部国重 唇に、己から押し当てる行為が酷く気恥ずかしくて
いけない事をしている様な気分も相俟って鼓動が暴れて仕方がない
直ぐに引く筈の顔は、碌に動けずにとどまる事になり、息が詰まる。

「……っ、……ぁ……」

色を変えた声に何を考える前に、ぞく、と震えが走る。
湯の中で、熱を増したものを押し当てられて
どうしたって先程の行為を思い出してしまう。

「ん、…ン……ッぁ、……しょく っ」

這入り込む軟体が熱い
濡れた其れへ歯を当てぬ様に口を開いて
食むように柔く咥え、緩く吸い上げる。

せめて、受け入れた事を示したくて
更に唇を押し当てようと、して

眩、と景色が歪んだ。

「―――~~……」

快楽云々ではなくて、顔が赤く染まり、
嗚呼、長く浸かり過ぎたな……などと遠くで思いながら
ふらふらと力が抜けていった。/

燭台切 光董 囁いた言葉に、彼の背筋が震えたのが伝わって、
堪らない快感が僕に襲い掛かる。
押さえる必要が無いとされた欲望は、
戸惑いながらも淡く返してくれる口付けに
焚きつけられて燃え上がる。 が

「…んッ、ハ ♡、……長谷部く……?」

不自然に力が抜けていく身体に、
ちゅぷ、と唇を離して彼の顔を伺えば、
異常なほど真っ赤になったその顔に、
さあっと血の気が引いた。

「えッ、あ、!?!?」

湯あたり
そう彼の言っていた言葉が頭を過り、
彼を抱えてザバっと立ち上がり、脱衣所へと連れていく。

「……ごめん、長谷部くん…!!」

彼の様子も考えず、無理をさせすぎた…
だけどまずは、身体を冷やさないと、と
冷たく濡らしたタオルを
額と、脇の下、太ももの付け根、と当てて、
脱衣所に備え付けてあるウォーターサーバーから
冷たい水を汲んでくる。
一口含み、彼に口移しで飲ませよう。

「ん、…―――っは、ん…」

何度か繰り返し、コップ一杯ほど飲ませた後は
濡れたままの彼をタオルで包んで拭いてあげよう。

僕の水気もふき取って、何もかもそのままに、
寝室へと戻って彼を横たわらせる。

「…目を覚ましてくれ…、長谷部くん。」/

長谷部国重 口付けを交わしただけでは考えられぬ程、
くらくら、全ての血が巡り過ぎているような。

意識が混濁し、
冷たい水が咽喉へと流し込まれる際にも中々浮上せず
ふわりと意識が戻った頃には、
湯船でも脱衣所でもなく、寝台の上へと横たわっていた。

「……―――ぁ……?」

少し頭がふわふわとするが、
一度開いた眼がとろりと閉じる事もなく、幾度か瞬いて
視線を、ふわりと辺りへ彷徨わせようとして

心配そうにのぞき込む金色にかち合った。

「……しょく、だいきり さん……」

彼方此方冷やしてくれたのだろう
気怠さはあれど、四肢が動くのを確認して、手を伸ばす。

「すみません、俺……?」/

燭台切 光董 「長谷部くん!!」

伸ばされる彼の手を握って、
泣きそうな顔で彼を見つめる。

「のぼせちゃったんだよ…、
ごめんね…、僕…夢中でキス…しちゃったから…」

長谷部くんが言ってたのに…と
か細く呟いてから、そっと頬に触れる。

「まだふらふらするだろう?
そのまま寝ていいよ…ずっと手を握っているから。」

ふわっと、ぎこちなく笑って、
彼の瞼にキスを落とそう。/

長谷部国重 「すみません、… 湯あたり、…したのを
 面倒をお掛けしました……」

捕らえて、握ってくれたことに目を細めて
きゅ、と指先に力を籠める。
そのまま、の声に少しだけまた視線を彷徨わせてから
バツの悪そうな顔で、あの、と小さく零し。

「―――……じゃあ、このまま。
 一緒に、……貴方も、寝てくれますか。」

未だ少しだけ、ふわふわと落ち着かぬ思考を理由に
じわ、と目許が熱いのは、未だ、のぼせているからと自分へ言い訳して 
隣で眠りたいと、言外に、だが明らかな強請りを向けた。/

燭台切 光董 握り返されて、少しだけ安堵の息が漏れた。
視線が揺らぐ彼をどうしたんだろうと
気遣わしげに伺っていると…

「……ッ、うん…もちろんだよ!」

思ってもなかったおねだりに、
随分と嬉しそうな声が出てしまった。
横たわる彼の横に、
なるだけベッドを揺らさない様に寝そべり
薄い羽毛布団の中に入り込んだ。
手は握ったままで、ぴったりと身体を寄せよう。

「暑かったり、苦しかったら言うんだよ?」

優しく囁いてから、しっかりと手を絡めあい、
長谷部くんの方を向いて微笑んだ。/

長谷部国重 空調が効いているとはいえ、
夏の夜、しかも、茹って迷惑をかけたばかりで
それ以前に彼是と考えだして仕舞えば
とても、強請れる物ではなかった、けれど

今は、意識がまだ不明瞭で、
のぼせている頭の儘という事にしてしまいたい。

弾む声で快諾されて、安堵に表情を緩ませ
直ぐ隣へ潜り込んでくれる素肌に、眉尻を下げてわらう。

緩慢に、もぞりと寝返りを打って
向かい合う形になれば、少し気恥ずかし気に視線を彷徨わせてから

「――大丈夫、です。
 おやすみ、なさい ……」

指先にまた、少しだけ力を籠めて。
少しだけ、身を丸めるように背を曲げて、とろりと目を伏せる。
出来れば、夢も見ずに眠れますように―――。/

燭台切 光董 笑いながらこちらを向いてくれた彼をもう片方の腕で抱き寄せる。
惑う視線にふっと、笑みを零して、
近くなった彼の額にキスを落とした。

背を丸めた長谷部くんはより小さく、
何かから身を守るかの様に見えてしまって、
全身で彼を包み込んだ。

「ああ。
ゆっくりおやすみ、長谷部くん。」

抱き寄せた手を上へと上げて、
ゆっくり髪を梳くように撫でて、きゅと握られた手を返そう。

すう、すうと寝息が聞こえれば、安堵の息を漏らすが、
裸同士で抱き合って…しかも直前までの行為のせいで、
未だ昂っているものが眠りに何て落とさせてくれない。

(…う~ん…流石に、寝ている間に
初めての子に何かするのは…最低すぎる)

彼の見たい強欲さも、きっとそういう事じゃない。
せめて彼が起きるまでは…と固い意志を誓って、
朝までに何ができるかな、と考えだす。

「ん……、そうだな。」

時刻はまだ日付を超えていない。
彼を起こさない様にそっと寝室用のタブレットを取り出し、
手は握ったままでごそごそと作業を始める。

「長谷部くん、喜んでくれるかな…?」

彼の笑顔を思うと、また腰が疼くけれど、
今は我慢だ…。朝に起きたら…たくさんたくさんおねだりをしよう。/

長谷部国重 どうか、夢も見ずに
酷い事を、してしまう事無く
俺の事を求めてくれるこの人が、
俺に損なわれることなく、目覚めますようにと
眠りに落ちる寸前の混濁した意識で希っていた。


広いベッドの上
差し込む陽の眩しさに意識が浮上する

ん、と小さく零し
薄らと双眸をひらいて、見慣れぬ景色にぼんやりと瞬いて。

「……――此処……」

何処だったか
何か、ふわふわとしているような
感覚が不可思議で、幾度か瞬いた/

燭台切 光董 「……ん…、ァ…おはよう…はせべくん」

繋いだ手をきゅうっと握って、
覆い被さっていた頭上から聞こえた声に顔を上げる。
目の前にある彼の可愛らしいピンク色の突起に、
ちろり、と舌を這わせてからずり上がって彼の顔を覗き込もう。

「ここは僕のベッドだよ。良く寝ていたね…」

ちゅ、と唇に目覚めのキスを落として微笑もう。

「気分はどう?もう、何ともない?」

囁く声は穏やかだが、視線だけは熱が籠った色をさせて、
一晩中ぐつぐつと煮えたままだった熱塊を押し当てた。

「……ふふ、ごめんね…、
はせべくんが起きるまで……、我慢、してたんだけど。」

身体中に降らせた赤い痕をつぅっと撫でる。

「君が美味しそうで……
ちょっとだけ…貰っちゃった…♡」

どろりと囁いてから、目の合う視線が嬉しすぎて、
ちゅっと唇を合わせて美味しそうに下唇を食む。/

長谷部国重 そうだ、俺は確か――…
記憶を手繰るよりも先に、指先を握られる感触を得て
同時に、己の上、否下へ重なる人の姿を見た

「ッぁ……?
 んっ、……燭台切、さん、すみません、昨日……は……」

彼是思い出しては謝罪を紡ぐが、
同時に、今の光景も理解してきて、顔がじわりと染まる
膚に、押し当てられた熱の具合に、また一気に覚醒する心地だ

「ッッ、…んッ
 ぁ、……え、ぁ、これ……ッ俺が寝てる、間に何して……」

視線をずらした先の、無数の赤
その一つを撫でられて、ひくりと震えた

重なる唇に返す余裕もなく、掌を差し入れては
取敢えず起きるべく身を離そうとそっと相手の体を押しやろうとする/

燭台切 光董 一気に目の覚めた様子に笑んで、
可愛らしく染まる頬に手を当てた。

僕を押す手に抵抗を示し、ビクともしない儘、
下唇を僅かに離しただけの距離で、
低く昂奮で掠れた声でうっとりと囁こう。

「…だって 、
僕が、君を欲しがる姿、見たかったんでしょう…?」

彼の答えが聞きたくて、口を塞ぐことはせず、
下唇を食んで、舐めて、吸い上げて、と構ってから、
蕩けた蜜色を上げて染まった顔を見上げた。/

長谷部国重 頬に宛がわれた大きな手の熱さにゾク、とする
身体を押しやろうとした掌は確かに力を籠めたのに
びくともせぬ儘の人を困惑気に見上げた
舐められ、吸われて濡れた唇を開く

「……そ、れは
 俺が、……あんな事を言ったから、ですか……」

そんな物を見た覚えも無いと確かに告げた。
まさか、それでと口に出しては
己が受ける状況と比べて、更に顔が染まる。

俺が寝ている間に、幾つも散らされたらしい赤色
今し方の物とは思えぬ熱の加減
どろどろと、色を増した蜜色に、
仕方なくで応じている気配を何処にも見付けられずに

こんな状況下であるに関わらず、ぞくりと震えた。

手を伸ばし、端正な頬へ掌を宛がっては
此方を向く蜜色と視線を合わせて、改めて唇を開く。
寄ってくれる為らば、己から唇を押し当てて仕舞おうとも、して/

燭台切 光董 「言ったから……。うーん…ちょっと違うかな…。」

言われたからしているのではなくて

「君が怖がらない様にって…押さえてたんだ。
でも、見たいって言われたら、そんな必要ないかなぁって…」

そう言って唇を弄ぶ間にも、
先走りで濡れてはち切れそうな熱塊を彼の下腹に擦り付ける。
頬に伸ばされる手を嬉しそうに笑って顔を寄せれば、
彼から口付けてくれた事に目を見開く。

「ん…ッ♡♡ は、ァ……ぁ…ッ♡」

一気に箍が外れたように昂奮の色を上げ、
捻じ込んだ舌の動きも、擦り付ける動きも荒くなっていく。
僕の滾る其処を、彼の中心に擦り付けようと、
べったりと彼に抱き着いては、夢中で腰を振りたくる。
熱同士が触れ合えば、合わせた口からくぐもった声が漏れて、
ビクビクと腰が跳ねた。

「ン‶んッ!、ン、あッ…
はせ、べく…ッ、も、出る……ッぁあ‶……ッ♡♡」

我慢し続けた身体には強すぎる刺激に、
限界はすぐに訪れて最果てを目指そうと、
捕える様に彼を抱き締め、必死に腰を振いだす。/

長谷部国重 限界が近そうな程に昂じきった熱塊の具合を知らしめられ
そんな中で、寄せられた顔に唇を押し当てる事が何を示すかなんて
流石に知らずに行った訳ではない、けれど

「ぅン…ッ ――ふ、……っ」

捩じ込まれた舌の熱さに眩むようで
唇を開き、迎え入れた軟体の動きに翻弄されながら、
熱竿を擦り付けられて、初めて己の熱も擡げていた事を知る。

「んッッ、ふ ……ぁ、ぁ…ッ
 ぁ、熱……ッ……」

がちりと、強く強く抱き締められながら
己の上で腰を振る姿にも、酷く煽られて
足も、腰も震わせながら、唇を僅かに離し

「燭台切、さん」

緊張と熱に掠れた声で、名を呼ばう。
視線は流石に伏せて仕舞ったけれど
また屈めて貰う儘為らば、蟀谷に唇を当ててから
薄らと足を開き、ひそりと羞恥に上擦る声を吹き込む

「俺の足、… つかって 」/

燭台切 光董 僕の欲を向けても受けて入れてくれることに、
どうしようもなく昂奮し、腰を振う中、
僕の名前を呼ばれてひくんと肩を跳ねさせた。

伺うように彼の瞳を見ればそれは伏せられていて、
もしかしたら嫌だ と言われるのではと一瞬頭を過るけど
蟀谷に受けた唇に気持ち良さそうな声を漏らした。

「ん………♡ ……え…?」

吹き込まれた言葉につい驚きと期待を含んだ声が出る。
招かれる様に開かれた太ももの感覚に、
すぐに嬉し気に微笑んで、滾り切った怒張を納める。

「ァ…ッ、ンん……♡
熱くて、狭くて…きもちい…♡
脚、閉じててね…?」

彼の太腿を挟み込む様に乗り上げて、
彼の精嚢と会陰を摺り上げる様に動かし始める。
先走りでドロドロになった熱竿が行き来するだけで、
ずちゃ、と水音が響き出す。

「はッ、あ、ッ♡、これ……っ」

ヤバい…と小さく零し、次第とその動きを加速させる。/

長谷部国重 此方を見詰める視線ひとつに熱がこもっているのが判って
眠っている間にも、どれ程触れられたものなのか、
膚の感覚が常よりも増している様な気がする。

「……ッ、初めて、なので、
 あの、 ……何か、あったら、言ってほしい」

薄らと開いた足の間に、熱い塊が沈められるのを感じて
ン、と上擦った音が漏れる。
痛みを与えぬようこわごわとしながらも両足をぴたりと閉じて、
惑う指先が敷布を握り込んだ。

「っ 熱……っぁ、
 ぅ、……ん、ン……、ッぁ……!」

熱同士を擦り合せるよりも、相手が気持ち良くなるのではと
足を貸すような心算が
ぬぢゅ、ずちゃ、と粘度の高い水音と共に
普段触れもせぬような箇所を熱竿で擦り上げられる事となり
惑いと快楽へ揺れる音が、幾つも零れる。

どろどろと先走りが溢れ、水音が徐々に増すのがわかる
震える足が拓いて仕舞いそうになるのを、幾度も閉じ直す

降り注ぐ熱息に、掠れ気味の囁きに、
欲に濁った蜜色に、視線も鼓動も落ち着かなくさせられて
互いの間で揺れて震える熱竿が腹に擦られて堪らない

「ん、ッぁ…… しょく、だいきり さ、…っ」

も、出る、と息も絶え絶えに訴えては
きゅ、と両の足を閉じながら目の前の身体へ縋り付いた。/

燭台切 光董 戸惑い交じりの嬌声に、嬉しそうに微笑んでは、
近い彼の頬に吸い付くようにキスをする。

「あ……ッ♡ はせべくんも、気持ちい…?」

感じてくれることが嬉しくて、
更に感じて欲しいと、
滑った先端で精嚢を押し上げて突き込んで、
勢いのまま彼の熱塊を強く擦る。

限界を告げる彼の声と、縋る身体を抱き締めて、
ぴったりと密着が増したまま、
少し下に来る彼の頭蓋にキスを落とした。

「うん……んッ♡、一緒に…っイ…こう…♡」

上から熱に染まっ手掠れた声を降り注いで、
汗ばんだ身体を彼に擦り付け始める。
ぎゅっと握ったままの手を指先が白くなるほど強く握り、
離さないというように抱きしめた身体に欲を叩きつける。

「ァ‶、は、ァあッ♡、はせべ、くん、長谷部くんッ!
イ、く…イく……――――ッ!!♡♡」

一際強く、激しく腰を振い、
先端が彼の太ももを割り裂いて
会陰を汚す様に己の熱を吐き出した。/

長谷部国重 「ん、ッ ぁ、……なん、か
 ぞくぞく、する……其処……ッ……」

己で触れた事も無いような箇所を熱塊で押し上げるように触れられて
あまつさえ、ぐちゅぐちゅと抜き差しする刺激も、
胎の間で擦られる直接的な刺激も加わって訳が分からない程気持ち良い
頬へ触れる唇が外れても、すり、と小さく擦り寄るように触れにゆき
繋ぐ方の手指に、力を籠める。

「っぁ、ぁあ…ッ 
 ……ん、…んンッ、ぁ、熱… ッ、ぁ、そん、 激し……ッ」

使われる事を選んだのに、
まるで抱かれている様な錯覚に陥って
そんな経験もない癖、熱が昂じるばかりで止められずに
太腿の内側を擦り上げて出入りする逞しい熱塊が、
盛大に震え、跳ねながら白濁を放出するのとほぼ同時、
ぁ、ぁ、と力の無い声を漏らしながら互いの腹を白く汚してしまった

「―――……っぁ……、……」

腕の中、くたりと力を抜き、柔らかなマットレスに身を沈める。/

燭台切 光董 「……は、はァ……は……♡」

荒く息をしながら、強く抱きしめた彼が同時に果て、
すっかりと力が抜けた様子に、力を緩め、ベッドへと横たえさせる。
愛おしそうに見つめながら、ちゅ…と甘えるキスを唇へと落とし、
握り合った手をじゃれる様に擦り合わせた。

「……はせべくん……♡」

小さく名前を呼んでは、甘く触れ合う口付けを落とし、
未だ硬さを失わない熱竿を緩慢に動かす。
片手合わされた太ももを開き、
もう片方も己の膝を入れ込んで、緩く開かせる。
態と会陰を圧す様に先端で抉っては、
彼の顔を覗き込んで囁こう。

「…ここも、気持ちよかったね…。
もっと、気持ちよくなろう…僕と一緒に。♡」

腰を離してから、伸ばした指先で僕の吐き出した白濁を纏わせ、
ゆっくりと奥の窄まりへと這わせよう。
甘い口付けを続けながらも、
くりゅり、と其の輪郭を撫ぜ、時折中へと押し込む動きを取り、
触れられることに慣れさせていく。/

長谷部国重 「……ッはぁ……っ」

放出後であるのに、身体の火照りが収まらずにいる
唇へ落ちたキスへ、淡く返しては
指を絡め返そうと、するも、

「ん……ッ、ぁ
 ぁ、ま… だ、熱……ッぇ、あ……?」

下肢へ感じる熱さに、驚きと惑いが半々の声を零し
両足を開かされる形に、顔を染める儘に見上げた。
グ、と会陰を押される感覚に、ぞく、と腰を震わせて
囁かれる言葉の理解よりも先に、頷いてしまう。

「んン、……っ
 っぁ……! ゃ、な、何で……ッ」

腰が離れ向けた不可思議そうな眼は、
長い指に更に奥の箇所へ触れられて驚きに見開いた
咄嗟に繋ぐ手を引こうとするが、抵抗には足りず
足を開く形で敏感な粘膜を探られて、
羞恥に益々と顔を染め、首を横に振るが
一晩中口付けられた身体は、指を拒むでもなく
押し込められる度に薄くではあるが収縮を示している。

ン、と唇を引き結んでは
ぞく、ぞく、と知らぬ感覚を耐えようと息を詰めた。/

燭台切 光董 惑う声に、優しく微笑んで耳に寄せて囁こう。

「真っ赤だ…可愛い♡
ほら、…ぞくぞく、するでしょう?」

とろんとした瞳で彼を見つめて、
ちう、と蟀谷に、目尻に口付けて
、口を噤んでしまった彼の唇をぺろり、と舐めよう。
その唇を割り裂いて舌を差し入れる。
と同時に僅かに指を挿し入れて出し入れする。

「…ん…ン……ッ♡、は、ァ……あ…っ♡」

息継ぎの合間に態と小さく声を漏らし、
濡れた息を吹きかける。

ねっとりと粘膜を合わせて擦って、
大きな舌で上顎を吸い付く様に舐め上げる。
ゾクゾクと震えるままに、身体を震わせながらも、
入れ込んだ指を狭いナカを解し、指先を折って内壁を抉り出す。/

長谷部国重 「ぁ、… っぁ、す、る……ッ」

ぞくぞくと次々に生じる痺れのような
腰の奥から震えるような感覚に惑う音ばかりが漏れる。

堪えようと閉ざした唇をあやすように口付けられ、
濡れた軟体でこじ開けられて、小さく開いてしまった

「ん、んン……ッ
 ……っぁ、……んぅ、……んッ」

熱い息に煽られて、疼くような痺れるような、
後孔へ這入り込んだ指の違和感へ身を竦めるのに
大きく熱い軟体に口腔内の、弱い粘膜を舐められて
漏らす声が上擦ってゆく

白濁で濡らされた指に腸壁を撫でられ拓かれて
そんなところ、駄目だと思うのに
何故か感触への嫌悪は碌になく、

「ぁ……ッ」

ふと指腹で掠められた一点にびくりと腰を跳ねさせた。
感じたことの無い刺激に、視線が揺らぐ。/

燭台切 光董 腔内で響く声が次第と高く、甘くなっていくのを感じて、
もっと聞きたい、鳴かせたいと、
ぞわぞわと湧いてくる欲望が僕を動かす。

指先が僅かなこわばりを捕えた瞬間の彼の可愛い声に、
上機嫌に目を細めて、咥え込んでいた舌をキツく吸っては、
じゅぷッと音を立てて離した。
お互いの唾液で濡れた唇を舐めながら、

「…ここ、イイ?」

とわかりきっている事を尋ねたのは
彼に気持ちがいいと知ってもらうため。
じ、っと彼の藤色を見つめながら、
こりゅん、くりゅ、と焦れる動きで
指先をそのしこりを押しつぶす様に往復しよう。

彼の吐き出した白濁に塗れた腹を、
ひくひくと震えているであろう彼の竿の先端に
僅かに触れる様に押し当てて擦る。

「こっちも、一緒にくちゅくちゅすると…ほら…♡」

気持ちいいでしょ…?と耳に吹き込んで、
握っている手をぎしり、とベッドへと縫い付けた。/

長谷部国重 「ん、んぁ、ぅ… はぁ……っ」

軟体を吸い上げられて、放されて
息も絶え絶えに、酸素を求めて喘ぐ
唇に軟体を受けながらの問いかけに、首を横に振る事も出来ず

「わか、 らな、……ッぁ、ぁあ…!」

未知の刺激が、快楽なのかも判らぬ儘
指腹に幾度も潰され、強く撫でられて腰が、声が跳ねる

濡れた腹に敏感な先端を擦られて、ひ、と咽喉が引き攣った
刺激は強くとも、馴染んだ快楽を雑じらされて
知らぬ刺激を快楽と綯交ぜにされる

「ひ、ぁ、ぁ…ッ、だ、…ッ駄目、だ、同時…ッに…っ」

耳も膚も何もかも
触れられるところ、囁かれる場所全て敏感さを増すようで
ベッドへ縫留める動き一つですら快楽へ繋がるのが不可思議でならない
無意識に舌を伸ばしては、間近にわらう唇を舐めようとして

ぁ、ぁ、と鳴きそうに濡れた声を零しながら、
男の身体の下で、気付けば自ら腰を揺らして刺激を貪っていた

「ん、ッぁ、ぁや、…ッ」 /

燭台切 光董 熱に浮かされて求める様に伸ばされた舌に、
己の舌を絡めてちろちろと舐めて、唇で食んだ。

舌を捕えたままでも漏れる可愛らしい声を聞いて、
嬉しそうに笑んでから軽く吸いついて解放しよう。

「んッ♡……だめ、じゃないでしょ…?」

漏れる声も、振う腰も、明確に欲を貪るのに、
頑なに言葉だけで否定する彼が可愛らしい。
先端だけが当たる位置から、ぐっと身を寄せ、
入れ込む指を増やしていこう。

熱竿からも、刺激されるナカからも、
逃れられない快感を与え続ける。
抵抗を見せない彼の後孔はすっかりと3本も指を咥え込み、
ばらばらと指を動かして、不規則な刺激で追い詰めよう。

「は、……あぁ…♡
かわいい…、可愛いねぇ…はせべくん……ッ」

じいっと観察する瞳が、彼が達する素振りを察すれば、
させないとばかりに動きを止めて囁きこんだ。

「僕と、いっしょに…
もっとおかしくなっちゃおう?…――ね?」

ゆっくりと指を抜き去って、すっかり緩んだ後孔に
僕のはち切れんばかりの杭を宛がって笑う。/

長谷部国重 「ひぁ、…ッん、んン ッ…
 ―――っぁ、や、増え……ッ…!」

駄目を紡ぎながらも腰を揺らし、
軟体同士の触合いをも求めて舌を伸ばして
受けたことが無い快楽ばかりで身も心も思考すらぐちゃぐちゃになる。

「っぁ、ぁああっ や、やだ、それ…ッ、
 なん、かク…る……ッッ ぁ、ぁ……!」

指が何本入っているかもわからぬ儘、
酷く弱い箇所と認識してしまった処を含めて刺激され続け
熱竿を震わせながら腰を揺らす中で、ずくずくと疼くような
内壁の収縮が増し、込上げるような刺激に惑いの声を上げ
途端、止められた動きに っぁ、と泣きそうな音に変わる

ずる、と抜き取られた指を惜しむように収縮するふちへ
雄竿の先端を宛がわれて、ぞくぞくと背が、腰が震えて
快楽と惑いに濡れた眼で、間近の金色を見上げる

「ん、ん…ッ……っぁ、熱……」

欲しいのに、
欲しがるのがこわい。
くださいといった途端
また放り出されるかもしれない

快楽にどろどろ融けた思考で、だめ、と紡ぐ口がわなないて
なのに、腰を押し付ける動きが止まらない

繋ぎっぱなしで汗濡れた指をぎゅうと握り込んだ。

「ッ、しょく、だいきり …さ……」/

燭台切 光董 泣きそうな声に胸がぎゅうと締め付けられる。
はやく、埋めて、気持ちよくさせたいと
本能が叫ぶのを何とか堪えて、宛がったまま長谷部くんを見た。

未だに戸惑いの色が濃い瞳を優しく見つめ、
駄目と零す口にキスをしよう。
それとは反対に求める腰に、繋がりたいと願う指に
切なげに囁かれた僕の名前に…返す様に彼の頬に手を伸ばそう。

「愛してるよ…はせべくん…。
心から…君が欲しい…そう願ってる。」

誓いのキスをするみたいに、
震える薄い唇に、僕のものを押し当てよう。
そして、ゆっくりと腰を押し進め…て…

「は、ァッ…、長谷部くんのナカ…に…っ」

恋焦がれた彼の、初めてを…誰も入ったこと無いところを、
僕のものが割入って…貫いている。
そう考えるだけで、ぶるぶると身体が震え、
息が上がって目の前が燃える様に揺れる。
そんな中で、ゆっくり、ぐ、ぐっと押し込んで、
拡がった雁が狭い入口をぐぷッと通り抜けた。

「あ‶ッ……、は、ッ♡、ァ…ッ!♡」

声すらも出せないほどの昂奮の中で、
快感に耐えながらも、長谷部くんの様子を伺う。/

長谷部国重 快楽へぐずぐずと何処も彼処も蕩ける中で、
理性は解かれて、感情的なものばかりが露出する

熱に蕩けた眼で、其れでも柔いキスを落とされて
熱い掌を、頬へ宛がわれて、惑いに揺らぐ視線が金色を向く

「…――っ……ぁ、……
 しょく、だい きり、さ ん、…ッ」

嗚呼もう
この人になら、全てを委ねて仕舞いたいと
泣きそうな程の惑いと願いを雑じらせて
己からも、顔を上げて唇を押し当てる

「ふ、… っぅ、…ん、んン……っ」

指とは比べ物にならない質量が
蕩けたとはいえ未だ狭い内壁を割り拓いて潜ってくる
身を裂くような痛みはなくとも、圧迫感からの苦しさに
腹が震えて、異物感に背が冷えてゆく感覚があった

ゆっくり裂けてゆくのではと危惧する程の圧迫の中、
詰めてしまいがちな息を吐き出して、
ぐぷん、と先端部が這入り込んだ感覚にびくんと揺らぐ

「ひぁ… っ、……ぁ、……っぅ……」

震える身体をどうにか、宥めようと
全身汗で濡れながら浅い呼吸を繰り返し、
何かに縋りたくて、繋いだ手を、敷布を握り込む。/

燭台切 光董 合わせた唇に彼から押し返してくれる、
それが彼の答えの様に感じて、漏れる声すら嬉しくて、
そのすべてを捕えたいと僕からも追い返して貪った。

口の中でくぐもる声は、苦し気だった。
衝撃に震える身体が落ち着くまで、
押し入りたい本能を諫め、じっと耐える。

「…ぅ…ッ♡、ん……頑張ったね…はせべくん…。
ゆっくり、慣れるまで……っここにいるから…」

苦し気な呼吸の邪魔をしない様に、
唇を食んで、舐めて…と淡い触れ合いで懐き、
繋ぎ合った手をぎゅうっと握りこんだ。

「……て…、こっちだよ…」

シーツを握りこむ手を片方で掴んで、
僕の背に回してしまおう。
其の儘僕も彼を抱き締める様に身を寄せるけど、
近くなって角度が変わると、
埋め込んだままの熱杭がごりゅっと彼のナカを抉ってしまった。

「は、ァッ!……ぁ…♡」

ヒクヒクと腰が快感に震え、彼の状態を知っていても、
快感に染まる声を押さえられない。/

長谷部国重 「ぁ、はぁ……ッ、は…… んぅ…ン……」

圧迫感の強さに短くなりがちな呼吸を繰り返して
其の中でも、触合う唇が気持ち良い
慣れるまで、と掛けられる声に伏せていた双眸を上げて
少し苦し気に此方を見詰める金色を見た

導かれるが儘、敷布を手放して広い背へと回す。
身体を動かす事で、中の熱杭が角度を変えるのに、
びくりと身を竦め、ぅ、と苦し気に呻いて仕舞ったけれど
落ちてきた声には、明瞭に快楽が滲んでいて少しだけ力を抜いた

は、と幾度か深めの息を逃して、
背に回したばかりの手を擡げ、黒髪を項から撫で上げようにして

「しょくだいきり、さん……」

己を貫き、抱く男を認識して 名を呼んだ。
未だ、熱杭に怯えるように震える腹は己の意図と別に
埋め込まれている杭を熱く締め上げてしまっているだろうけれど
懸命に堪えようとしてくれている姿勢がわかって、眉尻を下げる

こんなに、求められた事はなくて
じわりとまた眼が濡れたのは何故だか知れない。
苦し気に顰めていた顔をふと緩ませて、息交じりに囁く

「貴方に、……だかれて、る んだな……」

繋ぐ儘、放さずに居た指をゆると動かして
指を解きたい意図は伝わるだろうか。
もしも解かせない意思が相手へ見えるなら、
其の儘手を、背の方へ伸ばす事で
自ら、背に手を回したいのだと伝える心算で/

燭台切 光董 快感に震える身体を諫め、彼を見詰めて居れば、
ふと強張った顔が緩んだ事で、こちらも笑みが零れた。
項に這う彼の手の感覚にうっとりとし、
震えるだけではない内壁の変化を敏感に感じ取っては
ヒクンと咥え込まれた竿が跳ねる。

「……っ…、…ん…?なぁ、に…?」

声色だけは柔くしたいと、
零れそうな嬌声を噛み殺して笑えば、
幸せそうな囁きに、ぎゅうと胸が苦しくなる。

繋いだ彼の指が握るでもない動きに、
硬く閉じていた手を開いて開放する。
すぐさま僕の背に伸ばされた手に、じわりと目元が熱くなった。

「…うん…、君の…なかに入って…
僕たちひとつに、なってる…。」

襲い来る快楽と涙を耐える様に眉根を寄せながらも、
嬉し気に笑んだ顔を彼に向けて笑いかける。

「ずっと…欲しかった、君が…、
僕の腕の中で…こんな顔、してくれてるなんて…。
すごく、すごく、…嬉しいよ、大好きだ…。」

とろりと、囁いて、間近にある彼の唇に、
ちゅぅっと吸い付いて、甘える様に舌を差し出した。/

長谷部国重 初めての感覚に惑いながら、
未だ身体の彼方此方が、気を抜いたら強張って縮こまってしまう
けれど、それが嫌悪や拒絶からではないのだと、
懸命に己を求め、衝動を抑え込んでくれるひとへ伝えたくて

「ん、… 体を、つなぐの ……
 くるしい、けど……、――嬉しい、」

背へ腕を回す事で、受け入れは伝わるだろうか
圧迫と苦しみに震えながらも、近しい膚へ顔を寄せて擦り付けて
嬉しいと好きを幾度も紡いでくれる人の声に、安堵を得る。

「……ン、……燭台切さん……
 動いて、ください ……つらい、でしょう……?」

ちゅう、と吸い付かれて己も小さく吸い返して、
舌へ触れる間際に、ひそりと零してから、
唇で軟体を食むようにして咥え、緩々と吸い上げる。

ちゅ、と吸い付き唾液を飲み込んで、
は、と小さく息を逃しては、また咥える
拙い口淫にも似た動きで口付けを繰り返しては
一度唇を離して、

「貴方に、気持ち良くなって、ほしい… 」

視線を伏せて逃しながら、
震える声で、込上げる思いを口に出す。/

燭台切 光董 「へ……?ぁッ……んッ…ンぅ…♡」

僕の困惑の声は、舌を食まれたことで搔き消され、
懸命に吸い上げては、こくりと飲むその拙い動きが僕を煽って、
一瞬で僕の欲望を焚きつける、のに。

「…~~ッ、はせ、べ、くん…ッ」

恥じらう様に伏せられた視線と、
その、言葉の意味が…頭をぐちゃぐちゃにかき乱す。
ぎゅんっと埋め込んだままの熱竿が質量を増して、
一気に駆け上がった血が頭をぼやけさせる。

「ごめ、ッ…♡ 
そんなこと言われたら…僕…ッ
――止められない……っかも…」

はァッはぁ…と荒い息の合間に、
何とか紡ぐ言葉は、擦り切れそうな理性の欠片だった。
言い終わる前に、早くと急く本能のまま、
腰をグズグズと揺らし始める。

「長谷部…くん…ッはせべくん…ッ♡ぁッぁア‶♡」/

長谷部国重 羞恥は勿論、躊躇いなども超えて絞り出したことで
強張っていた身体を解くように息をついた、途端
体内に入り込んでいる熱杭が、其の質量を増したのがわかって

「っぁ、…!
 ……っぁ、や、なん、… 大き……ッ?」

途端に増した圧迫感に惑いの声を漏らしながら、締上げてしまう。
熱杭へ怯え震えるかに蠢いていた内壁が漸く宥まるか否かで
ぐずりと腰を揺らされて、ぁ、ぁ、と濡れた声が零れ出す

「ぁ、しょく ッ、……燭台切、さ……っ
 ん、ぁ、熱…… ぁ、……ッひぅ゛…♡ 」

ぐずぐずと揺らされ、確りとした先端にナカを捏ね回されて
酷く弱い個所を掠められ、腰が跳ねる。
跳ねた衝撃で、また擦って仕舞って、震えが止まらなくて

「ぁ、っぁ、ぁ゛♡
 っやぁ、……、そこ、やだぁ…ッ」

快楽だと教え込まれたばかりの其れは、まだ慣れなくて
否を紡ぎながらまた、腰を揺らして仕舞う有様で
後頭部を撫ぜていた手も、縋り付く形となりしがみつく/

燭台切 光董 彼から漏れる嬌声も、惑いの声も、
全て僕の昂奮に置き換わってしまう。
じわじわと突きたてる熱杭が、
ある一点を掠めた瞬間の彼の反応に、
快楽のまま、嬌声を漏らすだけだった口が歪む。

「ァ……、此処、長谷部くんのイイところ…ッ♡」

嬉しそうに蕩け切った声で漏らし、
震える身体を抱き締めて捕え、
逃げる様に揺れる腰に杭を突き立てて、
抉るかのようにしこりを攻め始める。

「あぁッ、ァッ♡、長谷部くん、のっナカ…、
すごいっ締まって……絡みついてッ ~~ぅアッ!♡」

ぎゅうぎゅうと締め上げる内壁と、
甘い嬌声を受けて、限界まで耐えていた僕の欲が、
一気に駆け上がるのを感じる。

「~~~ァああ‶ッ、…も、出る…
―――はせ、べく…―ッ♡♡」

抱き締める彼の身体をぎゅううっと抱きしめ、
ごりゅっと内壁を抉って、
荒く突き立てた彼のナカへと熱い白濁を放った。/

長谷部国重 竿を擦り扱いて射精を促すような快楽とは明らかに異なる其れに
思わず腰が逃げようとしてずり上がるのを赦さないとばかり、
強く抱き締められ、執拗なまでに弱い個所を攻め立てられて

「ひッ、ぁ、ぁあ゛♡ 
 ぁ、や…ッやだ、そ、こ……ばっか、り……っ」

是以上ないくらい育ちきった熱杭に
蕩けだしてまもない内壁をぐちぐちと抉るように刺激されて
だめ、やだ、と濡れた声で紡ぎながら、燭台切へしがみつく

勃ちあがった竿の先端からはとろとろと先走りを溢れさせ、
腰を動かされる度に腹の間でぐちゃぐちゃになりながら
ひ、と引き攣れた息を幾度も、幾度も零す

「ぁっや、…ッおく……っぁ…!
 ひッ゛♡ ぁ、ああ……ぁ…―――!」

強く抱き締められ、深くへ突き立てられる動きと
ごりゅ、と腹に竿が擦れる刺激を同時に得て
背を反らし、震えながら腹を白く汚してしまった
ほぼ同時、己の中へと放たれた感覚に目を見開いてから
とろ、と双眸を細め、荒い息を繰り返す

「は…… はぁ……っ……は……」

先に前への刺激で達してしまって、
未だに腹の中では隘路が竿を締め上げて震えているだろう。
しがみ付くように回していた腕からも、力が抜ける。/

燭台切 光董 「はァッ!はぁ……ッ…、
ぁ……っ、はせべくんも、イけたね…♡」

射精の快感に震える中でも、彼の果てる嬌声も
熱い欲を吐き出された皮膚の感覚も
蕩けた頭が痺れるほどに彼の快楽を伝えてきて、
嬉しそうに囁いては、褒める様に彼の頭蓋に頬擦りをする。

「…大丈夫?長谷部くん…?」

力の抜けた身体を支える様に抱き留めて、
彼の顔を覗き込んでは、甘える様にキスを落とそう。/

長谷部国重 「っぁ、…… 
 ……ん、あな、たも……」

放った事で自然、一区切りに思えて息を吐き出し、
緩々力を抜く中で、囁きに頷き、頬擦りの動きへは
己からも小さくではあるが頭蓋を擦り付ける

「……貴方の、ものにされた 感じが、する……」

始めて繋げた身体に、放たれて
身体の内側を濡らされる感覚が不快ではないのが不思議だ。
甘く柔いキスを落とされて、
眉尻を下げて、力の抜けたわらいを小さく零し、ひそ、と紡いだ。/

燭台切 光董 小さく返される頭蓋に愛おしさと幸福を感じて、
ぎゅうっとさらに彼を抱き締めよう。

小さく零された彼の言葉に、
萎えていた竿がヒクっと震えてしまった。

「……へ…??
~~~ッ…はせべくん…ッ」

顔を少し赤らめて、くしゃりと笑っては、
むちゅっと頬へキスをした後に、
唇へと口付けよう。

「…ん……っ、…もう!」

とお道化てから、くすくすと笑おう。

「大好きだ…長谷部くん。
そう思ってくれるなんて、すごく嬉しい。」/

長谷部国重 「なんか、……まだ、腹の中が変な感じが、する」

抱き締めてくれる腕に委ねるように、力を抜いた儘、
未だナカにある熱杭が動いたような気がして
ン、と薄く肩を揺らがせ、息を逃す

散々刺激されて、未だ内壁は落ち着くことが出来ぬ儘、
時折甘く締め上げるように蠕動を残しているだろう

「ん……
 ――すみません、けど……はじめて、で」
「一寸、驚いたけど ……嬉しかった、から」

間近の顔へ、蟀谷へ薄く擦り付いて。
懐くように触れながら、気恥ずかしさから其の儘顔を埋めつつ

「……気持ち、よかった ですか?」

先程よりも潜めた声で、密事の囁きめいて訊ねた/

燭台切 光董 「ふふ…まだ、ヒクヒクって…
長谷部くんのナカ、動いてる…♡」

薄く揺れる彼に、とろっと低い声で囁こう。
猫が懐くみたいに擦り付く彼が可愛らしくて、
真似するように擦り付いてしまおう。
続けられる彼の言葉に、ゾクっと背筋が震える。

「……ッ♡
長谷部くん……態としてる…?」

くすっと笑って囁いてから、
蟀谷にキスをして返そう。

「すっごく……気持ちよかった…
夢中になっちゃったくらい…すごく。」

僕も彼の耳に囁く様に返して、
ちゅっと耳に口付けて大事そうに抱きしめよう。

「ありがとう…長谷部くん。
僕を…受け入れてくれて…」/

長谷部国重 「ッぁ、……声……、
 ――ゾク、って、する……」
「自分の、じゃあ……ないみたい、だ」

ひく、ひくんとわななく事なんて、知らなかった。
彼方此方に良い所がある事も、今日知ったのだと
蟀谷を擦り付け合って、擽たげにわらう。

「ん……っ、――…良かった、
 俺で、気持ち良くなって欲しかった、から」

夢中になったのだとわらうひとに、
気恥ずかしそうに眼を細めて
耳に、低く甘い声を受ける都度に、また腹が落ち着かない。
口付けを落とされて、きゅうとまた甘く締め上げて仕舞った。

抱き締められる腕の中で手を伸ばし、
さら、と顎先を指腹で撫でようと、して

「……起きてちょっと、驚きましたけど」

決して無理強いをされた訳ではないのだと
柔くわらう声のトーンで伝われば良い。
指腹で撫ぜていた顎先に、唇を触れさせて離れる。/

燭台切 光董 「僕の声…好きだもんね…長谷部くん。」

あのお祭り会場のベンチでもそうだったな、なんて思い返すけど、
あれが昨日の事だったなんて信じられない。
顎先に受ける唇が、優しく懐く様に甘くって、
嬉し気に見つめながらも、申し訳なさそうに眉を下げる。

「ごめん…君にあんなこと言われてしまった後に、
裸の君の隣で寝れなくなっちゃって…
でも、悪戯したりはしたくなくってね。」

照れくさそうに言って、へにゃっと笑おう。

「君のイイところも、
僕の好きなことろも、
たくさん見つけて知って行こう。だから…

また…してくれる…?」

くすりと笑いながら、彼の耳元に囁いた。

長谷部国重 「ッ、……耳が弱いだけかも、しれないでしょう」

好きだもんね、なんて言葉には少しだけ詰まって
拗ねたような声音を繕うも、顎先へ触れる唇の柔さは変わらず。
一度、金色と視線を合わせた後、また顔を寄せて

「……これは悪戯、には含まれないんですか、
 俺の身体、貴方がつけた痕だらけだ」

ふにゃと柔く崩れる顔、ではなく
顎から繋がる喉元へ唇を触れさせながら、囁くように紡いでわらう。
体中の至る所へ散る赤色は、全てを確認出来ない程で。
欲と執着の一端を知れた気がして、今更じわりと羞恥と安堵が湧く。

「―――……また?
 ……ん、ッ…… 」

顔を上げれば、耳元の囁きに薄く肩を跳ねさせて。
薄く首を傾いでから、視線を落とし、己の腹へ手を宛がう。
浅くなったとはいえ、未だナカに収まる陰茎を緩く締め上げるように
一度、力を籠めてから 
もう要らないのかと問うように窺う色の視線を戻す。

燭台切 光董 喉元に受ける唇がこそばゆくって、
んっ、と鼻に抜ける声で笑う。

「悪戯、じゃないよ。
大事な…僕の長谷部くんっていう印だから」

耳元に注いだ誘いに、小さく肩を跳ねさせてから、
首を傾げる様子が小動物の様で、可愛らしすぎる。
うっとりと見詰めて居れば、
下腹に手を当てたままの彼に、
どうしたのかな…、と思っていると

「んッ…♡ あ…長谷部くん…」

意図的な、胎の締め付けに、
生理的な反応と同時に、ぶわりと煽られた欲が腰を跳ねさせた。
窺う様に見上げる彼の瞳を、
耐える様に眉根を寄せたまま、
嬉し気な色を浮かべた笑みで見下ろそう。

「『また』……しよっか…♡」

期待に硬さを増していく熱竿をくん、と押し込んだ。
彼との距離を詰めようと、抱いた手を引き寄せて、
彼の首元、まだ色を付けていない其処に、
じゅッと吸い付いて、赤い紅い痕を残そう。

長谷部国重 喉元に、唇をつけていなくとも声が響く近さで
熱をじわじわと、煽られていたのだろうか
一向に落ち着きを取り戻せずに、腹が薄く動くのがわかる。

「……ッぁ……、ぅ」

締上げの動きが己にも刺激を与えて、
ありありと、存在を感じてしまった。
反射的な腰の動きに、びくんと震えながらも見上げた金色が撓れば
じわり、羞恥に染まってまた濡れ始めた藤を細めて小さく頷く。

「ぁ、……ッぅ゛♡ 深、……っ
 んッ、……ぁ、そん、なところ、……見える、から」

抱き寄せられ、背が撓る。
浅く仰け反るような姿勢は、咽喉を晒すようで
首に吸い付かれて、それだけでじんと痺れ、また腹が蠢くのを感じた
見える処は駄目だと、酷く今更の抗いを紡ぎながら
腕を首裏へと回し直す。
 

燭台切 光董 きつく吸い上げ痕を残せば、
悦ぶかのように締め上げる内壁を感じて、
そんなところ、とか細く告げる声に笑う。

「…大丈夫…、
隠しちゃえば、見えないよ…?」

首を傾げ、後ろ髪の生え際に同じように吸い付いては、
僅かに上げた耳元に囁こう。

首裏に回った手にご機嫌に視線を投げて、
濡れそぼった藤色を見つめる。

「まだ、恥ずかしい…?」

未だに赤みが残る顔は、少しだけ困った様な、
恥じらいが見えて。
うっとりと微笑みながら、彼に投げかけた。

彼の 恥ずかしい ものが、何を指すのか、
彼に教える様に、ゆっくりと腰を前後させて、
じわじわと快楽を高めていく。/

長谷部国重 「ッ、シャツから、出る…… っぁ……!」

全然、なにも、大丈夫じゃない箇所に吸い付かれて、
耳元の声にも、ぞくん、と身を揺らしてしまう

熱く蕩けた内壁に包まれる熱杭の存在を、
如何しても意識してしまって、落ち着かない。

「……そんな、直ぐ、……慣れない、……」

人と膚を触合わせる事も乏しくて、
ましてや、実際に抱かれた事なんて無いのだからと
詳らかに言葉にはせぬとも、伝わって仕舞うだろうか

濡れた内壁をゆっくりと擦られて
奥深くから生じる刺激に、息を詰めそうになる

「…ッ、ん、…ぁ、……っ」

意識、してしまえば
如何したら良いのかわからなくなって
首裏へ回した手に力を籠めて抱き着いて、
開いた足が、内壁を擦る刺激に震えては
覆い被さる相手の腰へと無意識に擦り付きにゆく/

燭台切 光董 全てに戸惑って困惑して、
それでも必死に返してくれる彼が可愛らして、
意地の悪い事を聞いてしまう。
慣れない、と素直に零す彼に、
蟀谷を頭蓋へと擦り寄せて、柔い声で囁こう。

「ん…、かわいい…♡
いっぱい…知っていこうね…、

触れ合いも、その先も…僕と一緒に…。」

少し下にある彼の頬へとキスをして、
甘える様に顔中にちゅ、ちゅ、と口付けを降らせる。

ゆっくりと動く腰に、彼の脚が淡く絡むのを感じて、
目許をぺろりと舐めてから口を離した。

「……脚、くっ付けて、
抱き着いてごらん。ぎゅ、って…」

ね、と、僕の胸へと抱き着いた彼に囁いて、
動いていた腰を押し留めよう。/

長谷部国重 すり、と触合わせる頭蓋の、
少し汗ばんだ膚と、さり、と擦れ合う髪の感触が心地良い
落とされる囁きの柔さに、金色を見上げれば
幾つも、幾つも落とされる口付けに一瞬だけ身を竦めるが
擽たげな息を零し

「ン、…… 教えて、ください
 貴方の事と、一緒に…… 」

顔を寄せて、唇を、口端に、顎先に押し当てて
離れる間際に、唇へ掠めようとも、して

「ぁ、……、こ、う……?
 ん、ン……っぁ、ぁ ……!」

無意識に添わせていた足を、動かし直そうと擡げた拍子、
ぐ、と違う箇所を擦らせる事となって、膝から下がびくんと跳ねる
ぎゅ、と抱き付いて、ひたと重なる膚に幾許かの安堵を得る。
開いた足を両とも腰へ添わせるようにつければ、
其の儘、少しだけ力を籠めて挟みこんで仕舞おうとする

「ん……っ」/

燭台切 光董 「…ああ、もちろん。
――っん…」

返す様に寄せられた唇が、口の端に、顎先へと当てられ、
其の儘は慣れるかと思っていれば、
掠める様に唇へと寄せられて、小さく声が漏れた。
少しだけ瞬いた後、くすっと笑って、
僕から、その悪戯っ子な唇へとキスをしよう。

「……ッぅ…」

脚を動かしたせいで大きく擦れる刺激と、
彼の生理的な締め付けに、息を詰めてしまう。

「そう…だよ…。
ほら…さっきよりもっと、
ひとつになった感じ…するでしょ…?」

ぴったりと、くっついていない場所の方が
少ないほどの密着が、心地よくて…
でも、狂わしい程気持ちがよくて。

とろ…と蕩けた声で囁いては、
そのまま腰の動きを再開する。
ゆっくり、彼の内壁を擦って、貫いて、
緩んだ胎の中をずる、と引いてはまた押し上げて…

「んッ♡……ぁ…、ほら…繋がって…る…♡」/

長谷部国重 「ぅ、ン……」

最初こそ躊躇っていたキスも、
己から強請るように押し当てて仕舞うようになった
大きな口に、淡く吸い付くように触れて、
湿り出した息をつく

「っぁ、…ん、……ンっ、
 ん、する……――きもち、い……」

ひたりと密着する膚と膚が、気持ち良い
一糸纏わぬ儘、抱き合う事も初めてなのに、
心地良さばかり知って仕舞って、如何すればいいのだろう。

すり、と少しだけ下に居る頭蓋に寄せて擦り付くも、
動きをまた、再開されれば蕩けた肉を捏ねられ擦られる刺激に
如何したって身が反ってしまう

「ッぁ、…ぁ゛♡ …っぁ、つな、……繋がって……っ」

繋がっている、の言葉を受けて
ずるりと抜き出される動きに抗う様に締め上げて仕舞った。
再び貫かれる動きには、ぞくぞくと腰を震わせて、
確りと張った雁へ襞を引掛けるように擦られて、
弱い個所を掠められて、その都度腰を跳ねさせてしまう

「っぁ、あ゛♡ ゃ、あ、さっき、とちが、…ッ」

違和感ばかり強く感じていた筈なのに、
一度時間を経ているためか、意識してしまったが故か、
先程よりもずっと、粘膜が敏感になっていて、ぞくぞくが止まらない
惑い揺らぐ声も、甘く濡れて上擦ってゆくのが恥ずかしくて、
んン、と思わず片手を外し、掌で口を塞ぎに掛かる/

燭台切 光董 気持ちいい、と彼の口から素直な言葉に、
ぶわりと鳥肌が立つような程の歓喜が襲う。

「……ん…っ、僕も…、
すごく、気持ちいいい…♡」

擦り付かれる感覚に、僕からも頭蓋を押し当てて、
うっとりと囁いては、熱い吐息を漏らす。

ゆっくりと動かす杭は、先程とは違う反応を直に感じて
応じる様にビクンと跳ねながら、じわ、とその質量を増していく。

「うん…♡
長谷部くんのなか、
僕のが、ぐりぐり するの…気持ちいいね…♡」

押し入ると同時に震える腰を回した手で支えながら、
彼に囁きこんでは、もう一度ずろ、と引き出して。
先程と違うと、嬌声を上げる彼に微笑んだ。

「ふふ…嬉しい……、
――ぁ…っ、ダメだよ。長谷部くん…。」

甘い嬌声が途絶えたのを、少しだけ眉根を寄せてみれば、
手で押さえてしまっている様子に、咎める声が漏れた。
大事に抱きかかえた様な体勢から、片手を外して、
いけない手を剥がしてしまおう。
絡めるように繋ぎ合わせては、ベッドへと縫い付けてしまおうか。

「声……、君の声…聴かせて…?
僕で感じてる、君の 声…。」

縋る様に、低い声で強請っては、
未だ噤んでいるかもしれない唇を舐めた。/

長谷部国重 「ん、んン゛…っぁあ、 っぅ、あ……♡」

中に納まる熱杭が、また、其の質量を増すのがわかって
信じられないとばかりに一瞬目を見開いた

動きながら、実況ではないけれど、
実際にぐり、と抉るように擦られながら言われて仕舞って
息が、濡れて震えるのを止められず何度も頷く

「んぁ、ぅ、ンン゛♡
 っふ―――……♡ ッぁ、ああッ!」

自分の物ではないような甘ったるい音を塞ぎたくて
掌で押さえ込んだ其れを咎められ、
容易く剥がされた手を縫い留めるように抑えられて、
ぁ、と惑う声と共に腹が収縮する。

「っぁ、やだ、……ッ、声、出る から、……
 ……ん、んン……ぁ、… ふ、……」

熱も、羞恥も煽られるから厭なのだとむずがるように
首を横に振るも、低い、低い囁きにぞく、ぞく、と身が跳ねる。
噛んで赤味を増した唇を舐められて、
口付けを待つ形で開いたのは半ば無意識の動きだった。

「ぁ……」/

燭台切 光董 手を剥がした途端に聞こえる可愛い声に、
ぞくんと背筋が震える。
縫い付ければ、きゅうっと切なげに締め上げる内壁に
ひくん、と腰が揺れた。

「…たくさん聞かせて…?……ぁ…」

いやいやと首を振う彼に更に強請る声で囁いて…
ぺろりと舐めた口が、花開く様にゆるりと開かれて、
誘う様な濡れた粘膜に、漏れた声に、
吸い寄せられるかのように唇を合わせた。

「はせ……、べ……くん…ッ♡」

舌先を合わせる合間に、細切れに彼の名を呼んで。
ぬちゅっと舌を挿し入れては、絡めあう様に舌を合わせ、
吸い付いて甘い唾液を吸い上げる。

「…ッ♡ ん、ふ ……っん、ぁ…♡」

もっと、深く、ふかく…

本能のまま貪り合って、絡めあえば、
自然、ぐ、ぐ…と熱杭が深くへと刺さっていって、
彼の狭い内壁を割り裂いていく。

柔い粘膜からの刺激に、敏感な腔内から生まれる快感にと、
直接叩きつけられる快感に腰が戦慄いて、くぐもった嬌声が漏れた。/

長谷部国重 「ひ、ッぁ、や、…ッ離し……ッぁ゛♡
 ン゛♡ ……ッ声、……ぁ、ぁむ」

強請る色も露わな低い声、このひとの、これに弱いのだと
こんな形で自覚をしてしまう。
キスをと視線を向けながら、開いていたらしい唇を塞がれて
己からも押し当て、粘膜を触れ合わせにゆく

「んぁ、……ぁ、ぅン…ッ しょく、
 ン、ンん……ッ ぁ、――っひぁ゛……♡」

軟体を擦るように触れあわせる快楽に、ぞく、と背を震わせ
流れ込む唾液を、こく、と嚥下しては舌を食むように咥える
抱き合って、口付けながら繋がるのが嘘みたいに気持ち良くて
夢中になる内、ぐ、と内壁を拓かれる圧迫と、刺激に
また声が甘く落ちた

「ッぁ……深……っ、
 ぁ、ぁ、…――ッひ、ぁ゛♡ ぁッ、そこ……ッ」

ぐねぐねと内壁が熱杭を歓待するようにも蠢いて
其の度に熱く硬い、大きな熱塊に感じてしまう
ぐち、と切先が掠めた箇所にびくんと身を跳ねさせて、
ベッドへ縫い留められた指先を握り込む。/

燭台切 光董 僕が呼んだ名に答えようと懸命に紡ぐ様が愛おしい。
もっと、聞きたいけど…それを押さえ込む様に
舌を捻じ込んでしまう。

つい、と言った様子で口が離れ、
甘い甘い嬌声が上がって、嬉しそうに笑んだ。
今までよりも明確に絡みつく動きを見せる内壁が、
一気にぎゅうっと切なく締まり、長谷部くんの身体が跳ねる。

「んッ……ッ♡ ぅぁ…ッあ…、此処…?♡」

握りこまれた指を親指で撫でて握り返し、
とん、と先端をつつく様に押し当てては、
低い声で彼に囁きこんで…。

「……長谷部くんの、きもちい…ところ…♡
 みつけた……」

どろり、と嬉し気な声は溶けて、甘い毒の様に響いた。/

長谷部国重 圧迫と、過ぎる程の刺激に口付けを続けられなくなって
は、と熱息を零す合間、濡れた唇を無意識に舐める

「ぁッぅ゛♡ ……ひ、ぁ、ぁ、だめ……ッ
 おさ、ない……で……っ♡ ぁ、ぁあッ、や……」

吹き込まれる、低い囁き一つにも、
敏感な箇所を小突かれ、繋がりながらの今は刺激が強くて
嬉し気な、甘い甘い声に、ぞく、ぞくと腹が震えてしまう。
この声は、この響は、駄目だ

「やッ、なんか、なんか変だ、から……ッ♡
 燭台、切さんっ、…っぁ、や、そこ、ふかい。の、駄目……!」

浅めのしこりよりも更に奥、
最奥まではいかない場所をとんとん刺激されるだけで、
蕩け濡れた内壁がぐねぐねと悦ぶように蠕動を激しくさせてしまって
其の動きでまたつらくなる
ぞわ、と次々に込上げる甘い痺れが止まらずに、
必死に繋ぐ指を握り込んで、駄目を紡ぎながら腰を揺らして
どうにか逃れるべく引こうと動くのに、身体が震えて儘為らない/

燭台切 光董 囁く都度に彼の内壁が嬉しそうに震えるのが伝わって、
耳元に唇を寄せて、直接吹き込むかのように低く響かせる。

「……長谷部くん…?
へん、じゃない…、気持ちいい だよ。」

震え切った彼の身体が、必死に逃げようと腰を揺らし、
僅かに 其処 から場所を外そうとするのを、
ぐちゅ…、と優しく突いては、ぐり、と腰を巡らせる。

握った手をしっかりと握ってベッドへと縫い付けて、
抱きしめる腕は固定するかのように強くしよう。

「ん……ッ♡
君の、なか…っ、僕のを、包んで、
…ぁッ… ♡、もっと…って言ってる…♡」

ぐねぐねと、僕のモノを扱き上げる様に動く粘膜に包まれて、
悲鳴をあげる腰を諫めながらも、
ゆっくりと引いては、とちゅん、と優しく突き上げる動きで、
その刺激を与え続けよう。

「は……、――ンッ♡ きもちい…はせべ、くん……っ♡」/

長谷部国重 「ひぁ゛…ッ♡ 
 ぁ、ぁやッ、声っ…! っぁ、あぁあ゛…ッ♡
 
 ッきも、ちぃ、…っぁ、だめッ、気持ちいいからぁ…っ」

身体の奥で暴れるような快楽の強さに、思わず逃げようと動くも
見抜かれたようにぐり、と捏ねるように刺激をされて
びくびくと身体を跳ねさせるのに、逞しい腕に固定されて
暴れる事もかなわず、快楽を逃せずに、必死にしがみ付く

「ぁ、ぁ、…ッ、しょく、だいき、りさ…っ
 ひぅ゛……ぁ、ああッ♡ や、やぁ、もぉ、……!」

縋るように片腕で抱き着いて、
突き上げる動きは然して激しくない筈なのに、
内壁が追い詰められ過ぎて、どれもこれも刺激が強過ぎて、

「……ッッ、ぁあ …――~……!」

びくん、びくんと腹を震わせて
訳も分からぬ、快楽と躾けられたばかりの感覚に溺れながら
勃ち上がった竿の先端からはとぷ、と勢いの碌にない淫液を垂れ流し
きゅうぅ、と腹を締め上げて、しがみ付く儘に達してしまった。/

燭台切 光董 「そう、いい子だ…」

気持ちがいいと、素直に零す彼に、
間近にある耳へと褒める様にキスをする。
激しく跳ねる身体を押さえ込んで抱きしめて、
浮き上がる身体を貫いて…

次第と激しくなる内壁に締め付けに、
弾ける様に漏れる彼の高い嬌声に煽られて、
緩慢な動きだけのはずなのに、僕ももう限界が近い。

「――んッ♡
……僕も…ね、イ…きそう…っ
また、いっしょに……♡」

ぎゅうっと抱きしめた彼へ、僕の声も吐息も、
嬌声ですら全て吹き込む様に抱え込んで、
お互いを追い込む様に、とちゅッぐちゅ、と突き上げる速度を上げた。

彼の身体が弾ける様に跳ねて、同時に声にならない引き攣れた悲鳴と、
胎全体を強烈に締め上げる刺激に、僕の熱杭がはち切れる。

「はせべくん…ッ♡ ~~~――ぅあ‶ッ♡」

ビクン、と腰が跳ねて、奥へ注ぎ込む様に押し当てた先端から、
勢いの減らぬ白濁を吐き出しながら、
抱き締める腕も、握った手も、
離さないと言わんばかりにぎゅう…と強く力を籠めた。/

長谷部国重 耳朶へのキスも、力強い腕に固定される事も、
蕩け濡れて滲んだ視界の中で、
見上げた金色が欲を滲ませているのすら、全てが熱を煽って止まずに
激しい突き上げに最後の一押しをされたように急激に駆け上がって

「ふ、ぁぁ……ッ……♡」

達したとほぼ同時に、また腹の内側を濡らされるように放たれて
そんな感覚一つにまで、また締上げるようにナカがわなないてしまう
放出の快楽とは明らかに異なる感覚に、思考がぼんやりして
余韻と称するには余りにも、何処も彼処も過敏な儘だ。

「ぁ、……ぁ……
 燭台、切… さ、……♡」

力強く抱き締める腕の中、そんな感覚にも背を震わせて
せめて、と寄せた頭蓋を小さく擦り寄せる
はあ、とまだ洗い呼吸もその儘、しょくだいきりさん、と
快楽に掠れた声を小さく落とした

「……腹、……あつ、い……
 俺の、じゃあ 無いみたい、だ……」

初めて与えられる部類の快楽を得て
淫液を吐き出し終えた竿はくたりと萎えているのに、
すっかりと熱杭を歓待しはじめた内壁が落ち着かぬ儘、蠢いている。
困惑よりも熱に浮いたような囁きを落とした後は、
そっと蟀谷に唇を押し当ててから離れようとして。/

燭台切 光董 濡らされる内壁がそれを悦ぶように震えていて、
きゅんっと締まるのをしっかりと感じれば、
爆発しそうなほどの幸福感に包まれる。

彼が僕の名を何度も呼ぶのに呼応するように、
はせべくん…と小さく囁いて、すり、と頬擦りをする。

蟀谷への口付けと共に囁かれた言葉は、
うっとりとした響きで僕の耳を擽った。

「……ふふ…、僕が、変えちゃった…かな…?」

嬉しそうに笑って、でも、熱の引かない金色で、
少し離れた彼の顔を見つめよう。

「お腹でも、気持ちよくなれたね…♡
すごく…可愛かった……」

抱き締めて引き寄せていた身体をベッドへと降ろし、
ふわりとシーツに包まれた彼に覆い被さって、
愛おしそうにキスをしよう。

「……っ…♡ 
すき……、はせ、べく……ぅ んッ♡」

小さく囁いてから舌先を唇へと割入って、
ぐちゅ、と濡れた音共に、腔内を弄る。
頬に当てた掌は蟀谷を通って彼の髪へと挿し入れて、
指先でじっとりと湿った頭皮を撫でよう。/

長谷部国重 身体の中に放出されるなんて、少し前まで考えもしなかった行為なのに
己の体内を濡らされて、マーキングみたいだと思いこそすれ
嫌悪や苦痛は矢張り湧かずに、安堵に近い感覚を得て仕舞う。

すり、と頭蓋を懐ける獣染みた所作と、
余韻も色濃く洩らした囁きに、嬉し気な笑みを返されれば
ひくん、とまた腹がわななくようで、中の竿を感じてしまい、
ン、と濡れた音を短く零す。

「わ……からない、です……、
 ずっと、貴方に拓かれてる、のが、わかって、
 ……いまも、熱くて、…融けて仕舞いそう、で」

己でも知らぬ事ばかりで、惑い色は未だ消せず
お腹でも、の声に射精感とは異なる感覚は、
中を刺激された果ての物なのだと理解してしまって
少しの間を挟んでから顔を一層染め、視線を外し頷いた。

抱き締められて浮いていた身を解かれ、腕ではなくベッドに背を預けて
覆い被さる相手の首裏へ片手を回し直す。
唇を重ねながら、紡がれた言葉に、きゅうと締め付けられるような心地で
頭蓋を撫でられながら、深くなる口付けに己も唇を開き
粘膜を舐め、軟体を絡ませては、流れ込む唾液を咽喉へと流す。

「ん、ッ ぁ、は……
 ―――ぁ、……、ん、んン……っ!」

上口蓋を舐められ、舌を擦られ、
口付けの途中でびくりと小さく身を跳ねさせて
首裏へ回していた手を、互いの間へ滑らせては、そっと押す事で
深い、深い口付けを中断しようとする。/

燭台切 光董 彼を見つめて、囁いた言葉に反応して、
ひくんと引き攣れた内壁が答えてくれた様で嬉しくなる。

続けた僕の言葉に、
今まさに彼の経験した絶頂を明確に理解したのか、
一瞬でぼっと顔を赤く染めても、、
素直に頷く様子に、瞳を細めた。

身を寄せれば返そうように手を回して、
口付ければ押し返してくれる彼が、愛おしくて…
すっかり慣れた様子の軟体同士の触れ合いに溺れる。

「……ハ、…ぁ……~~ッん♡
…―――  ん、ぁ…?」

びく、と跳ねた彼が僕の胸を押して、
拒む動きに、切なげな声と共に口を離して、
唇の間につう…と糸が引く。

「はせべくん…?」/

長谷部国重 軟体が口腔内を弄る感触も、何時もよりも過敏に感じて仕舞い
ひときわ弱い、口蓋を撫ぜられて、
あろうことか、燻る熱に直結してしまいかけて、慌てる

「……っは、… はぁ……っ
 …ぁ、……すみ、ませ…………」

伝う糸を小さく出した舌で追ってしまったのは半ば無意識で
熱に眩々している中、切なげな顔と声とを認識して
すみません、と紡ぐ声が震えた

納まるどころか、蠢きを増した腹を宥めようと力を籠めるも
却って、存在をありありと感じるばかりで眉尻を下げ

「んぅ 、……ッ、
 ……これ以上、あの、……キス……
 気持ち良くて、俺、また……」

快楽へ融けて溺れて、強請って仕舞うこと、
欲しがることを止められなくなる予感がすることを、
顔を染め上げる儘、要領を得ぬ言葉で訴える。/

燭台切 光董 嫌だっただろうか…
と、口を離す直前に思うけれど、
見つめた先の顔に滲む恍惚と、
名残惜し気に引いた糸を追う舌がそれを否定した。

「……ん? ぁッ……♡」

謝罪の言葉に、先を促す様に小首を傾げるが、
蠢き続ける胎が意図的に締め上げられて、
堪らずに甘い声が漏れてしまった。

「きもちよくって、また……?」

嬉しそうな、でも少しだけ悪戯じみた笑みで彼を見つめて、
ちろ、とその唇を舐め上げる。

「また…おかしく、なっちゃおうよ…♡」

今まで見せた顔には無い、色香を乗せた恍惚な笑みを向けて、
小さく、彼にだけ届くような密やかな声で囁いてから、
濡れた唇を再度宛がい、差し入れていた手で
逃げられない様に固定しよう。

埋め込んだままの熱竿が硬さを取り戻すのを感じていた。/

長谷部国重 「ん、ン……ッ ぁ、これ……、
 ぜんぜん、おさまら、ない……から……」

不可思議そうな視線と仕草を受け、
いたずらに締上げてしまった腹で、改めて感じてしまい
刺激を遣り過ごそうと目を閉じて身を竦めるのに、全然宥められずにいる

「ぁ、ぅ……んッ
 ――ぁ、だ ……っだめ、……
 気持ち良、いの、……強すぎ、て駄目だ…っ」

唇を舐められ、目を開けば
とろりと恍惚の色を浮かばせてわらうひとの表情に、声に、
ぞくぞく、と燻る熱をまた煽られてしまって

だめ、と尚も紡ぐ声が口付けに封じられる。
何とか逃れようと身を捩るも、
その拍子に体内の熱竿が硬さも、熱さも増したのを感じて
ぞく と背を震わせてしまった。
 
「ん、んン……ッ♡」/

燭台切 光董 健気にだめと紡いで溺れそうなのに、
それを否定しようとする彼の理性ごと、
口付けで押さえ込んで蕩けさせてしまおうと。

挿し入れた舌先で、つぅ…と口蓋を撫でてから、
ぐりゅ、ぐりゅと舌全体で擦り上げて、
と、彼の弱いところを舌で撫でよう。

同時にゆっくりと腰を揺らがせて、
奥の、僕の吐き出したものをかき混ぜながら、
ぐり、と先端で硬いところを擦っては、
思い出したかのようにくちゅんと小さく突く。

「…ん、…ん~…♡ ンぁ…♡……ッ♡」

すっかりと濡れ切った彼のナカは腰の動きを容易にして、
繋がった其処からぴちゅ、ぐちゅと卑猥な水音を奏でる。/

長谷部国重 「ん、んン…ぅ……ッ
 ぅン、 ぁ、ふ……♡」

厚い熱い軟体に口腔内を改めてまさぐられて
過敏な箇所と知ったばかりの上口蓋にぞくぞく震え、
何度も何度も舌で擦られて、腰が、内壁が震え出す

「んッ、ん、んぅ……っ♡
 ――ひ、…ぁっ♡ ン、ンンっ」

逃れようとして動かしていた筈の腰は、
奥を捏ね回されて、小突かれる内に、
もっと、と強請るような動きで押し付けて揺れ出していた。

放出を幾度か受け、すっかりぐちゅぐちゅに濡れた腹の中を
ぐぷ、ごちゅ、と擦られる都度淫らな音が響くのも堪らなくて
時折刺激される前立腺と、奥手前の箇所を引掛けられる動きに加え、
好い加減蕩けきった内壁を掻き混ぜられる快楽を知って 
己で腰を揺らし押し付けて、ぎゅうと抱き付き、擦り付いて、無意識に
安堵も快楽も貪ろうとするような動き。

「っぁ、…ぁ、ぁ゛♡
 だめ、だめ、また …また、俺……ッ」

一度腹で達してしまったためか、逼迫が早い。
先程は、其れでも半端にも芯を入れていた竿は甘勃ちにもゆかぬ儘
二人の動きに合わせて揺れるばかりなのに、
腹の中だけが、明瞭に蠢いていて、首を横に振る。/

燭台切 光董 何度も何度も、教え込む様に口からも、
貫いたナカからも、快楽を擦り込んで。
素直に先を強請り始める腰の動きに、
目を細めて、喉奥でくすりと笑った。

押し付けられる彼の腰に合わせる様に、
ぎゅうっと杭を入れ込んで、擦り合わせる。

「ん……♡ たくさん、イって…。
ほら、どっちも…♡」

ぐちぐちと捏ね回していた杭を引き抜いては、
雁で彼の好きな浅いところのしこりを引っ掻いて、
一気に差し入れて蠢いている胎を擦り上げる。

「んッ、あぁ…っ♡ はせべ、くん…ッ♡♡」

一気にかき混ぜられたナカからぐぷっと白濁が泡立ち、
ずちゃっと派手な水音がするのですら、
自分たちの行為を改めて認識する様で、脳が沸く。
本能のまま、大きく腰を振って彼を追い立てよう。/

長谷部国重 「ひ、ンぁ、ぁ、ぁあッ
 っぁ♡ っやぁ、そんっ、ぁ♡」

弱い個所を把握されきっている動きで攻め立てられ
大きさからの圧迫感すら、快楽へと繋がってしまって
逞しい身体に縋り付きながら、漏れる声が濡れて揺れる

「っぁ、そん、そんなッ♡ ぐちゃ、ぐちゃ、され、っ
 ぁっぁ、や、なにッ、……やッもぉ、だめ……ッ♡♡」

粘着質な水音も、間近に響く甘い低い声も
どんな音一つでも熱に換算されてしまいそうだ。
腹を掻き混ぜられるのが堪らなくて、
込み上げる感覚に惑う声で駄目を紡ぎながら
しがみ付く手が、腹が震える

「……ッッぁ、ぁああ……!」

びくん、と大きく跳ねた後、びくびくと背を、腰を震わせながら
射精を伴わずに達してしまった。
後を引く絶頂感に、ふる、と首を小さく横に振り
耐えようとするも儘為らず、ぁ、ぁ、と濡れた震え声が幾つも落ちる/

燭台切 光董 快楽に溺れてしまう身体に抗う様な声に、
耳元から濡れた恍惚な声で囁いた。

「はっ♡あ…っ♡ いい、ん…だよ…♡
ぐちゃぐちゃさ、れて…おかしく、なって…♡」

絶頂を予兆させる痙攣を感じて、
逃がさないとばかりに腰を振ってはぎゅっと彼を抱く力を強め…

「はせべくん……っ♡ ……ぁ…」

密着した彼の熱塊が震えるのみで、
ぎゅうぎゅうと締め付ける胎のみで達したのだと察して。

「ぁ…っあ……♡♡ うれしぃ…♡
長谷部、くんッ長谷部くん…♡♡」

抱き締めた彼の耳元にどろっと濡れた声で囁いて、
未だ震えている彼のナカを腰が動いてしまうのを止められない。

「はッ♡ぁ…っ♡
僕の、だけで…っ♡ んっ♡
気持ちよくなってくれたんだね…♡」

蟀谷に、耳朶に吸い付いて舐めて、囁きこみながら、
ぐちゅッぬちゅっと荒い水音と共に、
入口から奥まで大きく腰を突きこんでは、
甘い嬌声交じりに声で囁いて。/

長谷部国重 こんな快楽なんて、知らずにいたのに、
強く、抱き締められながら、腹だけで達して仕舞ったのだと
耳元で低く喜色に蕩けた囁きを響かされて自覚をする

「ッぁ、ぁや、…ッいま、いま、ッイッた♡か、らぁ…!
 ひッぁ゛♡ぁ゛♡ だめ…ッ♡」

内壁を抉り擦られ、小突かれる悦さを知ってしまったばかりで
達して仕舞ったらしい腹の痙攣も震えも、一向に収まらずにいるのに、
大きく突き込まれる動きに、更に胎をぐちゃぐちゃにされて
だめ、と濡れた声で悲鳴染みた嬌声を上げる

「っぁ、ぁ゛♡ ッしょく、…ッ♡ っもぉ…っ
 しょく、だいきり、さ、ッ…やッ、ぁ、ぁ待っ…♡」

もう無理、待って、お願いと
過ぎた快楽へ縺れる舌で、碌に回らぬ口で紡ぎながら
縋り付く腕から力が抜けそうで、ぎゅ、と力を籠め直して
肩口に顔を埋めては、膚に唇を押し当ててしまおうとする/

燭台切 光董 「あぁッ、あ‶っ♡ ごめ、……ごめんねはせべくっ♡♡」

初めての彼に…、脳の奥まで昂奮して、
滾りきったモノを振ってぶつけてしまっている。
そんな罪悪感すらも快感に変わってしまって、
頭がおかしくなりそうだ。
ほんの少しの理性が、謝罪の言葉を口にするが、
動きは更に加速していってしまう。

「いっしょにっ…もっと…♡ ぁアッ♡
きもち、よくッ♡ なろう…?♡ ――~~ン、ぅ♡」

すっかり僕の縋る様に顔を埋めた彼に首を傾いで囁きこんで、
崩れ落ちそうな彼を抱き締めながらも、腰を振っている。

どちゅッと奥へ突き込まれる先端に、
硬かった奥が吸い付くような感覚に、ぞくっと腰を震わせて、
もっと欲しいと強請る様に大きく腰を前後させよう。

「お、く…ッ♡、すご…っい♡あッァ…~~ッ♡」/

長谷部国重 「ひぁ゛♡っぁ゛、ぁ、ぁあッ♡ はげ、し…ッ♡
 ん、んン゛っ♡ っふ…♡ ぁ、ぁぅ゛…ッ♡」

ごめんね、の声に顔を埋めた儘首を横に振るけれど、
一層激しくなる動きに翻弄されて、達した場所から降りられずにいる。
唇を押し当てて声も濡れた息も収めたかったのに、
唾液で濡らしてしまうばかりで、どちらも如何にもならなくて。

「ひッッ゛♡」

どちゅッ、と最奥を突き込まれて背が撓った。

くわんと脳天に響くような快楽を叩き込まれ、
ぐずぐずと濡れて蕩ける媚肉と化した内壁が、きゅうと狭まる
最奥の、突き当り
経験が無くとも本能的に、其処は駄目だとわかって、

「ぁ……ッだめ、そ、こ……ッ
 っぁっぁ、ァ、や、ごん、ってぇ…ッ♡♡」

大きく突き込まれる都度、媚肉が熱杭を歓待するようにわなないて
逞しい熱杭の切先が突き当りをどちゅん、と押し上げるたびに
痛みと同時に込み上げる快楽の強さに泣きそうになる
駄目なのに、駄目だと思っているのに

「っ、また、また、イっちゃう…ッからぁ……!」/

燭台切 光董 肩口に押し当てられる柔らかな唇が濡れて滑って、
其処から漏れる声に、吐息に膚が震わされる。
そんな小さな快感ですら、鋭敏に感じてしまうほど昂っていた。

最奥を抉った瞬間の、歓待するような内壁の動きに、
はァッと熱い吐息が漏れた。

「長谷部くん、も…っ、
ココ…きもちい…??♡」

どろ、と蕩け切った浮かされた声で尋ねて、

「僕ッ、も… ぁッ♡ 
おかしくなっちゃう、くらい ♡ きもちいい…♡

イ…こ……♡ んッ 、~~ァあッ♡
……ね、いっしょ、にっ♡」

言い終わると同時に、ごちゅんッと最奥を突き上げて、
細かいピストンで捏ね繰り回す。
ぷっくりと膨らんだしこりを根元で刺激したくて、
繋がったままの腰を上げて、大きく開いた膝の間に彼を固定する。
近くなった距離と、折り畳まれた彼の脚も、腰も、
押しつぶしながら前後すれば、
擦れる個所が変わって、新たな刺激に腰が戦慄いた。

「あッあ…~~ッ
イ、く…出る…ッ! ~~ はせべくんッ!!♡」

まるで種付けする動物の様に、突き刺した先端を、
最奥へと捻じ込む動きで止まって、
ビクビクと腰を震わせながら、駆け上がってくる熱を叩きつけた。/

長谷部国重 「だめッ、だめぇ…っ深、すぎ…っ♡
 きも、ちぃ…ッの、こわ、ッぁ、ぁあ゛♡」

気持ち良いかと問われれば、幾度も頷いて、
悦過ぎて辛いのだと、必死に訴えようとするも
ぐずぐずと濡れ崩れた声で何処迄届くだろうか

「っぁ゛♡♡」

また、ごちゅん!と一番奥を突き上げられて
甘く濁った声が漏れる
開いている足を閉じられぬ儘、腰を持ち上げられ

「ぁッぁ゛、やッ やぁああ゛ッッ♡」

是以上ない位に折り畳まれる形になり、
逞しい身体の重みも、熱も息も、酷く近くなる。
何よりも今迄以上に深くまで打ち込まれた熱杭に
今迄とは比べ物にならぬ程に深くを穿たれることに、なって

「ッぁ゛♡ぁ゛♡ ~~ッ♡
 ひぁ、ぁあ゛♡ ッゃ、ぁ゛♡ぅ゛♡ っあぁ゛ー…♡♡」 

ごりゅ、ごちゅん、
一番深いところを突き込まれ、捏ね回され揺すられて
頭の中がちかちかするような快楽に堕とされる
竿の先端は壊れた様に淫液を垂れ流しながら
何度も胎が痙攣して、もう幾度達しているかもわからない
ぐつ、と突き当りにまで半ば捩じ込まれた拍子、

「っぁ、 ぁ、―――~~~ぁああ……ッッ!!♡♡」

仰け反る事も出来ぬ程、確りと固定され圧し潰されるような体勢で、
ぼろぼろと目尻から滴を流しびくびくと跳ねながら
また完全に腹の、然も奥深くで達して仕舞った。
初めて暴かれた最奥へ注ぎ込まれ、
ぁ♡、ぁ♡、と恍惚色に震える声ばかりが落ちる/

燭台切 光董 押しつぶした身体がビクビクと弾ける様に跳ね、
ぎゅうっと僕を締め上げながら痙攣する彼の内壁と、
蕩け切った濁った嬌声を間近に聞きながら、
最後の一滴まで最奥へ注ぎ込んだ。

「はぁ、は…っ♡ ぁ…♡」

余韻に震える恍惚な声に、ふるっと身震いしながら、
ぴったりと彼の蟀谷に頬を付けて擦り、
首を傾いて、未だ荒い吐息を漏らす唇を幾度も触れさせた。

「ンっ♡  ……奥、に…♡
注いでるの……わかる…?♡」

酷く静かな低い声で触れるほどの距離で囁いて、
耳に、蟀谷に触れるだけのキスをする。

「……愛してる…、はせべくん…。
君は…、僕の ものだ……」

最奥の奥に突き入れたままの先端を、ぐりゅ…と擦りながら、
甘い甘い毒で脳を犯すような、そんな声で囁きこんだ。/

長谷部国重 全身で圧し潰される形で酷く深くにまで埋め込まれて、吐き出されて
腰が震える事すら抑え込まれるような自由の利かない姿勢にすら
煽られきった儘、熱を昂じさせて達して仕舞った
すり、と擦られる頬の接触にすら、未だ、膚が粟立つ。

「ぁ……♡ ぅ、……
 ん、……ッ、すご、い……奥、……」

一番奥に、放たれたのだと言葉でも知らしめられて
は、は、と息が未だ、落ち着かぬ中で
震えながら頷いた。
辛うじて絡めていたような腕に、少しだけ力を籠める

「ッ、……ぁ、
 ん、燭台切、さん…

 ……ッぁ゛♡」
 
未だ過敏にわななき続ける最奥を、改めて擦られて
どろりと蕩けそうな低く熱い声に、言葉に、
胎の内側がびくんッと跳ねるかに収縮する

大きな雄杭を柔肉で絞り包むように
未だ震えるばかりの腹へ、ぐ、と力を籠め、
ぁ、と自分で絞っておきながら、刺激に声を上擦らせる
息を、幾つか零すのに、全然、ちっとも、宥められない

「 っ、…も、っと」

征服しつくすような姿勢も、己の物だと染め上げるような放出も
もっと、もっと与えて欲しくて

ぐずぐずと快楽へ蕩けて、
ずっと、押さえ込んでいた筈なのに、ほろりと零して仕舞った
抑え込まれた姿勢の中で、首を伸ばして手で引き寄せて、
半ば無理矢理に、唇を重ねてから顔を離す

「もっと、
 あなた、の ものに、して、ほし い……」/

燭台切 光董 「ぅ……ぁッ、あ…♡
はせ べくん……っ♡♡」

囁きこんだ言葉に呼応する様にヒクついた内壁に、
ぅッと小さく漏らすも、続けて絞られる胎に耐えられずに、
甘い嬌声交じりに彼の名を呼んだ。

「…―――ッ」

もっと 
戸惑うばかりで、自ら求める事の無かった…
いや、出来なかった彼の…その強請る声と、求めるような口付けに、
自分からも押し付け返して柔く笑いを返す。

こくんと頷いてはべったりと自重を彼に駆けながら抱き着いた。

「……ああ、もちろん…。
嫌というくらい…あげるよ…。

きみも…たくさん動いてみて…?♡」

彼の腰が動けるように、と
少し名残惜しいけれど、縛り付けていた身体を退けて、
肘をベッドへとついて、
未だしっかりと固さを残す杭をぐつぐつと揺すり出す。/

長谷部国重 俺のナカで、力一つ加えるだけで、快楽に呻く様子に胸がジンとなる
ちゃんと、俺で、気持ち良くなっているのだと知れて
己で力を籠めずとも、其れだけで収縮が増してしまった

「ン……っ」

遠い遠い何処かで、嗚呼と
また強請ってしまったのかと嘆く声が響くよりも先、
押し付けた唇に返されて、柔くわらわれて、
身体が強張る事もなく、自然と顔が緩んだ
抱き付く身体に、回した腕に力を籠め、ぎゅうと抱き返して
蟀谷に小さく擦り付く

「……ん、……
 っぁ、……や、やだ… ッ」

君も、と紡がれた言葉を聞いても尚
離れてしまう身体を惜しんで声が揺らいだ

ぁ、と小さく零し、視線を伏せてから
そろりと金色を伺うようにまた視線を引上げる
願いを紡ごうとした口を、躊躇いに一度閉ざしては開き直し、

「っ……おれ、が
 ちゃんと、……動けたら、
 また、あの、……」

「……さっき、みたいに、 ッぁ」

圧し潰す程、きつく抱き締めた儘、してくれるだろうか。
口に出した途端に、蕩けていた思考が少しだけ冷えて、
言い切らない内に、ぐつ、と揺すられる刺激の強さに声が揺らぐ

回していた腕の力を緩めて、改めて頷く。
眼を閉じて、震える腰に力を籠めて、拙く揺すり出す。

「ん、ッ……ぁ、……っ」/

燭台切 光董 つい、漏れてしまったかのようなぐずる声に、
首を下げて鼻先にキスを当てて、ふ、と笑う。

「ちゃんと、なんかじゃなくていいんだよ…♡
君が気持ちいい様に、動いて?

ほら、僕に君の感じてる顔、見せて…♡」

彼の揺する腰に合わせて突き上げて、
捏ねては、時折ずくんッと突き上げて最奥を犯す。

閉じてしまった瞼にちゅ、と吸い付いては、
開いてくれないか、と強請る顔でその顔を覗き込もう。/

長谷部国重 蕩けた筈の何処かが不安に強張る
与えてと強請るなら、己も望まれる事を返さなければと思うのに、
己で腰を振る行為そのものへの羞恥と、其れ以上の不安。

「ん、…んッ、……ぁ、
 ぁ、……みない、でくださ い……っ」

忌避していた筈の欲に融けて蕩けて、
腰を振って求める姿を晒すのが怖い。
さっきはあんなにも何もかも重ね合っていたのに、
見下ろされているのが、恐ろしくさえあるのは何故だろう

首裏へ回した腕が強張る
稚拙な動きにも巧みに応じて突き上げられて、
すっかり濡れて柔くなった媚肉を捏ねられて、腹が震えた
気持ち良い、気持ち良いのに、

「ッぁ、…ぅ、っひ…ッ
 ん、んン……ッ ……っ、……」

閉じた目蓋へ唇を感じて、じわと目の奥が熱くなる
既に快楽へ幾度も流した涙が込み上げても開けなかった。/

燭台切 光董 首を振る彼に、きゅっと眉根が寄って、
離れていた身体をぴったりとつけてから、
ぎゅうっと抱きしめてしまおう。

閉ざす様にしっかりと瞑ってしまった瞼も、
漏れる悲痛に濡れた声も、泣いているように聞こえた。

「はせべくん…?
無理に動かなくていい…ありがとう」

宥める様に彼の蟀谷にキスをして、
頬擦りをして彼を抱き締める。

「離れたの、淋しかった…?
ごめんね、ぎゅってしてるから」/

長谷部国重 快楽への生理的な物だと、誤魔化されてくれないだろうか、なんて
稚拙で小狡い思いは、やはり看過されて

ぎゅう、と抱き締める腕を与えられてびくりと身体が竦む
動かなくて良い、と紡がれる言葉を受けて、小さく震えた

「……っすみ、ません」
「大丈夫です、あの、
 ……ちゃんと、動く、ので」

温かいキスも、頬擦りも
何も出来なかった身に与えられるべきではない、のに
抱き締めてくれる腕が温かくて、また泣きそうになる。

「すみません……、
 欲を、あの、……出して、しまって」

なんで、
直ぐに欲しがってしまうんだろうか。
もっと、なんて、なんで、
全身ぴったりと重なる安堵と快楽に、易々委ね過ぎて
このひとが、もっと欲しいと思ってしまった。

動いてください、と言おうとして、言えなくなって
どうしようかと迷って、首元へしがみ付くように抱き着いた儘
また、腰を揺らし出す

「……ッん……っ」/

燭台切 光董 謝る彼にぎゅっと強く強く抱きしめ返して、
切なげな声で囁こう。

「僕は……もっと君に、
僕を欲しがって、欲しい…

だから、謝ったりなんか、しないで…」

しがみ付いたまま、動きにくい中で腰を揺らす彼に、
呼応するように突き上げを始める。

「…んッ、……はせべ、くん…っ。
哀しい声…になってる…ッ…、
怖がらないで… もっと僕を、見て…?」

落ち着かせるような声で、
ぐず、ぐずと最奥を捏ねながら囁いては、
縋る様に腰を振う。/

長谷部国重 ぎゅう、と強く抱き締めてくれる其の力も、
切なそうな声音も、熱い膚も、何でこんなに安心するんだろう。

欲しがって、の言葉に一瞬薄く強張るけれど
曖昧な頷きを何とか、返す事は出来た。

身動きのとりづらい中、巧くは動けないけれど、
己の身体で気持ち良くなって欲しい、
納まる儘の熱杭に芯が失せていても、その切先へ擦るように
柔肉を擦らせ、包む狭さで、快楽を感じて欲しくて

「ひ、ぁ、…ッん、ン……っ
 ……っしょく、だいきり、さ…ん……」

開いた眼は濡れていたけれど、
滲む視界の中でも、間近に見えた金色に双眸を緩ませ、
俺を、抱いているひとを見た。

じわ、と込上げると同時に
薄膜を隔てているようだった快楽がぶわりと身を襲う様に感じられて
ひぁ、と惑う声を零し、ぎゅうとまた首元へ縋り付く。

「ッぁ、っぁ゛…ッ♡
 ぁ、やっぱ、り、これっ、…これだめ…ッッ
 うごけ、な……っ、ひぅ゛♡」

蕩け始めた最奥をぐずぐず捏ねられて、揺らされて
腰を動かせないといいながら、くねらせている矛盾に気付けない。/

燭台切 光董 さっきと同じ様に動いて、彼が懸命に動いてくれているのに、
まるで、ひとりでしているような…そんな寂しさに襲われる。

僕の懇願に答えて、僕の名を呼んでくれて、
漸く目の合った藤色に、とろ、…と安堵の笑みを返す。

「やっと……こっちを見てくれた…♡
ぅッァ……♡」

きゅうっと締め上げられる感覚に、つい声を漏らして、
ぐ、っと硬く質量の増すのがわかった。

「嬉しい……っ」

激しくはない、捏ねる様に焦れた動きですら、
狂おしいほどの快感を生んで、
堪らずにうねる彼の腰にゾクゾクとする。

「長谷部くん、腰……揺れてる…♡
きもちい……?♡」/

長谷部国重 誰に、何処で抱かれているのかを改めて自覚した途端、
ぞくぞく、と身体の芯から震えるような快楽を得た
其れは、内壁にも影響していたようで、
グ、と質量の増した熱杭に、ぁ゛♡と甘く濁った声が漏れる

「ひ、ぁ゛♡ っぁ、お、く…ッ、ぐつぐつ、ってぇ…♡
 ん、んッ ♡ …ッぁ、きもち、…きもち、ぃ…っ♡」

腰が揺れている事を指摘されて、羞恥を感じるのに、
きゅう、と内壁を締めてしまうばかりで止められない。

圧し潰して、訳が分からなくなる位、征服しつくしてほしい
己ではどうあっても届かぬようなところまで、濡らして欲しい 

はく、と何事か紡ごうとして開いては、言葉を躊躇って
甘い音ばかりを零す口を顎先へ押しあててから離し
抱き付く腕に、力を籠めた。

「しょく、だいきり、さ……っ♡」/

燭台切 光董 きもちいいと可愛らしく返す声と共に、
きゅんっと締め上げる内壁を感じて、ビクっと腰が揺れる。

「ンッあ…~~ッ♡
ん……奥、大好きになっちゃったね♡かわいい…♡」

すっかりと蕩け切った甘い嬌声を響かせながら落とされた顎先から、
じわ…っと熱が広がるようで、抱き締める腕に力を籠める。

「ん…、もっと、欲しいね…ッ♡
 ―――動く、よ…?」

一度抜けてしまった最奥へ、ぐ ちゅ…っと押し込みつつも、
彼に覆い被さる様に自重を掛けて脚を折り畳んで密着しよう。

其の儘 ずずず 、と抜け落ちるまで直前まで腰を引いて…
ばちゅッ!!と弾ける音と共に腰を突きたてた。

「~~~~っ――♡♡ッ」

一気に駆け抜ける快感にぶるぶると震えながらも耐え、
すぐさま腰を引いて叩きつけて…
ゴツッゴツ、と最奥の奥を目指して杭を挿す。/

長谷部国重 「んぁ、ぁ゛♡ す、き……ッ
 おく、ッぁ、ぁ♡ ふか、ぃの…嬉し……ッぁ…ッ」

抱き締めて貰いながら、酷く深い処を赦している
酷く弱い個所を捏ね回される堪らない快楽と、
膚を隙間なく重ねるような姿勢の儘、抱かれる気持ち良さに夢中になる

奥深くの、突き当りに切先を押し付けられ、
其の儘押し込む動きに、ぞくぞく、と背が震える
駄目なところ、駄目だと思っているのに、

「ぁ、ッ―――~~~ッひぁああ゛♡♡♡」

圧し掛かるようにほぼ真上から、
ばちゅん!と思いっ切り押し込められ、切先の侵入を赦してしまって
脳天からつんざくみたいに激しい快楽へひといきに駆けあがって
悲鳴じみた嬌声と共に達して仕舞った、のに

「ッぁ゛!♡ っひゃぁ゛♡っぅ゛♡
 んぁ、ぁ゛♡あッ♡ やぁあ゛♡っめ、だ、めぇ…ッ♡」

イって、イッて、達し続けているみたいに降りられなくて
先程先端が潜り込んだ最奥を何度もごつごつと撲られて
其の都度、甘ったるい声がぐずぐずと濡れて揺らぐ

折り畳まれた体が動かせない事すら、快楽に直結して
すっかりと濡れて蕩けた柔肉は雄杭を歓待するばかりだ
何度もどつどつ叩かれている最奥も、
都度、切先を飲み込みたがるように口を綻ばせて、いて /

燭台切 光董 「……ッ♡ うれし…♡
もっと、もっと 奥も…きもちよくなろうね…♡」

どろっと蕩け切った蜜色で彼の潤んだ瞳を覗き込んで、
ぎゅうっと抱きしめて隙間なくくっつきたがる。

彼が達しても止まる事の無い腰の動きは
何度も何度も捏ねて突いて、入り込もうと切っ先を押し付ける。

「ふふッ♡ ダメ、だねぇ…っ♡
奥の、奥……んッ♡ 僕のっ 入っちゃう、ね…♡」

ギシギシと揺れるベッドの上、彼を囲い込んで押さえつけて、
彼の真上で恍惚と笑んで荒い息をしながら嬌声を垂れ流して…
そう意識するだけで果ててしまいそうだ。

すっかりと緩み切った彼の入り口を感じて、
甘い嬌声を漏らす可愛らしい口を己の唇で塞ぎにかかった。

「……あ……ンっ ん、…~~ッ♡」

舌を差し入れ、絡み合わせながら奥まで軟体を挿し入れた、
と同時に…

ず、ちゅんッ!!

と、突き降ろした熱杭が彼の最奥を貫いて…

「ん‶ッン‶……―――ッ!!!♡♡」

その衝撃と粘膜をする快感に、一気に昇り詰めた熱が弾けて、
びちゅッっと彼の奥の奥へと注ぎ込むのを感じた。/

長谷部国重 ぎゅう、と抱き締められる度に、腕を感じる度に
嬉しいと内壁が返事をするように
熱杭へびたりと貼り付きたがって蠢くのに気付けないでいる

悲鳴に近い声を上げて達しても、腰の動きは止まらずに
腕の力も緩まず、過ぎた快楽に晒され続けて

「ッぁああ っや、やあ゛♡
 はい、っちゃ、はいっちゃう、からぁ…ッ゛♡
 ぁッぁ゛♡ごつっ、て、やッぁあ゛♡♡」

そこは、其処は駄目だと首を横に振るのに、
どつ、どつ、と何度も叩き付けられて半ば泣きながら身悶える
気持ちいい、気持ち良すぎてこわい、
抑えつけられて蹂躙されて、良い様にされるのが
こわいくらい、気持ち良い

「んぁ゛♡ ぁ、む……ん、ン゛…ッ♡」
  
与えられる口付けに自然と唇を開いて迎え入れ、
軟体同士の触合いに夢中になりかけて…
 
「……! ――――んン゛~~~……ッッ!!♡♡♡」

ぐぶん!と最奥の向こう側へ填められる感覚を明瞭に得て
眼を見開き、びくびくとのたうつように跳ね、震え、
勢いの良い白濁を浴びせられながら、胎の奥で達して仕舞う。/

燭台切 光董 「ん……♡ ふ ♡」

びゅく、びゅくと最奥に射精しながら、
鼻にかかる声を漏らして彼の腔内を貪る。

軟体すらも震える様を感じつつ、さらなる刺激を与えようと、
ちゅうっと吸い上げて擦り合わせ、
口蓋の柔い部分を擦る。
漏れ出る唾液をこくん、と飲み込むたびに
絡め合わせた舌を淡く潰してしまうだろうか。

その間もビクビクと跳ねながら絶頂の余韻に震える彼の身体を、
外から、ナカから愉しんで、時折びくりと身体を震わせてしまう。

「ふ、ぁあ……♡ んッ♡」

絶頂後の荒い息が口付けで続かなくなる。
漸く、といった頃合いに開放した彼の顔を、
どろっと蕩け切った顔で眺めて、
漏れ出た唾液を舐めとって笑う。

「はァ……♡♡ はせべくん…♡」/

長谷部国重 「ん、んぅ…… ッ♡」

達して仕舞ったばかりで、呼吸も鼓動も落ち着かぬ中、
其れでも唇を離せずに、荒い息を雑じらせながら
力の入らぬ軟体を其れでも絡めようとする

吸い上げられては、びくりと粘膜が戦慄き
弱い口蓋を舐め上げられ、擦られては
芯が失せた熱杭を締め上げて仕舞う

「んぅ、……っは、… はぁ…っ、…」

唇が離れ、酸素を求めて喘いで
漸く得たように荒い呼吸を繰り返すけれど
唇は閉じ切らぬ儘、濡れた舌で舐め拭う動きが重なって
顔を寄せて拭いきれぬ唇同士を触れさせたがってから、離れた

「――――ぁ……♡ 
 ……ん、……なん、 か」

ふる、と身体を震わせて、声も揺らいだ
深く、深く繋がる儘、開ききった足は悲鳴を上げているけれど
何度も何度も、注がれたばかりだというのに、

足りない、の言葉の代わりに
胎へ、圧を掛けて絞って仕舞う。

「……燭台 切、さん……」

己を見下ろしてわらうひとへ、顔を寄せて
顎先へ唇を触れさせながら、強請る様な色で名を呼んだ。/

燭台切 光董 「……?…あッ……♡」

覗き込んだ顔はすっかりと欲に溺れていて、
でも、ふるり、と身体を震わせながら惑う様な声に
僅かに傾いだ儘、きゅうっと締め上げられる感覚に小さく喘いだ。

「ん……、はせべくん…♡♡」

言葉にしなくても、伝わってしまうほど
僕を欲してくれていると感じて、
ふわっと微笑んでは、彼の額にキスを返そう。

「嬉しい……ッ大好きだよ、長谷部くん…」

そのまま耳に寄せた口からそっと囁いて、
抱き締めた彼の背と腰へと腕を入れよう。

「……ちょっと、起き上がって みようか?」

クス、と少しだけ、面白そうに笑って、
抱きかかえた手に力を入れて、
繋がったままで一息に置き上がってしまおう。/

長谷部国重 唇を押し当てて、濡れた声で名を呼んで
胎に力を籠めて、甘えるように締上げて

其れだけと言えば其れだけで
意図を汲んでくれたらしいと、
柔いキスと、囁きに知る

「ん……、
 っぁ、……? え、な 」

なに、と問うよりも先に、まさか、と浮かんだ
背と腰へ入れられた腕と、籠められた力と、

「ッまだ、入って…る、のに……ッぁ!
 ……ッッ!? ぁ、…ぁあ゛ッ♡♡」

嘘だ、と紡ぐ間もなく軽々と抱きかかえられて
逞しい腕に支えられる儘、ぐ、と身を起こす形となれば
繋がる儘で ぐりゅ、とナカが擦れて声が揺らぐ。
寝台の上に膝を突いて座るひとの上へ、乗り上げるような、

「ぁ、ぁ、ッや、……しず、む……っ、
 深、い、とこまで……ッ、また、ぁ……っ♡」

ず、と自重で沈みそうになるのを必死に止めようと
肩へ手を置いて逃れようとするも儘為らず、身が沈んでゆく。/

燭台切 光董 彼の惑う声にすらも欲情してしまう自分に、
少しだけ呆れてしまう。
けれどその欲は彼のナカで膨張し、
深く入り込もうと自重で落ちてくる彼を貫いていく。

「可愛い……♡
ん…、入って行っちゃうね…♡ほら…」

必死に抵抗を示す彼を、
支えていた腰に回した手で軽く引き下ろしつつ、
ぎゅっと抱きしめてしまおう。
身の厚さの分、少しだけ上にある彼の顔を見上げて、
顎先をぺろり、と舐めて笑う。/

長谷部国重 「ひゃ、ぁ、ぁ゛♡ っお、っきくな……ッ♡
 ん、ッんン゛♡ や、だめ、…ッ……ぁ……!」

ず、と少しずつ沈んでしまう身体を如何にかしようと
マットレスの上に膝を立てようとしてみるも、姿勢が難しく
また、散々圧し潰されて開かされていた故だろうか
力が入らずに、足を立てる事も儘為らず

腰元の手で引き下ろされて仕舞えば、
其の儘、ずず、と深くまで落ちて行って仕舞う
顎先への軟体に、応じたくて顔を向けようとする、けれど

「ひ、ぁ゛……っ♡ っぁ、ぁああ゛♡♡」

ずるずる、ぺたりと腰を下ろす形で
深く、深く咥え込んで
最奥の向こう側、よりも深く迄、切先を飲み込んでしまった。
強く抱き締められる儘、背を撓らせて
全身を震わせながら再びの果てを迎える。

「っぁ……ぁ……♡
 ……っま、た… イっちゃ……」

緩々と脱力し、後方に倒れそうな姿勢を
腕に力を籠める事で、辛うじて抱き付く姿勢に変える。
奥深くを穿たれた儘で、是以上、動けそうにもなかった。/

燭台切 光董 「…ンっ♡♡ ふふ……っかわいい…♡」

ぺったりと腰と腰がくっついて、
最奥の奥まで僕のモノが包み込まれた瞬間に、
ビクビクと全身を震わせながら絶頂を迎える彼を抱き締めた。

反った背が落ちない様にしっかりと支えつつ、
その身体を全身で感じて、
脳が焼き切れそうなほどの快感に浸る。

「たくさんイっていいんだよ…♡
ほら… ッ♡ 奥…、気持ちいい ね?♡」

正座のままだった脚を寛げ、
緩く胡坐をかくような姿勢へと移る際、
くん、と僅かに腰を前後して、彼を伺う様に微笑もう。/

長谷部国重 「ッぁ゛……♡ っや、もぉ…っ、おれ、…へん……ッ
 あなた、の、でイ、くの、とま、んな …い……♡」

酷く、酷く奥迄迎え入れただけで、こんなに気持ち良いなんて。
奥の奥を暴かれて預けるだけで、何度も何度も達して仕舞うと
過ぎた快楽を幾度も浴びて、濡れた声でぐずるように紡ぐ

「ッん…♡ っひ、ぁ゛♡
 っしょく、だいきり さ、…ッぁ、ぁ…
 やッ、すこし、……っでも、響くからぁ……♡」

座り姿勢を変えるなかで、僅かな動作でも
ずん、とナカに響いて身悶える。
投げ出すようにしていた両の足を擡げては、
相手の腰へと絡めるように抱き着いて、全身でしがみ付くような形。/

燭台切 光董 「変じゃ、ないよ…?♡
きもちいい のは、悪い事じゃない…。」

優しくあやす様に抱き締めて、
耳元で柔く囁きながら、くつ、くつ、と、
熱を籠める様に腰を揺する。

「だから…僕の形を覚えちゃうまで…たくさんシよ…♡」

しっかりと抱き着いてくれる身体を抱き締め返して、
どろ、と欲に染まった声で囁いては、
突き込んだまま、ぐり…と腰を捻って、
捩じる動きで内壁を擦り始める。/

長谷部国重 「……っ、ぁ、ぁぅ゛♡
 だ、って、…ッ、イって、も…っ♡ 止まん、なく、て…っ」

温かな手に、与えてくれる声に、
求めてくれる声にこんな、餓えていたこともわかっていなくて
柔く、けれど力強く支えて抱き締めてくれる腕を感じるだけで
ぞく、と何処かが満たされてまた餓えて
腰を揺すられる都度、甘ったるい声が落ちる

「ん、んぁ゛…♡ っぁ、なん、で…っ
 おれ、の…なか、……貴方だけ、なの に……?」

疾うに、それこそ最初から、
このひとの形しか、知らないのにと
囁きの声一つに身を竦めては、震える声で不可思議そうに紡いだ

「ッッぁあ゛♡ っひ、ぁ、あぁあっ、や゛♡」

ぐり、と最奥から入口までを横合いに擦られるような
また新たな刺激を受け腰が跳ねようとするも、
支え抑える腕に其れもかなわず、結果的に腰を揺らすばかりになる
幾度も擦られ、捏ねられて、必死にしがみ付きながら腰を揺らがせ
眼の前の頭蓋を抱え込むように抱き締める。/

燭台切 光董 「……ッ♡
可愛い事…言うんだから…」

きゅっと心臓が締め付けられるほどの幸福が襲う。
泣きそうなほどに嬉し気な顔で見上げて、

「…そうだね…♡
長谷部くんの、こんな姿知ってるの…僕だけだ…
この、ナカも…僕の…♡♡」

悲鳴のようだけど、甘い蕩けた嬌声と、
堪らないといった様子に揺らぐ腰に、
更に腰の動きも煽られる。
頭蓋を抱き締められながら、彼を見上げ、
目の前の白い肌に唇を当ててちろ、と舐める。

「ぐりぐり……、きもちいい…?
今度は、トントンしようか…♡」

ちゅっと吸い付いて赤い痕を残しながら、
緩く腰を前後させて、最奥を捏ね繰り回す。/

長谷部国重 嬉しそうな、でも泣き出しそうな顔を見て
快楽へ歪みがちな顔をふと緩ませる

「……おれは、貴方の、なんだろ……?」

快楽に縺れて不明瞭な響となったけれど、
囁くように紡いでは、腕に力を籠める。
仕方なくでも諦観でもなく、
この人のものになりたいと、手を取ったのだ。

「んッ、おれ、のこと 抱く、のは
 貴方、だけ…だ…っぁ、ぁ゛♡ あぁああ゛♡」

彼方此方、すっかりとナカの快楽を拾うようになった身体は貪欲で
小さな動きでも、過敏な粘膜には酷く響いた
弱い個所を的確に抉る様な動きに堪らず腕にも、足にも力を籠めて
全身で抱き付く儘、自ら揺らす腰の動き以上に、
己を抱くひとの腰の動きが、全身へ響く。

「ふぁ゛♡っぁ゛♡だ、め…とんとん、だめぇ…っ♡♡
 ぁ、ぁ゛♡きも、ちぃ♡ っそれ、また、…っ
 また、おくでイくからぁ…っ♡♡ っぁー…♡」

肌へ朱を与えられるちり、と僅かな刺激にすら内壁が反応してしまう。
互いの間にある竿は既に芯も入る事なく
とろとろと吐き出す淫液すらも少なくなっていて
先程から、熱くて大きな熱杭に翻弄されながら、腹でばかり達している。/

燭台切 光董 彼の口から、そんなことを…言われてしまって…
幸せで、嬉しくって…どうにかなってしまいそうだ。
抱き締められる腕の力が、愛おしい。

「ん…長谷部くんは僕の…僕だけのものだ。
絶対に…離さない、から…。」

前後する腰を一層強め、
乱れ切った声を上げる彼を追い詰めて、
僕も果てに昇り詰めようとしっかりと彼を抱き締めた。

「ぁッ♡ ん、ふふ…♡
これ、好きだね……、ァッ♡

長谷部くんの、ナカ…僕のが欲しいって…♡
すごく絡みついてくる…♡」

は、はぁッ♡ と荒い息を抱き締められる彼の膚に吹きかけながら、
速さを増す腰の動きに、ギシギシとベッドが鳴る。/

長谷部国重 「んッ、… ♡
 ぁ、ぁ、んッ、ぁ゛♡ ……っふぁ♡♡」

僕だけの、
離さない、なんて言葉に
とろりと嬉し気に目を細め、
抱き締める頭蓋に蟀谷を擦り付け
抱き締める腕の強さに、恍惚の声を上げた

「んンっ、ぅ゛♡ ぁ、っぁ、や、はげ、…し…ッ♡
 なか、なかぁ…ッ♡おく、イっちゃ…ッ♡♡」

捏ね回されて、小突かれて、
とんとん、ぐつぐつと粘膜を甘く蹂躙されるのが堪らない。
最奥へ填め込まれるこの儘、また奥に放って欲しくて
腰を揺するかわりのように、ナカをきゅうきゅう締上げる

「ぁ、ぁ゛♡ぁッあう゛♡
 ん、ん、も、もぉッ゛♡も、ぉだめ……ッ♡
 しょく、だいきりさ …っ…!!♡♡
 ――~~~ッぁああ……!♡♡」

互いの息が濡れて落ちて雑じって、
欲しい、の言葉を頷くで何度も肯定して、
己を抱くひとの名を甘たるい声で呼びながら、達してしまう。

ぎゅ、と縮こまるように抱き着いていた身体が仰け反って
脳天まで痺れが走る様な絶頂を浴びた。
脱力と共に、頭蓋を抱き締めている腕からも力が、抜けて仕舞って
ふら、と後ろに倒れそうになる。/

燭台切 光董 僕の言葉に嬉しそうに笑って、
愛おし気に擦り付いてくれる彼を、
言葉だけではないのだと証明したくてしっかりと抱きしめた。

「んッ、ぅあッ♡ 
はせべ、くっ ぅう‶…っ♡」

欲しい欲しいと強請る様に、きゅうっと締め上げる感覚に
声が詰まり、ダメ、と限界を告げる彼と共に果てようと、
ガツガツと突き上げては、
ばちゅばちゅッ!っと肌が水音を含んで爆ぜる。

「僕もッ……イ…ッ♡
―――~~はせべくん…ッっ!!♡♡」

一際強く突き刺して、彼が浮き上がるほどの突き込んでは、
彼とほぼ同時に互いの名前を呼んで、絶頂を迎えた。

ビュクッと今までにない程、奥へと注ぎ込みながら、
仰け反る彼を強く抱き締めて離さない。

「……ッ、ハァッ!はア……、ァッ!?」

力の抜けた彼の身体を咄嗟に支え、
後ろに倒れる身体を引き寄せて凭れ駆けさせる。

「……長谷部くん…♡」

愛おしそうに名を呼んで、包み込む様に抱きしめては、
蟀谷にすり、と擦り付いて労う様にキスを落とす。/

長谷部国重 今までにないくらい荒く激しく突き上げられて
狂おしい程の快楽を与えられ、注がれた白濁は
幾度も幾度も注がれているというのに、
勢いが衰えるどころか、激しさを増すようで

「ッぁ゛ー――…♡♡」

恍惚色の声を長く尾を引かせながら胎の中へ受け、
くたりと脱力した身体を、確りと抱き締め、支えて貰えば
素直に目の前のひとへと凭れ掛かる形で身を寄せた

「ぁ、… 燭台切、さん……
 ……ん……♡ ぁ、…すご、…い」

全身、くたくたに脱力してしまって、
抱き締め直す腕にも、碌に力が入らない
すり、と己からも、辛うじて擦り寄る動きを示し、
気怠い中で、顎先に、唇にとキスを返してゆく

「……腹、が ……膨らんでしまいそ、うだ」

幾度も注がれ放たれ、注ぎ込まれた白濁だけで膨らみそうだと
未だ少し荒い息の中で、小さくわらう。
風呂を浴びないと、と思うのに、如何にも動けず、離れ難かった。/

燭台切 光董 ふらり、としながらも返してくれる擦り寄りに笑い、
顔を寄せられれば自ずと顔を上げて彼を迎え入れる。

「…ん……♡ キス、うれしい…♡」

自分からも唇を押し返して、
とろ、と笑い、続けられた言葉に更に笑みを増す。
そっと、彼の下腹へと手を伸ばせば、
彼の吐き出した淫液に濡れていて、
それごと僕を咥え込んだままの其処を撫でる。

「い~っぱい、注いだもんね…♡
…苦しい…?」

少し眉根を寄せて、伺うように覗き込みながら、
でも幸福を滲ませて尋ねる。
いつまでも、こうやってくっついていたい…。
そんな子どもみたいな欲が芽生えて、
抱き寄せる手をぴったりと当てて抱き寄せる。/

長谷部国重 情事後の、甘い気怠さの中で
じゃれあうようなキスに擽たげにわらいを落としていたが、

「んッ……ぁ… ♡」

ぐちゃぐちゃに濡れた下腹部に掌を宛がわれ
緩々と腹を撫でられて、ぞわりと甘い痺れが湧く
ぁ、ぁ、と零す息が震えて、抱き付く腕に力を籠める

「ん、すご、い… 貴方の、……
 苦しさ、は…あまり……、ない、ですけど」
「余り、撫でない で、くださ、い……」

未だ中に咥え込んでいる儘で、
達したばかりの内壁は未だ震えている中、そんな、
腹を愛でるように撫でられたら、如何したって身体が悦んでしまう

宥めるように緩く息を吐いて、
けれど、手を払う事も拒む事もせぬ儘、
金色を見返す藤が濡れている。
抱き寄せられる儘、身体をひたりと寄り添わせるようにつけて、
ほう、と安堵の息を吐いた。

「……、もう少し、したら …お風呂、貸してください」/

燭台切 光董 甘える様な小さな嬌声が漏れて、堪らないと抱き着いてくるのに、
撫でないでと懇願する彼に、愛おしさばかり沸いてくる。

虐めたいわけではないけれど、
僕を受け止めてくれたそこから手を離しがたくって、
動きを止めた手をそのまま宛がってしまう。

すっかりと濡れて蕩けた綺麗な藤色を見返して笑い、
抱き寄せたまま彼から漏れた提案に耳元に口を寄せて返す。

「ん、……また一緒に入ろうよ…。」

とろりと注ぎ込む様に囁いて、
ちゅ、と音を立てて耳元に唇を付けた。/

長谷部国重 「……っふ、……♡ ぅ、」

達して間もない身体に、
熱くて大きな掌は、それだけでもじわりと刺激になる
ましてや、繋がった儘、未だ雄竿を孕む腹に宛がわれてしまえば
如何したって意識、してしまって 零す息を震わせた。

耳元の声へ、また
びくん、と大袈裟なくらい肩を揺らして仕舞う。

「っぁ……」

反射で頷きそうになるのを、辛うじて首を横に振る

「あの、……
 ……一人、で使わせてほしい、です……」

たっぷり、何度も中へ注がれた是を名残惜しく思えども、
如何にか、しなければならない位の考えはあって
ぼそぼそと紡いでは、そっと顔を覗き込んだ。/

燭台切 光董 小さく零れた震えた吐息に、
じわりと幸福が沸いてずく、と腰が疼いてしまう。

耳元への声に揺らされた身体に、
咥え込まれた竿が刺激されて、思わず小さく声が出てしまう。

「………ンっ……、かわいい…♡」

ひとりで、の声に、覗き込まれた顔を悲し気にさせて、
小首を傾いで問い掛けよう。

「…どうして…?」

淋しい、一緒にいたい、離れたくない
そんな気持ちを言葉に乗せながら、
懇願の目線を投げかける。/

長谷部国重 「ぁ、……ぅ……ッ」

薄く震える腹のなか
身動ぎの拍子に刺激してしまったようで、息を飲む。
駄目だ、もう駄目と思いながら吐き出す息は熱を帯びた。

「っ、あの、
 …… とにかく、どうしても、……
 少しの時間、……15分でも良い、ので」 
「一人で、浴びる時間をください……!」

まさか、処理する為とも言い難く
哀し気な声と目に流されまいと目を閉じて言い募る。/

燭台切 光董 熱を孕んだ吐息と、少し恥じらった様子の言葉に、
ふ、と笑みを浮かべて、彼の耳元に囁こう。

「……あぁ…、
僕の…たくさん注いじゃったもんね…。」

僅かに身じろいで、繋がった其処から 
ぐぷ…、音を態と立たせてから続けよう。

「なら、なおさら一緒に入ろう?
……僕に、させて欲しい。」

少しトーンを落とした低い声で、
真剣な声色を乗せて彼の耳へと囁こう。/

長谷部国重 「っぁ ……も、耳……は、」

駄目です、と小さく零しては首を振って
ぞく、と込上げるばかりの甘い痺れから逃れようとする。

抱き付く身体が身動きする其の拍子に、
接合部から水音が響いて顔が余計に熱くなった。

「ッ、だめ、…駄目です、
 お願いですから、……少しの間、だけ。」
「今、俺の身体の状態で、貴方に触れられると…
 落ち着けないから……、お願いします……」

案じてくれているのだろうか、
真剣味を帯びる声音に、些か申し訳ない気持ちが湧けども
懇願の色を乗せて肩口へと顔を埋めるように/

燭台切 光董 頑なに溺れ切ることを拒む様に言い募る
彼のその清廉さに、くすり、と柔く笑って、
肩口にある彼の頭蓋に蟀谷を寄せた。

「……わかったよ…。
君の…そういうところも、大好きだから」

彼の髪に口付けを落とし、
回した腕できゅうっと抱きしめる。

「…ソレが終わったら…一緒にお風呂、入ってくれる?」

とん、とん、と安心させるように彼の背を叩き、
柔い声色で囁いた。/

長谷部国重 柔い口付けの感触に、そろりと顔を上げた
穏やかに笑う人の顔に眉尻を下げては
己からも、腕に力を籠めて抱き締め返して

「……ありがとう、ございます」
「ん……、
 終わったら、……俺も、貴方とお風呂、入りたいので」

離れ難い中で、
逃げ出したい訳では無いのだと、伝わるだろうか
蟀谷を薄く擦り付けて、頬へ唇を押し当ててから離れ

まずは、身体を離さなければと思うのに、
如何したら、と迷って視線が彷徨った。/

燭台切 光董 抱き返される中で、彼からの嬉しい言葉に、
少し頬を染めて笑い、
蟀谷も頬も押し付け返す様に懐いては、
くすくすと楽しそうに笑う。

腕の中の彼が惑う様子に、
悪戯心が疼いてしまって、抱きしめるまま彼に囁こう。

「……じゃあ、
シャワールームまで、連れて行ってあげるね?」

言い終わるや否や、彼のおしりと背に手を回して、
座り込んだ姿勢から、そのまま膝立ちになってしまおう。
ベッドの端まで来てしまえば、繋がったままで床に足を着ける。

「…んッ♡ ふふ……、きもちい…♡」

身動ぎ、歩く衝撃が僕から彼に伝わって行くのがわかる。
抱き合った身体も、入り込んだ熱竿も擦れて、
幾度と無く放出し、萎えた其れもじわじわと熱を持ち始めてしまうかな。

幸いシャワールームは寝室備え付けだ。
数歩の距離をゆっくりと移動して、
小さな脱衣所を抜けてシャワールームに入ってしまおう。/

長谷部国重 移動するにはまず、接合を解く必要があるのに
散々達して脱力する身体を如何動かそうかと惑う間に、
連れて行ってあげる、の声を受けて え、と零した。

「え、いえ、良いです自分で…ッ
 待ッ、……ぁ、やめ、ッ ~~…!」

咄嗟に予想したまでは良いものの、
腕を伸ばして突っ張る程度で制する事は出来ぬ儘
膝立ちに浮く姿勢の中で、
慌てて足を伸ばそうとするも逆に不安定さは増すばかりで
思わず首筋に抱き付く姿勢を取ってしまった

「ッひぅ゛♡ っぁ……!
 ぁ、や、ナカっ……ッ擦れ、……」

胎で達する事を覚えたばかりの身体は
漸く宥めつつあった熱を容易く煽られて
一歩、また一歩と移動で揺すぶられる都度、
未だに収めた儘の竿と粘膜が擦れて、ぞくぞく背を震わせる

シャワールームに到着した頃には、
すっかり息も上がって、身体から力が抜けていただろう。

「……ッは、ぁ……」 /

燭台切 光董 僕を頼って縋りつく様に首元に抱き着かれるのを、
自分で仕向けたにも関わらず、ぞくりと興奮を覚えてしまう。

僕の腕の中で、杭に貫かれたまま嬌声を上げて悶える彼が、
可愛くって愛おしくて、堪らない。
我ながら意地悪な事をしているなぁ、と思いつつも、
もう少しだからね、と優しい言葉を掛けながら上機嫌に移動しよう。

シャワールームの床へと膝をついて、彼に囁こうね。

「はせべくん……?着いたよ」

繋がった身体を離さなければならないのに、
どうにも寂しくて、離れがたくって、
囁いたまま、ぎゅうっと彼を抱き締めて

「…離れないとね…」

と悲しげな声で囁くのに、
抱き締める腕は緩めることが出来なかった。/

長谷部国重 たった数歩の距離が酷く長かった気がする
掛けられる声は柔いのに、
抱き締めて支えてくれる腕は力強くて夢中で縋り付き、

「ぁ……、は、…っ……」

到着を知らされたのに、腕を解けずに居る。
離れないと、と思うのに
揺すられ、移動の都度捏ね回された粘膜が
起こされたように収縮を始めて仕舞ったのがわかる

「ぁ、しょく、
 ……燭台切、さ ん、……」

解かないと、
離れないとと思うのに、
腹の内側も、巻き付けた腕にも
きゅう、と力を籠めてしまった /

燭台切 光董 「……ん♡、…ぁ…」

明らかに変化した彼の内壁の反応に、
期待したかのように熱を帯びる杭が硬くなっていく。

「…長谷部、くん……」

彼からの声に、籠められる腕に、
僕と同じ気持ちでいてくれるのだと感じてしまって

「…はせ、べくん…♡」

一気に蕩けた声を響かせて、
抱き締める腕を引き寄せた。
ぐりゅ、と誇張し始めた先端で抉り、
本能的に揺れる腰の動きが止められない。

「――はな、れないと……、…ンっ
いけないの、に……ごめ……♡」

グチュ、ぱちゅッと水音を含んだ肌のぶつかる音と、
互いの嬌声がが狭い浴室に響き始めてしまう。/

長谷部国重 「っぁ、……かた、く……っな、……♡」

腹の中で、むくりと芯が入るのを感じて、
零れる声が、熱と、期待へ上擦る
柔く注がれていた声に、どろりと欲が滲んだのを聞いた途端
ずぐん、と重たく胎が疼いた自覚を、してしまった

己の身体の中が言う事を聞かなくなるような感覚に惑い
身体をひらく事も初めてなのにと遠くに思いながら
硬くなった先端部で、抉るように刺激されて腰が震える

「っふ 、あぁ、ぁ…ッ
 ぁ、ぁ、おれ、…ッまた、ぁ…♡」

身体を離して、もらうはずが
腕はますます縋るように巻き付けて、
不安定な足も、腰へと巻き付けるように絡めてしまって

シャワールームに水音が、
互いの嬌声も、息遣いさえも反響して眩々する。

ぐず、ずちゅ、と重たい水音が響く中で、
はらで達する快楽を覚えこんで仕舞った身体が
粘膜が、媚びるように絡みついて震えるような

「ぁ、しょく、だ い、きり、さ…♡
 ん、んんッぁ、…ぁあ……ッ♡ っまた、ッこれ…ぇ…」

また、
また、腹でばかり達して仕舞うと
甘ったるく濁り出した声で抗う様に紡ぐのに
自らも腰を揺らして、更に捏ね回して欲しいと示すのを止められない/

燭台切 光董 彼の声が惑いや恐れではない、
期待と求める様な甘い音を響かせていて、
全身で僕を求めてくれる彼を愛おし気に抱きしめた。

「…は♡……あッ♡  はせべくんッ♡」

離れたくない、離したくない、と
駄々を捏ねる僕を受け入れてもらっている気がして、
幾度と達した後なのに、すぐに果ててしまいそうだ。

もっとと強請る様な腰の動きに震え、
可愛い惑いの言葉を漏らす口を咎める様に、ちう、っと口付けた。

「ん……、ぁ… はぁッ♡
 また、気持ちよくなろう…♡」

少し上にある彼の顔を見上げて、
恍惚と幸せそうな笑みを向けて、もう一度唇を合わせては、
甘え、絡み合う身体と同じように軟体を合わせて、擦りつけよう。

ぐちぐちと突き上げる腰は、
納まりきれない己の出した白濁が泡立ち、
一層に淫靡な音を奏でながらも、
更に荒々しいものとなって彼を追い立てていく。/

長谷部国重 只でさえ不安定な姿勢を
抱き締めて支えてくれる腕に、身体に、
尚も縋るように抱き着いて、絡みついて

「っぁ゛♡ぅ、…ん、んン……♡ 
 ひぅ゛♡、ン、ッ、……ふ……」

湯気か快楽に潤む眼のせいか、
見上げてくる端正な顔が滲んで、甘い声と共に口付けられて
軟体同士を擦り付け合う様な口付けひとつにも、ナカの震えが増した

「ん、ん゛♡ぁ゛♡
 ……ぁむ、んン、んぅ…♡」

「―――ッ! ぁ゛ッ♡
 や、やぁっ、そっ、それ、だめです…ッ♡♡」

抵抗など碌になく、
あるのは只絡みつきたがる媚肉と化した内壁の蠢きばかりで
粘着質で猥らな水音に煽られ続け、最奥すらも綻んで
敏感になってしまった口を幾度も撲られ、
刺激の強さに、つい唇を離して否を紡いでしまう
止めようとして咄嗟に、腹を絞ってしまったのは明らかに愚策だった

「イ゛、っちゃ、…ッ♡ ん゛ああ゛…っ♡♡」/

燭台切 光董 迎え入れられた軟体に
彼からも絡み合わせてくれる事に安堵し、
僕も夢中で答えよう。

「ん…♡ ンぁ、…ッ♡」

どんどんと悦びを増す内壁に扱かれる熱竿を、
本能のままに突き入れて抉って…
ぎゅうっと彼の内壁が絞られると同時に離されてしまった唇を
無意識に追いかけては、名残惜し気に舐め上げる。

「ダメ、じゃ、…無いでしょう?♡」

逃がさないとばかりに抱え込んだ腕を強め、
触れ合いそうなほど近い距離で掠れた声で囁きこんだ。
限界を告げる彼の最奥を ごちゅ、ごちゅんッと貫きながら、
更に激しく腰を振いだす。

「ぁッ!、ン…ッ♡ くっ…あ゛ぁ…♡
僕、も……イく………、――はせべくッ♡♡」

彼の名を絞り出す様に呼びながら、
一際強く、下から突き上げながら抱きしめる身体を引き寄せて、
最奥の奥へ、僕のものである印を叩きつけた。/

長谷部国重 身体の奥深くから沸き起こる、
暴力的なまでの快楽は何度与えられても慣れなくて
咄嗟に話して仕舞った唇を舐め上げられて、びくりと竦む

「んぅ…ッ
 ぁ、ぁ、ぅ゛♡ っだ、め…だめぇっ♡
 またッ、おく、奥でイ、く からぁ…っ」

ぐずぐずとむずがるように否を紡ぐのに
力強く抱き込まれ、閉じ込められる儘強く抉られて
縋り付く腕に、絡みつく脚に力を籠めてしまう

最奥の、ふちがわなないて震えて、
一度熱く逞しい杭を受け入れた其処は、拒み続けるどころか
切先へむしゃぶりつくように吸い付いているような、錯覚

「っぁ゛!♡ っひ♡♡ っぁ、ゃあッ、ごん、って、ぇ…♡
 ……ッぁ、あぁぁあ……ッッ♡♡」

胎の奥がずくずくと熱くて、
強い突き込みで襞を擦られ、奥を撲られて堪らなかった
何度も何度も抱かれて注がれた身体は其れを悦びと覚えて仕舞って
一際、ごちゅん!と強く突かれた拍子に先端を飲み込んだ感覚に
眼を見開き、

「……―――~~~……ッッ♡♡♡」

碌に音とにならぬ嬌声を響かせながら
胎を収縮させ、また何も放出せずに果てを迎えてしまう。/

燭台切 光董 貫いた奥へと精を放ちながら、彼が共に果てたのを感じつつ、
更に奥を目指したがって腰を押し付ける動きを止められない。

「はァ…、はぁ……ッ♡
はせ、べ……くん……、好き…愛してるよ……♡」

汗濡れた身体をぴったりとくっ付けて、
とろんと快楽に痺れた喉を震わせて彼に囁く。
彼の弛緩した身体をしっかりと抱きしめたまま、
目の前の彼の首元に、肩に、顎先にとキスを降らせる。

「…このまま  ずっと…離れたく、ない…
大好きだ……長谷部くん…」

情事後の譫言だと思ってくれればいいと、
キスの合間に小さく本音を零して、
ぎゅっと細い身体に甘える様に抱きしめた。/

長谷部国重 「んっぁ、ぁ、……♡ は……っ」

奥の奥迄明け渡して
ぐつぐつと潜り込んだ切先が更に奥を目指す動きにも
絶頂の余韻其の儘、掠れた声が零れ続けて

胎が震え、意識が少しだけ霞掛かるような
放出の快楽とは異なる法悦に、ふわふわと意識が揺蕩う
汗で密着する膚が酷く気持ち良くて
言葉を紡がれる度、囁きを落とされる度に震える咽喉の動きさえ
伝わる程、抱き合っている姿勢が、心地よかった

彼方此方、キスを落とされては ン、とみじろいで
落ち着かぬ息の中で、ちいさくわらう

「ン……っ
 ……はぁ、……も、…… 動けない……」

すり、と首を動かして懐く動きすら、億劫な程
たっぷりと抱かれて注がれて、全身が甘く痺れていた
それでも、首を伸ばす様にして、目の前の首筋に、端正な頬に
己の唇を押し当てて

燭台切さん、と
素性も中身も碌に知らぬ儘の癖に、
体温と、かたちと、熱と、
想いだけを刻み付けたひとの名を、そっと呼んだ。/

燭台切 光董 キスにむずかる様に僕も小さく笑って、
ちゅ、っと触れるだけのキスを返してしまう。

動けないという彼の、気だるげなキスに嬉しそうに目を細めて、
呼ばれる名に身体を震わせた。

「……嬉しい…」

身体全てで表した好意が彼に伝わっているのだと、
実感できたようでとろんと緩んだ顔のまま彼に微笑もう。

カタカタと、過ぎた快楽と疲労に震える身体を、
僕に凭れかけさせるように重心を後ろにずらして、
折り畳んでいた脚を伸ばして腰を床に付けて座り直そう。
抱き締めた腕を緩めて、包む様に添わせる。

「少し…、無理させすぎちゃった…かな。
ごめんね……長谷部くん。」

背に当てた手を小さく擦って撫でながら、
安心させるように囁いて笑いかける。/

長谷部国重 身体をぐずぐずに蕩かされて抱かれる内に、
すっかりと心も蕩けて仕舞ったような心地で、
とろりと笑う人に、双眸を細めやる

体勢を直す振動を受け、ん、と小さく洩らすも
膝上へ落ち着く姿勢に移れば、くたりと身を預けて
芯の失せた杭が、奥からずると抜けてゆく感覚に背を震わせる

「っぁ……」

思わずと零した声は、惑いとも寂寥ともつかず
甘えるように蟀谷を擦らせて、詰めた息を吐き出した

「だい、じょうぶ …です、
 ……ちょっと、……初めて、で ……色々……」

色々、知らぬ領分のものまで知ってしまった感はあるが
無理させたと、労わる手が心地良くて、とろりと目を伏せよう、として
雄竿が抜けきるよりも先、ナカから伝い落ちる感覚を得て仕舞った

「 ぁ…、」

どろ、と最奥から重力が儘に流れ落ちようとする其れに
ぞわ、と背を震わせて、
手を伸ばして身を離すべきだと、頭ではわかっているのに
縋るように、目の前の逞しい身体へと抱き着いてしまう。/

燭台切 光董 萎えたそれが最奥から抜け出たと同時に、
小さく漏れた彼の声と、震えた背中を感じて、
きゅうっと抱きしめる腕を強くした。

彼が凭れ掛る体制も相まって、
ずる…と抜けて行ってしまう僕のモノと、
追いかける様に伝い落ちる熱い粘液を感じた。

「……長谷部くん、
大丈夫…、ここにいるから…。」

彼にも伝わっているのか、
可愛らしくも縋りつく彼を受け止めて、
とろ、と甘い声で囁いて少しだけ、腰を引く動きを取る。

名残惜し気に吸い付く入口を、
ちゅぷ と音を立てて杭が抜け出たと同時に、
次いで漏れ出る白濁が僕のモノを濡らす感覚。

「……ふふ……、出てきちゃった…」

嬉し気に笑い、そっと指を彼の後孔に這わせて、
己の欲の象徴であるそれを絡め取りながら、
未だ震える窄まりの縁をくちゅ、と撫でてなぞった。/

長谷部国重 抱き締めてくれる腕に、どうしたって安堵を得て
縋り付く腕にも、力が籠る

「……ッぁ、… ぅ、
 ぁ、はらの、なか、から……」

何度も何度も注がれて奥を膨らませる程受け止めた自覚の所為か
芯を失った雄竿を引き抜かれると同時に、
己のはらから、どろ、と流れ落ちる白濁の感触を明瞭に得てしまった

掻き出さなければと思うのに、
巻き付けた腕を、中々、外す事が出来ぬ儘
ひくひくと寂寥に開閉するかに収縮する後孔へ、指を感じ

「っひ… ぁ、
 ぁ、ぁ、だめぇ……っ♡」

ひたと指腹が触れたのを感じた途端、きゅうきゅうと収縮を増して
すっかりと入口の意識を躾けられたぬるつく縁を撫でられて、
がくがくと、抱き付く姿勢の儘、腰が震える

「っや、俺、……自分で、します、から……ッ
 しょくだい、きりさん、指、……はず、して…っ」

内壁がまた蠕動をはじめたか
指を咥えたがってかわななく其処からは、
どろどろと白濁が漏れるように零れて止まず
おねがいします、と懇願を紡ぎながら腰を揺すった/

燭台切 光董 「……だめ…?♡」

物欲しげに揺れる腰も、
窄まり越しにでも感じる内壁の動きも、
僕を欲しがってくれる身体に、嬉し気に問いかける。

「長谷部くんは疲れてるじゃないか。
僕に任せて…?」

腕を解けばその場に崩れ落ちてしまいそうな身体は、
抱き着かれているだけの僕にでも伝わってくる。
けれど、そんなのは建前で、
僕の指を感じて欲しいだけなんだけど。

逃れようとなのか、揺する腰を追いかけて、
すっかりと歓待を示す入口に、つぷ、と中指を突き立てる。

「…ん……♡ どろどろだ…♡」

嬉し気な声と共に吸い込まれていく指を奥へ進め、
時折白濁を掻き出す様に
指で内壁をひっかく動きを取り始めよう。/

長谷部国重 任せてと柔く紡ぐひとに、首を横に振るけれど
強請る腰の動きもむなしく、綻びきった其処に指が這入り込んで
己の物ではない太く固い指が粘膜へ触れるだけで、ぞく、ぞくと
背に腰に痺れるような刺激が走るのだから堪らない

「ッぁ、っ、――ひ……ッ
 ぁ、ぁ、はい、って ……、ふ、… っぅ……♡」

指腹で粘膜を撫でるような、
掻き出すためだろう、ひっかくような動きに、
一々刺激されて、ぁ゛♡と濁って甘い音が漏れる

どろり、ぼたりと滴っては落ちて流れては零れて
胎のなかへ、たっぷりとため込んだ白濁を掻き出されながら
せめて、せめて見ないで欲しいと震える腕を動かしては
嬉し気な声をこぼす人の目元に掌を宛がおうとする

「ッ、みない で 」

明るいシャワールームの中、
ただでさえ猥らな音ばかり満ちているのに、
淫液を排出する己の様子を見せたくなくて、
視界を塞ごうとしながら、震える声で囁いた /

燭台切 光董 「は、ぁ…♡ かわいい……、
僕の指、感じてくれてるの…?♡」

僕の上で僕の吐き出した精液を掻き出されながら、
小さく嬌声を上げて震える様を、恍惚と笑んでいれば、
目許に伸びてきた掌に あ、と小さく声が上がる。

「…長谷部くん……?」

切なげな囁きを零しながら、
真っ暗な視界の中で目の前の彼に首を寄せる。
彼に視界を塞がれているという事が、
何だか悲しくて寂しくて…
それなら、と、強請る声で彼に囁こう。

「……見ない…から、
キス……して欲しい…」

瞳を閉じたまま、彼の手を振り切ろうと顔を振って、
彼へと顔を近付ける。/

長谷部国重 「……っ、感じ …っぁ、…
 腹の、なか、……あ…… 」

こんな場所が快楽を生むなんて、知らなかったのにと
反論したくても言葉が碌に続かない

震える腕を如何にかこうにか外して、
掌を宛がって、視界を柔い闇で閉ざして仕舞えば
思いの外不安気な声を漏らすものだから
眉尻を下げ、顔を寄せにゆく

「……もう、
 じゃあ、… 眼を、開けないで ください、ね……」

掌の内側、目蓋が閉じているのを感じれば
塞いだ手を外してしまうのだから大概甘い

膝に乗る分だけ、己の方が高い位置から
唇を寄せて、触れさせて押し当てて
直ぐに離れては、また押し当てて啄むような
戯れのような口付けは、長く続かずに

「ッぁ…… !」

粘膜の、腹側を探られて
指腹がぐり、と引掻いた一点が
弱い個所を掠めて、びくりと膝の上で跳ねて仕舞う
離して仕舞った顔を再びと寄せて、唇を食むけれど
震え、跳ねながらではうまく口付けもできなくて

「ん、んン……ッ ぁ、… ♡」/

燭台切 光董 僕の強請りを聞いてくれた様子に、
瞼を閉じたまま嬉し気に笑って、
ん、弧を描いた唇を差し出す。

「……ん、 ふふ……ン」

啄む口付けに上機嫌に声を漏らして、
自分からも押し返して甘えたがる。

けれど指腹がぷっくりと膨らんだしこりを掠めた瞬間、
その甘やかな触れ合いが途切れて、
甘い声が漏れ始めるのを感じて、くす、と笑う。

閉じたまま、抱きしめる腕をしっかりと引き寄せながら、
跳ねる身体を固定して、首を伸ばして、
可愛い嬌声を持たす唇を舐めて、食む。

「長谷部くん……、こっちも…♡」

指を増やし、執拗にしこりを虐め始めた動きは、
もう既に精液を掻き出すものとは別の、
明確に快楽を呼ぶ動きになっていた。

あ、と口を開いて軟体を差し出しては、
唇をなぞる様に舐めて強請る。/

長谷部国重 端正な唇の形も、己より少し厚みのある軟体も、
唾液の味も、覚えつつあった

甘い触れ合いが、刺激によって途切れ、
咎める様に引き寄せられる動きによって
はらの内側を撫でる指先の刺激も、強くなったような、

「ぁっ、ぁ、ぅ♡ ん、ン♡
 んぁ、… ふ、……ん、ッ゛♡」
「ぁ、や、やだ…ッ♡ ぁむ、…ッン…♡♡
 そん、な ぐちゃ、ぐちゃ、しな ぃ、で…ッ」

震える唇を開き、軟体を差し出して
軟体同士を擦り合せようとするけれど、
ずくずくと快楽ばかり生じさせる指の動きに翻弄されて
絡めては離れ、擦り合せては腰を跳ねさせて、しまって

「ぁっぁ゛♡ そ、こ ばっか、り……ッ♡
 だめ、…ッ ほし、…ほしくな、る、からぁ…」

欲しくなると言いながら腰が止まらない。
抜かれたばかりの熱も、苛烈な快楽も、
腕もなにもかもひっくるめて抱かれる心地良さを
すっかりと覚えて仕舞った

指の動きと共に、白濁はどろどろと伝って落ちるのに
もう、また、注いでほしいと云う様に胎が震えている/

燭台切 光董 「…ん…♡ ンん……、ァ…♡
もう……欲しい、でしょう…?」

口付けの合間にとろ、と囁いては、
指に蠢いて強請る粘膜を擦り上げる。

「…ね…、また、掻き出すから……♡」

うっとりと耳元に囁きこんで、指をずろ、と抜き出した。
代わりに、と、すっかり硬さを取り戻してしまった熱竿を、
ひた、と彼の窄まりへと掠めさせて、
彼の震える腰が行き来すれば、先端を掠めて、
ひくんと腰が跳ねる。

己の精液で濡れた手で彼の腰を掴んで、
ぐ…と静かに腰を落とさせる動きを見せる。/

長谷部国重 「……――~…ッぁ……
 ッだ、め…っ、も、駄目って、ぇ……」

ぐずぐずと濡れて綻んで
出て行って仕舞った熱が恋しくて
こんなになってまで、欲しがることはこわかった
欲しい、と言葉にすることがこわくて
なのに、身体はどんどん欲しがって止められずにいる

「ん、…ッぅ、ン……ぁ、ぁあ… ♡
 ……っぁ、も、…もぉ、…俺……ッ ひぁ゛…♡」

ずるりと指を抜かれる其の感触で達しそうになる
指よりも太くて熱くて、硬い杭が掠めただけで、
考えたいのに、拒まなければと遠くに思うのに、
蕩けた思考回路は役に立たずに、
切先を飲み込みたがって、腰を押し付けてしまう

「ぅン♡、ぁ、ぁぅ゛…♡
 ぁ、ぁ、これ… ぇ…♡♡」

腰を掴まれ、落とす動きに従順に力を抜いては
碌な抵抗もない儘、蕩け切った声を零し、
ずぬ、と未だ十分に濡れて柔い胎へと飲み込んでゆく

「ぁー……♡」

不安定な姿勢を如何にかしたがって手を首裏へ回し、
足裏を床へつけて如何にかしようとするのに、
何処も彼処も震えて思う様にゆかない /

燭台切 光董 一度終わりにしたのに
掻き出している途中なのに
と理性は叫ぶのに、平気で押しのけてしまうほど、
目の前の彼の乱れた姿に昂奮してしまっている。

宛がった窄まりに、彼からも押し付ける様を感じては、
ズク、っと腰が疼いて、腰を掴む手に力が入る。

「ん……ふふ…♡
これ……欲しいね…♡ おねだりの声…可愛い…♡♡」

恍惚な声と共に、僕を咥え込んでいく彼に、
うっとりと微笑んで、荒い息をしながら、
腰を押し付けて、腰を引き寄せて、
早く入りたがるのを止めることが出来ない。

「ぁ……♡ ナカ…とろとろ…♡」

縋る様に回された手を確認すれば、
震え切った彼が崩れ落ちない様にしっかりと片腕で支えつつ、
後ろ手に手をついて、腰をくちゅ、ぐちゅんと突き上げ始める。

「ん゛っ♡ あ、はぁ♡ きもち、いい…♡
ほら、また、…♡ 入っちゃった、ねぇ♡」

ゆすゆすと揺れる彼を見上げて、
どろ、と濡れ切った金色で彼を見上げよう。/

長谷部国重 ほしい、の一言が紡げぬ儘腰ばかりを押し付けて
音に出来ない儘、欲した其れを受け取って貰えたのだと
欲に掠れた、甘くて低い声に知る

途端、ずくんと震えたのは胎ばかりではなくて
きゅうと甘く締まる感覚に、吐き出す息が震えて

「ぁ、ぁあ゛っ♡ ―――っふぁ゛……!♡
 っい、っぁ、はいっちゃ……ッ♡♡ たぁ…♡」

欲しかった物を与えられて、
己からも飲み込んで、収めて顔も声も蕩けてしまう
片腕だけでとは思えぬ程確りと支えられた儘、
突き上げの動きに、内壁が抉るように擦られて

己一人ではなくて、繋がって与えられて、
胎の中に埋められてナカを満たされて
気持ち良い、と硬くさせながら零された声に何度も頷く

「っぁ♡ ッぁ゛♡ぅ、ぁン…ッ
 きも、♡きもちぃ♡ っぁ、これ、ぇ…♡」

「ぁ゛♡ ぁ、ぁ、おく、まで…っ♡
 こ、れッ、…これ、…い、きも、ちぃ…♡♡」

腰を揺すって、硬い切先も竿全体でも
内壁を掻き混ぜられたがっては、蕩けた声を零し
見上げる金色と視線が交われば、とろとわらう

「しょくだい、きりさ ん…♡」/

燭台切 光董 「…――ふふ…♡」

咥え込んだ途端にとろんと蕩け切った様子を見せる彼に、
一瞬目を瞠るも、すぐに恍惚で嬉し気な笑みを浮かべる。

突き上げる度に抑え込まずに
とろとろと口から零れ落ちる嬌声交じりの言葉に、
一層腰の動きも増していく。

「ん…ッ♡ 奥、まで届いてる…♡
可愛い…、ぁ……ッ♡ 腰、すごぃ……っ♡」

揺すられる腰の不規則な動きに、
ぶる、と腰を震わせて、
甘く締め付けて強請る内壁をこそぎ取る様に突き上げよう。

見上げる彼の視線が僕の方へと向くだけで、
ぐんと質量を増す熱杭に、我ながら呆れてしまう。

「ぁ……ッ♡ ンっ…はせ、べ、…くん♡」

腰の動きは止めない儘、
苦しい体制なのも構わずに彼の唇が欲しくって、
ぐ、と背を起こして首を伸ばし、あ…♡と口を開ける。/

長谷部国重 「っぁ、ぁ…♡ ぅンッ…ぁ゛♡
 きも、ち…っ、ぁっぁ、おく、おくま、でぇ…♡♡」

自重でどんどん沈んでしまう腰が、硬く太い雄竿の先端を
突き上げの度に奥へ奥へといざなうように、接合を深くさせて

堪らず腰をゆすれば、彼方此方を擦られ抉られて
其の都度、声が濡れて揺らぎ、甘く上擦ってゆく

「っぁ、ぁ、ぅ゛♡これッ …ぁ、ああ゛♡んぁ゛♡♡
 お、っき く、……ッ♡」

視線がとろりと交われば、
胎へ納める雄竿の質量が増したのがわかって
僅かに目を見開くも、すぐに熱へどろりと蕩ける

はく、と口を開閉しては、
揺らす腰の動きを止めない儘、止められない儘、
顔を寄せて、開かれた唇を濡れた軟体で舐め、差し込んで
粘膜の味も、唾液の味も欲しては、
首裏へ回した手で頭蓋を掻き抱くようにかかえこむ

「んッ、んン゛っ♡ …ふ、…
 ――っぁ、……っぅ゛♡ ん…っ……♡」

舌を差し込むばかりではなく、唇同士も合わせたがって引込めるのに
また軟体を食みにいってしまう
燭台切さん、と合間に何度も途切れながら名を呼んで、
其の度、腰を押し付けてしまうから、早くも限界が近い /

燭台切 光董 「素直な…はせべ、くん…♡ 可愛すぎ…ッ♡」

突き上げられて揺さぶられれるまま、
熱竿の変化に蕩けた瞳で笑われてしまって、
堪らないとばかりに漏れた声は掠れ、
すっかりと余裕のない響きになった。

声無く強請った唇を、彼から寄せてくれるのが嬉しくて、
求める様に動く舌も、抱え込まれる腕も
僕の心をかき乱してくる。

「ふ、ぁ♡ ン、ん゛…♡
はせ、……べく…、~~♡♡」

口付けの合間に口を開くけれど、
積極的に動く彼に返す暇なく求められて、
夢中になってそれに溺れていく。

こんな、……求める事を怖がっていた彼が、
赦して蕩けて、求めてくれるなんて…そんなの、耐えられる訳が無い。

幾度目かも知れぬ限界を感じて、
押し付けられる腰が浮くほど突き上げては、
擦り合わせる軟体で口蓋を擦って、じゅうっと甘い唾液を吸い上げる。

「……ん、はぁ♡ぁ、あ゛ッ♡ ぅ、僕……♡
すぐ、……イ、ちゃ……~~っ♡♡」

格好よさも、おとな気も、
全て置き去りに本能のままに腰を振って、
言葉を漏らし、彼を欲しては手を目指す様は、動物の様だろう。

「はせべ♡、くん、はせべく……♡♡
―――ぁあ゛ッッ も、イく……ッ♡♡」

情けない声と共に、掻き抱く様に彼を引き寄せて抱きしめて、
ぎゅううっと最奥へと先端を捻じ込みながら、
最果てへと、僕の欲を放ってしまった。/

長谷部国重 「んっんぅ、ぁ゛♡ ぁぅ゛♡
 ―――っん、む…♡ ん、ん、…ッ は……♡」

頭蓋を抱いて、唇を合わせて
軟体を擦り合せて、また唇を食んで
ちゅ、と啄むように口付ける合間に酸素を求めて喘ぐ

「っぁ゛♡ ぁぅ゛♡ン♡
 ァ゛♡ ―――ん、ンン゛…ッッ♡♡」

身が浮く程の強い突き上げにびくりと跳ね
其れでも唇を離したがらずに軟体を差し出す儘、
内壁がびくびくと痙攣じみて震えだす

「ん゛あ゛♡ぁ、ぁあ゛♡  
 イ゛、ッちゃ ぁ、あ゛♡♡ 
 ひ、っ゛ ……――~~―ぁぁああ゛♡♡」

激しい突き上げの動きに唇が外れて、
離れまいとするように頭蓋に顔を埋める

一際強く抱き締められるとほぼ同時に、
最奥の口へと切先を捩じ込められて、
胎をふるわせ、濡れた声を響かせながら達して仕舞う。

「……―――ぁ…… 」

ふら、と全身から力が抜け、くてりと身を預ける事となる
湯を未だ一滴すら使っていないのに、
全身が茹で上がったように上気して、染まっていた /

燭台切 光董 必死に離すまいと僕の頭蓋を抱き込む彼に、
きゅうっと心臓が締め付けられる思いを抱く。
互いに求めあい、抱き合いながら絶頂を迎え、
全てを出し切る頃には脱力する彼の身体に慌てて両手で抱き留める。

「ぁ…!?…ふふ……、
頑張ったね…。長谷部、くん……♡」

萎えた己自信が急に動いたことで
ずろ、と抜けてしまうのを名残惜しくも、
彼の身体を支える事の方が先決だった。

よいしょ、と彼を抱きかかえ、
膝を立てて、彼の身体がずり落ちない様にしてから、
もう一度優しく彼を抱き締める。

「……こんなになるまで…求めてくれてありがとう…。
大好きだ、長谷部くん…。」

僕の胸にへたりと倒れ込んだ彼の髪へ、
ちゅ、と優しくキスをして、大きな手で頭蓋を撫でよう。/

長谷部国重 辛うじて、手放しこそしなかったものの、
意識がふわふわと浮いている様で色々と覚束ない
両腕で抱き留めて貰う事で崩れ落ちる事は免れて
ずる、とナカから抜かれる時ばかり、みじろいだ

抱きかかえられるが儘、身を委ねて
腕を回し直す事は難しくとも、
髪に柔い感触を受け、頭蓋を撫でられて
己からも小さく、擦り寄せる動きじみて押し付ける。

「ん……
 ……ぁ、……ふふ、 」

逞しい胸元へ頭蓋をすり、と寄せて
心音の速さにとろりとわらう
己の鼓動も屹度常よりずっとずっと早く打っているんだろう
心臓に口付けるように、汗の滲む胸元に唇を寄せて押し当てて
とろ、と瞼を重たくさせた。

「……も、しばらく、……動けませ、ん」

なんとか紡いだ其れは明瞭な音になったかも怪しい。
後始末なんてする元気も無くて、すっかりと力を抜かしてしまった。/

燭台切 光董 弱々しくも、擦り寄る姿に、愛おしさがこみ上げる。
小さく笑う姿に、どうしたのだろうと思えど、
左胸に、唇を当てる動きで己の鼓動の速さに気付く。

「あ………、ふふ、格好悪いなぁ…。
君とくっついていると、
ドキドキしっぱなしなの、バレちゃったね。」

幸せそうな声で囁いて、
動けないと零した彼をしっかりと抱きしめよう。

「…うん、
僕に任せて、ゆっくり休んで…?」

あまり揺らさない様に気を付けながら、
シャワーから温かい湯を優しく彼の背へと掛けよう。
きめ細かいシャワーをとろとろと掛けながら、
ゆっくりと彼の背を撫でる。

「暖かくて、気持ちいいね…、
寝ちゃったら、またベッドに運ぶから…。」

とろ、とろと、柔く囁きながら、
気持ちよさだけが残る様に、ゆっくりと彼の身体を撫でよう。/

長谷部国重 常日頃、どちらかと言わぬとも避けていた感覚に溺れるように
何度も何度も果てを迎えて其れでもなお、繋がりたがって
屹度明日は筋肉痛だな、などと緩慢な思考で浮かばせる

「んん、……うれ、しい
 ……いきてる、…  」

ちゃんと鼓動がある
己と共に不可思議な事象に遭遇して
傷一つつかぬ儘、此処に居てくれることが嬉しい
唇を離しても、胸元に小さく擦り寄る動きを数度繰り返した。

何もかもが幸福に思えて、夢なのではないかという疑念が消えず

抱き締める腕が力強いのも、
任せてと紡ぐ声の穏やかさも、
そろ、と掛けられる湯の温かさも
一度意識を沈ませて仕舞えば、
そうして、目を覚ました時には、
全てなくなっているのではないか

「……起きても、 いますか」

目を覚ましたら、見覚えのあるベッドの上で
人の気配がないがらんとした家の中で、一人なのではないか
ほつ、と 先程よりは幾分明瞭に、零し。

寝たくないなと思うのに、
柔い声と、温かな掌に、意識がとろけていった。/

燭台切 光董 生きてる 

その言葉にはっと、目を瞠って、
困ったように笑っては彼の頭蓋を撫でよう。
日常では忘れがちな死を、
彼はすぐ隣り合わせに生きてきたのだと実感させられて、
せめて今だけは忘れていて欲しいと願う。

「うん…僕も、きみも、生きてる…。一緒にいるよ。」

切なげに零された、はっきりとした言葉に、
ぎゅうっと抱きしめて返してから、

「もちろんだ。ずっと、隣にいる。
約束するよ……だから、安心して、おやすみ。」

静かに柔く囁いて、
すう、と微睡に落ちていく彼を、抱き締めよう。

「――――ずっと、隣に……。」

居たい。居れたらいい。
と願いながら囁いて、すっかりと寝入った頃合いに、
静かに彼の身体を隅々まで洗い流そうかな。
起こさない様に、ゆっくりと、
のぼせない様に気を付けながら、
繊細なガラス細工を扱う様にきめ細かい肌を洗い上げ、
弛緩した後孔もキレイにしてしまおう。

両手を外すのは難しいから、髪の毛は起きてからかな。
と可能な限り彼も僕も清めた後、
ふわふわのバスタオルで水気を拭き取ってから、
大きな僕のベッドへと向かおう。

彼をベッド脇の小さめのリクライニングカウチに横たえて、
シーツを交換して、ベッドメイクをしてから
共にベッドへと潜り込もう。

彼のすぐ隣、腕を挿し込んで枕代わりにさせてから、
すっかりと眠っている彼の手を絡める様に握って、
とろ、と襲ってきた睡魔に身を任せる。

「……おやすみ、長谷部くん。」

小さく囁いて、彼の額にキスをしてから、
ゆっくりと眠りへと落ちていく。/

長谷部国重 厭だ、厭だと思いながら
いつの間に意識を手放してしまったのだろうか
最後に覚えているのは温かさと、柔い声
何と、言われていたのだったか

夢も見ぬ、泥のような眠りを貪って
再び意識が浮上したのは、午後も過ぎた頃合いだった

広いベッドの上、薄っすらと目を開ける。
視界に先ず映り込み、認識するのは

「……―――……、―――!」

酷く間近に逞しい身体と
視線を上げた先に端正な顔があって
一気に意識が覚醒し、
ほぼ同時に昨晩の彼是を思い出して、顔が染まる。

けれど、逃げ出すのではなく、
赤い顔を其の胸元に埋めてしまうようにもぞ、と身じろぎ
腰に走った鈍く重たい痛みが、記憶を補強する

「……、夢じゃない、かと」

思っていました、
そう紡ごうとした声は酷く掠れていて、
そういえば、咽喉が薄らとひりついている。/

燭台切 光董 昨晩眠れなかったのも相まって、
彼を抱いたまま睡眠を貪っていた。
それから起きてもなお、すやすやと眠る彼に、
随分と無理をさせてしまったな…と反省しながら、
可愛らしい寝顔を見ていれば…

「……ふふ、おはよう長谷部くん。」

驚く様に見開かれる大きな瞳と、
一気に染まった真っ赤な顔で、
思わず笑ってしまった。

甘える様に擦り寄ってくれる様子に安堵して、
迎え入れる様に僕も身体を寄せる。

「夢なんかじゃないよ。
全部、現実だから…安心して…?」

埋めてしまった顔を見たいと強請る様に、
彼の頭蓋に口付けよう。/

長谷部国重 目覚めて、見えた景色の中
此方を見て微笑む顔は、覚醒しきっていて
見詰められていたのだと理解し、余計に顔が染まる心地だった

温かな、気持ちの良い感触に今更気付いて
腕枕の状態で眠っていた事にも気付き
身を寄せてから、ああ、と小さく零す

「すみ、ません ……痺れて、いませんか」

んん、と咽喉を確かめてから、
掠れた声で、謝罪を向けるけれど
頭をどかさずに紡いでいては反省の色も何もない

身を寄せ合い、抱き合う様な体勢で
其の儘、夢ではないと告げられて
気怠さも腰の痛みも、腹の違和感も咽喉の違和感も、
何より、酷く馴染んで安堵を得るようになった膚が
都合の良い奇妙な夢では無かった事を後押ししていた

顔を上げ、少しだけ伸び上がるようにして
顎先の髭へ、唇を押し当てるだけのキスをひとつ。/

燭台切 光董 「うん、何ともないよ。
心配してくれてありがとう。」

くすり、と小さく笑って、
下に引いた腕を折り曲げて彼の頭蓋を包む様に抱く。

顎先へのキスに、擽ったそうに笑って、
彼の額へお返しのキスを返そう。

「……嬉しい…。」

寄り添った身体も、握りしめた手も、
すっかりと僕に委ねて脱力してくれている様子に
緩み切った笑顔と声をむけた。

掠れ切った声に少しだけ眉尻を下げて笑って、

「今日は…、身体が辛くて、きっと立てないと思うから…。
何か欲しいものがあったら言ってね。」

と、優しく彼の状態を気遣おう。
全部、僕のせいだから、ね…。/

長谷部国重 「……、強いな
 貴方だって、……疲れてるでしょう、に」

年齢差もあろうというのに
己より確実に体力も腕力もあるだろう人の頼もしさに
此方も、思わず小さくわらってしまった。

額に柔い口付けを落とされて、
もう少しだけ顔を寄せて、唇へ触れるだけの其れを御返しする。

「ん……
 俺も、……貴方がいて、くれて」

うれしい、とは掠れた囁きとなったけれど
呼気すらあたる距離では届いただろうか
向けられた言葉に、ひとつ頷いてみせ

「たぶん、… しばらく、動けない……
 ……こういうのは、寝ていればなおる、ものですか」

身体をひらいたのも繋げたのも初、故に
如何すれば恢復するやら見当がつかずに居る
筋肉痛であれば多少動いた方が恢復するが
動く以前に立てる気すらしなかった /

燭台切 光董 「ん……ちょっとだけね」

確かに腰の重苦しさはあるけれど、
動けないほどではない。
唇へと淡い口付けに気持ち良さそうにして、
うれしい と僕にだけ届くほどの囁きに
幸せそうに目を細めた。

不安そうな呟きが可愛くて、
目許に懐くみたいにキスをして、
すり、と彼の頭蓋に頬擦りをしながら、

「大丈夫だよ。
ゆっくり休んでいれば、少しずつ治ってくるから。」

ね?と安心させるように囁いて、
くすくすと笑う。

「……可愛いな…、本当に、愛おしい…。
このままずっと、こうやっていたいくらいだよ」

とろ、と低く甘く囁いて、大事そうに彼を抱き締めよう。/

長谷部国重 じゃれるような口付けをおくりあって
頬擦りの繁殖に、擽ったげに零していたわらいを、
紡がれた内容に、ふと止める

「ん…… 重度の疲労、と…筋肉痛か……
 ……慣れて、ますね」

大丈夫、と笑いながら言い切る人に
年齢も立場も見目もひっくるめて、
己とは違うのだと納得、するしかない

「まだ、… なんだか、
 貴方が、入っている様な感覚、がある、……気がする」

引き抜かれて久しいだろう其処は
もう閉じ切っているというのに、
割り拓かれた感覚を未だ覚えているようで
これも、時間が経てば失せるものなのだろうかと
無意識に己の腹を掌で撫ぜてしまう

抱き締める腕には其の儘身を委ね、
蟀谷を小さく擦り付けてから、ゆると双眸を伏せる。/

燭台切 光董 ぴたりと止まった笑いに、困ったように眉根を寄せて、

「年の功…ってやつかな…。
ちょっと…やきもち、焼いてくれた…?」

少しだけ期待を籠めて囁いてしまった。

続けられる彼の可愛らしい戸惑いを含んだ声に
くしゃ、と笑って抱きしめ返そう。

「……本当…?嬉しい…。
君の身体が元気になったら、また…したいな……。」

擦り寄ってくれる彼に囁きこむ声は
少しだけうきうきと弾んでしまったかもしれない。/

長谷部国重 「……―――、妬いて、ませんよ」

胸中に薄く湧いた其れから、目を逸らして
其れでも、
年の功だけじゃないでしょう、と
小さくも零して仕舞う辺りが如何仕様も無い。

身を寄せるまま、目の前の膚へ蟀谷をひたりと当てて
そのまま、むずがるように首を小さく振った

「……少なくとも、今日は無理ですよ……
 体、曲げてたから背中も痛い、し」

構造的に多少の無理があっても、
抱き合って向き合って繋がりたがってしまったツケがきている。
擦り寄せていた頭蓋を引いて、近い距離で見上げ

「あとで、
 ……貴方が、平気になったら、
 また、食事を強請っても、… 良いですか」

このひとの、作ったものがまた食べたいと
甘え序に零して仕舞えば、もぞりとまた顔位置を戻して埋めた。/

燭台切 光董 少しだけ、拗ねたような色を含んだ囁きに、
きゅうっと心臓が締め付けられて、
嬉しそうに笑って彼の頭蓋にすり寄る。

腕の中でぽつ、ぽつと囁かれる言葉に、
少しだけしゅんとしながらも、
うん、と頷いていれば

「食事…」

見上げられた顔を驚いて見返して、
すぐに嬉しそうな笑みを返す。
隠す様に顔を埋めてしまった彼の頭蓋にキスをして、
すりすりと擦り付いてぎゅうっと抱きしめよう。

「もちろんだよ!…何がいいかなぁ。
長谷部くんの好物って、何なんだい?」

そう言えば、彼の好きな食べ物も、
好きな色も、趣味も、何も知らない。
離したこと自体が少なすぎるのに、改めて気付く。

「……たくさん、君の事が知りたいんだ。」

ぽつ、と彼に囁きこんで、
愛おし気に抱きしめる腕に力を籠めた。/

長谷部国重 「……―――、ああ…
 すみません、… 良いですよ、……」

しゅん、と気落ちする様子に
ああと思い直したように、眉尻を下げてわらう。
求められているものと、差し出せるものをつい失念する。

「出来れば、で…良いので。
 前にいただいた料理が、…嬉しくて、」

図々しい事を願ってしまっただろうか。
頭蓋へ落ちた口付けに、少しだけ安堵を得て
そろりと、背に腕を回す

「ん、…アレルギーも嫌いな物も特にはない、ので
 貴方がよく作る物を、お願いしても良いですか……?」

一緒に食事をして、他愛ない話をしてみたい
其れを望まれているかどうかはわからないけれど、
知りたいと、願ってくれる言葉に頷いて。

「もう、ちょっとだけ」

眠気こそないが、
疲労感が未だ残っている。

もう少しだけ、この儘、
広いベッドの上で、温もりを得ていたい。
静かに双眸を伏して、顔を埋め直した。/ 

燭台切 光董 気を遣わせてしまった様子に、
ごめんと、囁こう。

「…君と繋がるのが…嬉しすぎて……。
それに、夢中な時、敬語外れるでしょう?
それも、嬉しくってね…大人気ない事言ってごめんね。」

僕の料理…気張ってもいない普通の食事だったけれど、
すごく喜んでいたのを覚えている。

「喜んで…!
ふふ、君との食事…楽しみだな。」

顔を埋めて、抱き着いてくれる彼を包む様に抱きしめて、
とろり、と囁かれた言葉に笑みを深くする。

「ああ…ゆっくりお休み。長谷部くん。」

傷付いた彼を、少しでも守れれば、癒されればいいと、
そう願って近づいて、触れ合って…

こうやって安心しきって僕の腕の中で眠りにつく彼に、
少しは…彼を救うことは出来ただろうか、と自惚れてもいいだろうか。

どうか、これからも彼の眠りが穏やかで、
そして僕が隣にいれますように…と願いながら、
僕も瞼を閉じて隣にある温もりを確かめながら眠りに付こう。/